2014年3月13日(木)
『俺屍2』待望の第3報が到着! SCEから2014年夏に発売されるPS Vita用ソフト『俺の屍を越えてゆけ2』の最新情報をお届けする。
『俺の屍を越えてゆけ2』は、1999年にPSで発売されたRPG『俺の屍を越えてゆけ』、通称『俺屍(おれしか)』の続編にあたるタイトル。“短命(たんめい)の呪い”と“種絶(しゅぜつ)の呪い”という2つの呪いを受けた一族による世代交代をテーマに、呪いを解くために立ち向かう姿と、一族を手にかけた者への復讐が描かれていく。
第3報では新たな登場人物2名をはじめ、新職業の狂戦士や雑貨屋・薬屋・娯楽施設・神社の機能、新規神様4人など多くの新要素が公開に。その他、前作からパワーアップした街の発展や特注装備の詳細も明らかにされた。
国と祖父(帝)を思って奔走する帝の孫娘。帝を思いのままに利用する阿部晴明(あべのせいめい)に危機感を抱き、晴明を倒さんと一族のもとを訪れる。
田鶴姫の警護役。彼女の誕生より今日まで、従者として支え続けており、打倒・晴明に向けて一族に肩入れする姫の身を案じている。自分が頼られなかった腹いせか、主人公一族のことを快く思っていないようだ。
新職業の狂戦士は、一族の男子が“鬼頭(おにがしら)”という道具を装備すると就くことができる。狂戦士になった者は人の子ではなくなり、名前を失った挙句に家系図からも抹消されてしまう。しかし、それと引き換えに得られる力は絶大で、死期が迫った者でも圧倒的な戦闘力を誇るという。
以下で、新職業の狂戦士に加え、8種ある基本職から薙刀士(なぎなたし)と壊し屋(こわしや)について紹介する。
肉弾戦に長けた、人ならざる者。当主の指名する一族男子が“鬼頭”を装備することで就くことができるが、その者は名を失い、家系図から抹消されてしまう。
戦闘中は命令ができず、進言も一切してこない。また、術が扱えず、武器や防具を装備できないが、体力が減っていくと攻撃力が上がる特性を持っている。
▲狂戦士となった一族キャラは、恐ろしい形相をした鬼のような姿に。 |
▲狂戦士は当然ながら子孫も残せない。一族の無念を晴らすため、尊い犠牲が必要になるケースも。 |
▲鋭い爪で鬼を滅多切りにするその姿からは、人間だった頃の面影がほとんど見られない。 |
パーティの前列に配置することで、敵前列を一気になぎ払える。後列からは、前列にいる敵単体への攻撃が可能だ。強固な防具も装備でき、使い勝手がよい。
パーティの前列に立ち、前列の敵1体に必殺の一打を与える。攻撃が空振りすることもあるが、命中した時のダメージは全職業で最高。重防具を装備できるため物理的な攻撃に強く、術に対してはやや弱い。
街中に広がる各施設は、お金を投資することでレベルアップしていく。レベルを上げるメリットは施設ごとに異なり、商品の品ぞろえが増えたり、“交神の儀(こうしんのぎ)”に必要な奉納点が減少したりと、さまざまだ。
▲どの施設を成長させるかで街並みも変わり、プレイヤーごとに個性ある街へと発展する。 |
▲商品を取り扱うお店では品ぞろえが豊富になったり、在庫数が増えたりする。 |
▽武器屋/防具屋/雑貨屋/薬屋
・商品の品ぞろえと入荷数が増える
・性能の高い商品が入荷される
・商品の販売価格が低下する
▽娯楽施設
・幻灯屋の写真フレームが追加される
・温泉効果が追加される
▽神社
・神社の数が追加されて祭れる神様が増える
・武器屋と防具屋に属性装備が入荷される
・祭った神様と交神の儀を行う際に必要な奉納点減少する
また、自国の土地の広さには限度がある。施設のレベルが高くなるに連れて多くのスペースが必要になるため、「すべての施設を最大レベルに」というわけにはいかない。自国にはない高レベルの施設(高い成長効果)を求めるなら、他国への遠征は欠かせない要素と言えるだろう。
▲他国へ遠征して、自国との街並みの違いを見比べるのも一興。 |
▲他の一族が遠征してきた時の参考用として、自国の紹介文に街の特徴を書き込んでおこう。 |
▲遠征先では交神の儀も行える。自国で交神できないような神様が見つかるかも!? |
一族が装備できる装飾品や道具類の他、後述する“お供え”に必要な供物(くもつ)などを販売している。
一族の体力や状態異常を回復する薬など、戦闘に役立つ回復アイテムを中心に取り扱っている。
・幻灯屋
一族の家族写真を撮影できる。わずか2年で死期が訪れる一族の思い出に残る写真を、さまざまなフレームに収めよう。
▲他の一族と“結魂(けっこん)”した時は、自分の一族に迎えたキャラクターとの思い出の写真を残すこともできる。 |
▲写真フレームの種類は、娯楽施設の成長度合いによって増えていく。 |
・温泉宿
討伐隊メンバーの全員が、攻撃力や命中率の上昇といった温泉の効能を受けられる。効果は1カ月間続くため、迷宮に挑む際は忘れずに利用しておきたい。
▲娯楽施設がレベルアップすると、利用可能な温泉の種類と、同時に付く特殊効果の数が増える。 |
・送迎屋
PS Vitaのカメラを使用して、QRコードに記録されている一族キャラクターや後述する特注装備を取り込める。
▲自分で変換したQRコードは、SNSやブログなどに貼って残すこともできる。送迎屋には、その他にもお楽しみ要素があるとのこと。 |
神様を祭ることによって、その神様から恩恵を受けられる。受ける恩恵は、祭った神様と同じ属性の装備が販売されるなど、基本的に神様の属性に依存する。
▲神社のレベルが上がることで、祭れる神様が最大で4柱まで増える。 |
▲災害の発生で街が被害を受けると、特定の施設のレベルがリセットされて苦労が水の泡に。 | ▲そこで、あらかじめ火属性の神様を祭っていたとすると……。 | ▲火による災害の被害を最小限に抑えられる。災害と神様の属性が一致していることが条件だ。 |
前作(PSP版)で刀だけを作成できた“特注装備”が、今作ではすべての武器と防具で作成可能になっている。特注装備とは、所有者以外は装備できない特別な武具。武器屋と防具屋から発注でき、投資額に応じて出来上がる装備の種類が変化する。
所有者が死期を迎えた場合は、他の一族キャラに特注装備を引き継がせることができる。この“形見分け”を繰り返すことで新たな効能が宿る点も、特注装備の大きな特徴だ。
また、完成した特注装備はQRコードに変換でき、他のプレイヤーが取り込むと、その人の街で一定期間販売されるといった仕掛けも。優秀な特注装備ができたら、他の一族と共有してみては?
屋敷で実行できる新要素の“お供え”は、戦闘中に一定確率で神様の加護を受けられるというもの。花、酒、餅といった、供物のカテゴリに属するアイテムを定期的に捧げていると発生しやすくなる。
▲神様にお供えを続ければ、戦闘でいざという時に助けてくれるかも。神様によってどういった加護が発生するかが気になるところ。 |
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