2014年2月26日(水)
国内100万DL突破がいよいよ目前に迫った、基本プレイ無料のPS3用オンラインバトルアクション『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』。2月13日、20日発売の『電撃PlayStation』では、これを記念して本作に登場する全モビルスーツ(※【先行配備】をのぞく)の機体レビューを掲載している。
この記事では誌面に掲載できなかった内容を含めたレビューの完全版を掲載していく。第2回となる今回は、重厚感あふれるフォルムでいまだに人気が高い、ジオン軍の汎用型モビルスーツのレビューを前後編でお届けしていこう。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:325 機体HP:11000 耐射撃装甲:40
耐ビーム装甲:40 耐格闘装甲:37 シールド:なし 射撃補正:73
格闘補正:73 スピード:245 スラスター:120 近:6 中:8 遠:4
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV3、高性能レーダー、高機動システム、格闘連撃制御LV1、緊急回避制御LV1、アンチステルス
【主兵装】アクト・ザク用ビーム・ライフル、ザク・バズーカ、ブルパップガン
【副兵装】ハンド・グレネード、ビーム・サーベル
コストはペズン・ドワッジと同じ機体LV1で325だが、耐装甲性能はザクII改をやや強化した程度。ですが、射撃と格闘補正がともに73と高火力なうえにスピードも速いので、高機動高火力を実現しています。主兵装もマシンガン、ビーム・ライフル、バズーカ系と汎用型の名に恥じない豊富さ。格闘にはビーム・サーベルを用いるので、やや当てやすいのも強みですね。
ザク系MSにしては珍しく主兵装にビーム・ライフル、それもこの機体専用のアクト・ザク用ビーム・ライフルを装備できるのが最大のポイントです。チャージこそできませんが、LV1にして1700という高水準の威力を持ち、アクト・ザク自身の射撃補正と相まって、高いダメージを相手に与えることができます。
さらに、命中時によろけを誘発できるうえに、オーバーヒートからの復帰時間も短めなのも魅力の1つ。弾数こそザク・バズーカが優秀ですが、瞬間火力を求めるジオン兵にはぜひ。
高コストだけにスキル面の充実さがハンパないMSです。装甲こそ低めですが、遠くの敵をいち早く発見できる高性能レーダーに、動かしやすさをアップさせる高機動システム。そして、緊急回避制御と至れり尽くせり。さらにアンチステルスも装備しているので、隠れた敵すらも発見できます。
副兵装にハンド・グレネードも装備しているので、ビーム・ライフルを装備できる高コストのザクII改といった印象で使っています。でも、移動関連の性能は段違いでこの機体のほうが上ですけどね!
【開発スタッフコメント】
最高クラスの機動力が魅力の機体です。主兵装のビーム・ライフルはチャージせずに相手をよろけさすことができるので、ビーム・ライフル→格闘でダメージを与えていきましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:250 機体HP:9500 耐射撃装甲:40
耐ビーム装甲:40 耐格闘装甲:48 シールド:なし 射撃補正:40
格闘補正:53 スピード:230 スラスター:125 近:7 中:8 遠:4
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV2、高性能バランサー、高性能レーダー、緊急回避制御LV1、格闘連撃制御LV1
【主兵装】ショットガン、ジャイアント・バズ、MMP-80マシンガン
【副兵装】ヒート・ソード、頭部バルカン、スモーク・ディスチャージャー
機体LV1でコスト250と数少ないジオン軍の中コスト汎用機。全体的な耐装甲もよく、やや格闘補正が高いが射撃とのバランスも良好と扱いやすさに秀でています。
主兵装にも近距離用のショットガン、MMP-80マシンガンと、中距離用のジャイアント・バズを装備でき、さらに格闘連撃制御のスキルも備わって接近戦もこなせます。非常に優秀なバランスを持つため、どんなプレイヤーにもオススメできる万能な1体です。
ゲーム追加後にアップデートで、HP、耐射撃装甲、耐ビーム装甲、耐格闘装甲、射撃補正、格闘補正、スピードが一度に強化され、一気に中コストの星に輝きました。同時に主兵装のショットガンの性能も強化され、射程の延長したことでより近~中距離支援に磨きがかかりました。
扱いやすい! あまりに優れた機体性能や主兵装にケチのつけようがありません。これだけ高いスペックに加えて、高性能レーダーや緊急回避制御もあり、自衛から支援能力にも穴がない完璧っぷり。ジオンはコイツをもっと量産すべきだったのでは? と思いたくなるほどです。
汎用機は基本的にジャイアント・バズを持ちますが、カスってもよろけをとれるショットガンもはずせません。特に、格闘連撃制御を持つ本機にはコンボの起点として重要で、うまくハマれば敵の高コスト機も単独撃破が可能なほどです。
【開発スタッフコメント】
走攻守と高水準でバランスのとれた非常に使いやすい機体です。主兵装のショットガンは射程は短いが広範囲に広がり、近距離で当てると高ダメージが期待できます。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:600 機体HP:22000 耐射撃装甲:93
耐ビーム装甲:93 耐格闘装甲:65 シールド:30000 射撃補正:131
格闘補正:105 スピード:80 スラスター:150 近:0 中:0 遠:0
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV4、高機動システム、複合型探索システム、強制噴射装置
【主兵装】試作2号機用ビーム・バズーカ
【副兵装】ビーム・サーベル、頭部バルカン
連邦軍のガンダム試作1号機と対になるMS。機体LV1でコスト600。全MS中最高HPである22000を持ち、シールド耐久値はそれをさらに超える30000をマークしています。全体的な装甲値も90前後と高く、まさに難攻不落の動く要塞といった位置づけです。
その反面、非常に大型でスピードが80しかありません。幸いにもスラスター量は150と非常に高いので、強制噴射装置と合わせて激戦区からの離脱も容易です。
試作1号機と同様にカスタムパーツは全スロット0。ハンガーでスロットの強化は必須です。主兵装の試作2号機用ビーム・バズーカを生かすためにも、補助ジェネレーターを装備したいところです。しかし、スロット数に限りがあるため、強制噴射装置を生かすため噴射制御装置でスラスター量をさらに増やすのも1つの手です。なお、低いスピードをさらに低下させないためにも、脚部特殊装甲LV1の装備は絶対にしておきましょう。
『バトオペ』唯一の“要塞”と言って差し支えないでしょう。驚異的なHPと装甲、そしてシールド耐久値。さらに主兵装のビーム・バズーカと、出で立ちは戦艦そのものです。圧倒的な性能を前に、低コストのMSでは撃破することすら不可能に思えてきます。
ただし、戦場でもバッタバッタと倒せる! と思いきやそうでもなく、ビーム・バズーカに限りがあるので、中~遠距離支援でどっしり構える感覚で戦うのがベストですね。自衛用のビーム・サーベルの威力が3300とケタ違いに高威力なので、油断した敵を軽く一刀両断できます。
【開発スタッフコメント】
機体HP、シールド耐久値が非常に高く、その巨躯からまさに壁のような印象を受ける機体です。機動力は低いものの火力は高いので、汎用機よりも支援機のような立ち回りをすることで真価を発揮します。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:375 機体HP:9500 耐射撃装甲:28
耐ビーム装甲:28 耐格闘装甲:31 シールド:なし 射撃補正:86
格闘補正:86 スピード:230 スラスター:145 近:6 中:7 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV4、ホバリングダッシュLV3、高機動システム、格闘連撃制御LV1、緊急回避制御LV1、強制噴射装置
【主兵装】ショットガン、ジャイアント・バズ改、MMP-80マシンガン
【副兵装】シュツルム・ファウスト、ビーム・サーベル、頭部バルカン
機体LV1でコスト375の高コスト機だが、全体的な装甲値は30前後とザクIIよりも低めです。その代わりに高いスピードとスラスター量に加えて、射撃、格闘補正ともに86と高い火力を持つ強襲型のMSとなっています。
主兵装もショットガン、ジャイアント・バズ改、MMP-80マシンガンと種類も豊富。副兵装も高威力のシュツルム・ファウストをはじめ、格闘用のビーム・サーベル、そして歩兵掃討に便利な頭部バルカンとスキのない武器構成が魅力的です。
低い装甲値を補うように装備されている強制噴射装置がポイントでしょう。アレックスが装備しているものと同様で、回避行動の着地動作を回避行動でキャンセルできます。これにより高い回避性能を持ち、豊富なスラスター量と相まって低い装甲値を十分にカバーできるのが強みですね。また、緊急回避制御もあるため、よろけた際の対策も完璧です。
一度、ケンプファーの回避性能の高さに慣れてしまうと、他のMSに乗った際に違和感が残ります。ケンプファーの動きやすさは、それほどまでに別のゲームをしているかのようです。
射撃補正が非常に高いので突破力はあるのですが、いかんせん周りを見る能力がないとすぐに撃墜されてしまいます。気付くと敵の支援機から手痛い一撃をくらうこともしばしば。そのためか、無人都市や軍事基地のような障害物の多いマップに向いていますね。隠れながら強襲する。ケンプファーのだいご味です。
【開発スタッフコメント】
高火力、高機動と攻撃面に関しては圧倒的な性能を誇る機体です。機体HP、各装甲は高コスト機としては低いため、攻めるときは一気に攻め、退く時は退くといったメリハリのある運用が必要です。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:200 機体HP:10000 耐射撃装甲:37
耐ビーム装甲:48 耐格闘装甲:48 シールド:3500 射撃補正:47
格闘補正:60 スピード:215 スラスター:120 近:7 中:9 遠:9
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、クイックブースト、ホバリングダッシュLV1、高性能バランサー、高性能スコープ、緊急回避制御LV1
【主兵装】ゲルググ用ビーム・ライフル、360mmロケットランチャー、MMP-80マシンガンGN装備
【副兵装】ビーム・ナギナタ
同コストのドムと比べると、全体的な耐装甲が高く、シールドを有しているため生存率が高めなのが特徴。スピードも215と中コスト汎用機の中では標準的な性能です。
先行量産型ゲルググと比べると、主兵装のゲルググ用ビーム・ライフルは同じですが、360mmロケットランチャーとMMP-80マシンガンGN装備も使用でき、汎用性能はやや向上していますね。
コストを抑えて、主兵装の汎用性とパーツスロット数を増やして拡張性を広げているのが特徴ですね。バランスのよい耐装甲とシールド装備、さらに緊急回避制御もあり、防御面が優れているので戦線維持には持ってこいです。地味に高性能スコープを装備しているので、ゲルググ用ビーム・ライフルを運用する際は当てやすいのが利点ですね。
パッと見のデザインは先行量産型ゲルググと同じなので、敵に自分のゲルググが高コストなのか中コストなのか迷わせることができたりできなかったり。運用自体もそう変わらないので、高コストに乗ることにプレッシャーを感じるヒヨッコジオン兵は、まずこちらのゲルググから本機のクセを感じ、先行量産型ゲルググにシフトしていくのが理想ですかね。
【開発スタッフコメント】
高い装甲性能と緊急回制御を備えており、前線を支える能力が高い機体です。威力の高いゲルググ用ビーム・ライフルを装備することで火力も期待することができます。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:175 機体HP:7500 耐射撃装甲:34
耐ビーム装甲:34 耐格闘装甲:34 シールド:なし 射撃補正:73
格闘補正:21 スピード:185 スラスター:120 近:5 中:11 遠:10
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV2、高性能バランサー、高性能レーダー、アンチステルス
【主兵装】ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、MMP-80マシンガン
【副兵装】ミサイルランチャー、3連装ミサイルポッド、クラッカー、ヒート・ホーク
機体LV1から射撃補正が73と高コストに匹敵する性能を持ち、本機の175という低コストに対しての射撃能力は目を見張るものがあります。ザクII系統の特徴に漏れず、マシンガンからバズーカまで豊富な主兵装を持てることに加えて、ミサイルランチャー、3連装ミサイルポッド、クラッカーなど、副兵装のバリエーションが魅力です。高性能レーダーやアンチステルスといったスキルも所持しており、中遠距離における支援性能にも秀でています。
腰に付いている本機の副兵装、ミサイルランチャーに注目。この武装で敵を直撃、または爆風に巻き込むことで、強制的にダウンを奪える性能を持ちます。そのため、バズーカ系武器でのよろけから、中距離を保ったまま敵をダウンさせるコンボに最適です。
起き上がり時の敵の無敵も、格闘でダウンさせたときと異なり自身が距離を取っているため、安全に立ち回れる利点もあります。射撃時に足を止めて撃つため、支援機の主兵装と似た感覚で運用していきましょう。
副兵装の豊富さからあまり弾数には困らない印象のデザートタイプ。スピードが遅めなので、足の早い汎用機の一歩後ろから支援機に挟まれたところで射撃支援していく感じですね。
射撃補正こそ高めですが、全体的な耐装甲性能はザクIIと同程度に低いため、油断して前に出るとあっという間に撃破されてしまいます。中遠距離のパーツスロットが多く、拡張性に困らないのもうれしい点ですね。
【開発スタッフコメント】
豊富な副兵装が魅力の機体です。ミサイルランチャーで相手をダウンさせることができるので、3連ミサイルポッドで追撃し、大ダメージを叩きこみましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:100 機体HP:7000 耐射撃装甲:31
耐ビーム装甲:34 耐格闘装甲:31 シールド:なし 射撃補正:47
格闘補正:40 スピード:155 スラスター:110 近:10 中:12 遠:10
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1
【主兵装】ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、ザク・マシンガン後期型
【副兵装】クラッカー、ヒート・ホーク
ジオン軍すべてのMSの基本にして、ジオン軍を代表する汎用量産機。ゲーム開始当初から使えるMSで、性能はジムとほぼ同性能です。ジオン軍すべてのMSにいえることですが、連邦軍のMSと比べるとシールドがない反面HPが高く、連邦軍が主体としているビーム兵器に対応してか、耐ビーム装甲が高いのが特徴。
また、歩兵掃討に便利な頭部バルカンはないものの、広範囲にさく裂するクラッカーを持っており、対歩兵用だけでなくMS相手にも十分活用できるのがポイントです。
たび重なるアップデートにより、現在はジムと同じく機体LV8まで開発可能。MSのLV上昇によるコスト増加幅が減少したことで、LV8でもコスト275と300以下で運用できるうえに、復帰時間が短く、戦闘に出撃できる回数が多いのも魅力的。
主兵装のザク・マシンガンは威力や集弾性が上昇し、使い勝手が向上。主兵装の主流であるザク・バズーカは弾数が減ったものの、射程距離やリロード時間が減少し、バズーカによる足止めの多い汎用機の追い風をさらに強くしましたね。
どんなニュータイプでも、まずはこのザクIIを通して『バトオペ』の世界を感じるものです。まだ僕らがヒヨッコどもだったころ、みんながカラーリングを変えて、俺流のザクIIを表現して戦っていました。
あまりにもザクII+ザク・バズーカの兵装が鉄板でしたから、僕は削り専門としてザク・マシンガン後期型を愛用していました。なんだかんだ、HPがミリの敵を削るのには便利なんですザク・マシンガンは。味方編成がザクIIまみれの初期、1人でもツノ付きのザクII、しかも赤色のカラーリングがいたら勝てそうな気がしていました。
【開発スタッフコメント】
連邦軍のジムと同じくゲーム開始時から使用可能な機体です。副兵装のクラッカーは、MS戦の牽制やパイロットの撃破にも有効です。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:125 機体HP:8000 耐射撃装甲:34
耐ビーム装甲:34 耐格闘装甲:31 シールド:なし 射撃補正:53
格闘補正:34 スピード:185 スラスター:110 近:10 中:10 遠:6
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV1、クイックブースト
【主兵装】ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、ザク・マシンガン後期型、MMP-80マシンガン
【副兵装】ハンド・グレネード、ヒート・ホーク
ザクIIを全体的に強化させたMS。格闘寄りに強化されたザクIIS型とは対照的に、射撃寄りに強化されているのが特徴です。装備できる主兵装や覚えているスキルに大きな差はなく、ほぼ同じ感覚で運用できるため初心者にも扱いやすいです。ただ、その反面大きな強みを持たないので、仲間との連携力や戦線維持が主な課題になるでしょう。
ザクIIとの大きな違いは副兵装のハンド・グレネード。ザクIIが持つクラッカーと弾数やリロード時間に変わりはありませんが、威力が1400と汎用機のメイン武器であるザク・バズーカよりも高く、さらに爆発範囲も優れているのが特徴です。歩兵掃討、並びにバズーカでよろけた敵や格闘でダウンした敵への追撃に非常に便利な武器です。
参戦当初はコスト150でハンド・グレネードの威力も低く、純粋にザクIIのスペックを強化したポジションだった本機ですが、アップデートにて耐射撃装甲の強化やコストが低下。そして、ハンド・グレネードの威力が大幅強化されたことで、かなり扱いやすくなってきた印象です。
個人的にザク改が登場する原作が好きで、よく使っていました。でもマシンガンを主兵装にする勇気と技術は僕にはありませんでした……。とくにこれでアレックスを相手にしようものなら、5回は撃墜される自信があります! というか何度かアレックス相手にかち合った記憶ありますが、何もできませんでした。
【開発スタッフコメント】
ザクIIを射撃よりに強化した上位互換機体です。副兵装のハンド・グレネードは威力が高く、脚部へのダメージが高いので、脚部破壊を狙った味方を支援するような立ち回りをしてみましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:175 機体HP:8500 耐射撃装甲:40
耐ビーム装甲:40 耐格闘装甲:31 シールド:なし 射撃補正:60
格闘補正:28 スピード:200 スラスター:115 近:8 中:12 遠:6
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV2、クイックブースト、高性能バランサー、緊急回避制御LV1
【主兵装】ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、MMP-80マシンガンGN装備
【副兵装】グレネード・ランチャー、シュツルム・ファウスト、ヒート・ホーク
ザクII改の性能を全体的に強化したMS。頭部の形状が大きく異なるのが特徴です。ザクII改よりもコストは上がったものの、射撃補正が機体LV1で比較すると60に向上し、スピードも200に向上。スキルも新たに高性能バランサーと緊急回避制御が付与され、スピードの高さを生かした立ち回りが可能になっています。
副兵装がハンド・グレネードからシュツルム・ファウストに変更され、バズーカからのコンボの威力は向上しましたが、歩兵掃討がしにくくなり、攻撃範囲もやや減少しました。
シュツルム・ファウストはザク・バズーカの1.5倍以上の威力がありますが、弾数が1発のみなので慎重に狙う必要があります。基本的には相手のよろけたスキや味方との連携で使用していく副兵装ですね。どちらも実弾系の武装なので、カスタムパーツのクイックローダーを付けるのがオススメです。
独特な形状から通称フリッツヘルムとも呼ばれる本機。参戦直後はザクII改とスピードが同じでしたが、アップデートにて強化されたことにより、コスト分の強さを得たかなと思います。
バズーカからシュツルム・ファウストのコンボも、ドム(重装備仕様)ですでに行っていたので、スッと乗りこなせた記憶です。とにかく足回りが優れているので生存率はザクII改よりも高く、戦線維持をしやすいので支援が2機いるときや、やや防衛が薄い時は適任ですね。
【開発スタッフコメント】
ザクII改の扱いやすさはそのままに、スキルや兵装が強化されています。グレネードを備えたマシンガンなど強力な兵装を備え、広範囲に亘る活躍が期待できます。
【LV1時のスペック】
タイプ:汎用 コスト:150 機体HP:7000 耐射撃装甲:28
耐ビーム装甲:31 耐格闘装甲:37 シールド:なし 射撃補正:34
格闘補正:53 スピード:200 スラスター:100 近:10 中:9 遠:7
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1、高性能バランサー、緊急回避制御LV1、格闘連撃制御LV1
【主兵装】ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、MMP-80マシンガンGN装備
【副兵装】クラッカー、ヒート・ホーク
バランス型のザクIIと比べて耐射撃装甲が減ったものの、格闘補正とスピードを向上させた格闘寄りの汎用機となっています。基本的な主兵装の装備に差はありませんが、高性能バランサーや緊急回避制御など移動性能のスキルが充実しているのがポイントです。
素早いスピードからザク・バズーカを撃ち込み、よろけた相手に格闘連撃制御で強化された格闘の追撃で大ダメージを狙えます。
早い段階から開発できたため、現時点では機体LV8まで開発が可能。何度か調整を受けており、コストが減少した点と射撃補正が向上した点が大きいです。
開戦初期に搭乗できるザクIIから次のステップアップ機としてはコスト的にも扱いやすく、ザクIIと比較した際の射撃補正の低さよりも格闘補正の高さが目立つようになり、使いやすくなりましたね。そういえば地味に耐格闘装甲やスラスター量も強化されていました。
かの有名なシャア・アズナブルが搭乗していたことでも知られる指揮官用ザクII。性能は通常のザクIIの3倍……とまではいきませんが、スピードは約30%増しです。
原作でのシャアの戦闘を反映してか、やや格闘寄りの性能なんですよね。ちまたにジム・ライトアーマーが流行っていたころは、それに対抗するスピード系MSとして名を馳せていたように思います。相性もいいですし。
スピードの高さは狭い山岳地帯のようなマップでは裏取りルートの存在もあって、よく活躍していました。カラーリングは、みなさんこぞって赤みがかったピンクが鉄板でしたね。シン・マツナガカラーの白い本機もちらほら。僕は黒い三連星カラーの黒紫がお気に入りでよく使っていました。
【開発スタッフコメント】
ザクIIを格闘よりに強化した上位互換機体です。格闘連撃制御、高性能バランサー、緊急回避制御のスキルにより、同コスト帯では近接戦闘において圧倒的な優位性を発揮します。
以上、前編では10機のMSのレビューをお届けした。27日公開の後編でも有力な機体が続々登場するので、こちらも要チェックだ。
(C)創通・サンライズ
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