2013年9月22日(日)
9月22日に、東京ゲームショウのスクウェア・エニックスブースで行われた“FINAL FANTASY GO THERE”ステージの模様をお届けする。なお、前日の“FINAL FANTASY GO THERE”ステージの模様については別記事を参照されたい。
本日の“FINAL FANTASY GO THERE”ステージは、PS3/Xbox 360用RPG『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII(以下、ライトニング リターンズ)』の北瀬佳範プロデューサーと、PS4/PS3/PC用MMORPG『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(以下、新生FFXIV)』の吉田直樹プロデューサー兼ディレクターを迎えてスタート。
この枠の前に行われた『FFXIV 出張プロデューサーレター LIVE in 幕張』にも登壇されていた吉田氏は、まずはそのステージで発表された、『新生FFXIV』と『ライトニング リターンズ』のコラボについて振り返った。
こちらのステージでは、ホストとゲストがちょうど逆のような形になっており、今度は北瀬氏が『新生FFXIV』と『ライトニング リターンズ』のコラボについて、初出となる映像で発表を行った。
▲今までも静止画のイメージは公開されていた。動画での公開は今回が初となる。 |
ライトニングがミコッテの衣装で勝利ポーズを決めるシーンでは、『ファイナルファンタジー』シリーズの定番である、戦闘勝利時のファンファーレも流れるなど、とても凝った映像となっていた。カラーパレットを使い、衣装の色をカスタマイズする機能を目の当たりにした吉田氏は「XIVにはない、上を行かれている」ともコメントし、動画を見せることに対して不安を覚えていた北瀬氏に対して、そのすごさへの驚きとともに、このコラボへOKを出していた。
なお、これらの装備はクエストなどで手に入るとのことだが、ここで吉田氏から入手クエストの難易度についての質問があった。RPGが取り立てて得意ではないと話す北瀬氏は、多くのプレーヤーに入手して欲しいという考えから、普通にプレイしていたらある程度のレベルで入手できるように調整してあると答える。
その流れで『ファイナルファンタジー』のナンバリングタイトル同士がコラボするという、前代未聞のプロジェクト“FINAL FANTASY GO THERE”のおおまかな説明をしていたところ、前日のステージに続き、観客の中に3DS用ソフト『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』の間一朗プロデューサーがいることが判明した。
本日も登壇することになった間氏は、前日とは髪の色が違うことを吉田氏から指摘されていた。これは前日のステージにて『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』の対戦モードを使って北瀬氏と対戦し“演出として”負けたのだが、その時に約束した“髪をピンク(=ライトニングヘアー)にする”という約束を受けてのものとなる。
時間が足りなかったため出来るところまでの対応となったそうだが、昨日のステージが終わった時点で即、宣伝担当の方から「髪、どうします?」聞かれたそうだ。さらにショップで対応してもらっていた様子を、吉田氏の放ったスパイによって撮影されていたことが明らかになった。
▲店内でタオルを頭に巻いている間氏。 |
もちろんこれで終了とはいかず、本日もお互いが手がける作品の宣伝をかけて、吉田氏と間氏が『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』で対戦することになった。
もし間氏が負けた場合は、サイドの刈りあげた部分に“XIV”と入れると約束し、吉田氏が負けた場合は10月に行われるのプロデューサーレターで、8:2ぐらいの割合で『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』の宣伝をすることで約束は成立した。
本日の対戦に用いられた曲は、『ファイナルファンタジーXIV』の“天より降りし力”。序盤から中盤にかけては間氏有利で進み、そのまま勝負をものにするかと思われる展開だった。しかし終盤にかけて、吉田氏が発動させたEXバーストがよい具合に決まり、華麗な逆転勝利を手にした。
対決終了後、間氏は「今回の負けはTGS用の必ず負けるロムを使った“演出”」と話し、製品版では大いに楽しんでもらえるものにすると挨拶をした。また未確定の話ではあるが、ネットワークを通じて世界中のプレーヤーと対戦できるようにしたいとの考えも明かし、ステージを後にした。
なお、髪の毛に“XIV”の文字を入れ、間氏自身が体を張って“FINAL FANTASY GO THERE”に取り組むことになった結果は、10月中旬のプロデューサーレターで見られるようだ。
その他にも、『ライトニング リターンズ』のコラボ情報について、新たな動画が公開された。エアリスの衣装をライトニングが装備しているだけでなく、カスタマイズ機能によってクラウドの剣を振るう姿など、コラボならではの貴重なシーンも見られた。
さらにここで、本邦初公開となる『ライトニング リターンズ』のオープニング映像も公開。終わりゆく世界の中で、激しく対峙するライトニングとスノウの戦闘など、見どころが多数散りばめられた映像となっていた。
最後のコーナーでは、iOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー アギト(以下、アギト)』のアートディレクター・星野小夜子氏を迎え、前日の説明とは違う視点から『アギト』についての紹介が行われた。
システムの説明について、前日の説明と被る部分は割愛するが、本日は新たに“絆イベント”と呼ばれる、2Dのイラストが滑らかに動くイベントシーンが紹介された。このイベント中には“絆サイト”というものが表示され、うまく対応すると“絆ポイント”が貯まるようだ。
▲『ファイナルファンタジー零式(以下、零式)』では0組みだったメンバーも、マントの色が違っていることからも分かるように、この世界では別のクラスに所属していたりするようだ。 |
表情などはまだまだチューニング中とのことだが、ボイスありで会話ができるこのシーンをいち早く見せたかったとのことで、無理矢理編集してもってきたそうだ。なお裏話として、先日やっとバグが取れて動くようになったばかりだということも明かされた。
この後は、前日に続いてアンケート結果の速報が発表された。本日のお題は「魔導院でやってみたいクラブ活動(運動系)」について。『零式』関係で、一部クラブ活動を匂わせる描写があったことから、ぜひ聞いてみたいと思ってこの項目を設けたそうだ。
ちなみに順位は5位・バスケットボール部、4位・水泳部、3位・剣道部、2位・馬術部。馬術については「チョコボに乗るの?」という話もあり、馬とは違うから“チョコ術部”なのではなど、新たなクラブ活動も提唱されていた。また、水泳が4位だったこともあり、星野氏から「男子候補生のみなさんはこれでいいんですか!?」と質問される場面も見られた。
なお、1位に輝いたのは弓道部であり、これを受けて星野氏は「これは弓使い・トレイさんのモテ期フラグが……?」と述べる一幕も。
▲※トレイはイメージです。 |
そして話題は、前日のステージで田畑端プロデューサーが星野氏と北瀬氏に丸投げしていたった“FINAL FANTASY GO THERE”でのコラボに移る。
困り顔の2人ではあったが、星野氏が「実現するとしたらこれかな」と取り上げたのは「魔導院クラス対抗 ジェクト杯開催!」という、ブリッツボールの企画だった。
▲5位のバスケットボール部と4位の水泳部を組み合わせたら、ブリッツボールに近くなるのではないかという案も。 |
そもそも、このコラボを実装できるかどうか検討するところからだそうだが、ブリッツボールの開発者である北瀬氏は「10年前の作品(『ファイナルファンタジーX/X-2』)を上回るものを期待しています」とコメントし、期待を寄せるとともにハードルを上げていた。
数々の情報が飛び出したステージだが、ここで惜しくも終了の時間に。最後は星野氏が「みなさんにクリスタルの加護あれ」と挨拶をし、北瀬氏も「“FINAL FANTASY GO THERE”関連作品がコラボをするが、それぞれの作品が個性的で楽しみ方も違う面白い作品になっているので、『ファイナルファンタジー』で盛り上がって欲しい」とメッセージを送り、プログラムは幕を閉じた。
■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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