2014年2月13日(木)
セガと喜代村は、2月22日に発売するPS4/PS3『龍が如く 維新!』と全国53店舗で展開する“つきじ喜代村 すしざんまい”とのコラボレーション企画を実施する。
『龍が如く』シリーズは、伝説の極道・桐生一馬を主人公に生々しい人間ドラマを描いてきたアクションアドベンチャーゲーム。その最新作『龍が如く 維新!』では、現代から幕末へ舞台を変え、桐生一馬の内面を持つ“坂本龍馬”が主人公の物語を描いている。桐生の人生になぞらえて親殺しの罪で追われる龍馬が、“斎藤一”と名を偽り、真犯人の手がかりを求めて新選組に潜り込む斬新なストーリー展開もポイントだ。桐生だけでなく、シリーズの人気キャラクターたちも、それぞれ歴史上の人物として作中に登場する。
コラボレーション企画として、『龍が如く 維新!』の舞台である京の町に、幕末風にアレンジされた“すしざんまい”の店舗が登場。メニューを堪能することで、体力を回復できる。
また、全国の“すしざんまい”店舗では2月15日~4月20日に期間限定でコラボメニュー『幕末屋台寿司』が販売される。幕末当時の食材と製法をモチーフに開発されたオリジナルメニューを楽しめる。
本日2月13日、東京・築地にある“すしざんまい 奥の院”では記者発表会が行われた。『龍が如く』シリーズ総合監督・名越稔洋さんと、喜代村の木村清社長が登場し、本コラボについての意気込みやメニューについてアピールを行った。
▲名越監督(左)と木村社長(右)。 |
セガと喜代村のコラボは、PS3『龍が如く5 夢、叶えし者』に続いて2度目となる。名越監督は、引き続き協力していただいたことに加えて、ゲームの設定を考慮して『幕末屋台寿司』が考案されたということについて、「とてもうれしいです」とコメントした。
木村社長は、コラボ寿司について解説。もともと、東京湾では大量のまぐろがとれていたが、日持ちしなかった。それに対して醤油につけた切身をご飯に乗せたのが、寿司の始まりだと言われている。当時は現在のように生で魚を味わう習慣がなかったため、今回のコラボメニュー中でも、煮たり、しめたり、漬けたりしていることを語った。
▲週に1度くらい、寿司が食べたくなるという名越監督。好きなネタは、光り物とイカ。 | ▲寿司の歴史について説明する木村社長。これからの時期はハマグリがオススメで、「煮ハマ、ハマ吸いを楽しんでください!」と力説した。 |
ここで、名越監督がコラボメニューを味わうことに。今回の目玉であるづけまぐろは、通常の3倍の大きさを誇る。これは、当時のにぎりが現在の3倍ほどの大きさがあったということにちなんでいるようだ。食した名越監督は「うまい! づけはあまり食べないのですが、コクがあっていいですね」と満面の笑みを浮かべた。
▲シャリだけでなく、切身も特別な大きさのづけまぐろ。切るのにも技術を要するようだ。 |
続いて、好きだというイカに箸が伸びる。一口にほおばるった名越監督は「食べ物をレポートするのは難しいんですが、ひと手間加えられていて、こちらもおいしいです」と語った。「写真だとシンプルに見えるかもしれませんが、あさり椀もついているため、満足できると思います!」と太鼓判を押した。
▲名越監督は、まぐろだけでなく、他のネタのおいしさやあさり椀に入っているあさりの大きさにも驚いていた。 |
▲お互いがいい緊張感を持って取り組んだことで、いい企画になったとコラボを振り返った名越監督。木村社長も「ぜひ店舗に足を運んで楽しんでください」とシリーズファンにメッセージを送った。 |
今回のコラボメニュー『幕末屋台寿司』(税別1,500円)では、通常の3倍を誇るづけまぐろの他にも、手の込んだ5品目とあさり椀が付属。せっかくなのでそれぞれのポイントを紹介していく。
▲『幕末屋台寿司』は、づけまぐろ、平目昆布〆、小肌(コハダ)、あなご、海老そぼろ、煮いか、あさり椀がセットになっている。 |
▲煮いかは、煮たイカの上にツメがかかっている。イカ本来の風味に加えて、甘めのツメを味わえる。また、ツメが乗りやすくなるためか、包丁細工も施されている。 | ▲寿司でも定番のあなご。こちらもあなごの柔らかい身の上に、タレがしっかりのかかっている。シャリが見えないほど、しっかりとあなごを楽しめるのもうれしい限りだ。 |
▲海老そぼろは、色をつけた白身のそぼろにボイルした海老をからませて握ったもの。そぼろは、海老の甘さを邪魔しない、優しい味に仕上がっていた。 | ▲平目を昆布〆にすることで、刺身では味わえない風味とねっとりとした食感が加わる。握り寿司なので、一口で食べることが多い筆者だが、半分だけ味わって2回楽しむのもアリだと感じるほど、平目とは異なる味になっていた。 |
▲小肌は、塩と酢でしめられている。通常、店舗で出されているメニューと違わないが、シンプルながらも味が“光るもの”になっていた。 | ▲蓋を外した時に、優しい香りに思わず顔がゆるんでしまったあさり椀。人肌の寿司と、温かいお椀のコンビが絶妙だ。 |
▲通常の3倍という、ボリュームのづけまぐろ。当時は醤油だけで漬けていたようだが、今回は酒やみりんなども加わり、食べやすいようにと工夫がされていた。 |
煮いかやづけまぐろを始め、海老そぼろや平目昆布〆など、通常のメニューでは食べられない逸品を味わえる『幕末屋台寿司』。その味もさることながら、見た目が鮮やかで目でも味わえるのも特徴ではないだろうか。『龍が如く 維新!』予約特典として、“つきじ喜代村 すしざんまい”で使える“あぶりとろ一貫無料”クーポンが用意されているので、コラボメニューとあわせてお寿司を楽しんでみては?
(C)SEGA
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