2013年12月18日(水)
おはこんにちばんは! ゲームはもちろん漫画でも小説でもファンタジー大好きなライターの千歳です。皆さんは、「今年、一番ファンタジーしてたゲームは?」と聞かれたらどのタイトルをあげますか? 私は断然、アトラス(インデックス)から7月25日に発売されたPS3/PS Vita用ソフト『ドラゴンズクラウン』だと思います。
もう、画面から西洋系ファンタジーの雰囲気がガンガンに漂っていて、プレイをすればどっぷりファンタジー世界に浸れるんですよ。これだけだと「ファンタジー要素だけが突出しているの?」と勘違いをされそうですが、もちろんアクション要素もやり応えバッチリです。ということで、現在投票受付中の“電撃オンラインアワード2013”の一環として、個人的に今年のアクションRPG部門ナンバーワンだと思う『ドラゴンズクラウン』の魅力を紹介しましょう!
初っ端からしつこく言っていますが、本作は純正ファンタジー作品です。ファンタジーと言えば剣と魔法! ファイターをはじめとした剣士や魔法使いなどのクラスに、エルフやドワーフなどの異種族! モンスターはゴブリンやオーク、そしてドラゴン! という誰もがイメージする“ファンタジー”の世界が、本作の開発を担当したヴァニラウェア独特のグラフィックで描かれています。
物語の舞台は、そんな世界にある王国“ハイドランド”。街外れにさまざまな迷宮へとつながる“ゲート”が現れ、世界中からたくさんの冒険者が集って賑わいをみせています。主人公であるプレイヤーもそんな冒険者たちの中の1人であり、相棒の盗賊・ロニとともにハイドランドを訪れたのです。
実は、ハイドランドはゲート出現以外にも問題を抱えており、主人公はそれに巻き込まれることになります。そして、冒険を進めるにつれて明らかとなっていく、伝説の秘宝“ドラゴンズクラウン”とは……と、ちょっとしたことがきっかけで事件にかかわり、さらにそれがどんどん大きくなって最終的に世界の命運をも揺るがすことになる“王道ストーリー”は、シンプルゆえに世界観にのめり込める要素の1つです。
それと、本作の大きな特徴として忘れちゃいけないのが、“ゲームブック形式”のストーリー運び。ただの“ナレーション”ではなく、“ゲームマスター”が二人称でプレイヤーに語りかけることで、プレイヤー=主人公であるのだということを意識させてくれます。わかりやすいファンタジー世界とストーリーに、ゲームマスターの語りで『ドラゴンズクラウン』の世界に引き込まれ、気つけば一心不乱に何時間もプレイしていた……ということが何度もありましたねー。
本作は、プレイヤーキャラクターを操作して、いろいろなダンジョンを攻略していくベルトスクロール型のアクションゲームです。プレイヤーが選べるキャラクター(クラス)は全部で6種類。剣と盾で攻守のバランスに優れるファイター、斧を振っての物理攻撃に特化したアマゾン、鋼の肉体と剛腕の持ち主であるドワーフ、弓矢とダガーで華麗に戦うエルフ、多彩な魔法攻撃を繰り出せるウィザード、敵を翻弄する魔法の使い手であるソーサレス。
▲左から、ファイター、アマゾン、ドワーフ、エルフ、ウィザード、ソーサレス。 |
この中から、「こうやって戦いたいな」という自分のバトルスタイルに近いキャラクターを選んでプレイすることができます。ちなみに私は「遠距離から矢をパシュパシュ撃ちたいなー」と思ってエルフにしました。決して、腰のくびれ具合とか太ももの絶対領域にひと目惚れしたとかではありませんよ。ええ。
アクションRPGなので、レベルアップやスキルを修得してキャラクターを成長させることができます。特に後者のスキルは、種類が豊富&スキル自体のレベルもあって、アクションの方向性を自分好みに強化・カスタマイズできます。また、『ドラゴンズクラウン』はオンラインを通じてのマルチプレイにも対応しているのですが、自分と同じクラスを育てている他のプレイヤーのキャラクターを見ると、スキルや装備品などに自分とは違った個性が感じられて楽しいですよ!
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