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2014年2月22日(土)

『アルノサージュ』は土屋ワールドの集大成にして入門編!? “サージュ・コンチェルト”や『アルトネリコ』を愛する編集3人の座談会を掲載

文:原常樹

 ガストより、3月6日にリリース予定のPS3用ソフト『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』。本作の特別記事として、編集者による座談会をお届けする。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

 本作は、PS Vita『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』のディレクターを務めた土屋暁さんが手がける新作RPG。“サージュ・コンチェルト”シリーズの第2弾で、詩が魔法の力になる世界を舞台に、生命の存亡をかけた物語が描かれる。

 『アルノサージュ』は、開発を手がける土屋さんがこれまでにリリースしてきたRPG『アルトネリコ』シリーズや『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』の歴史とリンクしている部分もあるという。そこで今回の記事では、土屋さんの作品への知識と愛情なら負けない(?)という編集が集結! シリーズに造詣の深いファンならではの目線で『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』への期待を語ってもらった。

とっきー:『電撃PlayStation』編集部のガスト担当。『シェルノサージュ』の放送番組から、土屋さんと一緒に作品を盛り上げている。
編集O:『電撃PlayStation』編集部の『アルノサージュ』担当。土屋ワールドに精通している編集の1人。
ゲゲン:土屋ワールドが好きすぎて、『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』応援ページを自ら作った男。編集部の机の一番見やすいところは、イオンちゃんの特等席。

 なお、この収録は1月下旬に行われた。

■土屋ワールドの集大成にして入門の『アルノサージュ』

ゲゲン:これまでに公開された『アルノサージュ』の情報を見て、どんな印象ですか?

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

とっきー:これまで土屋さんが作ってきた世界観、それこそ『アルトネリコ』や『シェルノサージュ』とのつながりが判明した時点で“土屋さんが作ってきた作品の集大成”みたいな位置づけになるんじゃないかなーと期待をしています。

編集O:伏線の回収もありそうですし、追いかけていたファンにとってはうれしいですよね。

とっきー土屋さんと志方あきこさんにインタビューをしたんだけど、その中でお2人が「『アルトネリコ』製作時に想定していたシーンや場所のイメージをCDの中でも採用していて、さらにその想定していたシーンやイメージが今回のゲームで出てくる」という話をされていたんです。そういう話を聞くと10数年前、それこそ学生時代から練り続けていた土屋ワールドの最新の形が見えるのではないでしょうか。

ゲゲン:たしかに最新にして原点という印象はありますね!

とっきー:『スター・ウ●ーズ』シリーズで例えるなら、『シェルノサージュ』は『ファ●トム・メナス』、そして今回の『アルノサージュ』が『ク●ーンの攻撃』や『シ●の復讐』に当たるわけです。そのまま第一作、土屋プロジェクトで言えば『アルトネリコ』につながっていくわけですから、これまでシリーズを遊んできた人であればこれを目撃しないわけにはいかないでしょう。

ゲゲン:なぜ、『スター・ウ●ーズ』に例えたのかは置いておいて(笑)……時系列的には『アルトネリコ』よりも前に当たるわけなので、シリーズをプレイしていない人でも問題ないです。むしろ、そっちの方がキレイな流れかもしれません。

とっきー:この作品より以前を描いた『シェルノサージュ』を遊んでいないとダメなのかというと、そうではない。確かにイオンやキャスという人物は続投しているけど、彼女たちを知らなくてもそのまま遊べる仕組みが作られているのは魅力だと思います。そういう意味では“集大成であると同時に入門”みたいな感じもするな。

編集O:決して一方通行ではない作品なので、入門という表現はしっくりきますね。舞台自体も『シェルノサージュ』からは大きく変わっているので“続編”という雰囲気は薄いです。

とっきー:背景を知らなくても楽しめるけど、“知っていれば作品をさらに10倍楽しめる”ぐらいのイメージでしょうかね。

■ブレがないキャラクター像

ゲゲン:『シェルノサージュ』から引き続き登場する、『シェルノサージュ』のキャラクターの印象はどうでしょう?

とっきー:これまで『シェルノサージュ』の登場人物たちは、ダウンロードコンテンツ(DLC)の配信を含めると2年以上の歳月をかけてキャラとして熟成されている。つまりしっかりと“できあがっている”わけです。彼女たちの考え方や動きにはまったくブレがありませんし、だからこそ物語に没頭できる。

ゲゲン:演じている声優さんがスタッフ以上に役を理解して、自分のものにしているような印象です。付き合いが長いからこそなせる業(わざ)でしょうね。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』
▲キャスやイオンなどは、『シェルノサージュ』から引き続き登場する。

とっきー:声だけでなくモデリングもそう! フライトユニットさんがずっと携わっています。

編集O:あれは本当に素晴らしい! 我々は『シェルノサージュ』を知っているからこそ、彼女たちがどのように成長したのかも見えてくるんですよね。新鮮味もありながら美しくなったキャラクターたちに会えるのには感慨深いものがあります。

ゲゲン:主人公キャラクターである、デルタとアーシェスを最初に見た時の感想は?

とっきー:カッコいいのひと言ですよ!

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

ゲゲン:確かにカッコいい!! カッコいいけど、「このご時世に男と機械できたかぁ……」とも思ったんですよね(笑)。

(一同笑)

ゲゲン:セールスを考えたら別の選択肢もあったんだろうけど、そこを振りきって侠気(おとこぎ)を出してきたんじゃないかなと思いましたね。

とっきー:正直『シェルノサージュ』がイオンちゃんを前面に出していたから、この世界にデルタみたいなイケメンヒーローがいること自体にビックリしましたよ! 『シェルノサージュ』に出てきた男性キャラクターを改めて振り返ってみると、おじさんと子どもとオタクぐらいしかいなくて……。オタクの彼もちょっとヒドイくらいでイケメン枠かと思ったら、かなりひどい有り様でしたしね(笑)。

ゲゲン:確かに彼はひどかったですね!

とっきー:そういう意味ではデルタは満を持して登場したと言えるのかな。左右非対称の衣装にもこだわりが詰まっているようです。……まぁ、個人的にはそれ以上にアーシェスのデザインの方がたまらないんですけど! ムービーなんかでアップになると細かいパーツまで作りこまれていて、ギミック好きな人間の心にダイレクトに訴えかけてきます! 顔はなんとも言えない形なので、背中で語りかけてくるような不思議なイケメンオーラ。背も高くて周りのキャラクターとのバランスもいいです。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

編集O:イオンと並んだ時の絵には、僕もグッときましたね。

ゲゲン:あれは……心震えますよ。

とっきー:『シェルノサージュ』をやり続けていたプレイヤーにとっては、感慨深いものがあるだろうね。

ゲゲン:アーシェスが、イオンちゃんをずっと見続けてきた我々、つまり端末さんとイコールなのかはよくわかりませんけど、もしそうだとしたらイオンと一緒に歩いていることは待ち望んでいる展開ですよね。もし事実が違ったとしても「俺がアーシェスだ!」みたいな気持ちになって、自然と気持ちが入っちゃう気がします。

編集O:顔の真ん中のところを見ると真空管が光っていて、もしイオンちゃんが作っていたとしたら、製作者の趣味がハッキリと反映されているのもおもしろいですね。『シェルノサージュ』の時、イオンちゃんには依頼をすればさまざまなアイテムを作ってくれましたが、ついにここまできたんだなぁと思いました(笑)。

とっきー:『シェルノサージュ』から、すごく時間が経っているようなので、そんなものも作れるようになっているのかもね!

■期待が高まるばかりの戦闘シーンと詩魔法

ゲゲン:次のトークテーマは、戦闘についてです。

とっきー:ニコニコ生放送の時に戦闘を見させてもらったけど、レスポンスがよくて本当に爽快。『アトリエ』シリーズの岡村さん(※)が自ら手を入れて調整されているんだから、そりゃもう期待できるわけですよ!

(※)ガストのディレクターである岡村佳人さん。最近では『アトリエ』シリーズを手がけている。

ゲゲン:あまりゲームを遊んだことがない人でも、ガンガンコンボがつながるのは大きなウリでしょうね。

編集O:パッと見、複雑そうに見えますが、最終的に難易度はそんなに高くならない気がします。

ゲゲン:とはいえ、味気ない戦闘にはなっていない。RPGというジャンルは何度も戦闘するので、複雑すぎても単純すぎてもダメだと思うんですが、『アルノサージュ』のプレイムービーからはバトルのおもしろさを追求している雰囲気を見て取れました。キャラクターが喋りまくるから臨場感がありますし、戦闘が楽しいというのは大きいんじゃないでしょうか。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

とっきー:トドメの詩魔法演出だけど、本作のバトルは“詩魔法を爽快に撃つための戦闘”みたいな意味合いもあると思う。『シェルノサージュ』の時も随所に“詩魔法”というキーワードは出てきていたけど、終盤まで辿りつけないと見られなかったから、『アルノサージュ』は余計に爽快に感じるんじゃないかな。

編集O:今回は戦闘するだけで詩魔法を楽しめますからね(笑)。

とっきー:現時点でボスキャラクターとの戦闘があるかどうかは公開されていないけど、強力な詩魔法を入手したら強い敵とも戦ってみたくなるもの。戦闘のバランスややり込み要素は実際にプレイしてみないとわからないけど、期待は持てそうだね。戦闘そのものはもちろん、音楽がいいから飽きることはないでしょう! ムービーでもチョコチョコつまみ食い的に聴けるんだけど、あの時点ですでに素晴らしい。

編集O:サントラCDも発売されますけど、これを聴きながらだと仕事がはかどりそうですよね。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』 『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』
▲サントラCDの他にも、ボーカルCD『ジェノメトリックコンサート』が2枚発売される。『ジェノメトリックコンサート』は、『アルトネリコ』のボーカルCD『ヒュムノスコンサート』の正統なる後継に当たるCDだ。

とっきー:いや、むしろ延々と聴き入っちゃって手が止まりそう(笑)。やっぱり土屋さんチョイスで、あの歌姫たちが歌う楽曲はこのシリーズには外せない存在なんだなと思ったね。歌姫の中でも『アルトネリコ』からずっと参加されている志方あきこさんや霜月はるかさんは土屋サウンドの王道を行く存在として期待しています。

ゲゲン:土屋作品として求められているサウンドが盛り込まれていることは、すでに漏れ聞こえている部分だけでも疑う余地はないんですが、さらにどういう新しいチャレンジがあるかも注目だと思います。土屋さんが歌姫たちに対して挑戦している面もあれば、「これどうよ?」とユーザーに対して叩きつけている挑戦もあるんじゃないでしょうか。

編集O:そこは自分も感じました。実際、インタビューの時も志方さんが「どこまでできるのか挑戦状を叩きつけられている気分です」とおっしゃっていましたね。

とっきー:これは推測なんだけど、土屋さんの自分に課しているハードルってすごく高いと思う。そして土屋さんの周りの人たちもそれに影響される形でハードルを上げざるを得ないのではないかと……。そうやって生まれたハイクオリティな楽曲が戦闘のたびに流れるというのは本当に豪華ですよ!

編集O:そうですよね……豪華とか贅沢という言葉につきます。

とっきー:普通のRPGではラスボス戦などキモとなる戦闘でのみ特別な曲が流れるし、その演出がたまらない人は多いと思うんだ。ところが、この作品では特別であるはずの曲が10曲以上もあって、歌姫だけで5人もいる!! 詩魔法を選ぶことで楽曲も任意で選べちゃうし、それってすごく贅沢なことだと思うよ。

ゲゲン:本当に贅沢ですね。

とっきー:歌姫は5人いますし、さらにそこからそれぞれの人がバリエーションを広げているということもコメントされていました。

ゲゲン:どうなっているのかは蓋を開けてみないとわかりませんが、楽しみですわ。我々からすると、志方さん、霜月さん、みとせのりこさんまでは過去に参加されていたためにイメージがあるのですが、ORIGAさんと南條愛乃さんはイメージがあまりないので気になりますね! ラスボスの楽曲というイメージが強いみとせさんに対して、ORIGAさんはさらにそれを超えるような神々しさを放ってくれそうな感じすらあります(笑)。

とっきー:カノンさんを担当するということを考えるとなんとなくしっくりくるかも!

編集O:なるほど、確かにそうですね。

とっきー:そういえば、カノンさんの髪の毛は地毛でお下げみたいですね。あそこまで伸びるとは何があったんでしょうか?

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

ゲゲン:単純に『シェルノサージュ』から長い時間が経ったみたいだから、伸びただけかも(笑)。

(一同爆笑)

とっきー:話を戻しますが、南條さんは『シェルノサージュ』の“皇帝編”でキャスの歌で入っていたことを考えると、やっぱりキャス絡みでの歌が期待できそうですね。『アルトネリコ』にもキャストとして出演されていたので、そういう意味でも今回の参加は楽しみです。

ゲゲン:土屋さんの作品は壮大な歌ばかりではなく、ちょっと遊んでいる曲も多いので“どう遊んでくるのか”も楽しみですね。

編集O:「ベタなラブソングは作らない」と志方さんがおっしゃっていましたけど、じゃあ「ベタじゃないラブソング」はあるのかなと期待しています(笑)。

ゲゲン:ありえますね! というか、遊びの楽曲についてはまったく読めません。逆にメインの楽曲として相当スケールの大きい歌が出てくることは間違いないでしょうけど……。

とっきー:そもそも話のスケールが大きいからね。『アルトネリコ』3部作につながる時点で、それを凝縮した種がこの『アルノサージュ』にはある。それを形作るだけでも大変でしょう。

編集O:チラリと聞いた話だと、ゲームのボリュームもかなりあるみたいです。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

ゲゲン:各キャラの精神世界であるジェノメトリクスを探求するシステムも用意されているので、かなりのボリュームになるのでしょう。

とっきー:ジェノメトリクスではキャラクターの心の葛藤を解決することで詩魔法をゲットするけど、逆に言えば詩魔法の数だけ心の葛藤があるということ。しかも、ちょっと精神世界に潜ったからといって彼女たちが心を開いてくれるわけではありません。

ゲゲン:作っているのが土屋さんであることを考えると……そんなに簡単に詩魔法をくれるんだったら、我々は『シェルノサージュ』であんなに苦労しなかったでしょう!

とっきー:根の深い問題を乗り越えるからこそ、詩魔法をゲットする喜びがあるのも事実ですしね。そういえば、詩魔法のデザインは「しっかりと“心の葛藤”が反映されていて、デザイン自体に意味がある」という話が土屋さんからありました。僕らはまだ絵だけしか見ていないので「なぜこの詩魔法はこういう形なの?」と疑問に思うだけですが、ジェノメトリクスをクリアすることで「ああ、だからこういうデザインなんだ!」と納得できる仕掛けになっているのでしょうね。

編集O:今のうちにどんな心の葛藤があるのかを想像しつつ、プレイしながら答え合わせをする。そんな楽しみ方もアリでしょう。

とっきー:詩魔法を全部そろえなければいけないというわけでもなさそうなので、どちらかというとこの辺りはやり込み要素の1つになるのかもしれないな。

■キャラの色香に釣られたってイイ! その奥に確かな楽しさが待っているのだから!!

ゲゲン:本作で注目しているポイントを教えてください。

とっきー:プレイする人によって楽しみ方はそれぞれだと思います。『シェルノサージュ』を遊んでいたプレイヤーは続編として期待してもいいですし、『アルトネリコ』しか遊んでいない人はシュレリアの動向を気にかけてもいい。もちろん、禊ぎ(みそぎ)のシーンを見たいというヨコシマな動機でもいいと思います!(笑) 土屋さん自身からも禊ぎのシーンに一番こだわっているのではないかという、意気込みを感じますから。

ゲゲン:CEROがCからDになったのは、ココが原因なんでしょうか?(笑)

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

とっきー:どうでしょう?(笑) でも、あの3Dモデルは回転可能なうえにさまざまなところをアップにできるという時点で、こだわりまくっているのは間違いない!! 止め絵でシャワーシーンと言われるのとはまったく違った楽しみがありますね。さらに言えば、イオンちゃんとお風呂に入れる時点でもうたまりません。

ゲゲン:そうやって、色香に釣られて土屋ワールドの深みにどんどんハマっていくのもアリでしょう。土屋さんはズルいんですよね!

編集O:よくあるパターンですね……。モデリングにも本当に力が入っているので、女の子たちのカワイさは折り紙つき。イオンちゃんもよかったんですが、『アルノサージュ』で色気が増した様子を見ていると「イオンさん」と呼ばなければいけないような気もしています。

ゲゲン:新妻の色気が……。

とっきー『シェルノサージュ』には結婚イベントがあるしね! 七次元的な結婚のルールがどうなのかはわからないので不安な部分もあるけど、何はともあれ楽しみっ。

ゲゲン:あとは、『アルノサージュ』で初めて土屋さんの作品を遊ぶ人にアドバイスをお願いします。

とっきー:アドバイスを贈るというより、僕らからしたらそういう方がうらやましいです! もちろん、このシリーズを追いかけてきた自分たちとしては「僕らなりに何年間もかけて作品を大事に楽しんできた!」という実感もありますが、だからこそ未プレイの人が別の意味で幸せに見えてしまう。だって、すべてのコンテンツがリリース済みで、待つことなく最後まで物語を楽しめるんだよ!?

ゲゲン:しかも『アルノサージュ』から土屋さんの世界に入った人は、すべてをフラットな目線で楽しめますしね。

『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』

とっきー:それは大きいよね……。土屋さんの作る物語は単純な勧善懲悪ではないし、今回のヒロインであるキャスとイオンもお互いの立場はちょっと違っている。それをザッピングという形で追っていくというのであれば、やはりフラットな気持ちで遊ぶのが一番かもしれない。僕らはわりと感情移入しているし、特にイオンちゃんに対しては贔屓(ひいき)目なしに見られない気がするものからね(笑)。

ゲゲン:キャスも好きだけど、イオンちゃんとどっちを選ぶかと言われたら……しょうがないでしょう(笑)。例えイオンちゃんが悪だったとしても受け入れますよ!

編集O:最後まで付き合っちゃいますよね、やっぱり(笑)。

とっきー:我々が感情移入しすぎているからこそ、フラットな目線で完全新作RPGとして楽しめる人がうらやましいんです。記憶を消せるなら消したいぐらい。

編集O:ここから遊び始める人がいたら、逆に後で『シェルノサージュ』をプレイしてどんな感想になるのかも聞いてみたいですね。

ゲゲン:一晩飲み明かしたいぐらい!(笑) まずはとにかく一度プレイしてみて感触を確かめていただきたいです。レトロなのかフューチャーなのかわからない、この不思議な世界観を気に入る方も多いでしょうから……。土屋さんの作品は歌の部分がフィーチャーされがちですが、ぜひ総合力で評価してほしいですね。

とっきー:さまざまな要素をミックスしつつも、それらすべてを感じられるというのがこれまでの土屋さんの作品でした。きっと今回もそういう作りになっていることでしょう。……記事的には終わったけど、まだまだ全然語り足りませんね(笑)。

編集O:まだ発売前の段階でコレですからね! 遊んだ後はどうなるんでしょうか。

(一同笑)

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(C)GUST CO.,LTD. 2006 (C)2006 NBGI
(C)GUST CO.,LTD. 2007 (C)2007 NBGI
(C)GUST CO.,LTD. 2010 (C)2010 NBGI
※画面はすべて開発中のもの。

データ

▼『アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~』ダウンロード版
■メーカー:ガスト
■対応機種:PS3
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年3月6日
■価格:6,300円(税込)
▼『Ar nosurge Genometric Concert side.蒼 ~刻神楽~』
■発売・販売元:ガスト
■発売日:2014年3月5日
■価格:初回限定版 3,675円(税込)/通常盤 3,150円(税込)
 
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▼『Ar nosurge Genometric Concert side.紅 ~天統姫~』
■発売・販売元:ガスト
■発売日:2014年3月5日
■価格:初回限定盤 3,675円(税込)/通常盤 3,150円(税込)
 
■『Ar nosurge Genometric Concert side.紅 ~天統姫~』初回限定盤の購入はこちら
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▼『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~ オリジナルサウンドトラック』
■発売・販売元:ガスト
■販売協力:フロンティアワークス
■発売日:2014年3月5日
■価格:3,360円(税込)
 
■『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~ オリジナルサウンドトラック』の購入はこちら
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