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2014年2月18日(火)

PS4発売目前クリエイターアンケート! 第4回は、アークシステムワークスの石渡太輔氏、角川ゲームスの田中謙介氏など11名の回答を公開!!

文:電撃オンライン

PS4発売目前クリエイターアンケート

 2014年2月22日、いよいよ日本でも発売となるPS4。国内発売を目前に控え、ゲームの制作に携わるクリエイターの皆様に、PS4に関するアンケートにお答えいただく電撃オンラインの特集企画“PS4発売目前クリエイターアンケート”

 このアンケートでは、クリエイターの方々が個人的に注目しているPS4ならではの部分や、クリエイターとしてPS4で挑戦してみたいこと、気になってるPS4タイトルなどについて質問しています。

 第4回となる本記事では、アークシステムワークス、角川ゲームス、スパイク・チュンソフト、ディースリー・パブリッシャー、トイボックス、マーベラスAQLなど、11名のクリエイターの方々からお寄せいただいたアンケートの回答を公開します。なお、回答は各回ごとにメーカー名50音順で掲載しており、各回答の番号は以下の共通設問に対応しています。

■クリエイターアンケート設問内容

【1】性能や機能といったPS4本体に関する感想、個人的に注目しているPS4ならではの部分についてお答えください。

【2】既存のハードとPS4とで、もっとも大きく異なる部分と、それによってユーザーが得られるメリットはなんだと思いますか?

【3】PS4で開発を行うことによって得られる、メーカーとしてのメリットはなんだと思いますか?

【4】設問1でお答えいただいた、“個人的に注目しているPS4ならではの部分”を利用して、挑戦してみたいことなどがありましたらお答えください。

【5】PS4で発売が予定されているゲームの中で、気になるタイトルを最大3つまであげてください。また、お答えいただいたタイトルについて、抱いている印象や注目しているポイントなどを教えてください。

【EX】現在、ご自身が手がけているタイトルについて、読者の皆さんに向けてのメッセージをお願いします。


PS4発売目前クリエイターアンケート

アークシステムワークス
『ギルティギア』シリーズ ゼネラルディレクター
石渡太輔氏

【1】個人的には圧倒的なスペックに尽きると思います。正直な話、僕は最近まで見た目や処理能力の天井を高くすることに、大きな魅力を感じていませんでした。しかし、とあるサイトにて超超高画質の町並みパノラマ写真を見たときです。写真をそんな高画質にして、それを欲しがる人間がどれほど居るのだと思いました。しかし実際見てみると、「あんな遠くのビルの、しかも部屋の中まで見える!!!」という単純な感想によってとても大きな感動を覚えました。この体験によって僕は、技術のシンプルな強化に対する認識が変わったような気がします。「なくてもいい」という持論に加え、「あるならトキメく」という開発者としての発想力を刺激されたように感じました。今までできなかったことを自由に発想できる、それはいつの時代の新しいゲーム機もそうです。しかし開発者が新たなる挑戦に望む為の貴重なタイミングが提供されていると考えれば、とても有意義に感じます。

【2】ネットワークを利用した、ユーザーコミュニティーの可能性だと思います。PCや携帯の世界では、メールやライン、ツイッターなどの代表的なツールによって、日常的に世界と繋がっています。しかしかつては、ラインに類するものも一部のユーザだけが享受できる敷居の高い文化でした。ユーザビリティの進化が技術に追いついた時、このような一大SNS文化を爆発させたように、PS4が提供する腰を据える事に特化したコミュニケーション機能が、今までに無いユーザー交流と作品、あるいは文化を生むかもしれません。

【3】ハードウェアの開発コンセプトが示すように、開発者がより良いゲームを作るための土壌をしっかり固めていることだと思います。「アレをやりたい」「こうしてみてはどうだろう?」と模索を重ねることは、料理に例えると「煮込む」と同じ事です。PS4は、限られた時間の中でこういったトライ&エラーを重ねる余裕を与えてくれるハードだと思います。「PS4だから凄い」ということも魅力的ですが、「PS4だから面白い」ということに繋がりやすいかもしれません。

【4】グラフィック能力の全てを、美しさやリアリティにではなく、据え置きゲーム機ならではの圧倒的と言わせる「何か」に変換して、新しい遊びを発想してみたいです。携帯アプリがゲームの市場を大きく占めるこの時代です。言い換えれば、見た目や複雑なゲーム性にそれほどの需要が無いということかも知れません。しかし据え置きのゲーム機を持ってないと、こんな凄いことは体験できないという遊びは確実にあると思います。アプリが「時間を埋めるゲーム」だとしたら、ゲーム機によって「時間を割きたい作品」を作ることに挑戦したいですね。

【5】
・『KNACK』(SCE)

 数あるタイトルの中でも、『KNACK』にはPS4の特徴と可能性を充分に模索して開発された印象を覚えます。このハードでなければ実現できないと言わしめる遊びが、どのようなものなのか。それを体験することによって、新たな刺激が受けられることを期待しています。

【EX】アークシステムワークスが開発する『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』もPS4で発売されることが決定しています。新次元のハードウェアによって新しい体験が得られるよう、我々も未来のゲームのあり方というものを模索していきたいと考えています。これからのアークシステムワークスに、どうぞご期待ください。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』

PS4発売目前クリエイターアンケート

アークシステムワークス
『ブレイブルー』シリーズ プロデューサー
森利道氏

【1】グラフィック的な性能はハイスペックPCに並ぶ程なので非常に素晴らしいと思います。個人的に注目しているのは、PS Vitaとのリモートプレイですね。どこまで遊びの幅を広げられるか、とても期待しています。

【2】基本的なところを言えば、グラフィックやソーシャル的な機能の追加だと思いますが、あまり大きな違いは無いと自分は考えています。違いと言うより「便利なモノが増えた」と捉えています。ユーザーは普段やっている行動、ツイッターやニコニコ動画など、違和感なく使用出来るのではないでしょうか? 個人的に「ネタバレ」以外は動画をシェアする事に対しては肯定的なので、その辺で広がりが出ると良いと思います。

【3】メリット…??? 開発陣は何時も全力なので、ヤレる事、遊ばせる要素が増えればその分色々考えはじめるので、開発が大変だなぁ…と思う以外あまり何も感じていませんが。正直、PS3よりは開発が多少楽になったくらいだと思います。

【4】リモートプレイを使って、何時でも何処でも遊べるゲームがいいですね。最近はその要素をスマートフォンに持って行かれているので、その辺と上手く連携して、新しい遊びを提供できればいいなぁと思っています。

【5】
・『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』(KONAMI)
・『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(スクウェア・エニックス)

 『METAL GEAR SOLID V』は、1ゲーマーとして、メタルギア初の「オープンワールド」に期待しまくりです。自分の時間に合わせて潜入したいなぁとか思っていた妄想が現実になるのはかなり嬉しいです。表現的な方も「フォックスエンジン」がどれ程なのか気になってしょうがありません。

【EX】『ブレイブルー』シリーズも長いコンテンツになりました、これも偏に皆様の御蔭と思っています。今後はこれに続くタイトルを世に送り出したいと、今全力で行動しておりますので、皆様応援の程、よろしくおねがいします。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA(ブレイブルー クロノファンタズマ)』

PS4発売目前クリエイターアンケート

角川ゲームス
代表取締役社長
KADOKAWA GAME STUDIOエグゼクティブプロデューサー
安田善巳氏

【1】我が家の感覚で申しますと、これからのライフスタイルにしっくりと馴染むインタラクションデザイン性ですね。もちろん、ゲーム以外にも、映像や音楽、さらには電子書籍などのクラウドボックスになっていたりする未来を、ひそかに期待してします。

【2】性能だけではなく、使い勝手の良さにかなり思い切った配慮がなされている気がします。サスペンドモードやDUALSHOCK 4の操作性などがその最たるものだと思いますが、ゲーム専用機として、とにかく威力を発揮して欲しいのはネットワークです。PS4では、ゲーム専用機ならではのネットワークの素晴らしさをあらゆる面において見せつけて欲しいな。

【3】PS4は、我々日本のソフトメーカーが海外のゲームメーカーといっしょに、ゲームの共同開発やグローバルパブリッシングを手掛けるデファクトスタンダードのゲームプラットフォームになって欲しいと期待しています。ゲーム専用機の魅力といえば、何と言ってもスピーディーにコアゲーマーを世界規模でターゲットできることですから。PS4には良質で高密度なゲーマーを集積させて欲しいですね。

【4】まだお話しできる段階にはありませんが、企画レベルでは様々な試行錯誤を行っています。ゲームの企画開発そのものが進まないとどうなるのか分りませんので無責任なことは言えませんが、こんなことが出来たら面白いだろうなと思うことは沢山あります。

【5】
・『KNACK』(SCE)
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)
・『龍が如く 維新!』(セガ)

 PS4から新しいスターが誕生したらハードの販売も勢い付きますよね。そこで、ここは尖がっている新規IPの『KNACK』を応援したいですね。これって、あっと驚くようなグラフィックではなくノスタルジックなゲームデザインの印象もあり、個人的には好きなタイプのゲームです。

【EX】自分でじっくり開発を手掛けているタイトルとなると、発売はまだ先になりますが新しいタイトルの開発に取り組んでおります。このゲームはパラメータのマネージメントが肝なんですが、上手く循環させる仕組みを作るため、中核メンバーでうーうー唸りながら試行錯誤を繰り返す毎日です。一方で2014年の角川ゲームスタジオは、3月19日に発売予定の『NAtURAL DOCtRINE』をはじめ3タイトルをリリースする予定です。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『NAtURAL DOCtRINE(ナチュラル ドクトリン)』

PS4発売目前クリエイターアンケート

角川ゲームス
開発本部 副本部長
KADOKAWA GAME STUDIOプロデューサー
田中謙介氏

【1】ネットワークや共有関係がどう展開していくのか、楽しみですね。この時代に、純粋にゲームを楽しむために生まれてきたこと、そんなPS4という存在そのものが個人的には嬉しいです。

【2】きれい! 速い! そして、繋がる! 誰も見たことのないような世界のハイエンドゲームが堪能できますね。いちゲームユーザーとしてもとても楽しみです!

【3】圧倒的なマシンパワーとプラットフォームサイドからの充実した支援体制は嬉しいですね。

【4】プラットフォームの垣根を超えて、面白い展開ができたら楽しいですね。配信・共有というアプローチを活かした新しいタイプのゲームコンテンツの企画も楽しそうです。

【5】
・『KILLZONE SHADOW FALL』(SCE)
・『The Order: 1886』(SCE)
・『信長の野望・創造』(コーエーテクモゲームス)

『KILLZONE SHADOW FALL』&『The Order: 1886』:ああ、これが次世代だよなあ…という溜息が出るような表現のタイトル達…早くやってみたい!
『信長の野望・創造』:PS4というステージでSLGジャンルも充実したらいいな…と思います。

【EX】PS4、PS3、PS Vitaの3機種PSマルチで『NAtURAL DOCtRINE』というタイトルを3月にリリース予定です。次世代グラフィック!というタイプではないのですが、SRPGに関心のある方は手にとって頂けたら嬉しいです。また『艦これ』も引き続き開発/更新を鋭意進めています。こちらも、新しい展開を楽しみにして頂けたらと思います。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『艦これ改(仮)』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スパイク・チュンソフト
プロデューサー
寺澤善徳氏

【1】PS2が出た時もPS3が出た時もそうでしたが、前世代ハードよりも演算も描画も処理速度が大幅に速くなるので、より物量に任せた思い切ったものや、SLGも一段上の緻密で大量な処理が必要なものが作れるハードなので楽しみです。あとはリモートプレイでPS4が遊べるのはとてもニーズが高いんじゃないかと思います。

【2】SHAREボタンの存在。それで出来ること。今はニコニコ動画やYouTubeに投稿する時代・世代ですので、若い子たちは使いこなして新しいエンターテイメントとして楽しむのではないかなと思います。僕はおじさんなので、使いこなす自信はありませんが(笑)。

【3】マルチでの開発がとてもしやすいと聞いています。ただし、常にPS4フルスペックのゲームを求められるとメーカーとしては厳しいですが。手軽にVitaとのマルチで遊べるようになるのは、ユーザーさんのメリットも大きいですし、メーカーとしても望ましいと思います。

【4】より人間らしいAIと遊べるボードゲームが作ってみたいですね!

【5】
・『DRIVECLUB』(SCE)

 リアルレースゲームの進化が分かりにくくなっている中で、久し振りに昔のレースゲーマーを復活させる可能性を感じます。

【EX】『ダンガンロンパ』シリーズ最新作『絶対絶望少女』についてもう少ししたら情報を出せると思いますのでお楽しみに!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スパイク・チュンソフト
プロデューサー
渡辺一弘氏

【1】単純に処理能力に期待してます。

【2】性能の割に安価。そして、PS3のソフトと同等以上のクオリティが得られる可能性が高いことでしょうか。また、PS Vitaを持っているなら、PS3以上の連携機能には期待が持てますね。

【3】大雑把に言えば、これまで処理不可の関係で諦めていた仕様を、諦めずにトライできるかもしれない部分でしょうか。

【4】PS Vitaとの連携が期待値以上に整備されると、今までユーザーが理想にしてきたゲーム環境が初めて実現されるかもしれません。それはすなわち、ゲーム機としては究極のスタイルなのでしょう。もちろん、PS4とは関係ない部分で、通信インフラのさらなる向上も必要ですが。

【5】
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)
・『The Order: 1886』(SCE)
・『リリィ・ベルガモ』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)

『ウォッチドッグス』:どこまで自由にスキャンできるのか、作り込みに期待。
『The Order: 1886』:日本ではあまり触れることのない世界観なので楽しみです。
『リリィ・ベルガモ』:須田さん、がんばって!

【EX】今はまだ発表できる段階ではありませんが、いくつか開発中ですのでしばしお待ちください。


PS4発売目前クリエイターアンケート

ディースリー・パブリッシャー
プロデューサー
岡島信幸氏

【1】なんといってもハイレベルの映像が最大フルHD解像度で楽しめる点が一番の楽しみですよね! 映像や音の表現が向上するということはエンタテインメントに最も重要なことで、コンテンツに直にパワーを注入することが出来ますから。機能として注目しているのはSHAREボタンです。誰かが楽しいと思ったことを他の人たちにすぐに紹介できるのですから、この機能には無限の可能性を感じます。

【2】圧倒的な表現力の向上ではないでしょうか。私自身も1ユーザーとしてもっとも楽しみなのは、迫力ある美しい映像でゲームが出来ることですから。

【3】エンタテインメントを創造するという行為に対して、今までとは比べ物にならないくらいの自由を与えられた気分です。メーカーなど提供側の中の人たちは、いろんなアイデアを産み出す必要に駆られますので、これまで以上に脳が活性化するという恩恵を受けることでしょう。

【4】たくさんありますね! ありすぎで困るくらいです(笑)が、アイデアを明かしてしまうことになりますので内緒です。

【5】
・『Warframe』(Digital Extremes)
・『ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー』(ベセスダ・ソフトワークス)
・『プレイルーム』(SCE)

 『Warframe』は、『DarkSector』でお世話になったDigital Extremes社の新作ですから気になりますね。完全にヘイデンさんがいます(笑)。『プレイルーム』は、PS4で一番最初に遊ぶでしょうから。とても楽しみです。

【EX】弊社もローンチタイトル『ドリームクラブ ホストガールオンステージ』を基本プレイ無料で配信いたします。歌って踊るたくさんの女子たちは、激しい戦いやアクションの合間に一服の清涼剤となるでしょう。是非お試しあれ!

PS4発売目前クリエイターアンケート PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ドリームクラブ ホストガールオンステージ』

PS4発売目前クリエイターアンケート

トイボックス
代表取締役社長
和田康宏氏

【1】シェアボタンです。広い意味では今までにも似たような機能は存在しましたが、コントローラー上にボタンとしてついていることにすごく大きな意味を感じます。

【2】シンプルにいうと高性能で最先端の技術を駆使したゲームが楽しめることなのでしょうが、個人的にはリモートプレイをすごく楽しみにしています。

【3】映像的にも内容的にもすごく豊かな表現が可能なので、そこにチャレンジすることで技術が底上げされることが一番のメリットだと思います。同時にPS4は今まで以上にデベロッパーに門戸を広げているという印象があります。最先端のものだけではなくインディゲームのようなシンプルでアイデアの光るゲームも出しやすい環境になったのではないでしょうか。

【4】プレイスタイルによって違うゲーム体験ができるものを作ってみたいです。プレイヤー同士がシェアするたびに、「えっ! お前こんなことになってんの?」とか「俺はこうだよー!」「ありえねー!!!」みたいなやりとりをして楽しめるような遊びが目標です。

【5】
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)
・『PsychoBreak(サイコブレイク)』(ベセスダ・ソフトワークス)
・『Doki-Doki Universe』(SCE)

『ウォッチドッグス』:発表からずっと楽しみにしていました。マルチのタイトルですがPS4でプレイすると決めています。
『PsychoBreak(サイコブレイク)』:日本のデベロッパーの意地を見せてくれると信じています。
『Doki-Doki Universe』:コンセプトが好きなのですが、どんなゲームなのかが気になります。

【EX】3DSになりますが、昨年末に『ホームタウンストーリー』というゲームを発売しました。お店を大きくしながらハートフルな物語を楽しむゲームです。見た目は子供っぽいですが、大人でも楽しんでいただける内容だと思っていますので興味のある方はぜひ!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ホームタウンストーリー』

PS4発売目前クリエイターアンケート

トイボックス
取締役副社長
金沢十三男氏

【1】いろいろ機能はありますが、単純にユーザーとしてはやはり処理能力を生かした美麗な映像とゲーム体験。それとPS Vitaの良さを最大限まで引き上げるリモートプレイは大注目!

【2】ハリウッド級の大作からインディーズタイトルまで幅広いラインナップ。ユーザー目線で言えば、きちんと選べることが最大のメリットだと思います。

【3】マルチプラットフォームやデジタルダウンロード等、ワールドワイドで考えることで、より大きな市場を捉えることができるプラットフォームであること。日本のメーカーのウィークポイントだった点が解消されるかも?

【4】海外では『レッドシーズプロファイル』が受け入れられましたが、日本でこの手(オープンワールド)の開発は容易ではありませんでした。PS4で新しいオープンワールド・ミステリーの形が作れればと思っています。

【5】
・『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』ユービーアイソフト
・『The Order: 1886』(SCE)
・『ニコリのパズル4 数独』(ハムスター)

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』:ナンバリングタイトルのアサシンはそのゲーム性の進化に期待しています。
『The Order: 1886』:オリジナルの世界観で、PS4の限界値を見せてくれるはず。
『ニコリのパズル4 数独』:裾野を広げるという事で意味があると思います。

【EX】最新プロデュース作品『魔都紅色幽撃隊』がPS3とPS Vitaで4月に発売になります。今井監督の(超久しぶりで)独特な世界観が間もなくプレイできますので、唯一無二の新鮮なゲーム体験をご期待下さい。PS4で続編作りたい!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『魔都紅色幽撃隊』

『東京魔人學園伝奇』『九龍妖魔學園紀』『魔都紅色幽撃隊』監督・脚本
今井秋芳氏

【1】カンファレンスでは、PS4はゲーマーやオタク向きではなく、ライト層やネットユーザーを取り込み、ユーザー間のコミュニケーションを活発にさせて、楽しさを共有させる事で、コンテンツを盛り上げて行こうという姿勢が強く感じられました。細かい仕様がその後出て来ましたが、やはり、仲間同士の交流を促す仕様が主軸だなという印象です。

【2】他デバイスとの連携は、コンシューマとスマートデバイスを線引きしている現在のスタイルではなく、コンシューマとスマートデバイス両方を使って1つのコンテンツを作る(マルチプラットフォームではなく、文字通り1つの作品を様々なデバイスを使ってプレイ)という面白い試みだと思っています。コンシューマとスマートデバイスの融合は、以前から興味があったので、両作品の経験を活かして、新しいコンテンツを創ってみたいですね。

【3】ハードや発売元に左右されない強いコンテンツもありますが、多くの場合、サードパーティが作ったコンテンツが売れるかどうかは、ハードにも大きく左右されると思っています。売れなければ、続編も創られないですし、そういった意味では、PS4はクリエイターやディベロッパーが作品を発表する場として、アドバンテージを持っているとは思います。

【4】コミュニケーション機能が強いので、架空の學園を作って、そこにユーザーが入学して、リアルな学生生活を送れるとか面白いかもしれません。学校生活では、授業もあり(勉強させる訳ではなく)、部活もあり、超常的な事件が起こり、不可思議な出来事があったり、校則や校歌があり―――学生だけではなく、大人ももう一度、学生生活を体験できるコンテンツは、多くのユーザーが楽しめるのではと思っています。創るのであれば、友情や恋、青春を他のユーザーと共有できるコンテンツにしたいですね。

【5】
・『STARWARS:BATTLE FRONT(スター・ウォーズ バトルフロント)』(エレクトロニック・アーツ)

 2004年に発売された『スター・ウォーズ バトルフロント』ですが、10年の時を経て、その続編がまたプレイできるとは感無量です。こういう作品が発売されてくれるだけで嬉しいので、発売日には正装をして、宅配便が届くのを待っていたいと思います。

【EX】去年から今年にかけて、『魔都紅色幽撃隊』を開発していたので、非常に慌ただしい年末年始でした。私が監督した『九龍妖魔學園紀』が発売されたのが、2004年。そう、『スター・ウォーズ バトルフロント』発売と同じ年です。その両者が、2014年に新作を発表するとは、運命というか宿星の結びつきを感じずにはいられません。『スター・ウォーズ バトルフロント』に『魔都紅色幽撃隊』が同梱された同梱版は出ないと思うので、どうぞ、『幽撃隊』を単品で買って頂ければと思っています。新たなるジュヴナイル伝奇世界をどうぞお楽しみ下さい。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『魔都紅色幽撃隊』

PS4発売目前クリエイターアンケート

マーベラスAQL
プロデューサー
はしもとよしふみ氏

【1】自身としては、ハードとしての限界がまた上がり、実現出来る幅がもっと増えたという部分が非常に嬉しい部分でありますが、ゲームに色々な形で触れていくスタイルも多様化している事と実際の使い勝手も良いので、リモートプレイ機能などで“いつでもいっしょのゲームプレイ”的な事をより深く出来るなどの使い方に注目しています。あとはSHAREなど、これもやはり人とつながる部分です。

【2】性能ももちろん高いですが、“置いて貰う”存在から、下手をすると“遊びの中心(遊び場)”みたいになれる可能性もあり、ちょっと今日も遊ぼうかとゲーム機に向かい合うシーンが増えるのではないかという事。あとはネットなどの普及で趣味や考え方の近い人とのコミュニケーションが増えたかと思いますが、次はゲーム機でもリアルに自分に近い人たちと“遊べる”ようになれると良いなと思っています。海外のPS4ユーザー間でもゲームを進めず、そのまま流している生活動画的なものもあがっていますし。

【3】PS4に限らず、色々なハードでゲームを作る事は様々な環境を想定できるので、メリットしか生みません。今までも様々なハードで作って来ましたが、触れられて良かったと思っています。そういう意味では考えを実現しやすいという部分がメリットになるのかな? 制限の中で作る環境も面白いとは思いますけど。

【4】ずっと生活をし続けるゲームを作りたいです。…とはいえ、まずはハードに合致していて、皆さんに喜んで頂けるものをチョイスしたいと考えています。

【5】
・『龍が如く 維新!』(セガ)
・『コール オブ デューティ ゴースト』(スクウェア・エニックス)
・『KILLZONE SHADOW FALL』(SCE)

 まずはユーザーさんにこのハードはこんなに凄いんだという部分がないと難しいでしょうし、そういった意味ではあのタイトルがどう進化したかみんなも気になるのではないでしょうか。単純にユーザーさんも僕たちも見てみたいところなので非常に楽しみです。一段落したら、なんだこりゃっていうような挑戦的なタイトルが出てくるとユーザーさんも色々遊べて良いなぁと思います。

【EX】機種問わずという事なので、甘えてアピールします。2月27日にPS Vitaで『ヴァルハラナイツ3 GOLD』が発売になります。かなり変わっていますし、音声も主要シーン全部入れてみました。友達ともプレイ出来ますので遊んでみて下さい。次に3DS『牧場物語 つながる新天地』。こちらも2月27日に発売します。牧場要素は更に楽しく、サファリという新要素やすれちがい通信にも対応していますので、こちらもよろしくお願いします。

PS4発売目前クリエイターアンケート PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ヴァルハラナイツ3 GOLD』▲『牧場物語 つながる新天地』

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