2013年10月22日(火)
本日10月22日、東京都・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、劇場用映画『ベヨネッタ ブラッディフェイト』のワールドプレミア(試写会)が行われた。
『ベヨネッタ ブラッディフェイト』は、2009年に発売されたPS3/Xbox 360用ソフト『ベヨネッタ』を原作とするアニメーション作品。数百年の時を経て現代に甦った魔女・ベヨネッタが、ヨーロッパの辺境“ヴィグリッド”を舞台に天使たちとの戦いを繰り広げる。上映は、11月23日より2週間限定にて全国10館の劇場で行われる。
今回の試写会は、“第26回東京国際映画祭”の一環として行われたもの。本作は、特別招待作品としてノミネートされている。
ステージには、ベヨネッタを演じる田中敦子さん、ジャンヌを演じる園崎未恵さん、本作の監督を務める木崎文智さんが登壇。「皆さま、気持ちよく昇天していただけましたでしょうか」というあいさつから切り出した田中さんは、4年前のゲーム用PVにてベヨネッタを演じた際に“恋をした”ため、今回のアニメで本格的に演じられることが嬉しいとコメントした。
園崎さんは、シーンの展開が早くて短いシーンの内に台本が何ページも過ぎてしまうなど、収録においての苦労話を紹介。木崎監督としても、“∞(ノンストップ)クライマックスアクション”と銘打たれた『ベヨネッタ』をアニメ化するには苦労したそうで、通常の倍ほどの労力を要したという。
MCから演じたキャラクターの魅力について尋ねられると、田中さんはかっこいい見た目の中にある、苦悩や葛藤といった揺れ動く女性的な部分だと解答。園崎さんは、視点によって善にも悪にも捉えられる不思議さや、性別を超えたかわいさにあると解答した。
次に尋ねられたのは、『ベヨネッタ ブラッディフェイト』の印象的なシーンについて。田中さんはベヨネッタとジャンヌのつながりが象徴される2人の対決シーンと答え、園崎さんはその中でも天使の象徴である羽根の舞い落ちてくるカットが印象的だったと続けた。また、ネタバレになるため言及はされなかったが、ラストシーンは特に感動的だという。
プレミアの閉幕にあたり、出崎監督は東京国際映画祭へ招待されたことに感謝の意を表し、本作が少しでも原作の『ベヨネッタ』を盛り上げるような存在になってほしいと語った。ゲームとしての『ベヨネッタ』は、続編であるWii U用ソフト『ベヨネッタ2』が2014年に任天堂よりリリースされる。今後の展開にも期待しよう。
▲メディア向けのフォトセッションには、 ベヨネッタに扮した橋本真帆さんも登場。 |
■劇場用アニメ『ベヨネッタ ブラッディフェイト』概要 ※敬称略
【キャスト】
ベヨネッタ:田中敦子
ジャンヌ:園崎未恵
ルカ:浪川大輔
セレッサ:沢城みゆき
ロダン:玄田哲章
エンツォ:高木渉
バルドル:若本規夫
【スタッフ】
監督/絵コンテ/演出:木﨑文智
脚本:広田光毅
キャラクターデザイン:横山愛
キャラクター原案/監修:島崎麻里
天使デザイン:飯島弘也
メカ・魔獣デザイン:赤井方尚
メカ・銃デザイン:渡部隆
美術設定:池田繁美
色彩設計:飯島孝枝
3DCGI:菱川パトリシア IKIF+
撮影監督:荻原猛夫
編集:三嶋章紀
音響監督:塩屋翼
主題歌:麻衣(avex entertainment)
アニメーション制作:GONZO
【原作】ゲーム『ベヨネッタ』
【原案協力】神谷英樹 橋本祐介
【上映期間】11月23日~(※2週間限定)
【上映館】
シネマサンシャイン池袋(東京都)
新宿バルト9(東京都)
横浜ブルク13(神奈川県)
川崎チネチッタ(神奈川県)
京成ローザ10(千葉県)
MOVIXさいたま(埼玉県)
センチュリーシネマ(愛知県)
T・ジョイ博多(福岡県)
ディノスシネマズ札幌劇場(北海道)
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