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2014年1月20日(月)

『ドラッグ オン ドラグーン3』キャラ考察座談会:ゲームをクリアしたライター陣が語り尽くす『DOD3』キャラの魅力と狂気【電撃DOD3】

文:タダツグサガコhalアツゴロウ

■ワンの魅力、それは“優等生だけど危うそうな部分”

TDB:『電撃PlayStation Vol.556』で、ヨコオさんから各キャラへのコメントをもらったじゃん? ワンは、アレがすべてだと思うんだ。

アツゴロウ:あの“学園DOD3”的なヤツ?

『ドラッグ オン ドラグーン3』

TDB:そう、それ。あのコメントに「ワンがもし学校にいたら、生徒会長を務めるほどの優等生。でも、一歩間違ったら教師と不倫とかしちゃいそう」って書かれてたでしょ。ゲームをプレイしたら、あぁ、わかるなぁ~って思っちゃった。そういう危うい一面ありそうじゃね?

アツゴロウ:インテリなんだけど……というかインテリだからこそ、壊れると怖いってところはあるかもね。すべてを理解したからこそ、絶望してしまって……的な。

TDB:なんというか、ゼロとワンは根本的に似てると思うんだよ。詳細はネタバレだから書かないけど、プレイした人はきっとそう感じる部分があるはず。だからこそ、殺しあうしかないっていうか……。あー、具体的に言えないのがもどかしい!!

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲優等生なワンが、教師と不倫関係に……。そんな”学園DOD3”、正直ちょっと見てみたいってファンも少なくないのでは?

サガコ:連載中の公式コミック『どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ』では、ものすごく姉妹思いではあるけど、まだまだ甘さも残ってるって感じなのも興味深いよね。ゲーム中だとすっごい凛々しくて、なんだか不思議。“どうしてこうなった?”って……。

hal:コミックはゲームの前日譚ってことですし、これからナニかが起こるとしか思えませんよね。ワクワク。

TDB:ワクワクといえば、ウタウタイの姉妹ってフォウ以外は全員処女ではない、って設定なんだけど。ワンだけは、使徒の存在が明かされてないじゃない? あれ、A分岐のラストまで進めた感じだとさ……。

アツゴロウ:うん。つまりはそういうことなんじゃないのかな。そういう描写は一切ないし、それこそネタバレすぎて書けないわけだけども。自分はそう解釈しているよ。

TDB:ぶっちゃけさ、ああいうのもアリだよな。現実感はないけど、せっかくゲームなんだしさ。まだそこまで進めていないファンの人は、絶対に見てみてほしい。そこでどんな印象を抱くのかは自由なわけだしね、ほひっ!!

サガコ:やれやれ、男ってイヤだねぇ……。

■トウの魅力、それは“セントへの一途な愛!”……なのか!?

hal:トウちゃんの魅力……個人的に、ビジュアルがかなり好きなんですけど。ウタウタイのなかでも屈指のオシャレさんだと思ってます。

アツゴロウ:めっちゃボーイッシュなキャラクターなのに、着ている服はすごくセクシーなんだよね。男性票が集まりそうな予感はする。

『ドラッグ オン ドラグーン3』

hal:ただ、実は彼女、ゲーム中で内面が語られるシーンってさほど多くないですよね。不思議なほどに。

アツゴロウ:そうなんだよね。A分岐とか、いきなり●●れちゃってるしさ……。

TDB:B分岐とか、ある意味トウメインのお話なんだけど、公式サイトで読めるサイドストーリーとか、『ウタヒメファイブ』を読んで受ける印象とは全然違うよな。まさか、あんなにミステリアスなキャラだとは思わなかった。まぁ、俺はそこも含めて好きだけど。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲ある意味発売前の予想を裏切っているというか、トウは本作の中で一番ミステリアスなキャラとして登場。いったい、彼女の身に何が起こったのか?

サガコ:ゲームの冒頭で、トウが「今度私、旅に出るんだ」って言うじゃない? で、そこから時間が経過しているA分岐やB分岐でのトウは、あんなことになっている。これって、その旅の途中で何か事件が起こったってことなのかな。そこらへん、設定資料集で補完されるのかな? つーか、ぜひ補完してほしい!!

TDB:ゲーム中で明言されないとなると、ヨコオさんに聞いてみないといけない部分ではあるね。ストーリーDLCも出るみたいだし、そこらへんで語られる可能性もあるかもしれん。

サガコ:ヨコオさんに聞きたいこと、結構多いよね。正面きって聞くと、「さぁ? どうなんでしょうね」ってお茶を濁されそうな気がするけども……。

■セントの魅力、それは“裏がありそうでなさそうなんだけど、実際はあるようなないような部分”

サガコ:またこんな見出しかい! 結局どっちだよ!!

TDB:いや、セントってさ、かなり難しいキャラじゃない? 公式設定では“残念なイケメン”あつかいで、自分だけが知っている情報を自信満々にひけらかすわりに、そのほとんどが間違っているってことだったが……。

『ドラッグ オン ドラグーン3』

アツゴロウ:実際、間違ってることが多かったけど、アレは素で間違えているのか、それとも狙って混乱させようとしているのか、なかなか見えないところはあるよね。ゲームを進めれば進めるほど、実はなんだか裏がありそうな気がしてならない。

hal:“異説2”での間違えっぷりを見るに、素だと思いますけどね、私は。でも、トウと同様、セントも本当にミステリアスですよね。サイドストーリーではあんなにラブラブなバカップルだったのに、どうしてこんなに●●れちゃったんでしょうか……。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲主であるトウと同様、とにかくミステリアスなセント。ただ者ではない……。

TDB:セントに限らず使徒たちって、元々は●●なわけだし。計り知れない部分はあって当然かもしれないけど。

アツゴロウ:まさかA分岐のラスト直前ってタイミングで、全員●●だったことが明かされるなんて考えもしなかったよ。自分が『DOD』ビギナーだからかもしれないけど。

TDB:いや、あそこはシリーズファンである俺もポカーンってなったね(苦笑)。

サガコ:セント君はちょっと仲間になるタイミングが遅く感じたけど、くれる剣が使いやすいからすべて許した。“偽りの契約”は、はじめてレベル4まで強化した武器だったし。

アツゴロウ:□ボタンを連打してるだけで強かったからね。そこは納得。

TDB:個人的にA分岐の初登場シーンに超シビれたし、かなり好きなキャラなんだけど。ファン人気投票の結果が気になるね。

→スリイの魅力、それは“想像以上の不思議ちゃんぶり”(3ページ目へ)

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Character Design : Kimihiko Fujisaka.

データ

▼『ドラッグ オン ドラグーン3 設定資料集+ザ・コンプリートガイド』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
 
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