2014年2月17日(月)
2月は節分やバレンタインと行事が目白押しですが、皆さんいかがお過ごしですか? 私、ライターの滑川けいとは、節分用に発売されていた煎り大豆をポリポリ食べながら日々を暮らしております。鬼はーそとー、福はーうちー。
さて、余談はこれくらいにしておきまして。豆まきの効果もあってか、私のもとに早速福が飛んで参りました。そう、新作スマートフォンアプリの情報です。しかも、メーカーはあの『パズル&ドラゴン(パズドラ)』を配信しているガンホー・オンライン・エンターテイメントではありませんか。これは期待せざるを得ない!
というわけで、2月10日にAndroid版、2月17日にiOS版の配信がスタートしたボードゲームRPG『サモンズボード』の魅力を紹介していきます!
突如世界を覆ってしまった“黒き霧”。それによって、世界は荒れ始めてしまう。黒き霧を世界から取り除くことを目的に、プレイヤーはモンスターを召喚・使役して戦う召喚士(サモンズボーダー)となり、世界中を冒険することになるのだった。
▲ゲームを始めると、プレイヤーは最初のお供となるモンスターを選ぶことになります。火・水・木の属性のモンスターの中から自分の好きな相棒を選びましょう。 |
▲“スタミナ”を消費しながら各ステージを進んでいきましょう。ステージではボードゲームのような盤面で自分の使役するモンスターを動かしながら、出現した敵を倒していきます。 |
本作をプレイしてもっとも魅力的だと感じたところは、ズバリ“戦闘システム”です。敵と戦うことになるバトルの場所は、4×4のマスがある盤面。ここの盤面上で味方のモンスターを動かし、敵と戦っていくのです。モンスターを動かしたら、あとは見守るだけ。隣接した相手にターン終了時に自動で攻撃してくれます。
ここで問題となるのは、移動と攻撃のできる範囲です。モンスターには、それぞれ移動できる方向が決められており、その方向に向けてしか進んだり攻撃したりすることはできません。
▲左のモンスター“ブルーカーバンクル”は、矢印方向の上下左右に移動・攻撃ができます。対して右のモンスター“レッドガルム”は、左すべてと右の方向に移動・攻撃ができます。 |
▲攻撃できる方向に敵がいれば、毎ターン攻撃してくれます。敵もまた然り。攻撃できない方向から敵がやってきて攻撃してきたら、自分のターンに攻撃できずそのまま的となってしまうので注意です。 |
そしてルールがもう1つ。本作では、敵味方どちらも、1ターンにつき1体しかモンスターを動かせません。これらをまとめると、以下のような感じなります。
【1】モンスターによって、移動・攻撃できる方向は決まっている。
【2】1ターンにつき、動かせるモンスターは1体だけ。
【3】攻撃できる方向に敵がいる限り、毎ターン攻撃してくれる。
【3】については置いておいて、ルールの【1】と【2】だけを見ると、とあるボードゲームが連想できませんか? 私は、本作をプレイしていて、このシステムはなんだか“将棋”や“チェス”に似ているなと感じました。王やキングを取ったほうではなく、どちらかを全滅させたほうが勝ちという勝利条件の違いはあるのですが、いかに手持ちのモンスターを上手に動かして、多くの敵を攻撃、勝利をつかむのかが大事になる本作。1ターン1ターン、じっくり考えながらプレイするのがいいですね!
さらにバトルでは、別々のモンスターで同じモンスターを攻撃すると“コンボ”となり、与えるダメージが上昇していきます。このコンボを発生させれば、バトルを有利に進められるのです。もちろん、攻撃できる方向に敵がいるかどうかを気をつけてさえいれば、プレイを楽しむにはなんの支障もありません。しかし、盤面でどうモンスターを動かせば、たくさんコンボを稼いで敵を素早く倒せるかを突き詰めれば、それだけバトルが楽になりますし、何より考える力が鍛えられて頭の体操にもなります。
▲たくさんコンボを決めた時は、ダメージも大きいですし、かなり気持ちいいですよ! |
モンスターによって動かせる方向が異なる本作では、パーティ編成にかなり個人差がでます。1回につき1マスしか移動できないけど多方向に移動できるモンスターや、上下左右しか動けない代わりに、1回に移動できるマス数が多いモンスターなど、いろいろなモンスターがいます。自分の好きなモンスターで好きなように組んじゃいましょう!
レアなモンスターだから、パーティに入れておこう! というものでもありません。本作では、レアかどうかよりも、まずはどの方向に移動、攻撃ができるのかが重要なのです。確かにレアなモンスターは強力なので、いて困ることはないんですけどね。
▲パーティはいくつか作っておくことができます。自分の持っているモンスターを組み合わせたパーティをいくつか作っておき、いろいろ試してみるといいですね。 |
▲本作では、他のプレイヤーが育てたパーティと戦える“ランキングバトル”もあります。自分の実力を試す場としてもいいですし、勝てば報酬を得られるというメリットもあるんです。ランキングは燃えますよ~! |
プレイヤーが使役するモンスターは、ステージで敵を倒すとたまに手に入ることがあります。移動方向などは仲間になったあとも変わりないので、戦っていて「あ! こいつ仲間に欲しいな」と感じたら、仲間になるまで何度か繰り返し挑戦してみるのもいいですよ。
ここで、私が序盤のステージで入手した、愉快な仲間たちを何人かピックアップして紹介しましょう。
また、ステージをクリア後に入手できる“光結晶”を使って引くレアガチャでは、通常ステージで得られるモンスターよりもレアなモンスターをゲットすることができます。ちょうど2回引くことができたので、やってみました。手に入ったのが、コチラの2体。
▲ガチャを行うときは、一度指で魔法陣をなぞります。この遊び心がいいですね。 |
もちろん、手に入れたモンスターたちは、合成でレベルを上げたり、素材を集めて進化させることもできちゃいます!
▲進化素材が手に入ったので、冒険の最初に選んだモンスター“ガルー”のレベルを上げて、早速進化させてみました。キリリとした目が、かっこいい! |
今回紹介した中でも、オススメは“レッドゴブリン”です。通常のステージで手に入るだけでなく、進化させれば多方向に移動することができるようになるのです。広範囲をカバーできるので、コンボも発生させやすく、パーティに1体いると序盤はかなり楽に進められるようになるでしょう。
手持ちでパーティに入れていないモンスターは、“探索”へ行かせることができます。探索をすると、戻ってきた時に探索に行かせたモンスターに経験値が入る他、いろいろな報酬を入手してくれます。入手してくる報酬は、探索の時間と探索に行くモンスターのレア度によって数が変化し、レア度の高いモンスターを長時間の探索に行かせるほど多くなります。パーティに入れられるモンスターは4体まで。モンスターボックスの中にはプレイヤーがステージから帰ってくるのをひざをかかえて待っている子がいるハズなので、忘れずに探索に出しておきましょう。
▲上記は、20時間探索に行かせたあとに得られる報酬です。なんと、モンスターが手に入ることもあるのです! |
本作では、他のプレイヤーと協力関係を結んで“ギルド”を設立できます。ランキングバトルで得た報酬(BP)を使って、ギルドの強化もできますよ。ギルドを強化すればモンスターたちの能力が上昇し、バトルでさらに力を発揮してくれるようになります。つまり強いギルドに所属すれば、ギルド強化の恩恵を受けて、最初から少し強い状態でステージに挑めることも可能だということ。ゲームを開始したら、まずはギルドを検索して加入することをオススメします。ゲームに慣れたら、自分で設立するのもいいかもしれませんね。
▲ギルド強化は、多くのBPを使用します。なるべく多くの人がいるギルドに入るようにしましょう! |
本作は、戦略性あり、モンスターの育成あり、プレイヤー同士の協力性ありと、いろいろな要素が楽しめます。個人的に気に入ったのは、やはりボードゲームの要素を取り入れたバトルシステム。直感でも十分にプレイは楽しめますし、考えれば考えただけ奥深いバトルを堪能できるハズです。ボードゲームの新たな風を、本作で体験してみてください!
●滑川けいと’s profile
本文にも書いておりますが、節分の時期とあって、コンビニ、スーパーのいたるところで煎り豆が売っております。どっさり買いだめして、朝昼晩ほとんどの食事が煎り豆という状態に。いかんというのはわかるけど、止まらないんですよねぇ。
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