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2013年12月6日(金)

『マビノギ英雄伝』の新キャラ“ハルク”が次期アップデートで登場! 運営チームと開発チームに今後の動きを直撃インタビュー!!

文:電撃オンライン

 今年の11月30日に正式サービス開始から2周年を迎えた、ネクソンのオンラインアクションRPG『マビノギ英雄伝』。12月に予定されている次期大型アップデートの内容を中心に、開発チームと運営チームの面々から今後の展開についてお話を伺ってきた。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲開発チームからは、『マビノギ英雄伝』開発室長のイム・ドックビン氏(左)と海外PM4チームのキム・ヒョンジュン氏(右)が参加。▲運営チームからは、運用部運用1室・室長の石川奈緒氏(左)と運用本部・本部長の山崎克臣氏(右)が参加した。

■『マビノギ英雄伝』のライバルとなっているタイトルは!?

――まず最初に、この11月に2周年を迎えた『マビノギ英雄伝』につきまして、サービス開始のころと現在を比較して、どのように変化したのかを教えてください。

イム・ドックビン氏(以下、イム):日本のプレイヤーの皆さんにも楽しんでいただき、現在は安定した状況にあります。最近は新規の方も増えましたので、これからも楽しいゲームを作っていければと思っています。本作を愛してくださっている皆さんに、とても感謝しています。アクションRPGという『マビノギ英雄伝』ならではの特長に注目していただいて、皆さんに楽しんでもらっているのではないかと思います。

『マビノギ英雄伝』

――サービス開始のころから比べて、路線変更したという点はありますか?

イム:最初は、グローバル的な視点で、日本の皆さんの好みを見つけることを優先していました。今はある程度、全体的な傾向を把握できましたので、それをゲーム内に反映させることに集中しています。いろいろとできることを試してきましたが、路線変更というよりは、プレイヤーの反応を見て今後もチャレンジしていきたいと思っています。

――プレイヤーの求めるものはどのように変化していったのでしょうか。

石川奈緒氏(以下、石川):『マビノギ英雄伝』はネクソンのタイトルの中でも類を見ないタイプのゲームでしたので、まずはそこで話題をつかみました。最初はどのようなお客様が遊んでくださるのか、手探りのところがありましたが、そこから2年経ちまして、お客様の好みがだいぶ固まってきたというか、他のゲームでライバルとなっているのはアレといった点も見えてきました。ただ、あまり大きく変わったという感覚はありませんね。

――ある程度、狙いを絞れるようになってきたということですか?

石川:そうですね。よくも悪くも、とても安定してきたと思っております。本当に熱心なプレイヤーの方がしっかり遊んでくれている、好んで遊んでくれているという証明でもあります。現在は、離脱する方も新規で来る方も同じくらいいて、プレイヤー数の変化はあまりありません。

 今後の課題としては、もっと本作の認知度を広めたい、もっと新しいプレイヤーを増やしたいという願いと、離れていってしまったプレイヤーに戻ってもらいたいという願いがあります。プレイヤー層のターゲットの動向が見えたところで広げていければと思っています。

――ちなみに、どのあたりのゲームをライバルと認識していらっしゃるのでしょうか?

石川:具体的には言いづらいのですが……、日本で作られているゲームの大手さんと言いますか(笑)。『マビノギ英雄伝』を遊んでいらっしゃるお客様のブログなどを見にいくと、そちらのゲームと併行して遊んでいる方も多いので、ターゲットとしてだいたい同じ層なのかなと意識しています。

『マビノギ英雄伝』

――『メイプルストーリー』や『テイルズウィーバー』など、ネクソンのゲームにはやわらかいイメージのものが多いように思いますが、この『マビノギ英雄伝』に関しては、リアルでハードなイメージがあります。そういった意味で、ネクソンの他のゲームをプレイしているプレイヤーと、『マビノギ英雄伝』のプレイヤーの違いというものはありますか?

石川:一部のタイトルについては、並行して遊んでいただいているようです。例えば、オンラインFPSの『CSO』や『サドンアタック』であったりとか。ただ、『メイプルストーリー』とか『テイルズウィーバー』などのタイトルとは、若干のズレがあるかもしれません。

 それと、『マビノギ』は本作と世界観が同じということで、あわせて遊んでいる方もいらっしゃいます。『マビノギ英雄伝』自体はサクッと短時間で遊べるゲームではありますが、こちらとしては、併行してプレイしていただくのもよいのですが、もっと幅広い層のプレイヤーに遊んでいただければと思っています。

■『マビノギ英雄伝』で一番の人気キャラはイヴィ!

――次に、キャラクターについてお聞きします。『マビノギ英雄伝』に登場するメインキャラクターの中で、最も人気があるのは誰ですか?

イム:韓国では男性のプレイヤーが多いので、女性キャラとしての魅力にあふれる“イヴィ”が人気があります。

石川:日本でもイヴィですね(笑)。やはり女性キャラという点と、魔法による遠距離攻撃ができる点、それと他プレイヤーのサポートができるところが、日本人に向いているのかなと思います。続いて人気があるのが、リシタとフィオナです。この2人はサービス開始時からいたキャラクターですし、高度なプレイヤースキルを求められるタイプなので、玄人好みのプレイヤーに好かれていますね。

【リシタ】【フィオナ】【イヴィ】
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』

【カロック】【カイ】【ベラ】
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』

――ちなみに、あまり人気がないキャラクターは……。

イム:プレイキャラクターの分布比率として、一番少ないのはカロックです。しかし、最もハードコアなプレイヤーに好まれているので、一概に人気がないとは言えません。

――カロックは、バトル性能自体は高いのでしょうか?

イム:ビジュアル的なインパクトも大きいのですが、アクション性を求めるようなプレイヤーはカロックを選ぶことが多いようです。

石川:日本でも同じですね。プレイキャラクターの比率としては少ないのですが、一部のお客様の中で“カロック祭り”を開催して、カロックばかりが集まった動画を撮るといったことも拝見しています。

イム:カロックが1つのチャンネルに集まって、ロチェストに行く道にズラリと並ぶプレイヤーイベントとか、プレイヤー同士は結束力があるのが特徴ですね。

キム・ヒョンジュン氏(以下キム):最近、韓国でも『進撃の巨人』がすごいブームなのですが、カロックのビジュアルで作られた『進撃の巨人』のパロディ作品がとても話題になりました。

――『マビノギ英雄伝』ではとても凝ったキャラクターメイキングができますが、カロックをイケメンにしたりはできないのでしょうか?

イム:開発当時、カロックをコミカルなキャラクターにするつもりはまったくありませんでした。しかし、いつの間にかギャグキャラっぽくなってしまいました。カロックの専用装備は男性らしいガッチリとしたものが多く、それらを装備したほうがカッコイイと思うのですが、カスタマイズのアイテムにはなぜかコミカルなものが多いですね。

石川:決して人気がないわけではないと思いますと。どの騎士団レイドでも、必ず一定数のカロックがいますから。

山崎克臣氏(以下、山崎):カロック自体、存在感があるキャラクターなので、目立ちやすいですしね。1人いるだけで、「あ、いるな」と意識してしまいます。

――日本版へのローカライズを行う時に、キャラクターの性格がセリフの部分に現れることがあると思います。そこで工夫された点などはありますか?

石川:カロックの場合だけ特別に、「こんにちは」などの定型文を「兄弟!」というように変えてあります。あれはすごく楽しいので、他のキャラクターにも用意してほしいですね。

『マビノギ英雄伝』

→大剣使いのハルクが近々実装!
その強さは型破り!?(2ページ目へ)

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データ

▼『マビノギ英雄伝』
■メーカー:ネクソン
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG
■サービス開始日:2011年11月30日
■価格:無料(アイテム課金)

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