2013年10月3日(木)

『ディアブロIII』の基本となる5人のプレイヤーキャラクターを紹介! 各クラスの特性を生かして地獄の悪魔に立ち向かえ

文:皐月誠

 スクウェア・エニックスが2014年に発売するPS3用ソフト『ディアブロIII』について、概要を紹介する。

 『ディアブロ III』は、米ブリザード・エンターテインメント社が手掛けるA・RPG『ディアブロ』シリーズの最新作。キャラクターを育て、武器や防具を集めながら、悪魔に包囲された“サンクチュアリ”で戦いを繰り広げる。PS3版では、PC版からインターフェイスや操作方法が遊びやすいよう改修されている。

 従来の『ディアブロ』シリーズと同じく、本作もオンラインプレイに対応。最大4人でパーティを結成できる他、ローカルでの複数人同時プレイにも対応していて、さらにローカルとオンラインの混在パーティも可能となっている。

『ディアブロIII』 『ディアブロIII』 『ディアブロIII』
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▲オンラインプレイが『ディアブロ』シリーズの醍醐味。仲間を募って冒険に旅立とう。

 各地のダンジョンで待ち受けるモンスターは、いずれも固有のスキルを使って攻撃してくる。従来のスキルだけでなく新たなスキルも追加されているので、前作で戦い慣れた敵だとしても油断は禁物だ。

■屈強なプレイヤーキャラクター

 プレイヤーが選択できるキャラクターには、クラスの異なる5種類が用意されている。各クラスは性質や能力が異なるので、まずは自分のプレイスタイルに適したキャラクターを選ぼう。

●バーバリアン
 ~比類なき不屈の精神と力の持ち主~

『ディアブロIII』

 流浪の民、バーバリアン。その性格は獰猛で、傷を受けることすら厭わない。凄まじい力で大地を踏み鳴らし、両手に武器を携えて敵に飛びかかる。単体の敵を追うよりも、ダメージ覚悟で複数の敵を相手にした方が優位となる場合も多い。

 バーバリアンはどのような戦法でも接近戦を制するが、特に得意なのが大型の武器を使った戦闘で、弱い敵なら短時間で駆逐できる。さらに強打や踏みつけといった攻撃によって、敵の群れをよろめかせたり強敵の防御を崩したりも可能だ。接近戦に特化したクラスなので、前線に切り込んで積極的に戦うのがいいだろう。

『ディアブロIII』

●モンク
 ~マーシャルアーツの聖なるマスター~

『ディアブロIII』

 聖なる戦士、モンク。穢れなき意志の力で神々のパワーを操ることで、回復効果のある波動や身を守るマントラ、聖なる力を帯びた攻撃などを発動できる。素手による攻撃は素早いが、熟練のモンクは多彩な武器を装備することも可能となる。

 モンクは機動力に秀でるため、敵の懐に飛び込んでは離れるヒット&アウェイ戦法を得意とする。敵単体への強烈な打撃の他、掌底打ちや回し蹴りでエレメンタルパワーを放射する範囲攻撃も可能だ。

『ディアブロIII』

●ウィザード
 ~エレメントの破壊的な力を引き出す~

『ディアブロIII』

 通常の魔法使いが好む慎重な道ではなく、自身の肉体をアーケイン・パワーの器として利用する道を選んだ、背徳の呪文使いがウィザードだ。敵の身体の分解、燃焼、凍結といった攻撃魔法の他、時と光をコントロールすることで実現する瞬間移動や幻影の生成、攻撃の反射など、テクニカルな魔法も扱える。

 ウィザードの戦法はいくつかの例外を除き、遠距離戦が主体となる。弱い魔法を使って時間を稼ぎつつ、強力なアーケイン攻撃を使用するためのエネルギーや時間を稼ぐのが基本的なスタイルだ。

『ディアブロIII』

●ウィッチ・ドクター
 ~呪術によって死者を蘇らせる~

『ディアブロIII』

 霊的存在と交信する能力を持ったウィッチ・ドクターは、死者の魂や地を這う生き物を召喚して使役する。その他、爆発するドクロや酸性の毒霧、体力を蝕む呪いなども攻撃手段だ。

 ウィッチ・ドクターは直接的な戦いよりも、ダメージフィールドの出現やデバフなどの魔法によって戦況をコントロールし、下僕に敵を襲わせるといった手段を得意とする。ただし、弱らせた敵に直接とどめを刺す能力も持っている。

『ディアブロIII』

●デーモン・ハンター
 ~復讐に生きる射撃と罠の名手~

『ディアブロIII』

 地獄から現れた敵を処刑する冷酷な射手、デーモン・ハンター。 一瞬で敵の息の根を止める弓矢や罠、弾丸などを駆使して怪物を襲う。弓矢や弾丸の雨による攻撃、時限爆弾などを駆使する戦い方は、1カ所に固まっている複数の敵に対して特に有効だ。

 攻撃の精度が高く、遠くの的でも効果的にダメージを与えられるため、重要なターゲットの狙撃や退却しながらの交戦といった戦法も取れる。しかし遠距離戦に特化しているため、近距離戦は苦手だ。生き延びるためには、地面を転がったりジャンプしたりする回避スキルや、敵の特定部位を狙って動作を阻害する攻撃スキルが重要となる。

『ディアブロIII』

■プレイヤーキャラクターの育成とカスタマイズ

 敵を倒して経験値を獲得すると、能力が上昇して各クラスごとのスキルを習得できる。また、スキルとルーンを組み合わせることで、自分好みなキャラクターのカスタマイズが可能だ。

 『ディアブロIII』では、従来作以上にルーンがスキルや能力へ影響を及ぼすという。エレメンタルダメージの種類や、攻撃の精度、エリア攻撃の範囲などの各種要素、速度低下やスタンなど各種弱体効果の追加、スキルの性質や見た目の変化など、その影響は多岐にわたる。

 ダンジョンの奥深くには、強力な力を宿したアイテムが眠っていることがある。 本作では新カテゴリー“レジェンダリー”が追加されていて、何千通りもの新しい組み合わせが可能となった他、新しい特性やレアなスキルも存在する。

 各クラスの適正に応じた武器や防具などを装備することによって、各職業の特性がより顕著なものとなる。幅広いキャラクターメイキングの中から、自分が理想とするスタイルを見つけ出そう。

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▲多彩なダンジョンとモンスターたちが、主人公の行く手を阻む。
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▲怪物との戦いでは多勢に無勢を強いられる。戦術的な立ち回りが必要だ。

■『ディアブロ』シリーズ、前作までの物語

 地獄界の悪魔たちは、長らく人間界の侵略を切望していた。この目的を果たすため、“四小悪”と呼ばれる強力な悪魔の帝王たちは、みずからの同胞である“三大悪”たちを地獄界から追放し、サンクチュアリという人間の世界へ送り込んだ。

 人間界は、戦火に包まれた。“三大悪”、すなわちディアブロ、メフィスト、バールの働きよって、人間たちは堕落し、闇の下僕へと成り下がった。三大悪は富と権力を与えるという偽りの約束をエサに、人間たちの心を毒していった。彼らは人間たちの魂を、天界の天使たちとの戦いに利用しようと企てたのである。

 やがて三大悪は、団結した勇敢な英雄たちの手で討伐される。しかし、悪魔の力の影響で、人間界の一部は傷つき、破壊されたままとなった。おびただしい数の人間が命を落とし、いくつもの町は灰となり、やがてワールドストーンが破壊されると、ひとつの国が滅んだ。古代の遺物であるワールドストーンは、かつてサンクチュアリを悪魔と天使の軍団から守った歴史を持つ。しかし、ワールドストーンが破壊された今、その守りの力は存在しない。

 今日、三大悪について語る生き証人はごくわずかしかおらず、サンクチュアリに暮らす多くの人間は、かつてワールドストーンが存在したことすら知らない。ワールドストーンが失われたことで、おのれの身がいかなる危険にさらされているか知るよしもなく、比較的平和な世の中で農作業にいそしみ、商売を営む生活を享受している。

 しかし、三大悪がもたらした惨事を目の当たりにした者たちは、四小悪のうち2人がいまだ地獄界に生きながらえていることを忘れていない。罪悪の帝王アズモダンと、欺瞞の帝王ベリアルである。この2人の悪魔たちはサンクチュアリという世界の存在を忘れておらず、それをみずからの手中に収めるチャンスを見逃さなかった。

 やがて天より、ひとつの星が堕ちる。それはこの世の終わりを告げる、まがまがしい先触れだった。サンクチュアリに暮らす人びとは恐れおののき、忘れ去られた伝説と予言に助けを求めた。地獄界から猛襲を受ければ、人間たちに勝利の望みはない。かつての英雄たちは皆、姿を消したか、死に絶えてしまっていた。

 今、新たな戦士の到来が待たれる……。

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▲流星の落下から、世界に大きな異変が起こったようだ。
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▲侵攻する怪物の軍勢。果たしてサンクチュアリの運命は……。

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