『ペルソナ』格闘ゲーム最新作『P4U2』全キャラレビュー：花村陽介編　忍者のようなトリッキーな動きで相手をかく乱！

文：木くらげ

　2013年初冬に稼働予定のアーケード用2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド（以下、『P4U2』）』。電撃オンラインでは、稼働に先駆けて全キャラレビューを掲載中だ。この記事では、主人公・鳴上悠の親友である花村陽介のレビューをお届けする。

　本作は、ゲームブランド・アトラスの人気RPG『ペルソナ4』を題材にした、2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』の続編にあたるタイトル。『ギルティギア』シリーズや『ブレイブルー』シリーズなどを手掛けるアークシステムワークスとの共同開発となり、新キャラ、新システムなどが導入される。この特集記事で、キャラクターの特徴をぜひチェックしておいてほしい。

【花村陽介（声優：森久保祥太郎）】

【コマンドリスト】

※コマンドリストの“P”の項目に●があるものは、ペルソナが動かせる状態でのみ使用可能。一部のスキル＆SPスキルは、ボタン同時押しでスキルブーストが使用できる。

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■忍者のように空を舞い、地を駆けろ！

　陽介は、主人公である悠と熱い友情で結ばれた『ペルソナ4』の大人気キャラクターです。仲間たちのムードメーカーとして活躍した陽介は、格闘ゲームでも、その明るい性格を思わせる軽快な動きが特徴的。地上ダッシュが素早く、攻撃技も小回りの利く使いやすいものがそろっています。本体の攻撃が届かない距離はペルソナのジライヤがカバーしてくれるため、誰にでも扱えるゲームへの入門にも最適なキャラクターと言えるのではないでしょうか。

　クセのない通常攻撃がそろった陽介ですが、本領を発揮するのは必殺技の数々を駆使して忍者のように相手を翻ろうするトリッキーな戦法。緩い起動でふわりと宙を舞う“ムーンサルト”や、空中でジライヤの起こした煙の中へ消えて一瞬のうちに地上から攻撃を仕掛ける“変幻地走り”、「V」の字を描くように地上から空中へと素早く斬りかかる“瞬転飛翔斬り”など、動きの軌道を変えるものが多く、まるで忍者のように多彩な動きで相手をかく乱することができます。

　また必殺技からは一部の別の必殺技を出すことが可能で、たとえば“ムーンサルト”で浮いている最中に“変幻地走り”を出して空中を見ている相手に対して奇襲を狙ったり、“ムーンサルト”から飛び道具の“飛び苦無”を投げて離れた相手でも攻撃することができるなど、動きのバリエーションはとても豊富です。

　ガードすることができない特殊な必殺技の“テンタラフー”は、混乱の状態異常を与えることができます。混乱状態になった相手はレバーの左右の入力が逆になってしまうので、“ムーンサルト”で相手の頭上を飛び回るなど、陽介の多彩な攻めがより一層強力になるというわけです。

■体力の低さは逆ギレでカバー！

　ただでさえ全キャラ1のスピードを誇る陽介ですが、覚醒SPスキルの“スクカジャ”を使うことで、一定時間そのスピードがさらに強化されます。効果中にはダッシュがまるでワープするかのような見た目になり、普通では繋げることができないような必殺技から必殺技への連携が可能に。また、“スクカジャ”中は非常に強力な必殺技“疾風流れ星”を出すことができるようになります。

　スピードはピカ一の陽介ですが、他のキャラと比べて体力が少ない点にだけ注意したいところ。ただし、逆ギレアクションの“見切り”や相手の攻撃を避けながら移動できるクイックエスケープなど、『P4U2』は相手の攻めを回避する行動が多いので、攻め込まれても安心できます。

　陽介は初心者でも扱いやすく、必殺技の数々を駆使した動きの奥深さもあるため、格闘ゲーム経験者にもオススメできるキャラクターになっています。これから始めようと思っているプレイヤーは、ぜひ陽介と一緒に『P4U2』の世界へと旅立ってみてはいかがでしょうか？

▲モーションの多くが、花村らしい軽快さが伝わってくるものになっています。

(C)Index Corporation 1996,2013 Produced by ATLUS

• 『P4U2』ティザーサイトはこちら（アークシステムワークス）
• 『P4U2』公式サイトはこちら（アトラス）

データ

関連サイト

• 『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』ティザーサイト（アークシステムワークス）
• 『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』公式サイト（アトラス）
• 電撃アークシステムワークス（電撃オンライン）