2014年2月6日(木)
日本一ソフトウェアは、4月24日に発売するPS3用ソフト『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』から、新たなキャラクター情報を公開した。
『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』は、日本一ソフトウェアが手掛ける完全新作の美少女アドベンチャーゲーム。“郷土歴史研究会”という同好会を行う高校生たちによる、ゆるキャラ製作を中心としたドラマと、そこから始まる惨劇が描かれる。キャラクターデザインは緋色雪さん、シナリオは小林且典さん(企画屋)が担当する。
公開された情報は、ある事件を境に見え始めるヒロインたちによる“ヤンデレ”の部分について。前回に続き、改めてあらすじとキャラクター紹介を掲載する形でお届けする。
~あらすじ~
「……ゆるキャラを作ろう」
部長の神無が提案した。
主人公・如月優也は地元の学校に通う高校生。優也が副部長を務める郷土歴史研究会は、「文化祭で何か成果を出さないと部室を取り上げる」と生徒会から宣告されてしまった。
そこで、「ゆるキャラを制作して文化祭が始まる前に宣伝を行えば、他の出し物より目立ち、人気も出るはず」と意気込む部員たち。尊海神無がデザインし、宮主佐優理が着ぐるみを作り、有末陽佳が中に入ったゆるキャラ“いざえもん”は、努力の甲斐もあって知名度を上げていく。
廃れていく町を復興させたいという想う、市役所の職員・夕月香也子。彼女は郷土歴史研究会活動に興味を持ち、「地元のために活動してみませんか」と郷土歴史研究会を誘う。
市役所から依頼された活動も順調に進み、表彰を受けることになった主人公たち。しかし、指定された場所に主人公が向かうと、そこには血溜まりに佇むいざえもんの姿があった。
この凄惨な事件をきっかけに、絶妙なバランスで成り立っていた主人公とヒロインたちの関係は崩れていく。「誰が犯人なのか」という疑心暗鬼に飲まれ、ヒロインたちの心は壊れ、病んでいく。この疑いは解消されるどころか、さらなる事件の発生によってより複雑に捩れていく。
本作の物語は、共通の前半パートと各ヒロインが病んでいく後半パートに分かれていて、前半パートにおける選択肢によって突入する後半パートが決定される。
主人公への行き過ぎた愛情表現が、陽佳を暴力に駆り立てる。 物語序盤は主人公にベタベタしているだけだが、いざえもんの事件をきっかけとして行動や発現が徐々にエスカレート。主人公への独占欲や他のヒロインへの嫉妬心が抑えられず、暴力的な行動をとるようになる。そして、暴力の矛先は主人公にも……。
「怖がる必要なんてないんだよ……」
「……あの人……邪魔だったから」
「――どうして、そんなこと言うのかな?」
事件後に神無はなぜか姿を消し、登場する機会が減少する。しかしストーカーや盗聴、盗撮などを通して主人公を監視・管理しようとしており、物語は神無の気配を感じる中で進んでいく。
「償いをさせているだけ……」
「でも、これは必然。こうなる運命だった」
「私たちの関係を阻害するものは、1人もいなくなった」
一番まともそうに見えて、一番“壊れて”しまうのが佐優理。主人公が使ったストローや切った髪・爪などをコレクションしており、その好意は比喩表現でないほどの「食べちゃいたいくらい好き」に至る。主人公のすべてを自分の理想に当てはめ、監禁して身の回り“すべて”の世話をしようとする。
「邪魔くさくまとわりついて……」
「あなたも裏切るんですね……あなたは違うと思ったのに」
「次の生まれ変わりをお待ちしています。それでは、また」
→事件後のキャラクターたち――
血染めのいざえもんや親身になってくれるツンデレ委員長など(2ページ目へ)
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