2014年1月8日(水)
フロム・ソフトウェアは1月7日、東京都・西麻布の“DARK SOULS Café”にて関係者向けのパーティを開催した。
“DARK SOULS Café”は、同社とオーストラリア料理店“OZ Cafe(オージーカフェ)”のコラボレーションにて展開されるもの。『DARK SOULS II(ダークソウル2)』の世界観をモチーフとしてコーディネートされたOZ Cafeの店内にて、オリジナルの特別メニューを楽しめる。概要についてはオープニングレセプションパーティのレポート記事を参照してほしい。
開幕にあたり、フロム・ソフトウェアの専務取締役である中島英一氏と、『ダークソウル』シリーズのディレクターである谷村唯氏からあいさつが行われた。その中では、開発中の『ダークソウル2』はすでに完成に近い形であること、そして開発スタッフが“心が折れそうになりながら最後の追い込みをかけている”ことなどが語られた。
▲中村英一氏 | ▲谷村唯氏 |
パーティの中では、実際に提供されるオリジナルメニューを食べることができた。はたしてダークでディープな『ダークソウル2』の世界観を表現したメニューとはどういったものなのか、実食してのレビューをお届けする。
▲料理はビュッフェ形式にて来場者にふるまわれた。竹炭やイカスミで黒く彩られた料理からは、少し怪しげな雰囲気が……。 |
カボチャ、コーン、パプリカといった黄色い野菜が盛られたサラダ。カボチャの甘さやパプリカの酸味、ヤングコーンの食感などが、メリハリの効いた味わいを演出してくれる。なお、本メニューは1月限定の提供となる。
至って普通に“鶏肉に衣をつけて油で揚げたもの”ながら、普通なだけにどんな料理やドリンクともマッチするのがいいところ。何を注文するか悩んだ時には、これを1皿注文してみよう。
ダチョウフィレのステーキ。ダチョウの肉は初めて食べたが、イメージ通りの“ワイルドな鳥肉”といった食感。オレンジハニーソースは中華の甘酢餡のような風味で、肉料理とよく合う。
▲亡者コックの断ち野菜 黄結晶の皿 | ▲蛇人の揚げ肉 | ▲湖獣の首肉 |
カンガルーロースのケバブ。カンガルーの肉も初めて食べたが、哺乳類の肉なので牛肉と似ている。ただし筋肉質で、食べ応え満点。サルサソースの辛味はしつこくないピリッとしたものなので、辛いものが苦手な人でも楽しめるのではないだろうか。
横浜中華街にある公生和のコラボレーションによって開発された肉まん。唐辛子の辛味が効いた餡が漆黒の皮に包まれており、『ダークソウル』のダークかつスパイシーな魅力を体現している。初お披露目の時と異なり、酸味のある洋風のオリジナルソースが添えられているが、これが中華料理である本品と絶妙にマッチする。ちなみに、餡は結構な辛口なのでお気をつけて。
濃厚な舌触りのフォンダンショコラ。割りとボリューミーなので、食後のデザートとする場合はペース配分に留意しよう。
▲雷の飛竜の串焼き | ▲黒く儚い肉まん マデューラ風 | ▲たまご背負いの膿疱 ソウル添え |
クロコダイルのダンディステーキ。ワニの肉もやっぱり初めて食べたが、鳥肉に似た淡白な味をしつつ身はしまっていて弾力があり、個人的にはかなり好み。肉が冷めて固くならない内に賞味してほしい。
“OZ Cafe”の目玉メニューでもあるエアーズロックオムライス。トロッとした卵とケチャップがライスに絡む絶品。
シンプルなエリンギのソテー。シンプルゆえに食べやすく、味付けも絶妙で飽きを覚えない。
▲黒竜カラミットの腕 | ▲火竜石の原盤 | ▲キノコ人の丸焼き |
竹炭で真っ黒にしたフィッシュ&チップス。サクッとした衣の中からジューシーな白身魚が現れ、口の中でホロホロと崩れる。けっこうお腹にたまるので、若者にオススメ。
特製ミートボールだが、とにかく名前が酷い。食べ物につける名前としては最低の部類。しかしミートボールに絡む濃厚なデミグラスソースが実に美味で、嬉々として『糞団子』をムシャムシャ食べる羽目になる。本当に酷い。でもすごくおいしい。
▲王の器(解説) | ▲王の器 | ▲糞団子 |
以上で紹介した他にも、月ごとの限定メニューやドリンク類など、多種多彩なメニューが用意されている。さらに毎週金曜日18:00~21:00には甲冑試着イベント、2月にはバレンタインイベント、3月には発売カウントダウンパーティおよび発売記念イベントと各種催しも予定されているので、ディープな『ダークソウル』ファンは1度といわず何度でも足を運んでみよう。
▲ジンジャエールベースのソフトドリンク『大発火』。 |
▲犬ネズミの肉塊 | ▲石の指輪 |
▲闇菓子 | ▲闇豆の丸薬 | ▲黒く萎びた何か |
▲ドリンクのコースターは全10種類。お店に通ってコレクションしよう。 |
パーティ中、会場に『ダークソウル2 コレクターズエディション』へ同梱されるミニチュア武器セットの実物が到着した。小さいながら、ディテールの精巧さは相当のもの。『ダークソウル2 コレクターズエディション』は数量限定なので、確実に入手したい人は早めに予約しよう。
→『ダークソウル2』の基本要素を知りたい人は情報総まとめ記事へ!
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