コンパニオン写真もあるよ！ 台北国際ゲームショウ全体の模様を紹介――今後のアジア事情はどう変わる？【台北国際ゲームショウ2014】

文：皐月誠

　台湾にて本日1月27日まで開催された“2014 台北國際電玩展（台北国際ゲームショウ2014）”。この記事では、イベント全体の模様について紹介する。

　会場となったのは、台北世界貿易中心（台北ワールドトレードセンター）・エキシビジョンホール。一番大きなブースを設けていたのは香港の企業・Mad Head。それにSCE（正確には現地ブランチのSCE Taiwan）、Wargaming、シンガポールのオンラインゲームプラットフォーム企業・Garenaが次ぎ、その他の中小メーカーなどが小さいブースを出展する形となっていた。

　台湾にはコンシューマゲームはあまり浸透しておらず、“ゲーム”と言えば主にPC用のオンラインゲームがメインとなっている。そのため、SCEブースやWargamingブースの『World of Tanks： Xbox 360 Edition』を除き、コンシューマゲームは見られなかった。また、規模の小ささゆえなのか、欧米ソフトメーカーの出展もWargaming（ベラルーシ）くらいだ。

　しかし、台湾のゲーマーたちは非常に熱い。ステージイベントがあれば駆け寄り、ノベルティの頒布があれば高く手を挙げる。ポリフォニー・デジタルの山内一典氏は「台湾の熱気が世界で一番すごい」とコメントしていたが、これは誇張ではない。また、台湾のイベントではノベルティ類を数多く配布するのが通例のようだが、それに際してケンカやトラブルが起こる様子もなかった。

▲左手前が会場の台北ワールドトレードセンター・エキシビジョンホール。奥にそびえるのは、竣工時には世界一の超高層建築物だった台北101。		▲会場の見取り図。占有面積として、コンシューマゲームは2割程度だ。

▲マスコットキャラクターの電丸くん。何やら逃げ出していたらしい。

■SCEブース

　SCEは、PlayStationブランド各機種の試遊台を大量に出展。特にPS3『グランツーリスモ6』はタイトル単独でのコーナーが設置され、コックピットシートと高解像度モニタでプレイ可能、ドリンクのプレゼントまでありと、非常に力が入れられていた。

　出展タイトルの中でも人気を集めていたのが、PS4『KNACK』、PS Vita『ソウル・サクリファイス デルタ』だ。台湾ではコンシューマゲームの文化が希薄だが、その分だけ各プラットフォーム“らしい”タイトルが注目を集めたのかもしれない。

　また、PS4『NBA 2K14』やPS3『ウルトラストリートファイターIV』などの対戦型タイトルにも多くの人が集まっていた。台湾ではe-Sportsが盛んなため、競技性の高いタイトルが好まれるようだ。

　しかし、試遊コーナーよりも大盛況だったのが直販コーナーだ。特にPS4はアジア全域において品薄ということも手伝ってか、会場間もなく多くの人が買い求めていた。

▲巨大なPS4が鎮座するSCEブース。アナログスティックのヘッドは手のひらサイズ！

▲いたれりつくせりな『グランツーリスモ6』コーナー。

▲実車も展示されていた。

▲試遊コーナーの模様。

▲直販コーナーは大混雑！　ちなみに1台湾ドル＝約3円。

▲『ダンガンロンパ』ステージでミニライブを行った緒方恵美さん。		▲『YAIBA：NINJA GAIDEN Z』のステージには稲船敬二さんと早矢仕洋介さんが登壇。

▲『ウルトラストリートファイターIV』ステージにて小野義徳さんからイジられる内に、通訳さんからもイジられ始めた綾野智章さん。		▲『初音ミク －Project DIVA－ F 2nd』ステージではコスプレイヤーの記念撮影も。

▲モノクマも台湾に上陸！

▲ノベルティはバラ巻き、景品は挙手制のクイズ大会にてプレゼントされた。

■SCEブース試遊可能タイトル一覧
※主に日本版タイトルにて表記。日本発売未定のタイトルについては原題にて表記。

●PS4試遊タイトル
『KNACK』
『NBA 2K14』
『真・三國無双7 with 猛将伝』
『LEGO（R） MARVEL SUPER HEROES』
『インジャスティス：神々（ヒーロー）の激突』
『DRIVECLUB』
『Constract』
『ストライダー飛竜』
『ニード・フォー・スピード ライバルズ』
『とってもE麻雀ぷらす』
『RESOGUN』
『マッデン NFL11』
『FIFA 14』
『NBA Live 14』
『JUST DANCE 2014』
『ディアブロ III』
『Thief』
『Wolfenstein： The New Order』
『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』
『龍が如く 維新！』
『コール オブ デューティ ゴースト』
『バトルフィールド4』
『KILLZONE SHADOW FALL』

●PS3試遊タイトル
『ウルトラストリートファイターIV』
『MLB THE SHOW』
『戦国BASARA4』
『真・ガンダム無双』
『AKIBA’S TRIP2』
『ラグナロク オデッセイ エース』
『ディスガイア D2』
『ファイナルファンタジーX/X-2 HDリマスター』
『グランツーリスモ6』

●PS Vita試遊タイトル
『ファイナルファンタジーX HDリマスター』
『MLB 14 The Show』
『勇者のくせにこなまいきだ。G』
『ファイナルファンタジーX-2 HDリマスター』
『無双OROCHI2 Ultimate』
『影牢 ～ダークサイド プリンセス～』
『魔界戦記ディスガイア4 Return』
『初音ミク ‐Project DIVA‐ F 2nd』
『真・三國無双7 with 猛将伝』
『Tearaway ～はがれた世界の大冒険～』
『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
『AKIBA’S TRIP2』
『デカ盛り 閃乱カグラ』
『真・ガンダム無双』
『ゴッドイーター2』
『薄桜鬼』
『アムネシア V Edition』
『Cat Block Vestival』
『ソウル・サクリファイス デルタ』
・PS4リモートプレイ
『KNACK』
・PS Vita TV
『hichannel』
『NBA GAME TIME』
『niconico』

→『World of Tanks』のWargamingも台北に進軍！（2ページ目へ）

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