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2014年3月26日(水)

『ものべの -pure smile-』がPS Vitaにてリリース決定! 高知の大自然に囲まれた村を舞台に人間と妖怪たちの夏が描かれる

文:皐月誠

 ヒューネックスのゲームブランド・dramatic createは、PS Vita用ソフト『ものべの -pure smile-』を今秋に発売する。価格は6,900円(税抜)。

『ものべの -pure smile-』

 本作は、2013年10月に美少女ゲームブランド・LoseからリリースされたPC用ノベルゲーム『ものべの -Happy End-』を移植したもの。大ボリュームのシナリオ量を誇る原作へ、ヒロインの3人からその他の人気キャラクターまで、大量の新規エピソードおよびビジュアルが追加されている。

 追加分のシナリオやビジュアルを手掛けるのは、すべてオリジナルの開発スタッフ陣。PS Vita版ならでの特徴として、本体機能を生かしたタッチ操作や、新規のクロックモードなども搭載される。

『ものべの -pure smile-』 『ものべの -pure smile-』 『ものべの -pure smile-』

■ストーリー

「ここがものべの!? なーんにもないねぇ」

 高知の山深い寒村・茂伸(ものべの)村へ6年ぶりに帰省した主人公・沢井透(さわいとおる)と、故郷のことをすっかり忘れてしまったらしい妹・夏葉(なつは)。

 都会はおろか、他の人里からさえ隔絶された古びた空気の中、 家守妖怪 “あかしゃぐま”のすみ、幼なじみのありす、傘妖の飛車角――懐かしい面々との再会は、錆び付いていた記憶の時計を動かし始める。

 大掃除、山遊び、水普請、畑仕事、牛鬼の来訪……。

 少しも変わらぬ茂伸の暮らしを重ねるうちに、やがて村に伝わる土着信仰 “ひめみや流” の夏祭りの夜が訪れる。

 夜行市に賑わう境内に響く触太鼓は、祭りのクライマックス “面舞い” の始まりを告げるもの。舞台に浮かび上がるのは、七面頬(ナナツラオ)なる大妖と人間たちとが織りなす歴史。

 その舞の最中、夏葉は突然倒れてしまう。

「おにいちゃん……夏葉……体がヘンだよう」

 一晩にして10センチ以上伸びた身長、体型の変化。夏葉の身体を襲ったものは、まぎれもない異常成長だった。

(このまま、異常成長が続いてしまえば……夏葉の命は!)

 果たして原因は病か祟りか――焦燥の中、すみとありすの力を借りて、透は夏葉を救うための手掛かりを探し始める。

 夏葉が原因不明の異常成長をしてしまうのは全ルート共通。シナリオは、そこから3人のヒロインそれぞれのルートへと分岐していく。なお、各ルートの後には、後日談を描くアフターストーリーも展開される。

●すみルート

 透は夏葉を襲った異常の原因が、人の時間を奪うと伝えられる妖怪・七面頬の“時食み(ときはみ)”にあると考える。医学では解決できないと判断した透は、すみとともに“時食み”について調査を始める。

●ありすルート

 夏葉を襲った異常の原因について、透は医学的な観点から調査を始める。そんな透を支えるありすは、ずっと秘めていた想いをさらに募らせていく。

●夏葉ルート

 帰郷とともに始まった夏葉の異変と、その原因を必死に探す透。透を助けたいという夏葉の純粋な想いは、2人の気持ちをやがて1つにしていく。

■本作の背景美術

 物語の舞台となるのは、自然あふれる高知県茂伸村。作中では茂伸村を中心として、実在の建物や土地などを含む多彩な背景が登場する。

『ものべの -pure smile-』
▲高知県香美市に実在する土佐山田駅。本作のプロローグはここからはじまる。
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▲大土地の町並みと商店街の模様。駅からはバスで数時間の地点に存在する。
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▲深い山の中に人々が暮らす茂伸村。周囲を清らかな自然に包まれている。
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▲木漏れ日の降り注ぐ“至不間の山道”。▲茂伸村に古くから伝わる民間信仰“ひめみや流”。その聖地である、茂伸神社の本社。
『ものべの -pure smile-』 『ものべの -pure smile-』
▲大土地からさらにはなれた山中にて、隣合わせに建つ有島家(左)と沢井家(右)。▲日本家屋然とした沢井家の居間。透たちが上京していた間、家はすみや飛車角などによって守られていた。

■イベントCG

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■登場キャラクター

●沢井夏葉(声:門脇舞以)

『ものべの -pure smile-』

「着いたーーっ。おにいちゃん! 早く早く!」

 元気いっぱいで少しだけ食いしん坊な透の妹。好奇心旺盛でどんなことにも興味津々。芯が強く兄思い。時に周囲の大人を驚かせるような意思の強さを見せることもある。兄が大好きで、朝起きてから夜寝るまでいつも一緒に行動している。

●すみ(声:永井真衣)

『ものべの -pure smile-』

「透の家は、ここじゃ。そのことを忘れておらねば、それでよい」

 “あかしゃぐま”という童子の姿をした妖怪で、普段は透の家の留守を預かる家守を務めている。透たち兄妹を生まれた頃からずっと見守りつづけ、深い愛情を注いでいる。透のことは恋愛対象としても意識しているが、その想いは胸に秘めたまま。

●有島ありす(声:朋永真季)

『ものべの -pure smile-』

「はっ! はいっ! お帰りなさい、透さんっ!
久しぶりです! 会いたかったですっ」

 透の幼なじみで、村一番と評判の美少女。本人は見た目だけで声をかけてくる異性を疎ましく感じる一方、幼いころから自然に接してくれる透には熱い想いを寄せている。透の通う大学へ自分も入学するため、受験勉強中。

●沢井透(声:小尾元政)

『ものべの -pure smile-』

「夏葉、見てごらん? あれが僕たちの生まれた家だよ」

 本作の主人公。医学の道を志し、唯一の肉親である夏葉とともに茂伸村から一時期離れていた。責任感が強く、聡明で優しい性格。恋愛には疎く、ありすとすみが目の前で女の戦いを繰り広げても、気付かないことがしばしば。

●とおこ(声:瑞沢渓)

『ものべの -pure smile-』

「おほしさまがとおこのてんじょう、くさがとおこのふとんだよ」

 沢井家を守護する牛鬼。大昔に沢井家の裏の井戸に落ちたところを、透の祖先に救ってもらった。その際に「おんをかえす」と言ってから沢井家を訪れるようになり、今でもその関係は続いている。天然なおっとりとした性格の持ち主で、かなり無防備。

●滝女郎(田中涼子)

『ものべの -pure smile-』

「手前は滝女郎。七面頬様から、オオトメの関の番を任ぜられしもの」

 長く生き、人の姿へと変化できるようになった女郎蜘蛛。主である七面頬の命により、巨大な滝“オオトメ釜”、その奥にある神域“オオトメの関”を守る大妖。人間、特に男性を敵視するそぶりを見せるが、内面では人間に好意を寄せている。オオトメ釜を離れることができないため、人里など遠くの様子を見る際には分身を飛ばす。

●ひめみや(声:若林直美)

『ものべの -pure smile-』

「ひめみや流は、ものべの全体が、よーまわるように祈るんよ」

 茂伸村の民間信仰“ひめみや流”を束ねる、村の実質的な最高権力者。本名・年齢ともに不詳。村人からはただ“ひめみや様”とだけ呼ばれている。普段は穏やかなお姉さんだが、村のことには正しく冷静な判断を下し、村の皆から敬われている。

●ちま(声:宮沢ゆあな)

『ものべの -pure smile-』

「にゃるほど、さすがはありすさんニャ」

 ひめみやの飼い猫。長い年月を経て人間に化けられるようになったが、耳と尻尾は猫のまま。ひめみや以外との人間とは、ほとんど関わりを持たない。ただし、ありすだけは別格で、おしゃれの達人と尊敬していつでも嬉しそうに近寄っていく。

●飛車角(声:宮下栄治)

『ものべの -pure smile-』

「……しばらく見ぬ間に、漢を磨かれましたのう、透ボン」

 遠い昔から生きている唐傘の妖怪。すみとともに茂伸を訪れた際、透の両親に頼みこまれて沢井家に留まることになった。普段はおじいちゃん扱いされているが、実はすさまじい力を持つ大妖。沢井家の“傘”として自らの身を挺し、さまざまな危機から透たちを守る。

●有島菜穂子(声:南月悠奈)

『ものべの -pure smile-』

「透ちゃん、夏葉ちゃん。おかえりなさい。うふふ、2人とも大きくなって」

 有島家の主婦、ありすの母。明るく行動的な性格。看護婦として医師である夫・尚武を支えながら、家事全般もこなす良妻賢母。透たちの両親亡き後も、尚武とともに透たちを見守り、我が子同様にかわいがっている。

●有島尚武(声:燦英志)

『ものべの -pure smile-』

「昔も今も、医学生の忙しさは変わらんものかね」

 有島家の主人、ありすの父。茂伸村にただ1人の医師。自宅から車で片道1時間ほどの位置に離れた診療所へ勤める。かつて不治の病を患っていたが、透の父・高芳の病止祈祷(やみどめきとう)を受けて完治する。それがきっかけで茂伸に移住し、菜穂子と結婚、ありすが産まれる。

●めっかい(声:真嶋成章)

『ものべの -pure smile-』

「うぉん!」

 ひめみやの飼い犬で、妖怪ヒヒ退治で名高い“播磨のめっかい”の末裔。普通の犬よりも何倍も大きい身体を持ち、吠え声は狐狸妖怪の動きを止める力がある。非常に賢く、ひめみやのおつかいをこなす姿は茂伸の名物の一つ。

●高畑厳芳(声:寺田明正)

『ものべの -pure smile-』

「自然の声を聞きゆうためには、こういう土地の方がええ」

 透の父・高芳の師匠だった老博師(はかしょ)。“虫祈祷”を得意とする。透の母が病を患った際に何もできず、高芳の抱えていた悩みも聞けなかったことを後悔している。そのため、せめて透・夏葉・すみには、できる限り力になってやりたいと思っている。

●山木芳秀(声:縛里悠太郎)

『ものべの -pure smile-』

「ほいたらおまさんは夏葉ちゃんかい。いや、げに久しいのう」

 茂伸村の村長。村で最も祭りの作法に長け、山祈祷と山鎮めを得意とする名博師でもある。ひめみやの信頼も厚く、茂伸の行政を一手に担う。明快で愛嬌のある性格だが、たまに軽率な発言で周囲の誤解を受けてしまうこともある。

(C)Lose/dramatic create

データ

▼『ものべの -pure smile-』
■メーカー:dramatic create(ヒューネックス)
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ADV
■発売日:2014年秋
■価格:6,900円(税抜)

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