『神様と運命覚醒のクロステーゼ』の主人公が神風シン（声：三宅淳一）と判明！ ゲームの流れや新システム“転神”の存在も明らかに

文：ゴロー

　日本一ソフトウェアは、7月24日に発売するPS3用ソフト『神様と運命覚醒のクロステーゼ』の新情報を公開した。

　本作は、日本一ソフトウェアの20周年記念プロジェクトの1つとして開発されたダンジョンRPG『神様と運命革命のパラドクス』の続編にあたるタイトル。前作の主人公・神楽坂レンヤが神様となって強大な敵を討ち滅ぼした数年後の世界で、新たに神様として選ばれた1人の少年の“運命の覚醒”を巡る物語が描かれる。

▲たびたび突きつけられる“究極の選択”。そこでの決断は、物語や登場人物たちの運命だけでなく、主人公の成長にも影響してくる。

　今回は、正式なプロローグ、主人公のプロフィール、3つのキーワードといった世界観に関する情報や、ゲームの流れとバトルシステムの詳細、そして新システム“転神”の存在が明らかにされた。

▲天使・ジュピエル（左）と悪魔・アルル（右）の新規イラストも到着！

■プロローグ正式版が公開。神様となった主人公の少年は1度死んだ人間だった

　今回公開されたプロローグは前回の記事で掲載した内容に、人間界で起きた出来事を書き記した正式版だ。以下で正式版のプロローグに加えて、新たに判明した主人公のプロフィールや3つの重要なキーワードについて紹介する。なお、プロローグの内容について、旧版から改訂されている箇所は赤字で記載している。

～プロローグ～

　とある少年によって運命が革命されてから数年後……。

　強大な悪魔であるサタナディアが倒れてからも、依然、悪魔たちの絶対的な優勢は覆っておらず、天使と悪魔は血で血を洗う戦争に身を投じていた。

　あるところに、ゲリラ戦術でかろうじて戦況を保っている天界があった。そこでは対悪魔用最終兵器として“神”の研究が進められており、人間を神へと変える“運命覚醒結晶”の適合者の到来を、今か今かと待ちわびていた――。

　――人間界。
　主人公は学校からの帰り道に、空から降ってきた集団に襲われ、心臓を貫かれて死亡してしまう。そこを謎の少女に助けられた主人公は、見知らぬ場所――、天界で目を覚ます。移植された運命覚醒結晶に導かれるように、彼は天使と悪魔の戦争に身を投じていくことになる。

▲主人公が目覚めたそこは、まさに天国と思えるほど美しい光景が広がる場所だった。

　敵に勝つため、生き残るため足掻いてきた主人公は、やがて自分と親しい少女ふたりの死という状況に直面する。

　助けられるのはどちらかひとり。最後に彼が選ぶ道は――。

【人間/神様】神風シン　－Shin Kamikaze－
声：三宅淳一

※キャラクターデザイン：いとうのいぢ

「言いたいことは山ほどあるけど、今はこいつを倒さなきゃ、誰も生き残れない。」

　本作の主人公。性格は消極的で大人しく、人付き合いが苦手。幼少期の頃、両親がいないことをネタに、いじめられた経験がある。過去のさまざまな出来事から“人は他人を利用して生きている”と考えており、基本的に他人を信用しない。

　とある日の学校帰り、悪魔に殺されて神様として目覚める。これをきっかけに、彼の運命は大きな変化を迎えていく。

～『神クロ』の世界を象徴する3つのキーワード～

●天界と魔界

　遥か大昔から、天界と魔界では天使と悪魔が勢力を二分して戦争を続けていた。ある時、強大な悪魔・サタナディアが出現し、戦争は悪魔側の圧倒的優勢に傾いた。サタナディアが亡き今も優劣は変わらず、天使側は劣勢のなかで細々と戦っている。

●運命覚醒結晶

　素質のある人間に移植することで、その者を神にできる結晶。運命覚醒結晶を神の器に埋め込む際は、強大な力を制御するために、天使と悪魔の魂を生贄に捧げる必要がある。運命覚醒結晶によって降臨した神は、生贄となった天使と悪魔の能力を継承する。

▲神様として生まれ変わった神風シンは、ジュピエルとアルルの魂を生贄としているため、2人の能力が宿っている。

●神様

　天界において、悪魔と戦うための最終兵器とされている。天使たちからは一応の礼節は払われるが、その存在意義は悪魔と戦うことであり、神本人に戦うかどうかの選択権はない。

■天界（拠点）と戦場（ダンジョン）を行き来して物語が進行する

　主人公（プレイヤー）は悪魔勢力を滅ぼすため、天使たちが活動する天界を拠点に、戦場への出撃を繰り返し行う。天界と戦場を行き来する中でイベントパートが要所で発生し、天使と悪魔の戦争に関わる物語が進行していく。

▲遥か上空に浮遊する天界の地。ここで主人公は装備を整えたり、物資の補給を行ったりして戦いの準備を行う。		▲天界で任務を受けて、いざ戦場へ。未知なるダンジョンで数々の敵と戦い、ミッションクリアを目指す。

▲各章の始まりと終わりや戦闘の合い間など、さまざまな場面でイベントパートが挿入される。イベントパート中に突如発生する“究極の選択”によって、物語は異なる展開を迎えることに。

●戦場はさまざまな敵がはびこる探索型のダンジョン

　天使と悪魔が争いを続ける戦場は、探索型のダンジョンとなっている。ここでは攻撃アクション、特殊スキル、アイテムを駆使し、並みいる敵を撃破していかなくてはならない。

▲敵を倒してレベルアップをすることで、より強力なアクションを繰り出せるようになる。上昇したレベルは、ダンジョンクリア後も引き継がれていく。

▲画面右上のAC（活性ゲージ）がなくなると、体力が徐々に失われてしまう。探索中は物資の調達と適度な補給も欠かせない。

　レベルアップによる自身の強化はもちろん、ダンジョンに落ちている武具やアイテムを活用することも重要になる。強敵との遭遇や罠の発動による突然の窮地も、装備やアイテムの活用しだいでくぐり抜けることが可能だ。

▲ダンジョンには“未識別”のアイテムも落ちている。効果は分からないが、一か八かで使用してみるのも？

　また、ダンジョンを探索中は2人のヒロインがサポートに付き、神様としてまだ未熟な主人公と行動をともにしてくれる。

■『神クロ』独自の新システム“転神”とは？

　上記で紹介したダンジョンのシステムとは別に、今作では独自システム“転神”を搭載している。“転神”は、主人公が一時的に強大な力を得て戦えるというもので、“運命覚醒結晶”や“ジュピエルとアルル”と密接に関係しているとのことだ。

▲運命覚醒結晶と2人の少女がかかわる“転神”とは、どういった条件で発動できるものなのか？　詳細は続報に期待しよう。

(C)2014 Nippon Ichi Software, Inc.
※画面は開発中のもの。

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データ

関連サイト

• 『神様と運命覚醒のクロステーゼ』公式サイト