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2014年1月18日(土)

PS Vita『うた組み575』体験会がAKIHABARAゲーマーズ本店にて開催! 森本P&吉永Dに発売に向けた気持ちを伺った

文:megane

 セガは、1月23日に発売するPS Vita用ソフト『うた組み575』の店頭体験会を東京・AKIHABARAゲーマーズ本店にて1月18日に開催した。

『うた組み575』 『うた組み575』

 『うた組み575』は、五・七・五形式のコトバを楽曲にあわせて選んでいき、リアルタイムに歌を作る新ジャンル“うた組みアクション”を採用した作品。女子高生の“正岡小豆&小林抹茶”の2人の高校生活を背景に、彼女たちのイベントやさまざまな楽曲のうた組みアクションを楽しめる。収録曲は、ニコニコ動画で人気のアーティストたちが提供している。

 店頭体験会の会場となったAKIHABARAゲーマーズ本店7階には、2月2日までの期間で設定資料・原画の展示やグッズの販売を行う“project 575 ミュージアム”が開設されている。本会場にて、本作のプロデューサーを務める森本兼次郎さんとディレクターを務める吉永匠さんに、本作に関するミニインタビューを行った。

『うた組み575』 『うた組み575』 『うた組み575』
▲体験プレイをすると特製手ぬぐいとしおりがプレゼントされる。
『うた組み575』 『うた組み575』

――まずは本作の発売に際してのご感想をお願いいたします。

森本さん(以下敬称略):ついに『うた組み575』もPS Vitaデビューということになりました。感無量です。アニメも非常にいい評判をいただいていてうれしい限りですし、ぜひこれを機にアニメから“project 575”を知った人にも、小豆と抹茶のかわいさに浸ってもらえればと思います。

『うた組み575』
▲ディレクターの吉永さん(左)とプロデューサーの森本さん(右)。

吉永さん(以下敬称略):2人のキャラクターを通じてゲームに入ってきてくれる方が増えてくれればいいなと思っております。ゲームの仕組み自体は新しめの挑戦的なものが多くありますので、新しい挑戦として楽しんでいただければと思います。素でうれしいですね。

――挑戦的なものがあるとのことでしたが、どのあたりになりますでしょうか?

吉永:今回は音を使ったゲームであることは間違いないのですが、それに加えて言葉も使っているというところが挑戦的な部分ですね。音楽に身を任せて動くというのは本能に近しいところになりますが、言葉を組み合わせるというのはどちらかというと知性の部分になりますので、そのあたりのバランスですね。

 言葉の部分を重視すると、どうしてもゲームのテンポが悪くなってしまいますし、音楽を重視すると他のゲームと似たようなものになってしまう。その辺のバランスを最後まで調整していました。我々としては現段階ではこれがベストであると思っていますが、ユーザーさんにやっていただいてどう思ってもらえるかは気になるところです。開発側にもユーザー側にも挑戦といったところでしょうか。

森本:また、他のリズムゲームと異なる部分は、言葉を組み上げて曲を作っていくという部分ですね。ユーザーさんが連想しながら言葉を積み上げていけるというのが、他のリズムゲームとは違うのかなと。

――本作にはさまざまな楽曲と言葉が用意されていますが、その中でもお2人がお気に入りのものはありますか?

森本:どの曲も好きではあるのですが、ゲームにしたらおもしろそうだなと思ったのは、あずPさんが作られた『それともおやつ?』ですね。

吉永:『ゆきげしょう』というテンポがゆっくりの曲があるのですが、言葉がすべて3文字で構成されていて、ゲームシステムを曲に寄せていけたと思う曲ですね。

森本:曲の分類を2つに大きく分けると、テンポ感重視の曲とメロディアスなバラード曲の2つになります。それぞれの曲にはテーマがあるのですが、ポジティブな曲なのにネガティブな言葉を組み合わせて全然違う歌にしていったりと、言葉を崩すとまた違う印象の曲になります。そういった別の選択肢はかなり考えながら作りました。

――ここまで開発をしてきた中でのエピソードをお聞かせください。

森本:吉永さんとはほぼ毎日のようにケンカをしていましたね(笑)。

吉永:いろいろな人に「仲悪いの?」って聞かれていました。

森本:始まりとしては、これまでのセガにないキャラクターを作っていこうという思いがありました。僕はこれまで『ソニック』を作ってきた人間ですし、吉永もかなりの色物タイトルを手がけてきた人間です。

吉永:色物って言わない(笑)。

森本:この2人が1つのことを一緒にするということ自体で、何かしらの化学反応が起きるのではないかという期待感が、僕たちにも会社にもありました。これまでにないことをということで“project 575”ができたわけなんですが、僕たちとしても前例がなく新しく挑戦することばかりです。

吉永:開発の終盤で楽曲と言葉をセットにするというコンセプトが見えた瞬間があって、そこが「これはおもしろいかも」と確認できた時ですね。

――それではユーザーへのメッセージをお願いいたします。

森本:“project 575”は遊びとしてもしっかり作っていますし、小豆と抹茶をはじめとする“project 575”の世界観をすべてひっくるめて、皆さんに受け入れてもらえるように作ってきました。アニメを見て興味を持っていただけた方も、『うた詠み575』を遊んでいただいている方も、この世界観を堪能していただければと思います。ぜひ今後とも小豆と抹茶をよろしくお願いいたします。

吉永:『うた組み575』は、楽曲を実際に楽しむという新しい体験が入っていますので、ぜひ遊んでみてください。

■“project 575 ミュージアム”の模様

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(C)SEGA

データ

▼『うた組み575』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■配信日:2014年1月23日
■価格:7,350円(税込)
▼『うた詠み575』
■メーカー:セガ
■対応機種:iOS
■ジャンル:ETC
■配信日:2013年7月27日
■価格:無料(アイテム課金)
 
『うた詠み575』のダウンロードはこちら(iTunesが必要)

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