2014年4月7日（月）

【レビュー＆攻略】『燐光のレムリア for Mobile』美少女だらけの探検隊と行く本格派ダンジョンSLG！（電撃おすすめアプリ第135回）

　こんにちは、ライターのほっちゃん♂です。突然ですが皆さん聞いてください。つい先日、編集Kさんとネットで雑談していた時のことなんですが……。

　編集K「キミ、某MMORPGで“光の戦士”とか呼ばれるスゴ腕らしいじゃん？」
　ほっちゃん♂「は、はぁ……まぁ一応」
　編集K「すげーおもしろいダンジョンがあるんだけど挑戦してみない？」
　ほっちゃん♂「マジすか!?　やりますやります！」
　編集K「じゃあこれ。レビューよろしくね＾＾⇒http://lfm.ujj.co.jp/」
　ほっちゃん♂「……え？」

　その間たった20秒！　なんかよくわからないうちにiOS/Androidアプリ『燐光のレムリア for Mobile』のレビューを任されてしまいました。とはいえ、以前に記事を担当したPCブラウザゲーム『燐光のレムリア～Lemuria of phosphorescent～』のスマートフォンアプリ版となる本作。愛くるしいキャラクターと本格派なシミュレーション要素はそのままに、システムが練り直されているということなので、実はかなり楽しみです。それでは早速レビューしちゃいましょう。

■『燐光のレムリア for Mobile』とは？

　古（いにしえ）の大地“レムリア大陸”を舞台に、“ストライカー”と呼ばれる遺跡探索者たちとともに世界を襲った災厄の謎に迫るSLG。グラフィックはかわいらしくコミカルテイストでありながら、重厚な世界観と奥深いシミュレーション要素により非常に硬派なゲーム性を持った作品だ。

■使命は他のプレイヤーに任せて俺はハーレムライフを選ぶぜ!!

　プレイヤーはレムリア大陸の各地に存在する遺跡を探索し、その奥に眠るとされる世界の謎を解明するという重大な使命を背負っています。が、遺跡の中にはモンスターがわんさかいるのでとっても危険。プレイヤーは戦う術を持たないため、“ストライカー”というキャラクターたちで小隊を編成し、彼女たちを遺跡へ派遣することになります。


▲初期ストライカーとなるのはカレン、ミゼ、エイク、ミトス、ルーク、ナノの6人。見た目的にはエイクちゃんがドストライクなんですけど、カレンの双剣使いという厨二病っぽさが心を惹いたので彼女に決定。


▲ストライカー以外に、プレイヤーをアシストしてくれる従者を選択。メイドか魔女……なんともけしからん2択だ！

　ゲームスタート時に6人のストライカーから1人を選択。以降はバトルでのドロップや各種“召喚”（ガチャ）で新たなストライカーを増やしていきます。人の姿をしたストライカー以外に、タマゴのような形の“オムニファイター”やモンスターなど多種多様に存在します……が、ここでは割愛。勝気な女剣士からおっとり金髪メイド、布っきれ1枚の魔女まで、かわいこちゃんが目白押しなわけです。

　さらにストライカーごとのシナリオ（後述）も豊富！　……あれ？　そうすると危険な使命なんて忘れて、女の子たちとイチャイチャして暮らすという手も？　わりと本気で考えましたが、悲しいかな、レビュワーとしては他の魅力もお伝えする義務があるのです（血涙）。

　これらのキャラクターは軽装、重装、遠距離のいずれかのタイプに属しており、これがバトルにおいて非常に重要なファクターとなります。また、バトル中に使用する“技能”も単純な攻撃技だけでなく、支援効果や妨害効果を与えるものがあり、さらに小隊に有益な効果をもたらす“固有特性”など、さまざまな要素を加味して小隊を編成しないといけません。


▲召喚には“名声召喚”や“星光召喚”など複数あり、課金ポイントである“スターズ”を使うものはレア度の高いストライカーを引きやすくなっています。

　「なるほど、わからん」という声が聞こえますね。そんな人は「難しく考えずに、とりあえずかわいい見た目のストライカーを選べばOK」です。冒頭でも言ったとおり、本作にストライカーはいわゆる“萌え路線”の直球をいくかわいいイラストなので、初めて間もない時は気に入ったストライカーを使ってゲームに慣れるのがいいと思います。

　男性キャラクターもいますが、主役はやはり女性キャラクター。電撃オンラインの（ブラウザ版の）人気投票でも、男性キャラクター全員30位以下でした。特に筆者には女の子しか映らないフィルターが強制的にかかっているので、本記事は女の子率ほぼ100%でお届けしています。


▲魔法少女やセーラー服、ネコ耳などなど、萌え属性を幅広くカバーされています。これには思わず「いいね！」。

■遺跡探索はひと筋縄じゃいかない！　奥深いガチンコバトル

　さて、ではゲームプレイのメインとなる遺跡探索に話を移しましょう。遺跡探索はいわゆるステージクリア型となっており、攻略完了にあわせてメインストーリーも進行していきます。モンスターとの戦闘は最大3対3で行われるターン制バトル。自分の小隊は2人までしかストライカーを出撃させられませんが、探索開始時に他プレイヤーのストライカーを協力者として呼ぶことができます。

　バトルは自軍側の並びと行動順の入れ替える準備フェーズ後、戦闘開始。攻撃は敵味方とも基本的に上、中、下の同じラインにいる対象目掛けて仕掛けるのですが、ここで前述した軽装、重装、遠距離のタイプがキーとなってきます。これらは3すくみになっていて、軽装＞遠距離＞重装＞軽装という優劣関係にあります。なので、敵のタイプに対して有利を取れるストライカーを同じラインに並び替えたほうがいいということです。

　また、各キャラクターは1ターン中に4回まで行動できます。ここが本作のおもしろいところで、一気に敵を倒せればいいけど、倒せなかったら大逆襲が待っているんですね。必要なのは敵味方の行動回数を計算に入れて、よくあるSLGの戦闘よりも一歩先の戦況を読むこと。なかなか頭を使うバトルシステムですが、序盤は強い協力者を頼りにゴリ押し気味で進めることもできますよ。


▲どのストライカーがどういう技能や特性を持っているのか把握し、じっくり吟味して小隊を組んでいきましょう。ちなみに、小隊は10個まで用意しておけます。		▲遺跡の探索に移るまえに協力者の一覧が表示されるので、自分の小隊に必要なタイプのストライカーを選びましょう。また、探索終了後はその人にフレンド申請を送れます。フレンドは優先的に協力者の候補になるうえ、特性を付与してくれるので頼もしい人を見つけたら迷わずフレンドになりましょう。


▲準備フェーズでしっかりと並び替えや行動選択をしておかないと、わずか1ターンで甚大な被害を被ることになるので気をつけましょう。また、キャラクターの行動を示すアイコンは通常攻撃が黄、攻撃技能が赤、補助技能が青、回復技能が緑、妨害技能が紫で表示されています。

■手ごわいモンスターに勝つためにはストライカーの強化が欠かせない！

　協力者頼りにゴリ押し！　とは言っても、ゲームが進むにつれ自軍側の強化もしっかり行っておかないと当然、返り討ちに遭います。そうならないために、ドロップや召喚で余分に入手したストライカーを使って主力メンバーを強化していきましょう。

　強化には純粋に対象へ経験値を与える“ストライカー強化”やベースの能力値に影響するレア度を引き上げる“ストライカー覚醒”などいくつかの種類があります。前者はどのストライカーも素材として使えますが、後者は覚醒させたい対象によって要求されるものが変わるのが特徴。この2つ以外に素材のストライカーが持つ技能や特性を移す“技能合成”、“特性変換”などなど、強化手段は豊富に用意されているので、これらをフル活用して理想のストライカーへ育てていくのも本作の醍醐味！


▲ストライカーの中には大量の経験値を与えるものもいます。		▲技能合成が成功するかは確率が発生。欲しい技能が付くまで何度もトライ！

■親密になったキャラクターたちとレッツ・コミュニケーション

　ゲームのメインとなる部分がバトルとなっていますが、やはりひたすら遺跡に潜っては戦いの繰り返しだと心も癒しを求め始めます。そんな時はぜひ、従者との会話や各ストライカーと親睦を深める“ストライカーストーリー”に注目してみましょう。彼女たちとの交流によって、戦いに疲れた心身も一気に回復すること間違いなし！


▲従者との会話はプレイヤーのレベルが上がるにつれて内容が増えていきます。


▲ストライカーストーリーは、対象のストライカーの好感度が一定値以上たまるにつれ開放されていきます。現在の好感度は、キャラクター図鑑から各キャラクターの詳細からチェック！

■遺跡探索のためのワンポイントアドバイス！

　最後にこれから遺跡探索に臨む方たちに向けた攻略の秘訣を伝授しましょう。バトルの勝敗はキャラクターのタイプがカギを握っています。ゲームが進むにつれ、不利なタイプに対した時の与ダメージ量と披ダメージ量の違いは顕著に。基本的には3つのタイプを万遍なく用意するのがベストですが、遺跡の最奥で待ち受けるボスモンスターのタイプはあらかじめ確認することができるので、戦いを挑む際は有利なタイプのストライカーを多めに入れておくといいでしょう。


▲遺跡選択の画面で表示されているモンスターアイコンがボス。最深部まで進んだらここをしっかりと確認しておきましょう。		▲有利なタイプをあててもバトルに勝てない時は技能を再考。補助や妨害効果のある技能を持つストライカーを用意してみると戦いがグッと楽になります。