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2013年10月24日(木)

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』発売日は2014年2月27日――“悪の美学”を具現化する華麗・残虐・屈辱。あらすじとキャラを紹介

文:キャナ☆メン

 コーエーテクモゲームスは、PS3/PS Vita用ソフト『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』の発売日を2014年2月27日に決定した。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 本作は、9月9日に開催されたSCEプレスカンファレンス2013にて発表されたトラップゲーム『影牢』シリーズの最新作。“もっと悪をプレイする”をテーマに、悪の美学を具現化する“華麗”、“残虐”、“屈辱”の3系統に分かれた多彩なトラップが用意され、敵を陥れていくことができる。トラップの設置は、従来の“1度に最大3つ”という仕様から変わり、本作では複数の連続したトラップを置けるようになっている。また、魔法の動力を持った“ウィザードギア”という強力なトラップも新たに登場する。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲プロシュライン城というマップでの場面。左は礼拝堂でトラップを発動しているシーン。右は、“丘の庭園”と呼ばれる場所だ。

【残虐トラップの一例】

 残虐スタイルのトラップは、人間に激しい苦痛を与え、大きなダメージをもたらすものが多い。華麗、残虐、屈辱の各スタイルを使い込むほど、対応するスタイルについて高位のトラップが解放されていく。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲ペンデュラム/天井……重く鋭い斧刃の振り子。古より数々の犠牲者の血を吸ってきた由緒正しい罠である。本作でも、その刃をさらに多くの血で染めるだろう。▲メイデンハッグ/壁……有名なアイアンメイデンに、改良を加えた罠。鉄の処女による死の抱擁を意味する。機械仕掛けで壁からせり出し、触れた者を内に取り込む。

 物語の主人公は、魔神の娘であるレグリナ。彼女は、父の魔神を復活させるために、“12聖者の末裔”と呼ばれる勇者を倒す使命を持っている。彼女には、“華麗”、“残虐”、“屈辱”の精神より作り出された3人のメディウム(巫女)が、行動をともにする。これらキャラクターや“12聖者の末裔”は、それぞれのバックボーンや目的を抱えているという。

【ストーリー】

古の時代、この世を恐怖で支配していた“魔神”がいた。

しかし、いつしか人類は結束し、魔神に対して反旗を翻した。
やがて、天より力を与えられた12人の聖者が現れると、遂に魔神は封じられた。

封印呪法である詩篇は“聖言(せいごん)”と呼ばれ、12聖者が分割して所持し、
悪用を恐れて末代まで秘することとなった。
さらに聖者たちは、自らが聖者であることも歴史から抹消し、
聖言もまやかしの逸話とともに秘密裏に伝承されていった。

それから時は経て3000年……
次元の狭間から聖者の末裔と、自身の封印を解く鍵である聖言を
探し続けた魔神は、ついに行方を突き止めた。

魔神は聖言回収のため
“華麗”“残虐”“屈辱”の精神より作りだした3人の僕(しもべ)と、
己が魂を分けた“娘”を人間界へと送り込んだ。

自らを封印から解き放ち、堕落した人類に鉄槌を落とすために……

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

レグリナ -魔神の娘- 年齢:人間で18歳くらい

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 その出自に関しては謎に包まれているが、魔神の魂を受け継ぎ、産み落とされたと言われている。魔神ほどの強大な力は持っていないが、そのために封印の難から逃れることができた。成長は著しく遅く、長い年月をかけて成長している。

 魔神の使い魔でもある3人のメディウムを従えて人間世界に降り立ち、堕落した人類を誅するのと同時に、聖言を探す旅をしている。人間っぽさと、悪魔っぽさを兼ね備えるものの、ほとんど感情を表に出さず、無表情である。人を殺すことに対しては、何も感じない(悪いことだという認識はしている)。

カエリア -華麗メディウム- 年齢:不明

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 目的の遂行が最も大切だが、可能であれば、魔神の偉大さを知らしめるために華々しい成果を得ることを好む。使命に関しては芯が強く、プライドを持っているため、信念を曲げない。逆に、自分に関することについては一歩引いてひかえめである。

ヴェルザ -残虐メディウム- 年齢:不明

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 人間は怒りを覚える対象ではあるが、悲鳴をあげさせると楽しいので愛憎半ばしている。二面性を持つメディウム。悲鳴が聞けそうな局面ではハイテンションだが、そうでない時は、気だるげに振る舞う。余裕と自信たっぷりの大人の女性だ。

リリア -屈辱メディウム- 年齢:不明

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 いたずら好きの子どものようなメディウム。極めて前向きで、元気、無邪気、天真爛漫といった性格である。ノリ重視で行動し、その明るさからは一片の影もうかがえない。その一方で、人間のぶざまな姿を見て大笑いするのが大好き。

■メディウムとは?

 封印された魔神の精神が生み出した3つの“魂魄精製体”。怨嗟の眼差しで人類を見続けた魔神の心中を、“華麗”“残虐”“屈辱”という表現によって形成され、産み落とされた。

 魔神および娘の忠実な僕ではあるが、それぞれ精神がストレートに具現化された存在ということもあり、個性が強く、単なる臣下という範疇(はんちゅう)には収まらない闊達(かったつ)さを持ち合わせている。

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