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2013年12月21日(土)

双子の妹のせいで女装することになった少年の苦難と恋模様を描いた『シノシノ』の麻宮楓先生にインタビュー【Spot the 電撃文庫】

文:てけおん

 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第99回となる今回は、『シノシノ』を執筆した麻宮楓先生のインタビューを掲載する。

『シノシノ』
▲白森ゆせ先生が描く『シノシノ』の表紙イラスト。

 本作は、双子の妹のせいで女装することになった少年の苦難と、恋模様をほのぼのとしたタッチで描いたラブコメディ。生まれついてのトラブルメーカーである詩乃に悩まされる双子の兄・篠宮忍。中学を卒業するまでの15年間、様々なトラブルとともに歩んできた詩乃の一番の被害者が、兄の忍だった。

 そんな詩乃からお願いされたのは、インターネットで知り合った同い年の女の子・沢渡カレンと、詩乃のフリ(女装)をして会うこと! 忍は女の子らしいカレンに徐々に惹かれていくが、カレンは自分のことを詩乃だと思い込んでいるわけで……。

 麻宮先生には、本作のセールスポイントや小説を書く時にこだわっているところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 執筆だけでも4カ月、構想や修正も含めると1年近くかかりました。難産でしたが、それだけに思い入れも大きいです。

――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 篠宮詩乃は今作の中心人物にして、元凶です。いろいろと面倒なことになるのは、ほとんど彼女が原因です。「お前ホントいい加減にしろよ」と思ったりもするのですが、書いていて一番楽しかったキャラでもあります。

 一方、主人公である篠宮忍は、いわゆる巻き込まれ型のキャラですが、根っこの部分では、双子の妹である詩乃と似た者同士です。面倒くさい双子の、面倒くさいやり取りを楽しんでいただければ、と思います。

――この作品を書いたキッカケはなんですか?

 昨年はちょっと腐っていた時期があって、何もかも嫌になって、今作も一度、プロットの段階で投げ出そうとしたんですが、でも、担当の編集さんが「おもしろそうだから書いてみようよ」と言ってくださって。その後、試行錯誤の末に、こうして世に送り出すことができました。背中を押してくれたことに、今は感謝しています。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

 登場人物がみんな、面倒くさい奴らばかりです。面倒くさい奴らが、面倒くさいことをして、面倒くさいことになります。「こいつら、面倒くさいなあ」と思いながら書いてました。

――作品を書くうえで悩んだところは?

 キャラの言動におかしなところはないか、と気を使うことが多かったですね。面倒くさかったです。

――小説を書く時に、特にこだわっているところはどこですか?

 “とにかく読みやすく”を常に心がけています。ただ、今作は整合性や矛盾の無さを、より重視して書いてきたので、読みやすさが少し犠牲になったかも、というのが反省点ですね。まだまだ精進あるのみです。

――現在注目している作家・作品は?

 この場ではずっと言い続けてるのですが、『咲-Saki-』がおもしろいですね! もうずっと盛り上がりっぱなしで、片時も目が離せません。『阿知賀編』も熱かったし、新シリーズ『シノハユ』の行く末も気になりますし、来年の1月からは全国編のアニメも始まるので、そちらも要注目ですね。これからも追いかけ続けたい作品です。

――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください。

 一時期、『片道勇者』というフリーゲームに大ハマリしてました。やめどきが分からなくなって、日常生活に支障が出るくらいには遊んでました。今は『東方輝針城 ~ Double Dealing Character.』に夢中です。毎日必死こいて戦ってます。お気に入りの機体は魔理沙B! ボムが楽しい!

――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 “始まりの終わり”を描いた作品です。読み終わった後に、彼女たちの“これから”を、あれこれと想像していただければ幸いです。今までに書いてきた他の作品よりも、比較的“読み解きやすい物語”になっていると思います。細かいことは抜きにして、お気軽に楽しんでもらえるとうれしいですね。今作を読んで、既刊にも興味を持った方は、ぜひとも買ってやってください。応援よろしくお願いします!

→麻宮楓先生『きみのぱんつを守りたい!』インタビューはこちらから
→麻宮楓先生『はじめてのクソゲー』インタビューはこちらから

(C)麻宮楓/KADOKAWA CORPORATION 2013
イラスト:白森ゆせ

データ

▼『シノシノ』
■発行:KADOKAWA アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年11月9日
■定価:本体550円+税
 
■『シノシノ』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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