2014年3月12日(水)
いよいよ3月13日14時より“100万ダウンロード突破! ありがとうキャンペーン!”がスタートする、基本プレイ無料のPS3用オンラインバトルアクション『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』。2月13日、20日発売の『電撃PlayStation』では、100万DLを記念して本作に登場する全モビルスーツ(※【先行配備】をのぞく)の機体レビューを掲載した。
この記事では誌面に掲載しきれなかった内容を含めた、レビューの完全版を掲載していく。今回は、その愛らしさが魅力のアッガイの他、おなじみのギャン、グフ、ズゴックなど、12機のジオン軍の格闘型モビルスーツのレビューをお届けする。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:150 機体HP:9000 耐射撃装甲:42
耐ビーム装甲:45 耐格闘装甲:48 シールド:なし 射撃補正:15
格闘補正:66 スピード:215 スラスター:120 近:9 中:9 遠:5
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV1、クイックブースト、ステルス、緊急回避制御LV1、格闘連撃制御LV1
【主兵装】大口径頭部4連装バルカン
【副兵装】腕部メガ粒子砲、6連ミサイルランチャー、アイアン・ネイル
ザクIIFS型(シン・マツナガ機)やグフと同コストの150。バルカン、ビーム、ミサイル、格闘と豊富な武装が魅力的ですね。スキルに緊急回避制御LV1を持つために攻撃回避性能にも優れています。でも最大の特徴は、やはりステルスのスキル。この能力により、敵のレーダーに発見されにくくなります。障害物の多いマップでは隠れながら移動し、建物の陰から奇襲できるのがアッガイの最大の強みでしょう。
ステルスのスキルを持つアッガイは、非攻撃時であれば敵のレーダーに捕捉される距離が大幅に短縮されるため、発見されにくい特徴があります。なので、建物に隠れながら主戦場になりそうなところを回避しつつ移動し、相手の裏から奇襲したり中継地点を制圧したりと、さまざまな戦略を立てられます。
ただ、連邦軍にアンチステルスのスキルを持つMSがいたら……。せっかくのステルス機能も意味がありません。もし、動きを悟られているな? と感じたら距離を取ることも重要です。
緊急回避制御の使用で、でんぐり返しをするアッガイ。カバーアクションで体育座りをするアッガイ。かわいいと思います。というか移動時ですらちょこちょこ動くアッガイに惚れているジオン兵は、たくさんいるのではないでしょうか。勝利ポーズもなかなかいかしています。機体そのものの強さというよりは、そういった遊び心に癒やされて乗っている感じですね。
【開発スタッフコメント】
強力なスキルであるステルスを持つ機体です。攻撃を行わない限りかなり近い距離まで相手のレーダーに映らないのでこっそり近づき、一撃離脱を繰り返しましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:275 機体HP:8000 耐射撃装甲:54
耐ビーム装甲:54 耐格闘装甲:65 シールド:なし 射撃補正:8
格闘補正:99 スピード:230 スラスター:90 近:9 中:5 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV1、前線維持支援システム、格闘連撃制御LV2、能力UP「EXAM」
【主兵装】EF改用腕部グレネードランチャー
【副兵装】脚部ミサイルポッド、ヒート・ソード
汎用機のイフリートをEXAMシステム試験用に改良した機体。ベース機とはまったく異なる性能となっており、機体HPやスラスター量は減少しましたが、全体的な耐装甲性能が向上し、射撃補正8、格闘補正99の格闘特化型にチェンジしています。副兵装のヒート・ソードも2本になり、両手に持って専用の格闘モーションで攻撃を繰り出します。
ブルーディスティニー系列と同様に、本機も能力UP「EXAM」のスキルを持ちます。低いスラスター量はEXAMが発動することで驚異的なブースト持続力を発揮でき、敵の攻撃回避や敵への格闘攻撃を仕掛けやすくなります。
最大のポイントは、EXAM発動中に格闘攻撃力が大幅に上昇する点です。本機の高い格闘補正と2本のヒート・ソードから繰り出される広範囲の格闘+格闘連撃制御による連撃で生存できるのは、ガンダム試作1号機クラスのMSだけでしょう。
とにかく破壊力はズゴックEを軽く上回ります。おまけに二刀流のヒート・ソードにより攻撃範囲も広い。さらに移動撃ちも可能で、命中時によろけを誘発する主兵装もあり、楽に格闘コンボへ移行できるのも強みです。
単機でなんでもできそうですが、コストに対して機体HPが低めなのが運用の難しさに拍車をかけています。楽しい機体ではあるものの、EXAMが発動するまではスラスター量が少ないのが難点……。登場する場合はココをカスタマイズしたいです。とにかく、クセのある格闘機だと思います。
【開発スタッフコメント】
腕部グレネードランチャーで相手をよろけさせてから格闘攻撃につなげることができます。機体HPが30%以下で機体性能が大幅にアップする能力UP「EXAM」を装備しています。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:300 機体HP:10000 耐射撃装甲:54
耐ビーム装甲:54 耐格闘装甲:76 シールド:なし 射撃補正:34
格闘補正:92 スピード:260 スラスター:105 近:7 中:4 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV2、前線維持支援システム、緊急回避制御LV1、格闘連撃制御LV2
【主兵装】ニードル・ミサイル
【副兵装】ハイドボンブ、ビーム・サーベル
ジオン格闘型MS随一のスピードと、高い格闘補正を持つMS。コストはイフリート改よりも高く、全体的な耐装甲性能に優れており、機体HPも10000とかなり優秀。シールドのように見える部分は、複数の武器を内蔵した盾のような特殊形状の専用装備で、シールドとしての効果はないので気を付けましょう。
そのためか、格闘型MSにしては射撃補正も格闘型トップのグフ・カスタムに次ぐ高さで、連続でミサイルを発射する主兵装は、けん制や機体HPの低い敵にトドメを刺す際に役立ちます。
機体LV1から威力2700とダントツの破壊力を持つ格闘用武器、ビーム・サーベルに注目。同名の連邦軍のMSが装備するビーム・サーベルと比べると攻撃範囲が広く、その間合いはビーム・ジャベリンほどの長さがあります。
攻撃時モーションも異なり、ギャンは斬り払いではなく突きを繰り出すのが特徴です。そのため移動しながら斬りかかるよりも、正面から突くことになるので、一般的な格闘型MSとは少し違った立ち回りが必要になります。
誰もが、これシールドじゃないのかよ……と思ったはずです。そして笑えるほど高威力のビーム・サーベルにも度肝を抜かれました。イフリート改の高い格闘補正値にも笑いましたが、ギャンのビーム・サーベルの威力はそれ以上! この格闘攻撃が敵の支援機に当たった場合、アッという間に葬ることができます。
ただし運用難易度はかなり高めです。格闘モーションに横斬りがないので、敵に攻撃を当てにくく、堂々と正面から突かなければいけません。その間合いを把握するまでが大変で、それに慣れたころに他の格闘型MSに乗るとクセを忘れてしまうんです。
【開発スタッフコメント】
格闘攻撃はゲーム中最高の火力を誇りますが、前方への突きしか行えないため、かなり癖があります。副兵装のハイドボンブなどと合わせて敵の動きを制限し、相手に格闘を上手く当てていきましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:150 機体HP:8000 耐射撃装甲:48
耐ビーム装甲:48 耐格闘装甲:54 シールド:1500 射撃補正:21
格闘補正:79 スピード:230 スラスター:115 近:18 中:5 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV1、前線維持支援システム、格闘連撃制御LV2
【主兵装】フィンガー・バルカン
【副兵装】ヒート・ロッド、ヒート・ソード
シールドを持つ数少ない格闘型MSで、高めの各装甲値からある程度突撃できるのがポイントです。平均的な格闘型MSのスピードを持ち、射撃補正21、格闘補正79と、ザクIIFS型(シン・マツナガ機)よりもバランスの取れた性能を持っています。
グフ系のみ装備するヒート・ロッドは、命中して敵をダウンさせる効果があり、これを起点に追撃を狙えます。ただし攻撃時に足を止めるためにスキはかなり大きいのが難点。格闘でよろけた敵への追撃に使うのもありでしょう。
機体HPの調整が大きく、たびたび上下してきました。転機となったのはスピードが230に引き上げられ、耐射撃装甲や耐ビーム装甲、スラスターまでもが強化されたあたりでしょうか。大幅な性能強化にグフ・カスタムとの差別化ができたように思います。その後も耐ビーム装甲やスラスターがさらに強化され、攻撃のメイン武器となるヒート・ソードの威力も上昇し、低コスト格闘機の地位を守っています。
初期に搭乗できる格闘機。グフで初めてヒート・ホークから脱却できたジオン兵もきっと多いでしょう。フィンガー・バルカンやヒート・ロッド、そしてヒート・ソードと、格闘型として近距離戦でのリーチの長さとバリエーションは、他の低コスト格闘機の中では一歩上をいきます。シールドもあるので少しムチャができるのもグフの強みです。近距離パーツスロット数が18と格闘型でも最大数。この拡張性の高さも特徴でしょう。
【開発スタッフコメント】
副兵装のヒート・ロッドは相手を無敵時間のない転倒状態にします。無防備になった相手に一気にダメージを与えましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:200 機体HP:9000 耐射撃装甲:48
耐ビーム装甲:48 耐格闘装甲:48 シールド:3000 射撃補正:40
格闘補正:73 スピード:230 スラスター:125 近:9 中:8 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV2、高機動システム、格闘連撃制御LV2
【主兵装】ガトリング・シールド
【副兵装】3連装35mmガトリング砲、ヒート・ロッド、ヒート・ソード
ベースとなったグフと比べると、コストは50プラスですが、豊富なスラスター量とジオン格闘型最大の射撃補正が魅力。基本的な性能にあまり差はありませんが、主兵装と副兵装にグフと大きな違いがあります。
主兵装はマシンガン系ですが、シールドが破壊されると主兵装が使用不可となる特殊なタイプ。本機の高い射撃補正と合わさり、汎用型と同じ感覚で射撃を撃てます。またヒート・ソードもグフのものと比べて威力に優れており、格闘連撃制御と合わせて高い爆発力を持ちます。
装弾数120発。威力210。連射性能と照準性能に優れる本機の主兵装、ガトリング・シールドが最大の特徴です。格闘型なのに高い射撃補正値は、本機のこの兵装のためで、並の装甲のMSならけっこうダメージを与えられます。
ただしこの兵装はシールドに付いているものであり、シールドが破壊されると使用できなくなってしまうので、ガトリング・シールドをメインにする際はシールドを生かしつつも、機体HPも守るといった少しクセのある立ち回りを要求されます。
連射性能に優れたガトリング・シールドが楽しいです。相性のいい支援機が相手なら、中距離からガリガリと機体HPを削れます。ガトリング・シールドで相手をけん制しながら突撃し、ヒート・ソードの連撃を繰り出していく。コスト的にも扱いやすいMSです。シールドが破壊された時の攻撃力ダウンが痛いので、シールド補強材を最も必要としているMSではないでしょうか。
【開発スタッフコメント】
ヒート・ロッドや格闘攻撃からのガトリング・シールドによる追撃は格闘機ながら侮れません。ただし、ガトリングはシールドが破壊されると使用できなくなるので注意が必要です。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:325 機体HP:12500 耐射撃装甲:62
耐ビーム装甲:62 耐格闘装甲:59 シールド:2700 射撃補正:40
格闘補正:86 スピード:245 スラスター:135 近:8 中:7 遠:5
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV3、ホバリングダッシュLV1、前線維持支援システム、高性能レーダー、格闘連撃制御LV2、強制噴射装置
【主兵装】MMP-80マシンガンGN装備
【副兵装】グレネード・ランチャー、ビーム・サーベル、110mm速射砲
汎用型、支援型と、さまざまなバリエーションがあるゲルググの格闘型。スピードはジオンの格闘型の中でもトップクラスの245で、スラスターも135あり、機動性能はかなりのもの。
また、射撃補正も格闘型MSの中では高いほうで、主兵装にグレネード・ランチャーの副兵装が付くMMP-80マシンガンGN装備を持ち、相手の機体HPの削り性能も高いことが特徴です。全体的な耐装甲値も高く、シールドも持つために生存率はかなり高め。高コスト格闘型MSの名に恥じない高スペックを有しています。
アレックスやケンプファーが持つ強制噴射装置のスキルを持ち、高いスラスター量と相まって回避性能にも優れています。またゲルググ系MSとしては珍しく、格闘武器がビーム・ナギナタではなく、ビーム・サーベルという点もポイント。威力は機体LV1でも2100と、標準的な格闘型よりもやや高め。格闘連撃制御LV2も装備しているので、高威力のコンボも期待できます。
格闘型MSにしては主兵装の射程が長く、中距離でも十分戦えるレベルです。おまけに、副兵装にグレネード・ランチャーも付くので、よろけから格闘へのコンボも可能。イフリート改のように単機でもなんとかなるタイプです。
サイズはゲルググだけあってかなり大きいものの、シールドである程度カバーできるため、強制噴射装置のスキルを駆使した突撃も視野に入れて立ち回る感じがオススメです。万能寄りの機体性能なぶん、イフリート改やギャンのような爆発力こそありませんが、仲間との距離に応じて役割を変えられるのは何よりの強みだと思います。
【開発スタッフコメント】
強制噴射装置をはじめ、強力なスキルを持つ上位格闘機です。スピードは格闘機の中でも最高クラスの性能ですが、スラスターが少なめなのでスラスターゲージには常に注意するようにしましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:50 機体HP:3500 耐射撃装甲:37
耐ビーム装甲:45 耐格闘装甲:48 シールド:なし 射撃補正:8
格闘補正:73 スピード:200 スラスター:120 近:10 中:8 遠:8
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、クイックブースト、ホバリングダッシュLV2、格闘連撃制御LV1
【主兵装】ザク・マシンガン
【副兵装】クラッカー、ヒート・ホーク
機体HPが3500とものスゴく低いが、コストはたったの50! 極端な低コストがウリのザクI。しかし、低コストのわりに格闘補正は73もあり、グフ・カスタムと同等の格闘補正値を持ちます。スピードは200と格闘型にとっては平均よりもやや低めですが、低コストを強みにガンガン前に出ていけるのが特徴です。
さすがに機体LVが上昇するとコストも上がりますが、それでも機体LV7でコスト170と低コストのまま。しかも機体LV6以降なら格闘連撃制御LV2が追加されるため、より格闘機として爆発力を持つことができます。
機体HPは3500と低く、強力な攻撃やよろけからのコンボを受けたら即撃墜されてしまいます。しかし撃墜後の復帰時間がわずか7秒と、歩兵クラスの短い復帰時間で戦場に復帰できます。そのため、防御や回避を活用した戦線維持とは別の、物量作戦による戦線維持が得意な機体です。とはいえ、さすがに機体性能が極端すぎるのでベテラン兵向けのMSでしょう。
驚くほどすぐに撃墜されます。それでもコスト50。ほとんど自軍の痛手になりませんが、使用していると段々撃墜されることの申し訳なさが麻痺してきます。
ザクIのいいところは、極低コストなぶん、相手のコストが高ければ高いほどコスト差によるプレッシャーをかけられることにあると思います。例えばコスト300の相手をザクIで撃破すれば、コスト差250ぶんのポイントで有利といった感覚です。性能の高い高コスト機に強気に向かっていけるのは、ザクIならではのおもしろさですね。
【開発スタッフコメント】
特筆すべきはそのコストの低さです。格闘攻撃に特化した性能で、強化タックルも行えるので攻撃の中に効果的に織り交ぜ、戦い抜きましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:100 機体HP:5500 耐射撃装甲:45
耐ビーム装甲:45 耐格闘装甲:48 シールド:なし 射撃補正:15
格闘補正:66 スピード:230 スラスター:110 近:17 中:12 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1、前線維持支援システム、格闘連撃制御LV2
【主兵装】ザク・マシンガン、MMP-80マシンガン
【副兵装】頭部4連装バルカン、ヒート・ホーク
おそらく最初に登場することになるジオンの標準的な格闘型MS。前線で戦うことを想定されていますが、機体HPは5500とやや低め。その代わりにスピード230、全耐装甲値が45前後と防御面と機動力を両立しているところが格闘型MSの特徴です。
射撃補正はわずか15で、主兵装もマシンガン系のみと、けん制程度の火力しか期待できませんが、機体LV1から格闘連撃制御LV2のスキルを持つため、連撃による大ダメージで敵を圧倒できます。
最初から参戦しているMSだけに、装甲値の増加や副兵装のヒート・ホークの強化など、少しずつ調整が加えられてきました。特に最近は、新スキルの前線維持支援システムが追加されたことが大きなポイントでしょう。これは、既存のクイックブーストと高性能バランサーの能力に加えて、自軍全員のリスポーン待機時間を短縮させる効果があります。これにより素早く戦線に復帰でき、拠点まで戦線を押し込まれることも少なくなりました。
高性能バランサーや格闘連撃制御など、格闘機としての基本が詰まっているザクI。高いスピードを生かして、どう敵に近付くのか。どう立ち回れば被弾せずに済むのか。高性能バランサーを駆使し、格闘攻撃を入れていく感覚をはじめ、いろいろと格闘機の運用方法を教わりました。それだけ思い入れのある機体です。
【開発スタッフコメント】
ジオンで最初に手に入る格闘機です。格闘機に必須な格闘連撃や格闘キャンセルといった操作はこの機体で覚えましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:150 機体HP:7000 耐射撃装甲:45
耐ビーム装甲:45 耐格闘装甲:54 シールド:なし 射撃補正:2
格闘補正:79 スピード:215 スラスター:120 近:12 中:9 遠:5
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV2、ホバリングダッシュLV2、高機動システム、高性能レーダー、アンチステルス
【主兵装】ザク・マシンガン、MMP-80マシンガン
【副兵装】頭部4連装バルカン、大型ヒート・ホーク
ザクIIFS型よりもスピードは低下しましたが、機体HPを向上させ、さらに格闘補正を強化したMS。格闘武器がヒート・ホークから高火力の大型ヒート・ホークになったことによって、より単発火力に秀でた格闘型となっています。
しかしその反面、射撃補正はたったの2しかないため、主兵装や副兵装の頭部バルカンによるダメージは低く、格闘のみで戦うことを約束された漢の機体となっています。
格闘型ですが格闘連撃制御のスキルを持たないので、格闘のコンボができないマイナス面があります。とはいえ、大型ヒート・ホークはLV1でも威力が2500と、ヒート・ホークよりも威力が1100も勝っているため、本機の高い格闘補正と合わせて火力面は申しぶんなしです。
逆に、連撃できないということは敵のカウンターを受けにくいというメリットもあるので、一撃離脱で敵をほんろうしていきましょう。
マンガとのコラボ企画にて参戦したこのMS。射撃補正の低さから、ほぼ格闘だけに攻撃を絞って動くため、その役割がハッキリしています。とはいえ真っ白なカラーリングは目立つので通常のFS型と同色にしてしまえば、初見の敵はだませたり。
よろけを取れるバズーカ持ちの汎用型と行動をして、相手がよろけたスキに大型ヒート・ホークでズバっと一撃! コストも低いので、気兼ねなく動けるのも強みです。
【開発スタッフコメント】
格闘型なのに、格闘連撃制御のスキルを持っていないため、連撃はできません。しかし、一撃の威力は凄まじいものがあり、扱いにクセのあるピーキーな機体です。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:175 機体HP:7500 耐射撃装甲:42
耐ビーム装甲:45 耐格闘装甲:48 シールド:なし 射撃補正:15
格闘補正:73 スピード:230 スラスター:120 近:9 中:8 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1、高機動システム、格闘連撃制御LV2
【主兵装】クローバイスビーム
【副兵装】頭部ミサイル・ランチャー、アイアン・ネイル
ザクII系格闘機が持つヒート・ホークよりも威力の高いアイアン・ネイルを持ち、ビームを主体とした主兵装を持つズゴック系MSの基本機。機体LV1でコスト175だが、格闘補正はグフ・カスタムと同等の73もあり、アイアン・ネイルの威力と相まって高い格闘能力を持ちます。スピードも230と速く、スラスター量も120と豊富なので、機動力も高いのが特徴です。
ズゴック系MSに共通する副兵装のアイアン・ネイルは、ザクII系の持つヒート・ホークとは異なり、自身の腕で攻撃する武器。そのため攻撃範囲はやや狭いが、威力は機体LV1でも1925もあり、基本的なヒート・ホークの約2倍近い破壊力を秘めています。また再度使用するまでの時間が非常に短く、一度はずしてもすぐに距離を詰めて再度使用するなど、連続で攻撃しやすい利点もあります。
独特のフォルムとジオン系には珍しいビーム兵器を持ったMS。バズーカやマシンガン系を主体とする汎用機とはまた違った射撃の仕方を求められるので、初乗りのジオン兵は注意したいところです。
原作でジムを貫いたアイアン・ネイルによる格闘が、なんといっても強力なズゴック。グフ系とは異なってシールドがなく、格闘の攻撃範囲も狭いですが、当てた際の爆発力は低コストでもバカになりません。惜しむらくは水辺のマップがないところでしょうか。アッガイと一緒に進軍してみたかったです!
【開発スタッフコメント】
同コスト帯で最高クラスの火力と機動力を誇りますが、格闘のリーチが短く当てにくいため、搭乗を重ねてコツをつかみましょう。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:250 機体HP:10500 耐射撃装甲:42
耐ビーム装甲:56 耐格闘装甲:59 シールド:なし 射撃補正:15
格闘補正:92 スピード:245 スラスター:125 近:7 中:4 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1、高機動システム、高性能レーダー、格闘連撃制御LV2
【主兵装】腕部ビーム・カノン
【副兵装】頭部ミサイル・ランチャー、バイス・クロー
ズゴックの耐ビーム装甲や耐格闘装甲、スピードを中心に強化した高コスト機。格闘型の中でもズバ抜けて高い格闘補正92を誇り、機体LV1でも2150と、屈指の威力を持つ格闘武器バイス・クローが最大の特徴です。
兵装自体もズゴックと差がなく、純粋なパワーアップ版としてすぐに運用できるのも強みです。高性能レーダーのスキルを持ち、敵機の接近をいち早く察知できるのも見逃せません。
圧倒的な破壊力を持つ副兵装の格闘武器、バイス・クローと格闘補正の数値に注目。相性のよい支援機相手なら、ワンコンボで致命傷、もしくは撃墜できるほどの破壊力を持っており、存在だけでもかなりのプレッシャーを与えられます。相性の悪い汎用機が相手でも火力の高さは衰えず、むしろ相手の機体HPを半分以上持っていくことさえ容易でしょう。
機体LV6になればバイス・クローの威力は2885にもなり、標準的なヒート・ホークの約3倍にもなる破壊力をたたき出せます。相手はいかに本機を接近させないかを中心に動くので、ターゲットを集めやすい面もありますが、そこはチームプレーでうまくカバーしていくことで本機を生かせるでしょう。
支援機が沈む沈む。ズゴックEの射程内で生き残った支援機を私は知りません。それほどまでに凶悪な破壊力を持っているのと同時に、この破壊力がクセになるのが本機の魅力でしょう。格闘さえ入ればなんとかなるので、ちょっと突撃グセが抜けなかったりもします。いわゆるゴリ押し。
とはいえ、高コスト機には変わりないので慎重に動いて格闘を入れるチャンスを見極めていく。そんな駆け引きを楽しめますね。あとは味方にズゴックがいるとリーダー感が得られるのもいいところでしょうか。
【開発スタッフコメント】
ズゴックの上位互換機の1つです。火力が大幅に強化されており、近接戦闘ではトップクラスの性能であり、活躍が期待できます。
【LV1時のスペック】
タイプ:格闘 コスト:225 機体HP:8500 耐射撃装甲:42
耐ビーム装甲:42 耐格闘装甲:54 シールド:なし 射撃補正:8
格闘補正:79 スピード:230 スラスター:120 近:9 中:8 遠:3
【スキル】脚部ショックアブソーバーLV1、ホバリングダッシュLV1、高機動システム、格闘連撃制御LV2
【主兵装】腕部メガ粒子砲
【副兵装】クロー・シールド
ズゴックとズゴックEの間に位置するコスト225のズゴック系MS。武装が主兵装と副兵装の格闘のみとなってしまいましたが、見た目的にも特徴的なクロー・シールドによる格闘攻撃は、ズゴック系が抱える格闘時の攻撃範囲の狭さをカバーしているのがポイントですね。その威力も機体LV1で2000と高く、格闘連撃制御のスキルも持つのでコスト相応の破壊力を持ちます。
対艦戦闘用兵装として頭部に付いている大型の衝角により、タックル時の威力が増加する性能を持っています。これによりカウンターで大ダメージを狙える他、通常のタックルの威力も格闘攻撃クラスにアップし、追撃に使用するなど使用用途は幅広いです。とはいえ、使用するとオーバーヒートは免れないので、ここぞという時の切り札として使いましょう。
ズゴック系MSの新しいお仲間は、まさかの『MSV-R』からの参戦でした。クロー・シールドの装備によって攻撃範囲の狭さをカバーしたため、ズゴック乗りとしてはかなりうれしい反面、コストに対して低めの機体HPが気になります。
ズゴックよりもコストが50上がりましたが、パーツスロットはズゴックとまったく同じなので拡張性があります。ハンガーを合わせたらかなり発展性のあるMSだと思います。
【開発スタッフコメント】
格闘兵装の威力向上、強化タックルの追加など、格闘性能に特化させたズゴックの上位互換機です。ズゴックEよりもコストが低いので、カスタマイズによって効果的な運用が期待できます。
以上、ジオン軍格闘型MS、12機のレビューでした。来週更新予定の連載第5回では、連邦軍の支援型モビルスーツのレビューを掲載予定!
(C)創通・サンライズ
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