2013年10月28日(月)
バトルシステムに特化したレビューになってしまいましたが、その他の部分もしっかりと及第点以上のクオリティのRPGになっているので、RPG好きにオススメの1作です。ネタバレになるのでストーリーについては書きませんが、パーティキャラクターが全員そろってからの展開がとにかく熱いことはお約束します。
なんて言うか、いい意味で80年代アニメのオープニング曲が変わった後半戦的な急展開もありつつ、クリアするころには本作のキャラクターたちへの愛着がものすごいことになるストーリーでした。個人的には続編希望です!
あと、これはストーリーとも少し関係がありますが、フルボイスと言っても過言ではないほど、ほとんどのセリフにボイス演出が用意されているのも、意外と新鮮な感じでした。いや、普通のRPGってテキスト量が多いので、さすがにサブイベント的な部分はボイス演出を入れないのが普通じゃないですか。
その点、本作はマジでほぼ全部しゃべります。さらに、「おっきいっ」とか「丸見え……(恥)」とか「はいてないだと!?」とか、セリフ回しがいちいちあざといのがステキです! 余談ですが、“宇宙豆”と書いて“アストロビーンズ”と声をあてているなど、ボイス演出用にきちんと小ネタを盛り込んでくるところも、個人的には大好きです。
繰り返しになりますが、美少女ゲームとしてクローズアップされがちな本作ですが、やり込み要素が満載のしっかりとした3DダンジョンRPGとしても良作です。自分は50時間くらいでエンディングを見ましたが、隠しイベントもあるようですし、クリア後の凶悪難易度のダンジョンまで制覇しようとすると、さらにたっぷり遊べます。
女の子にタッチする因子解放モードの部分も、実はやり込み要素のオープンと密接に関係しており、かなりしっかりしたゲーム性になっています。熱いバトルシステムが好きなゲーム好きにとってはかなり楽しめる作品になっているので、3DダンジョンRPG好きに限らず、RPG好きの人はぜひご注目を!
▲小ネタとして、硬派なゲーマーのために、女の子へタッチするモードを封印するという特殊なアイテムも用意されています。僕は使いませんけどね! |
ちなみに音楽の部分もしっかりと「これぞ、RPGのゲーム音楽!」というものになっており、バトル曲を筆頭に燃える曲がそろっています。特にボス戦と最終ダンジョンの曲はノリノリなので、ゲーム音楽好きの方もチェックしてみてくださいませ。
最後におまけとして、因子解放モードが用意されている女の子のザコ敵の中から、僕の好みのキャラクターを何人かお届けします。どの娘もかわいいんですが、特にお気に入りはウシチチ娘のウティシエちゃんです♪
▲ボスキャラはもちろん、女の子のザコキャラにも因子解放モードが用意されています♪ |
▲僕のお気に入りは、このウティシエちゃん。巨乳なだけでなく、エプロンに泣きボクロに赤メガネと、さまざまな属性がぜいたくに盛り込まれているのがたまりませんな。 |
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