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2014年3月9日(日)

パラッパたちが一夜限りの復活!? “BitSummit MMXIV”2日目ステージイベントレポート

文:電撃オンライン

 3月9日まで京都のみやこめっせにて開催中の“BitSummit MMXIV”は、日本最大級のインディーゲームのイベント。3月8日の中日からは一般の人も入場可能となり、メディアdayだった3月7日の初日以上に、会場は熱気に満ちていた。

 会場スペース自体も前日より拡大されており、ライブステージなどはより盛り上がれる雰囲気に! BitSummit MMXIVの2日目レポートは、いくつも行われたステージイベントの様子をお届けしていこう。

BitSummit MMXIV BitSummit MMXIV
▲企業ブースは前日のメディアdayと基本変わらないが、インディーゲームを制作する側のテーブルスペースは、1つ1つのスペースが十分に確保されている。
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▲PlayStationやXboxのブースも用意。ブースではPS4や、日本未発売のXbox Oneのタイトルなどを触れることができた。

 2日目のステージイベントは、サカモト教授によるスペシャルライブから始まった。京大出身のゲームミュージシャンであるサカモト教授のライブは、頭に乗せたファミコンからもわかるように、懐かしのゲームミュージックのオンパレード。誰もが知る名曲の数々が次々と披露されていった。

BitSummit MMXIV

 前日同様、スポンサーセッションも複数行われた。ゲーム制作エンジン“Unreal Engine”で知られるEPIC GAMESは、次世代に対応した『Unreal Engine 4』を披露。よりリアルなグラフィックを描きあげられながらも、『Unreal Engine 3』より手軽に扱えるようになった使い勝手などを、デモンストレーションを交えて実演した。

BitSummit MMXIV

 SCEは、インディータイトルのなかでも奇抜な発想で注目を集めているPS4『オクトダット』を、来場者の中から選ばれた男性がステージ上で実際にプレイ。男性は、ちょっと変わった操作感に戸惑いながらも、1つのステージを無事にクリアしてみせた。

BitSummit MMXIV

 PS4やPS Vitaとの連携も発表されたゲーム制作エンジン『Unity』は、インディー制作者をサポートするUnity gamesについてや、架け橋ゲームズと共同で、海外のゲームを日本で展開する事業についてを、ゲームプレイを交えながら語っていた。

BitSummit MMXIV

 そのほかPrior Gamesによる特別講演や、PS4でのリリースが発表された『重装騎兵レイノス』を手掛けるドラキューソフトウェアが、キックスターターやオープン開発といった施策を活用して制作を行っていく旨をアナウンスするセッションも。

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 この日最も盛り上がったステージは、3人のゲーム制作者のよるトークセッション。『moon』や『王様物語』などを手掛けたOnion Gameasの木村祥朗氏、弾幕シューティングゲーム『東方Project』シリーズを制作した上海アリス幻樂団のZUN氏、そしてキックスターターで話題となった『La Mulana 2』を制作するNIGOROの楢村匠氏らが登壇し、インディーや同人ゲームなどについて楽しく語った。

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 この日2回目となるスポンサーセッションパートでは、2Dグラフィックやエフェクト、効果音などのゲーム制作支援ツールをリリースしている、Tsugi、ウェブテクノロジー、Matchlock各社が、それぞれの制作ツールの特徴や使いやすさなどを紹介。会場のインディーゲーム制作者たちへのアピールを行った。

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 BitSummit MMXIV、2日目最後のステージイベントとなったのは、『パラッパラッパー』の楽曲などで有名な松浦雅也氏のスペシャルライブ。松浦氏自ら「見逃すと損をする」というほどのライブイベントでは、氏が「今となってはちょっとはずかしい」と言う、昔作った曲を含めて数多くの楽曲を演奏。『パラッパラッパー』の曲の際は、この日限り(?)の、パラッパたちが楽しく踊る映像も流され、来場した人たちを驚かせていた。

BitSummit MMXIV BitSummit MMXIV

 絶えず行われた2日目のステージイベント。マニアックなデモンストレーションから、誰もがなつかしめるビープ音源ライブまで、多彩な催しものが用意されていた。最終日のステージイベントも盛りだくさんの様子なので、気になる人は公式サイトで公開されているタイムテーブルで確認してほしい。

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