2014年4月1日(火)
アークシステムワークスが4月10日に発売するPS3/PS Vita用ソフト『魔都紅色幽撃隊(まとくれないゆうげきたい)』。今回は、本作に登場する八汐沙和子(声:土師亜文)について、キャストインタビュー付きで紹介していく。
『魔都紅色幽撃隊』は、今井秋芳監督が手掛ける『學園ジュヴナイル伝奇』シリーズの最新作で、『東京魔人學園伝奇』『九龍妖魔學園紀』と世界観を共有する學園ジュヴナイル伝奇アドベンチャー+RPG。プロデューサーは金沢十三男さん、キャラクターデザインは倉花千夏さん、音楽はThe Key Project、OP曲は植松伸夫さんが担当している。
なお、キャストインタビュー中には、通りすがった今井監督や金沢プロデューサーから補足やツッコミ(!?)が入ることも。まだオフィシャルには公開されていない裏情報が語られていることもあるので、ぜひ開発スタッフのコメントにも注目してほしい。
「いつでも自分を呼んで下さい」
陸上自衛隊庚種(こうしゅ)特務師団の団員で階級は准陸尉。彼女の体液(血液や涙、汗など)は、鉄分濃度が高く、霊に対してダメージを与えられる体質を持つ。
同い年で同僚の音江とは正反対の性格で、生真面目で正義感が強い。故に音江とは犬猿の仲のようだ……。
●所属: 陸上自衛隊庚種特務師団
●得意科目:倫理
●出身地:沖縄県 ●血液型:AB型
●誕生日:5月9日 ●年齢:17歳 ●身長:172cm
「自分は陸上自衛隊庚種特務師団所属、八汐沙和子であります」
「どうぞ、自分に命じてください。共に戦えと」
「戦場の露と消えなさい」
◆土師亜文(はし あふみ) プロフィール
81プロデュース所属の女性声優。第四回声優アワードの新人発掘オーディション合格者。趣味・特技は、歌って踊ることとフランス語 。
――ご自身が演じた八汐沙和子というキャラに関する第一印象を教えてください。また、イラストや資料を見た時と、実際に演じ始めてみて、印象は変わりましたか?
土師:お仕事をいただいた時にクールなキャラだと聞いていまして、その印象自体は演じた後も変わりませんでしたね。ただ、クールな人物を演じるのは大変でしたけど(笑)。
外見的にもイメージ通りでしたが、イラストを見て色黒系だったのは少し驚きました。
――クールな演技が難しかったとのことですが、その他に苦労した部分はありましたか?
土師:自衛官っぽさをどのように表現するのか、少し悩みましたね。敬語でしゃべるキャラも、私としては初めて演じたタイプだと思いますし。
しかも年齢的には主人公と同じ18歳前後ということで、そんなに若いのにこんなにしっかりしている人物像をどう演じればいいのか大変でした(笑)。とにかく真面目でクールなキャラクターであることを意識して演じました。
金沢:ゲーム内のボードゲームで遊ぶ時の演技は苦戦していた気がします。八汐はお堅いキャラなんですけど、みんなでボードゲームを遊ぶ時には、少し砕けた演技が求められるので、その塩梅が大変だったようですね。ただ、そのギャップがかわいいんですけど。
土師:たしかにギャップがある部分も大変でした。でも、たまに出てくるデレゼリフなどがとてもかわいいので、皆さんにも楽しんでもらえると思います!
――ご自身と八汐を比べて、似ている部分や、逆に真似できない部分などはありましたか?
土師:似ているところは……ないですね(笑)。あえて言うと、根が真面目という部分は私もそうなんですけど、性格的には真逆ですから。私は昔からずっと、「何か欲しいものはありますか?」と聞かれたら「落ち着きです!」と答えてきたタイプなので(笑)。八汐は感情を表に出さずに行動する部分があるので、そういったところは本当に真逆ですね。
あと、八汐は私よりも年下なのに、とてもしっかりしていて、強い信念を持った女性なんですよね。そこは真似できないというか、純粋にすごいと思いました。ぜひ見習いたいですね。
――このゲームについて、注目ポイントはどこだと思いますか?
土師:このゲームのPVを見たんですけど、学園モノでありながらゴーストを退治するオカルトな要素もあって、すごく不思議な世界観だなと思いました。設定的にもすごく細かく作られていて、何回も楽しめそうなゲームだと感じました。
金沢:主人公たちは、昼間は学校に通っていて、夕方からバイトでゴーストハントをすることになるんですよ。
土師:命がけのバイトなんですね!? ゲームの画面写真を見ると、収支報告書まで細かく作られていてビックリしました。
金沢:施設の備品を間違って壊すと、弁償費をとられて、赤字になったりするんですよ。
土師:お金にシビアなゲームなんですよね。すごくリアリティがあっておもしろそうです!
――今回、ゲーム中に夕隙社というオカルト系出版社が登場しますが、オカルト的な出来事に出会ったことはありますか?
土師:怖い話は苦手なんですけど、舞台などでそういう話を聞くことはありますね。ミュージカルで霊をモチーフにした作品をやる時に、不思議な現象を見たり聞いたりすることはあるようです。
しかも、1人ではなくて複数の人がそういった現象を見るという……。例えば、舞台上で踊っている役者さんの数よりも影が1つ多く見えるとか、そういうことがあるらしいですね。
私自身の体験でも、ちょっと怖い話をモチーフにした曲を歌っている時に、曲が変な加工をされたような音で再生されまして……。他の曲を歌っている時は大丈夫だったのに、その曲の時だけ異変が起きて、すごく驚きました。
――ご自身が演じたキャラクター以外で気になるキャラクターについて教えてください。
土師:八汐と一緒に行動する自衛隊の音江くんが気になっているんですけど、すごくかっこいいですね! 着ている服もかっこいいです。
金沢:音江が来ているのは自衛隊の制服なんですけど、彼は勝手に袖をチョキチョキ切ってアレンジしているんですよ。
八汐は真面目な性格で、音江のことを男らしく“音江ッ!!”と呼ぶんですけど、逆に音江は“ちぃ~っす”と軽いノリで、同じ自衛隊員でも対照的な性格なんですよ。
▲音江友清(声:加瀬康之)。 |
土師:見た目通りに、かなりちゃらい感じなんですね(笑)。でも、攻撃方法が銃剣道っていうのがかっこよさそうです。
金沢:銃の先に剣を付けて戦う、剣道みたいなスタイルですね。
土師:私、剣道ができる人って好きなんですよ。だから、完璧ですね、音江くんとの相性は!
あと、私はちょっとオジサマ系というか、年上の方に興味があるんですけど、この番長みたいな人(龍蔵院鉄栴)も貫録があっていいですね。
▲龍蔵院鉄栴(声:柳沢超)。 |
金沢:基本的にこのゲームの登場人物は18歳前後で、龍蔵院もそのくらいの歳なんです。
土師:ええっ!? 本当にみんな同い年なんですか? ちょっと信じられません(笑)。
――最後に、本作に期待するユーザーに向けてメッセージをお願いします。
土師:とにかくキャラクターが魅力的すぎるゲームなので、幅広い人のストライクゾーンに入るゲームだと思います。私が演じた八汐は、比較的常識人のほうだと思いますが、特殊すぎるキャラクターもたくさん登場するので、ぜひ注目してください!
ただ、私は怖いゲームって苦手なんですよね……。
金沢:このゲームは霊やオカルトを扱ってますけど、決してホラーではないので、土師さんみたいに怖い話が苦手な人でも大丈夫ですよ。戦うゴーストの中には、意外とコミカルなものもいますし。車掌のゴーストとか、攻撃してくる時の掛け声が「発車しまーす!」ですから(笑)。
土師:たしかに画面写真を見ると、おどかし系の怖い敵ではないみたいですね。安心しました!
私みたいに怖いゲームが苦手な人でも、学園モノや伝奇モノとして楽しめるそうなので、皆さんもぜひ遊んでみてください!
▼『魔都紅色幽撃隊』キャラ名鑑:ページリンク▼ |
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八汐沙和子(声:土師亜文) |
(C) ARC SYSTEM WORKS/TOYBOX Inc.
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