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2013年9月27日(金)

【ほぼ毎日特集 ♯48】『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』は配信フリーと聞いたので、自分でプレイ動画を作ってみた!(チョロ松)

文:チョロ松

 東京ゲームショウ2013の“ゲームの電撃ブース”にてお送りした『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』スペシャルステージへの出演を終え、ホッとひと息ついているチョロ松です。このステージでは、同作のゲームプレイ動画を、Webで自由に配信してOKという公式アナウンスが行われました(運営チームから伝言を預かり、私自身がお伝えしました)。

 そこで今回は、フリーソフトを使って、配信用のゲームプレイ動画を実際に作ってみようと思います。自分は、ゲーム動画そのものを作るのは今回が初体験。使用したソフトなどを紹介しながら手順を紹介していきますので、『World of Tanks』のプレイヤーはぜひ参考にしてみてください!

『ほぼ毎日特集』
▲全世界で7,000万人以上のプレイヤーが遊んでいるオンライン戦車ゲーム『World of Tanks』。重厚な戦車のディテールが、超リアルなグラフィックで楽しめます(PCのスペックと設定次第ですが)。

■まずは映像の撮影準備!

 配信用の動画を作成するには、まずゲームプレイを動画キャプチャ(撮影)するためのソフトが必要です。『Flaps』や『Bandicam』などの有料ソフトが定番として知られていますが、今回はフリーソフトということで、デスクトップ画面を任意の範囲でキャプチャできる『アマレコTV』を使用します。

 このソフト自体は無料なのですが、通常は“AMVビデオコーデック”という有料のシェアウェアが別途必要になります(無料での試用も可能ですが、機能に制限が入ります)。ビデオコーデックとは、そのままでは巨大なサイズになってしまう映像データを、圧縮・復元するためのプログラム。いろいろと探してみて、無料で使える『Ut Video Codec Suite』というコーデックを見つけましたので、今回はこれを代わりに組み合わせて使用します。

『ほぼ毎日特集』
▲『Ut Video Codec Suite』の配布ページにアクセスして、【バイナリ Windows(exe)】と書かれてある部分をクリックし、ファイル(utvideo-13.2.0-win.exe)をダウンロード。まずはこれをインストールしてください。

 次に『アマレコTV』を起動して(インストール不要)、撮影のために【設定】をいじります。とりあえず、【グラフ1(デバイス)】の設定を、【デスクトップキャプチャモード】に変更します(ウィンドウの下にあるボタンをクリック)。さらに【録画設定】のタブ、【ビデオ圧縮】の【コーデック(いろいろ)】にチェックを入れて、【更新】ボタンを押すと、利用可能なコーデックの種類が表示されます。今回は、【ULRG(UtVideo RGB)】を選んでみました。

『ほぼ毎日特集』 『ほぼ毎日特集』

 さて、ようやく『World of Tanks』を起動します。『アマレコTV』はデスクトップを撮影するソフトなので、必ずゲームの【設定】から、【グラフィック】タブの【全画面モード】のチェックを外しておいてください。ゲームのウィンドウサイズについては、動画キャプチャを同時に行うので負荷が大きく、あまり大きなサイズにするとカクカクしてしまいます。大体、横幅1,280ドット程度のサイズがオススメです。

『ほぼ毎日特集』

 今度は、『アマレコTV』で【取り込み範囲】を調整します。ブルーの枠を右クリックして、【キャプモ:デスクトップ・キャプチャ】を選択し、枠をマウスでドラッグして『World of Tanks』のウィンドウに合わせてください。これで準備はOK! 【録画】ボタンを押して、ゲームをスタートしてください。

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▲ブルーの枠の外側を、ゲーム画面の大きさに合わせて調整します。

■戦闘リプレイの機能を活用しよう!

 『World of Tanks』には、自分が参加した戦闘の様子を、リプレイデータとして保存する機能が用意されています。まず、【メニュー】から【設定】を開き、【ゲーム】のタブで【戦闘リプレイ保存の有効化】にチェックを入れます。こうすることで、【C:\Games\World_of_Tanks\replays】(※インストール時にデフォルトを選択した場合)のフォルダに【wotreplay】という形式のファイルが作成されます。ファイルサイズはそれぞれ1MB前後なので、たくさん保存しておいても問題ないでしょう。

『ほぼ毎日特集』
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 ゲームをいったん終了し、このファイルをダブルクリックすると、自分の戦闘の様子がリプレイ再生されます。一時停止や再生速度の変更などができるので、これらをあらためて撮影して、必要なシーンを切り出して編集することもできます。さらに、カメラモードを“フリーカメラ”に切り替えることもできるので、映画のような映像を作ることも不可能じゃありません!

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 なお英語版のみのサービスですが、これらのリプレイデータを投稿・ダウンロードできる“World of Tanks Replays”という公式のサイトもありますので、こちらでデータをダウンロードして、歴戦の勇者の戦い方を勉強してみるのもアリですね(ダウンロードボタンを右クリックして【対象をファイルに保存】)。現在は英語サーバーで登録したID(アカウント)でしか投稿できないので、日本サービスでもぜひ対応してもらいたいところです。

→次は動画を編集! 完成したムービーも公開(2ページ目へ)

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データ

▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■メーカー:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年9月5日
■価格:無料(アイテム課金)

関連サイト