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2014年2月21日(金)

『Evolve』最速レビュー! 『レフト4デッド』の遺伝子を継ぐ“4人協力プレイ vs. ソロプレイ”の異色のマルチプレイサバイバルACT

文:ゴロー

 4人のハンターで協力して、ボスモンスターを操るプレイヤーと対戦! そんな異色のマルチプレイアクション『Evolve(エボルブ)』のメディア向け先行体験会が、2Kで行われました。

『EVOLVE』 『EVOLVE』 『EVOLVE』

 本作はPS4/Xbox One/PC用ソフトとして、『レフト4デッド』を生んだTurtle Rock Studios(タートルロックスタジオ)が開発しているタイトル。さまざまな動植物が生息する惑星・Shear(シア)を舞台に、プレイヤーは4人のハンターチームと単独行動をするモンスターとに分かれてキャラクターを操作し、“狩るか、狩られるか”の激しい攻防を繰り広げます。海外では2014年秋の発売が予定されていますが、国内の発売日は未定です。

 先行体験会は、それぞれが4人のハンターとモンスターをひと通り体験できるように、4対1の対戦を8セットほど実施。さらに、タートルロックスタジオのプロデューサーであるジョン・ブロック氏にインタビューする時間も設けられました。この記事では独特なゲームシステムや体験プレイの感想を中心に、『Evolve』の魅力をお届けしていきます。

→『Evolve』ジョン・ブロック氏へのインタビューはこちら

『EVOLVE』
▲ジョン氏によると、『Evolve』は『レフト4デッド』の“協力”と『カウンターストライク』の“対戦”を融合させた作品として、2011年から制作に取り組んでいるとのことです。

■4対1のサバイバルを熱くする斬新なゲームシステム

 ハンターとモンスターは、同じゲーム内のプレイヤーキャラでありながらプレイの趣向が大きく異なります。対峙する人数が違うだけでなく、ゲームシステムもまったくの別モノ! 以下で掲載している内容は、今回試遊したバージョンでの仕様になります。

『EVOLVE』

▽ハンター側のゲームシステム

・ハンターは1人称視点(FPS)
・各ハンターでクラス(アサルト、トラッパー、サポート、メディック)が決まっている
・他のプレイヤーと同じクラスは選択できない
・武器の種類は各ハンターで固定
・武器の弾薬やエネルギーは無限で、使用後は時間で回復する
・背負っているジェットパックで、素早いダッシュや高所への移動ができる
・特定の生物を倒すことで、一時的になんらかの能力ボーナスを得られる
・体力が低下してきたら、他のハンターに回復してもらうことができる。救助が間に合わなかった場合は、艦内に転送されて一定時間後に復帰する
・復帰するたびに体力の最大値が減少し、3回力尽きると復帰できなくなる

▽モンスター側のゲームシステム

・モンスターは3人称視点(TPS)
・開始時に4つのアビリティの中から2つを選択できる
・アビリティに使用回数の制限はなく、一定時間が経過すると再使用できる
・体力ゲージを保護するシールドをまとっている
・生物を捕食することでシールドが一定量回復する
・捕食を繰り返してメーターがMAXになることで、任意に“エボルブ(進化)”が可能となる
・エボルブをすると、シールドがすべてなくなり、能力や見た目が強化されて新たなアビリティを1つ取得できる
・エボルブは最大で3回まで行える
・ハンターよりも30秒ほど早くゲームがスタートする

 ハンターとモンスターとで、ゲーム性がまるっきり違うのがお分かりいただけたかと思います。4対1という不釣り合いな図式も、これらの要素が巧みに融合して絶妙な対戦バランスを保っているのです。

■ハンター側とモンスター側、それぞれの視点でレビュー

 4人のハンターチームと単独のモンスターで、プレイヤー同士のガチバトル! もはや、この要素だけで胸熱です。使用したゲームモードは、本作においてもっともオーソドックスな“Hunt(ハント)”。ハンターが全滅するか、モンスターが倒されるかで勝敗が決まります(時間切れの場合は引き分け)。

『EVOLVE』 『EVOLVE』
▲機種はPC版で、DELLのゲーム用PC『ALIENWARE(エイリアンウェア)』を使用。ハンターサイドには2Kのスタッフが1人加わり、チームメンバーを先導してくれました。
『EVOLVE』
▲今回、戦いの舞台となったフィールドは、ジャングルのような場所でした。人工的な大型の基地が1つある以外は草木や川辺などの自然に囲まれていて、乗り物がほしいと感じるくらい広いところです。

 ここまでの説明から、『Evolve』の概要が大体つかめたのではないかと。では、実際にプレイした時にお互いがどういう作戦をとり、どのような戦いが繰り広げられたのか? まずはハンター側の視点からご覧ください。

●ハンター視点:モンスターをいち早く見つけ出し、4人で協力して仕留める!

 4人のハンターはそれぞれクラスが異なり、備わっている武装の違いから役割がはっきりと分かれています。クラスの種類は、アサルト、トラッパー、サポート、メディックの4種。以下で、各クラスの特徴を詳しく紹介します。

『EVOLVE』
▲奥からサポートクラスのHANK、アサルトクラスのMARKOV、トラッパークラスのGRIFFIN、メディッククラスのVAL。

名前:MARKOV/クラス:アサルト

 ダメージを与えることに特化したクラス。シールドで自分の身を守りつつ前線で戦うチームのアタッカー役。

【武装】
・Assault Rifle……実弾を発射する遠距離用ライフル
・Lightning Gun……近距離用のレーザー兵器
・Arc Mines……モンスターが踏むと爆発する地雷を設置する
・Personal Shield……攻撃を一時的に無効化するシールドを展開する

名前:GRIFFIN/クラス:トラッパー

 モンスターの探査・行動妨害を得意とするクラス。フィールド内のモンスターを探し出すすうえでキーマンに。

【武装】
・Submachine Gun……近~遠距離用のサブマシンガン
・Harpoon Gun……銛を刺してモンスターの動きを拘束する
・Sound Spike……モンスターの居場所を音で探知して知らせる
・Mobile Arena……モンスターをドーム状のエリアに閉じ込める

名前:HANK/クラス:サポート

 攻撃とサポートの両面で活躍できるクラス。モンスターに大ダメージを与えたり、味方の窮地を救ったりできる。

【武装】
・Laser Cutter……カッターを飛ばしてモンスターを切り刻む
・Shield Gun……味方を一時的に無敵状態にする
・Orbital Barrage……一定の範囲に空爆を要請する
・Cloaking Device……自身と周囲にいる味方の姿を消す

名前:VAL/クラス:メディック

 味方の回復に優れたクラスで、モンスターへの攻撃に対するサポートもできる。モンスターから真っ先に狙われやすい。

【武装】
・Anti-Material Rifle……皮膚を貫通する狙撃ライフル。命中箇所は弱点になる
・Medgun……味方の体力を徐々に回復するビームを発射する
・Tranquilizer Rifle……モンスターの動きを鈍らせる弾を発射する
・Healing Burst……効果範囲内にいる味方の体力を一定量回復する

 ハンターチームがまずやるべきことは、モンスターの居場所を探ること。モンスターが捕食を続けて3段階目までエボルブ(進化)をすると手がつけられなくなるそうなので、それだけはなんとしてでも阻止しなければなりません。

 「そうと分かれば手分けして探すまでよ!」と、意気込んで単独で飛び出していった結果、口を開けて待ち構えていた人食い植物の餌食に……。捕まったら1人では脱出不可能らしく、味方の救助が間に合わずにそのまま消化されました。まさか、モンスター以外に殺されることになるとは、惑星・シア恐るべし!

 さて話しを元に戻して、モンスターを探す手がかりは、基本的に地面に残された足跡や捕食した生物の亡骸になります。それらの痕跡をたどっていく他、物音や鳴き声、鳥の群れが飛び立った場所なども重要なヒントに。また、トラッパーが使うSound Spikeも、モンスターを感知するとチームメンバー全員に情報が行き届くので非常に役に立ちます。

『EVOLVE』
▲ハンターに奇襲を仕掛けようと、モンスターが近くで息を潜めている可能性も!? プレイヤーが操っているだけに、探している時の緊張感がたまりません。

 モンスターの足取りをつかみ、エボルブをされる前に発見できたケースは数回あったのですが、チャンスを中々ものにできず。単純な追いかけっこはモンスターに分があるようで、ブースターを駆使して追跡しても逃げられてしまいます。そうなると、発見時に攻撃して少しばかりシールドを削ったところで焼け石に水。モンスター側は捕食をすることでシールドを回復できるからです。

『EVOLVE』
▲モンスターの残り体力は、身体の損傷している度合いからある程度は判断できます。

 ハンター側で戦ってみた結果、モンスターのエボルブをことごとく許してしまったせいでほとんどが惨敗。完全体になったモンスターは身体がデカく、ブーストを使っても攻撃を避けるのはかなりキビシかったです。一撃で体力の半分近くをもっていかれるし、逃げるにしてもモンスターのほうが早いし、最後の1人になった時の絶望感といったら……。

 “モンスターを発見したら、先にMobile Arenaでドーム状のエリアに閉じ込めたり、Tranquilizer Rifleで動きを鈍らせたりして動きを制限する。そこから総攻撃を仕掛けてシールドをはがし、生身の肉体にダメージを与えていく”。負けまくったとはいえ、何度かプレイしていくうちに勝ち方のビジョンはなんとなく見えてきました。これが実践できれば!

『EVOLVE』
▲モンスターが最大までエボルブをしたら、今度はこっちが探される(狩られる)側に。エボルブをしたという情報が画面に表示されるのですが、そのたびに悔しさと恐怖が増していきます。

●モンスター:捕食を繰り返し、最終段階にまで進化したらパーティータイム!

 モンスター側は、圧倒的なパワーと強靭な肉体を持つ“ゴライアス”を使ってのプレイになります。個人的にソロで好き勝手に暴れ回っているほうが性にあっているので、発売されたらモンスター一筋になるような気も。

『EVOLVE』
▲頑強な肉体を誇る二足歩行型のモンスター・ゴライアス。3人称視点でのプレイに変わりましたが、特に違和感はありませんでした。

ゴライアス

 凶暴かつ好戦的で、攻撃手段のほとんどが圧倒的なパワーを活かしたものになる。その規格外の筋力から、大きな距離を一気に跳躍したり、断崖絶壁を駆け登ったりもできる。

【アビリティ】
・Fire Breath……斜め下方向に向かって炎を吐き続ける
・Leap Attack……ジャンプ後に全体重を地面に乗せて周囲に衝撃波を発生させる
・Charge Attack……高速で突進しながら直線状にいるハンターに体当たりする
・Rock Throw……正面に巨大な岩石を投げ飛ばす

 モンスターは、ハンターチームよりも30秒ほど先にフィールドへ降り立てます。そのアドバンテージを利用して、発見されにくい場所で捕食するための獲物を探すのが基本ですが、ハンターの降下地点で待ち伏せして奇襲を仕掛けるのもアリなのでは? と思ったりも。

『EVOLVE』

 アビリティとは別の能力として、モンスターは自分を中心に一定範囲をサーチでき、ハンターや捕食対象となる生物の位置を確認できます。使用回数に制限もないので、絶えずこれを使い続けておいて損はないでしょう。それともう1つ、自分の気配を殺して足跡を残さずに移動するといった能力も。使用中は移動速度が遅くなりますが、残している足跡の向きと逆方向へ向かうことでハンターをかく乱できそうです。

 捕食対象の生物は、小さいものなら1、2回程度の攻撃で倒せます。試しに自分よりもデカイ生物にケンカを売ってみたところ、倒せはしましたが思わぬ痛手を負ってしまいました。ヤツらのように凶暴な生物は無差別に襲ってくるので、倒さずにおいてハンターとの戦いに利用するのも手かもしれません。

 逃げ隠れしながら捕食を繰り返し、無事に3段階目のエボルブ(進化)へのスタンバイが完了。捕食する生物によってメーターの増え方は違いますが、初期から合計で15匹分ぐらい捕食をすれば3段階目のエボルブができる状態になれます。エボルブをした後はシールドがゼロになるので再び捕食を始め、シールドが満タンになったらパーティータイムの始まりです!

『EVOLVE』
▲「汚物は消毒だぁ~!」と言わんばかりに、Fire Breathでお掃除。3段階目のエボルブ完了の合図で、恐怖におののくハンターたちの顔が目に浮かびました。巨大化したせいか動きが鈍くなったように感じましたが、移動速度は変わっていないとのことです。

 最強の力を手にした後は、ハンターたちをちぎっては投げ、ちぎっては投げの繰り返し。この素晴らしい優越感は、モンスターでしか味わえないでしょう。アビリティをすべて1つのボタンで出せるというとっつきやすさも、モンスターの魅力ですね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 『Evolve』の一番のおもしろさは、共闘アクションにおけるボスモンスターが、AIではなくプレイヤーが操っているところにあると感じました。同じモンスターでもプレイヤーごとに考え方や実力が異なりますし、同じプレイヤーにしても行動は毎回変わってきます。不利だからといって逃げるとは限りませんし、とんでもないミスを犯すかもしれません。モンスターの個性は無限にあると言えるでしょう。

 もちろん、モンスターを操って4人のハンターと対戦するという、新しいソロプレイのスタイルも最高に楽しかったです。ゴライアス以外にどのようなモンスターがいるか、他にどういったアビリティがあるのかが気になりますね。個人的には飛行タイプのモンスターはいてほしいな、と。

 なお、武器やアビリティはアップグレードが可能とのことなので、やり込みによって強さのバランスが変わってくると思われます。インタビューでは、そういった『Evolve』の深い部分についてもうかがっていますので、興味を持った人はぜひ目を通しておいてください!

→『Evolve』ジョン・ブロック氏へのインタビューはこちら

(C)2010-2014 Take-Two Interactive Software, Inc. 2K, the 2K logo, Evolve, the Evolve logo, and Take-Two Interactive Software are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. Turtle Rock Studios and the Turtle Rock Studios logo are trademarks of Turtle Rock Studios, Inc.

データ

▼『EVOLVE(エボルブ)』
■メーカー:2K(Take-Two Interactive Japan)
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■発売日:2015年3月5日
■希望小売価格:7,700円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『EVOLVE(エボルブ)』
■メーカー:2K(Take-Two Interactive Japan)
■対応機種:Xbox One
■ジャンル:アクション
■発売日:2015年3月5日
■希望小売価格:7,700円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『Evolve(エボルブ)』
■メーカー:2K(Take-Two Interactive Japan)
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:未定
■希望小売価格:未定

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