2014年2月7日(金)
こんにちは! ライターのファイです。今回は、3月14日に発売される『ガンダムウォーネグザ』の最新ブースター“アニメエディション ビルドファイターズ”の体験デッキで試遊してきましたので、レポートしたいと思います。
『ガンダムウォーネグザ』は『機動戦士ガンダム』をはじめとしたガンダム作品を舞台にしたTCGで、モビルスーツやパイロットたちのカードを自由に構築して、自分だけの部隊を組んで対戦するゲームです。
『アニメエディション ビルドファイターズ』は、現在放送中のアニメ“ガンダムビルドファイターズ”のカードのみで構成されたブースターです。このアニメは“ガンプラ(ガンダムのプラモデル)”を作って対戦するという、今までのガンダム作品とはひと味違うアニメで、過去のガンダム作品からもさまざまなモビルスーツが登場しているのも特徴となっています。
『アニメエディション ビルドファイターズ』の発売に先駆け、新カード満載のデッキが、2月11日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される“ネグザツアー”東京大会で、特別にレンタルされます! デッキを返却したあと、体験した感想をツイートすると、ガンスリンガーポイントももらえるのでお得です。詳しくは会場でご確認ください。
《ビルドストライクガンダム》はもちろん、《ザクアメイジング》や《ウイングガンダムフェニーチェ》といったカードもデッキに入っていますので、アニメの劇中と同様に活躍してくれることでしょう。
このイベントでは『ガンダムウォーネグザ』の体験会も開催予定で、こちらも『アニメエディション ビルドファイターズ』のカードを使ったものになります。体験会では、参加すると『機動戦士ガンダムSEED』のハーフデッキももらえるので、友だちと一緒に会場を訪れてみるのはいかがでしょうか。
“ネグザツアー”東京大会では、この『アニメエディション ビルドファイターズ』の体験デッキをレンタルでき、ガンスリンガーイベント内で実際に新弾のカードに触れることができます。今回はその体験デッキをひと足早くプレイできたので、カードやギミックをご紹介します。
体験デッキは、《イオリ・セイ》とそのガンプラたちが大活躍するデッキで、レシピは以下のようになっています。
・ユニット
《ビルドストライクガンダム》×3
《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》×3
《ビルドブースター》×3
《ビルドガンダムMk-II》×2
《スタービルドストライクガンダム》×3
《ザクアメイジング》×3
《ケンプファーアメイジング》×3
《ガンダムX魔王》×3
《ウイングガンダムフェニーチェ》×3
《戦国アストレイ頑駄無》×2
《べアッガイIII(さん)》×3
・キャラクター
《イオリ・セイ》×3
《レイジ》×1
《コウサカ・チナ》×3
《アイラ・ユルキアイネン》×3
《ユウキ・タツヤ》
・コマンド
《肉まん争奪》×3
《想像力と情熱の翼》×3
《アイドルの破壊工作》×2
この体験デッキは、アニメの主人公《イオリ・セイ》が《ビルドストライクガンダム》を改装しながらどんどん強化していくという、アニメをモチーフにしたギミックがメインです。
デッキのキーカードとなる《イオリ・セイ》は、ガンプラが場に出た時に+1/+1/+1コインを1個乗せるという能力を持っています。ここでのポイントは、《イオリ・セイ》は“プレイされていなくても、場に出ればコインを乗せることができる”という点。
たとえば、《ビルドブースター》をプレイして+1/+1/+1コインを1個乗せ、“改装”すればさらにもう1個乗せることができるのです。“改装”はコインを引き継ぐうえ、カードをリロール(カードが縦向きの状態のこと。縦向きなら攻撃や防御に参加できる)するのであっという間に2個の+1/+1/+1コインを乗せて出撃が可能です。
また、デッキにはこの《イオリ・セイ》をサポートするカードも豊富です。ガールフレンドの《コウサカ・チナ》や《ビルドストライクガンダム》は、どちらも場に出ると2枚引くことができるカードなので、まずはこれで《イオリ・セイ》を引き当てましょう。
《コウサカ・チナ》はユニットに乗せる必要があるキャラクターなのですが、相性がいいのは、劇中で彼女自身が制作した《べアッガイIII(さん)》です。《べアッガイIII(さん)》は基本的に配備エリアで活躍するユニットなので、戦闘修正がない《コウサカ・チナ》でも問題がないからです。
この『アニメエディション ビルドファイターズ』のカードはすべて紫で構成されています。ですので、比較的簡単に従来のデッキに加えられるのもうれしいポイント。もちろん、このブースターパックだけでデッキを組むこともできます。
また、特徴の系統がガンプラとモビルスーツで同じになっているユニットも多く、たとえばガンプラの《ビルドストライクガンダム》からモビルスーツの《エールストライクガンダム》に“改装”するということも可能です。自由な発想でデッキを構築してみてくださいね。
電撃オンライン編集部のカネキングと、同じ体験デッキを使って対戦してきましたので、ここからはそのレポートをお届けします。
カネキングは2ターン目に《イオリ・セイ》、3ターン目に《べアッガイIII(さん)》と《コウサカ・チナ》をプレイするという順調な滑り出しでカードをガンガン引きます。僕も《ビルドブースター》をプレイするものの、“特徴:ストライク系”のカードを見つけることができず少々苦戦。《コウサカ・チナ》の乗った《べアッガイIII(さん)》に本国を攻撃されてしまいます。
5ターン目、カネキングは《ビルドブースター》をプレイして、能力で本国を上から3枚チェック。ハンガー(公開されている手札のような場)に《ビルドストライクガンダム》を移します。戦闘フェイズに《ビルドブースター》を《ビルドストライクガンダム》に“改装(このカードを指定された別のカードに置き換える効果)”して攻撃。
しかも、《べアッガイIII(さん)》は自軍ユニット1枚をリロールする(カードを縦向きの状態にする)効果を持っているので、《ビルドストライクガンダム》がロール(カードを横向きにすること)しているからといって、迂闊に攻撃に行くと痛い目を見てしまいます。
僕はもう一度《ビルドブースター》をプレイしましたが、またしてもカードの効果を発揮できずに何もハンガーに置けない事態。結局そのまま押し切られて敗北してしまいました。
「でもほら、『ガンダムウォーネグザ』って公式戦だと2本先取じゃないですか」。そうカネキングを説得して2本目に突入です。《イオリ・セイ》をなんとかしないといけない。これが1本目で得た教訓です。
2本目は僕が先攻です。《イオリ・セイ》は“特徴:ガンプラ”を持つカードしかパワーアップできませんが、このデッキのユニットは全部ガンプラなので、事実上すべてのカードがパワーアップして出てきます。自分が使う時は頼りになる少年ですが、相手に使われると悪魔のように見えてしまいますね。
さて、2本目です。僕の手札に《イオリ・セイ》がいませんでしたが、《コウサカ・チナ》とキャラクター対策カードの《アイドルの破壊工作》、さらに《ビルドブースター》があったので引き直しをしないでスタートしました。
2ターン目に《ビルドブースター》をプレイし、本国を見るとそこには《イオリ・セイ》が! しかも《ビルドストライクガンダム》もあったのでハンガーに移します。これで僕は次のターン、《イオリ・セイ》を手札に引き込むことができます。
カネキングのターン、僕が対策カードを握っていることを知ってか知らずか、1本目を同様に《イオリ・セイ》をプレイします。
3ターン目、ドローで《イオリ・セイ》を手札に。早速出したいところですが、ロールすると合計国力が下がってしまうので、まずは合計国力が3のカードをプレイします。ということで《べアッガイIII(さん)》をプレイ。基本的に《べアッガイIII(さん)》は出撃するわけではないので、《イオリ・セイ》よりも先にプレイして問題ないと思います。
次の僕のターン、まずはカネキングの《イオリ・セイ》に《アイドルの破壊工作》をプレイしてご退場いただきます。このターンは他にカードをプレイせず、《ビルドブースター》を《ビルドストライクガンダム》に“改装”して出撃します。+1/+1/+1コインも乗ってゴキゲンです。
このデッキには、直接相手にダメージを与えるコマンドカード《想像力と情熱の翼》も入っています。使えるタイミングや対象はかなり限られてしまいますが、その分コストが安くなっているので1枚手札にあると安心できると思います。
さらに次のターン、僕は《ビルドストライクガンダム》を《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》に“改装”します。《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》はガンプラをロールすることでパワーアップしますが、自分自身をロールしてもOK。ロールしてしまっても、《べアッガイIII(さん)》でリロールできますので問題ありません。すさまじいパワーを持つ《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》でこのまま押し切って、2本目は僕の勝利です!
僕もカネキングもお互い1勝1敗で3本目です。どちらも《イオリ・セイ》や《べアッガイIII(さん)》を順調にプレイして序盤が進みます。
先ほどの2本目でも活躍した《べアッガイIII(さん)》は、非常に優秀なリロール要員なのでなるべく早めに倒しておきたいところです。カネキングのターン、僕は“クイック(相手のターンなどにもプレイできる)”を持つ《ガンダムX魔王》をプレイし、+1/+1/+1コインの乗っていない《べアッガイIII(さん)》の防御力を0にして破壊します。
2人ともユニットが増えてきたところで、僕は《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》に“改装”です。一方、カネキングは手間止まってしまい僕のユニットを受けるのに精一杯な雰囲気。じっくりと攻めていってもいいのですが、僕は一気に攻めたいタイプなのでガンガンいくことにします。
最後は《ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)》の効果を使ってから、《スタービルドストライクガンダム》に“改装”し、格闘力20以上のガンプラで本国を攻め落として勝利しました!
というわけで、結果は2勝1敗で僕の勝利! 今回は同じ体験デッキを使っていたので、《イオリ・セイ》が駆け引きの中心になりました。キャラクターカードを破壊できる《アイドルの破壊工作》がカギでしたね。
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