『ブレイブリーデフォルト FS』最速レビュー＆座談会！ 100の改善点の感触は？ 時を止める新システムって必須なの!?

文：デルチ

　スクウェア・エニックス公式の“すべては“続編のため”に――”というキャッチに、ファンとしては期待感を抱かずにはいられない、12月5日に発売される3DS用ソフト『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』。

　本作のオリジナル版である『BDFF』をプレイ済みな人も、『フォーザ・シークウェル』から始めようと思っている人も、100以上にもおよぶ改善点や“続編のため”の新システムが気になるはず！

　ということで、発売日が待ち遠しい『フォーザ・シークウェル』を、特別にひと足早くプレイさせてもらいました！　この記事では、ライターのデルチが、新要素を中心に本作の最速レビューしちゃいます!!

■100以上にもおよぶ改善点にどこまで気づけるか？

　ちなみに自分、前作『BDFF』はもちろんプレイ済みです。最近のゲームは変化球な作品が多かった中で、ド直球のRPGというのは非常に魅力的でした。個人的にチマチマ育てるゲームが好きなので、ジョブシステムが肌に合っていたのも大きな理由です。

　『フォーザ・シークウェル』は、そんな前作にさまざまな新要素、追加要素を加えたリファイン版といった位置にあたる作品です。すでに続編の発売も決定しているので、ナンバリングで表現すれば、本作は『ブレイブリーデフォルト1.5』といったところでしょうか。ベースは『BDFF』と同様ですが、前作のユーザーの声を参考に“100の改善を実施”と謳うほど、多くの部分で手が加えられているようです。

　ということで、今回は気になる新要素と、どれほど前作と異なるのかという改善点に注視してプレイしてみました。まあ、前作をプレイしたのが1年ほど前なので、自分の記憶力との戦いでもあるわけです。多少の見逃しがあっても許してください……。

▲システム面だけでなく、ストーリーにも新たなエピソードが追加されているようです。今回のプレイではそこまで進めませんでしたが、特に終盤には大きな変化があるとか？

■スタート直後から変化の嵐！　かゆいところまで手が届く!!

　「どんだけ変わってるんだ？」と期待半分、不安半分って感じでプレイを開始したのですが、スタート時点でさっそく新要素の“難易度選択”に遭遇です。選べる難易度は、EASY、NORMAL、HARDの3種類。前作は一部バトルの難易度が高めだったので、これはうれしい要素。難易度はいつでも変更可能なので、HARDで始めたけどボスが強すぎるから一旦EASYに、なんて遊び方も可能です。

　また、オートセーブにもなっているので、まさかという場所で全滅しても直前から復活できるのは助かります。というか、何度か助かりました。ダンジョンなら、新しい階層に入った場所に戻されるって感じです。これなら、RPGで“長時間セーブをしてない状態でゲームオーバーになり、やり直しが面倒だからプレイをやめてしまった”なんて経験がある人も安心ですね！　あ、オートセーブはもちろんON/OFFできますよ！

　難易度選択以外にも、コンフィグでかなり細かいところまでいじれちゃうのはポイント。経験値やジョブポイント、pq（お金）を入手するかどうかの選択なんてこともできるし、まさかのエンカウント率まで変更できるのは驚きでした。

▲まさにかゆいところに手が届くコンフィグ。いつでも変更できるのもありがたいです。ちなみに、メッセージ送りもスキップとオートが選択できるようになっています。		▲音声は日本語と英語の2言語ですが、テキストは6言語から選択可能。試しにイタリア語にして、元に戻すにもどこを選べばいいのか迷うという事態に陥りました……。

　エンカウント率は50％単位で変更でき、－100％（ザコ敵が出現しない）に変更することも可能です。まあ、そんなことをしたらレベルが上がらなくなっちゃいますが、エンカウント率を+100％（2倍）にしてレベル上げを行い、ダンジョン探索は－100％でボスまで一直線、なんてプレイができるのは斬新！　難易度選択と合わせて、プレイの幅はかなり広がりそう。サクサク進めるのも楽しいけど、難易度HARDのエンカウント率－100％、ボス戦以外での経験値入手なしでプレイ、なんて縛りプレイに挑戦してみるのもアリかも!?

▲パッと見は気付かなかったのですが、確かに街やフィールドのグラフィックがシャープになっていて見やすくなっています（左写真が『BDFF』、右写真が『フォーザ・シークウェル』のもの）。遠景から操作することもあるので、これもうれしい改善点です。

　さて、プレイを進めていくと、まず気がつくのがUI（ユーザーインターフェイス）の細かな改善。特に、ジョブや装備の変更時のUIはかなりわかりやすくなっていて、装備変更時に武具の適性が確認できるようになったのは◎。ジョブ選択時も、ジョブ特性やアビリティの詳細が確認できて遊びやすくなっています。ジョブも装備も頻繁に触れる部分なだけに、この改善はうれしいところ。

　他にも、ショップで武具やアイテムを購入する際、十字キーの上下で種類を選択、左右で個数を選択になっているなど、一見地味な部分も触り心地が格段によくなって遊びやすくなっていました。

▲武器や防具ごとに異なる、ジョブとの相性がひと目でわかる！　ジョブ、装備品の数が増える、ゲーム中盤以降になるとそのありがたさがわかります。		▲レイアウトが変更された他、タッチ操作にも対応。また、ジョブ変更後に装備やアビリティチェンジにすぐ移行できるという改善点も。

→新システムの“ブレイブリーセカンド”は反則級!?（2ページ目へ）

　

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MAIN CHARACTER DESIGN：Akihiko Yoshida.

• 『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』公式サイトはこちら
• 『ブレイブリーデフォルト』特集ページはこちら（電撃オンライン）

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