2014年3月10日(月)
セガは、東京ドームシティホールにて“ミクの日”である3月9日に、PS3/PS Vita用ソフト『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』のイベント“Project DIVA presents MATSURI DA DIVA”を開催した。昼・夜の2部公演にて行われた本イベントから、この記事では夜公演の模様をお届けする。
3月27日に発売される『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』は、リズムアクションゲーム『初音ミク -Project DIVA-』シリーズの最新作。“歌うようにプレイする”というゲーム性はそのままに、シリーズ最大級となる40曲の楽曲、160種のモジュール(衣装)を収録。PS3版では広大なライブ空間を再現する“ライブスタジオ”モード、PS Vita版では本体カメラを利用した“ARライブ”モードと、各プラットフォームの特色を生かした機能も搭載されている。
公演の第1部では、まず初音ミクの声を担当した藤田咲さん、鏡音リン・レンの声を担当した下田麻美さん、巡音ルカの声を担当した浅川悠さんが登壇。3人は、本イベントが『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』の発売“記念”イベントの予定であったことや、同作の発売延期によって発売“祈願”イベントとなったことなどを語った。
▲藤田咲さん | ▲下田麻美さん | ▲浅川悠さん |
続く第1部ライブパートの開幕を飾ったのは、MEIKOの声を担当した拝郷メイコさんによる、『ピアノ×フォルテ×スキャンダル』のカバーと、同氏のオリジナル曲である『ヒカリ』。次にKAITOの声を担当した風雅なおとさんが登場し、『千年の独奏歌』を披露。さらに拝郷さん&風雅さんのデュエットにて演じられた『on the rocks』では、観客から感嘆の声が漏れるほどの見事な歌声が会場に響きわたった。
▲拝郷メイコさん | ▲風雅なおとさん |
拝郷さん&風雅さんによるライブパートが終わると、『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』の紹介パートがスタート。藤田さん、下田さん、浅川さんに、セガの開発スタッフであるDIVA零号機さんを加えた4名が登壇し、基本的なゲームシステムの他、“DIVAルーム”でボーカロイドたちと“アルプス一万尺”を遊べることや、“エディット”モードの機能が大幅に拡張されたことなどを解説した。
そして、出演者が実際に本作をプレイ。「リズム感がない」と語る藤田さんは、各種サポートアイテムを使用して『桜ノ雨』に臨んだものの、サビに突入した直後にMiss takeとなって失敗。下田さんは「平均的なプレイを見せます」と宣言して『ココロ』に挑戦し、アドリブでの替え歌を口ずさみつつ、宣言通りにStandard評価でのクリアを果たした。
続いては浅川さんかと思いきや、嘘か真か「家訓としてゾンビが出るゲームしかやっちゃダメ」とのことでプレイを辞退し、その代わりにトッププレイヤーでもあるDIVA零号機さんが高難度設定でのプレイを実演。ここでの設定は、通常でも高難度な『Blackjack』に、チャレンジアイテムから“パニック”(メロディアイコンの飛んでくる方向がランダムになる)、“ミクロノーツ”(メロディアイコンのサイズが小さくなる)、“ハイスピード”(メロディアイコンの流れるスピードが高速になる)を追加したもの。プレイが開始されるや客席からどよめきが漏れるほどの熾烈さとなったが、DIVA零号機さんはGreat評価にてのクリアを見せた。なお、緊張で全力が出せなかったものの、リハーサルではExcellent評価を得ていたという。
紹介コーナーが終了すると、再び壇上にボーカロイドの声を担当した5人が登場。この5人としては初の合唱にて『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』のテーマ曲である『DECORATOR』を歌い、第1部を締めくくった。
初音ミクのライブである第2部は、『Project DIVA desu.』からスタート。The39sと39s stringsの演奏をバックに、『エンヴィキャットウォーク』や『glow』といった人気曲が披露された。
『Tell Your World』や『Last Night, Good Night』など、壮大な曲調のナンバーが続くが、ラストを飾ったのはアップテンポな『ワールドイズマイン』。おなじみの楽曲ということもあり、会場は最高潮の盛り上がりに包まれた。
閉幕にあたり、再び出演者各位が登壇。「今日ほど“中の人”でよかったと思った日はありません」という風雅さん、「この日を一生忘れません」という拝郷さんをはじめ、「皆さんの気持ちが伝わってきて、ステージに立ててよかった」という浅川さん、1年に1度の記念日を皆と迎えられて嬉しく思います」という下田さん、そして「3月9日が毎年本当に楽しむ」という藤田さんと、それぞれが観客への感謝のコメントを述べた。そして藤田さんによる「本日は皆さん」というフリからの、会場全体が一体になった「サンキュー!」のコールにて、熱く盛り上がった“ミクの日”に幕が下ろされた。
■“Project DIVA presents MATSURI DA DIVA”開催概要
【日時】2014年3月9日 昼公演14:00開演 夜公演18:00開演
【会場】東京ドームシティホール
【出演】
・1部
藤田咲
下田麻美
浅川悠
拝郷メイコ
風雅なおと
・2部
初音ミク
【演奏】
The39s(黒田晃年、田中晋吾、折田新)
39s strings
【アレンジ】安部潤
【主催】セガ
【協力】DISK GARAGE / LIFE
【特別協力】クリプトン・フューチャー・メディア
【セットリスト】
・1部
『ピアノ×フォルテ×スキャンダル』/拝郷メイコ(作詞作曲:OSTER project)
『ヒカリ』/拝郷メイコ(作詞作曲:拝郷メイコ)
『千年の独奏歌』/風雅なおと(作詞作曲:yanagi)
『on the rocks』/拝郷メイコ、風雅なおと(作詞作曲:OSTER project)
『DECORATOR』/藤田咲、下田麻美、浅川悠、拝郷メイコ、風雅なおと(作詞作曲:kz)
・2部
『Project DIVA desu.』(作詞作曲:うたたP)
『エンヴィキャットウォーク』(作詞作曲:トーマ)
『glow』(作詞作曲:keeno)
『Tell Your World』(作詞作曲:kz)
『39』(作詞:DECO*27 作曲:sasakure.UK)
『Last Night, Good Night』(作詞作曲:kz)
『ワールドイズマイン』(作詞作曲:ryo)
(C) SEGA /(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
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