2013年11月26日(火)
ファンによる投票で2013年のベストゲームを決める“電撃オンラインアワード2013”。筆者が真っ先に思い浮かべた作品は、今夏にサービスが始まったiOS/Android用RPG『チェインクロニクル』でした。人によっては“アプリ”という単語だけで拒否反応を示すかも知れませんが、そういう方にこそオススメしたいのが本作なのです。
筆者の主観では、家庭用ゲーム機向けのパッケージソフトとアプリを同列に語るには、作り込みや完成度といった点でほとんどのアプリが数歩及ばずといった印象を受けます。じゃあ本作に関してどうかというと、同列に語れる数少ないタイトルとして太鼓判を押せる1本です。まあ、一介のフリーライターが判を押したところで説得力に欠けるので、まずはApp StoreかGoogle Playでダウンロードしてみてください。ちまちまとキャラクターを育てるのが好きな方や、とにかくストーリーイベントが好きでたまらないという方は間違いなくハマリます!
ちなみに人気の程がどれくらいかというと、新たなイベントが始まるたびにアクセスが集中して回線状況がもにょもにょするほどです。リリース元であるセガネットワークスさんが会社的な快挙と認めるくらい、精霊石(課金ガチャやクエストに必要なポイントの回復などに使えるアイテム)の販売も好調のようです。
▲プレイヤーは年代記の謎を追って壮大な冒険を繰り広げます。現在は5つのエリアまで開放され、それぞれのエリアごとにさまざまなストーリーを楽しむことができます。個性的なキャラクターたちが繰り広げる、笑いありシリアスありの小気味よいかけ合いは必見! |
作品の魅力に触れる前に、まずはどんなゲームなのかを軽く解説しておきましょう。本作はとある大陸を舞台に描かれるファンタジーで、メイン4名+サブ2名+助っ人1名の最大7人パーティを編成して、上下3マス、左右6マスのフィールドで戦うタワーディフェンス形式のRPGです。
プレイヤーはリアルタイムで迫り来る“黒の軍勢”をせん滅すべく、味方キャラクターに移動やスキルの使用などを指示します。味方キャラは剣や槍、打撃武器などの近接攻撃タイプと、弓や魔法による遠距離攻撃タイプ、回復を得意とする僧侶タイプがあり、それぞれの特性を生かした戦い方が求められます。
敵はインターバルを挟んで数回にわたって押し寄せ、ボス登場時にはお供の妖精がスキル発動に必要なマナを補給。限られたマナをどのタイミングで使うか、敵の種類に合わせてどのキャラクターで対抗するかなど、小規模でシンプルながらも、奥深いバトルが楽しめます。
▲敵は画面左上に書かれているWAVEの回数だけ襲来してきます。戦いのポイントは職業ごとに異なるマナを使って放つ必殺技で、発動時には画面いっぱいにカットインイラストが♪ |
→次のページでは、本作の魅力について解説します。(2ページ目へ)
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