2014年3月10日(月)
PS Storeの注目コンテンツを、電撃PSの編集&ライター陣が平日(ほぼ)毎日紹介していく特集企画、“電撃PlayStation×PlayStation Store”。話題のDL販売ゲームをはじめ、ゲームアーカイブス、追加DLC、ベスト版、PV・体験版など、ゲームを深く愛する電撃PSスタッフが、ゲーマー視点でコンテンツをピックアップしていきます。
本日紹介するのは、1999年3月25日に初代PSで発売された、『龍虎の拳』や『餓狼伝説』などのSNK作品から多数の人気キャラが参戦する2D対戦格闘『ザ・キング・オブ・ファイターズ’98』のゲームアーカイブス版。
2D対戦格闘が絶頂期にあった1990年代に、その牽引役の一角だったと言っても過言ではないSNKの対戦格闘『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズ。今回紹介する『KOF’98』は、現在でも多くのファンに愛されているタイトルです。
その理由としてまず挙げたいのが、使用可能なキャラクター数が非常に多い点。キャラクターセレクト画面にズラリと並んだ38名の中には、『KOF’94』に登場していたアメリカンスポーツチームのメンバーや、ストーリーの展開的に再登場は望めないと思われていたルガールの秘書2名など、復活キャラの姿も見られます。とにかくシリーズをプレイしていれば「おっ」と思うキャラクターが多く、しかも“乾いた大地の社”といったオロチ四天王のうち3名や、通称裏キャラと呼ばれた『KOF’95』時代の性能を持つキャラクターも使用することができ、その総数は50名を超えます。
これだけでも十分魅力的なのですが、本作にはもう1つ外せないポイントがあります。それは、ゲーム全体のバランスがシリーズの中でも“奇跡”と呼ばれるほど優れている点で、どのキャラクターにもそのキャラならではの立ち回りのおもしろさがあります。また、いわゆる“強キャラ”は存在しますが、そのぶん弱いキャラで強いキャラを倒すという部分にやりがいを見出せる、本作の“絶妙な性能差”も魅力。対戦格闘ゲーム全般から見てもあまり類を見ない性能差で、現在流行の対戦格闘ほどコンボのバリエーションも多くないため、立ち回りや読みあいなどを重視して楽しめるのもいいところですね。
そんな本作は、数ある対戦格闘の中でも遊びやすいタイトルの1つだと言えるでしょう。当時、アーケードで本作をプレイしていた方にはもちろん、最新の対戦格闘から入った若いプレイヤーにも、対戦格闘の歴史を知る意味でオススメですね。(ライター:ophion)
(C)SNK PLAYMORE
※「ザ・キング・オブ・ファイターズ」は(株)SNKプレイモアの登録商標です。
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