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2014年2月20日(木)

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』村上龍さん&柚木涼香さん演じる主人公とヒロインが公開! さらに主人公機“ジェニオン”の性能にも迫る

文:皐月誠

 バンダイナムコゲームスは、4月10日に発売予定のPS3/PS Vita用ソフト『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』から、プロローグやオリジナル主人公などを公開した。

 本作は、さまざまな作品のロボットがクロスオーバーする、SRPG『スーパーロボット大戦』シリーズの新作タイトル。PS2やPSPで展開されてきた『スーパーロボット大戦Z』シリーズにおける、最終章の第1部となる。参戦作品は、『機動戦士ガンダムUC』や『アクエリオンEVOL』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』など計32タイトル。

~プロローグ~

 さまざまな世界、さまざまな宇宙……。別の時空に存在するそれらは並行世界と呼ばれ、互いに交わるはずのないものであった。そう……あの日が来るまでは。

 大時空震動……ある世界で発生した巨大な時空震動により、それぞれの世界を隔てる次元の壁が破壊された。その結果、数多の並行世界は、互いに交じり合い、多くの新たな世界が生まれた。それが多元世界の誕生である。

 新たな世界の誕生は新たな出会いを生み、新たな出会いは新たな戦いを生み、多くの多元世界が誕生から長い間、混沌の中にあった。しかし、その中の幾つかには次第に新たな秩序が生まれていった。

 後にUCWと呼ばれることとなった世界(『スーパーロボット大戦Z』)で起こった多元戦争。その戦いを終結に導いた特殊部隊ZEUTHは、時空震動によってADWと呼ばれることとなった世界(『第2次スーパーロボット大戦Z』)に転移させられた。そこで彼等は、新たに出会った仲間達と共に特殊部隊ZEXISを結成し、破界事変、再世戦争を戦い抜いた。

 ADWに平穏をもたらしたZEUTHのメンバーは、次元の穴・アビスを通り、UCWへ帰還しようとしていた。その先に、新たな戦いが待ち受けているとも知らずに……。

■オリジナル主人公&機体

【主人公】ヒビキ・カミシロ
 声:村上龍/デザイン:大籠之仁(STUDIO G-1 NEO)

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

 東京の研究学園都市に転校してきた、高校2年生の少年。偶然に人型機動兵器“ジェニオン”へ搭乗した事件を契機として、平行世界間で活動する企業“DEMコーポレーション”のエージェントロボ・AGの依頼を受け、ジェニオンのテストパイロットとなる。

 無愛想だが人嫌いというわけではなく、それなりに周囲とのコミュニケーションを取る。しかし心の奥底では他人を遮断しており、自身も目的のためならばすべてを捨てる覚悟を秘めている。

 転校する前は、退役軍人である父とともに平行世界から来た害獣の駆除業・ビーストハンターを営んでいた。そのため、高い野戦技術とサバイバル能力を持つ。

【ヒロイン】西条涼音(さいじょう・すずね)
 声:柚木涼香/デザイン:大籠之仁(STUDIO G-1 NEO)

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

 ヒビキと同じ研究学園都市の高校にて、現代国語を担当している21歳の教育実習生。学園都市で試験的に導入されている特別教育の実習生であり、現役の大学生ながら1年間を赴任先の高校で過ごすことが決まっている。

 校内に西条姓の教師が複数いるため、“スズネ先生”と呼ばれている。世話好きで人当たりがいいため生徒たちに好かれていて、さらにルックスもいいため一部の男子生徒から絶大的な人気を誇る。

 ある事件をきっかけに、ヒビキとともにジェニオンへ搭乗することになる。

【主人公機】ジェニオン
 デザイン:岡本光晴

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

 DEMコーポレーションが開発した、次元力利用機動兵器DEM(ディメンション・エナジー・マシンナリィ)シリーズの試作機。究極の汎用機を目指して設計されていて、環境を問わずつねに最大のパフォーマンスを発揮できるよう次元力を動力源としていている。異次元空間でのテスト中に次元雲に巻き込まれ、エージェントロボ・AGとともに地球へ落下した。

 戦術システム・次世代型次元力制御機構“TS-DEMON”と、あらゆる戦闘レンジに適応するさまざまな武器、次元断層を利用した防御機構“D・フォルト”の搭載によって、攻防のバランスがとれた機体に仕上がっている。

■戦闘シーン

【機体名】ジェニオン/ヒビキ・カミシロ+西条涼音
【武器名】アクセルグレイヴ

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

【機体/パイロット】ブラックゲッター/流竜馬
【武器名】ゲッタービーム
【敵機体】インベーダー

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

【機体/パイロット】ガンダムハルート/アレルヤ・ハプティズム+ソーマ・ピーリス
【武器名】GNキャノン
【敵機体】サーペント

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
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【機体/パイロット】紅蓮聖天八極式/紅月カレン
【武器名】輻射波動機構(光輪)
【敵機体】スコープドッグ+ファッティー

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
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■ゲームシステム:サブオーダー

 サブオーダーとは、プレイ中のシナリオとは異なる任務を各パイロットに与え、さまざまなボーナスを獲得するシステム。任務を与えられる対象は、サブオーダーを設定するインターミッション直前のシナリオにおいて未出撃のパイロットに限られる。

 サブオーダーの任務は、『第2次スーパーロボット大戦Z』と同じく全4種類。『第2次スーパーロボット大戦Z』では各任務に5人まで参加可能だったが、本作では6人まで参加可能となっている。

●サブオーダーの種類

1.トレーニング
 参加した各パイロットがPPを20獲得。
※PP……インターミッションの“パイロット養成”にてパラメータの上昇や特殊スキルの習得に使用するポイント。

2.パトロール
 参加した各パイロットが撃破数2を獲得。

3.シミュレーター
 参加した各パイロットが経験値500を獲得。レベルが1上昇する。

4.資金調達
 参加したパイロットのレベルの合計×300の資金を獲得する。

 サブオーダーは、すべての出撃枠が埋まるか未出撃のパイロットがいなくなるまで、何度でも実行可能。参加パイロットはプレイヤーの任意で選択できる他、自動で選択する機能も搭載されている。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
▲任務を選択し、次に参加させるパイロットを選択。参加できるのはメインパイロットに限られていて、精神コマンドのみのサブパイロットは参加できない。
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
▲パイロットを選択して出撃させると、結果や獲得ボーナスが表示される。出撃の際は、4種類の任務を個別で行う“オーダー・一部実行”と、同時に一括で行う“オーダー・一括実行”のコマンドを選択できる。

■HDリメイク版『スーパーロボット大戦』

 パッケージ版『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』の初回生産分には、特典としてPS3/PS Vita用ダウンロードソフト『スーパーロボット大戦』のプロダクトコードが同梱される。この『スーパーロボット大戦』について、基本システムが公開された。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

~プロローグ~

 謎の宇宙怪獣ギルギルガンによって、スーパーロボットたちの星は重大なピンチに見舞われつつあった。ギルギルガンは怪電波を使い、スーパーロボットを次々と操り人形としてしまったのだ。

 だが、ここに不屈の精神でその支配を打ち破ったヒーローがいた。彼は立ち上がった。ギルギルガンに支配されたかつての仲間たちを救い出し、再びこの星に平和を取り戻すために。

●チーム選択&ヒーロー選択

 ゲームの序盤に、“ガンダム・チーム”、“マジンガー・チーム”、“ゲッター・チーム”の3チームから、今後使用する1チームを選択する。チームの選択後、さらに“ヒーロー”を1体選択。ヒーローに選ばれたユニットは、ステータスの上昇や専用精神コマンドの習得など、特殊な能力が付与される。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

【ガンダム・チーム所属機体】……ガンダム、ガンキャノン、Zガンダム、百式、ZZガンダム、νガンダム、ガンダムF91

【マジンガー・チーム所属機体】……マジンガーZ、グレートマジンガー、アフロダイA、ダイアナンA、ビューナスA、ボスボロット

【ゲッター・チーム所属機体】……ゲッター1、ゲッタードラゴン、ゲッターQ、テキサスマック

【ヒーローに付与される諸要素】
・最大SP+5
・初期パラメータへのボーナス+5
・ヒーロー専用精神コマンドを修得済
・撃墜されるとゲームオーバー

●説得システム

 特定の条件を満たした状態で個別コマンドの“説得”を使用すると、敵ユニットを仲間にできる。説得に大きな影響を与えるのは、説得する側の“魅力”と説得される側の“忠義”の値。また、説得される側の残りHPが少ないと成功率が上昇する。

 さらにヒーローのみが修得できる精神コマンド“共鳴”を使用すると、敵ユニットへの説得が必ず成功するようになる。ただし本拠地の上にいるユニットには無効だ。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』
▲ガンダムがエルメスを説得。その結果は……?

 マップ上には“タワー”という施設があり、敵のタワーを占拠することで味方の基地にできる。基地にいるユニットは、自軍フェイズ開始時にHPが自動回復する。自軍の占拠しているタワーが多いほどHP回復量は多くなり、さらに敵を説得する際の成功率も上昇する。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

●ユニット離脱

 インターミッションにてユニットを離脱させられる。離脱したユニットは使用できなくなるが、その代わりにアイテムを入手できる。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

●ユニット強化

 ユニットの基本パラメータであるHP/SP/攻撃/防御/素早さの5種類は、レベルアップの際に上昇する。インターミッションでは、それ以外の忠義/魅力/移動を含め、全8種類のパラメータをアイテムの使用にて強化可能。アイテムの中には、経験値を獲得できるものも存在する。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

●クロスセーブ

 本作はクロスセーブに対応。PS3版とPS Vita版の間でセーブデータの共有が可能だ。

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

●戦闘シーン

・第1話“出撃! スーパーロボット!!”
【味方ユニット】マジンガーZ
【敵ユニット】ガラダK7

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

・第2話“湖畔の戦い”
【味方ユニット】ガンダム
【敵ユニット】フルアーマーガンダム ※HDリメイク場にて初登場

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

・第3話“トワイライト・リバー”
【味方ユニット】Zガンダム
【敵ユニット】メッサーラ

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』

(C)GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・電通
(C)GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会
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(C)2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋

(C)創通・サンライズ
(C)ダイナミック企画

データ

▼『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:SRPG
■配信日:2014年4月10日
■価格:8,070円(税別)
▼『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:SRPG
■配信日:2014年4月10日
■価格:7,120円(税別)
▼『スーパーロボット大戦』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3/PS Vita(ダウンロード専用)
■ジャンル:SRPG
■配信日:2014年4月24日
■価格:1,204円(税別)

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