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2014年4月8日(火)

『ぷよぷよテトリス』の続編の可能性は!? 細山田プロデューサーと対戦しながらインタビューしてきました

文:カネキング

 電撃オンラインのカネキングです。セガから発売されているPS3/PS Vita/Wii U/3DS用ソフト『ぷよぷよテトリス』。そのプロデューサーを務めるセガの細山田 水紀さんと、本作に収録されている5つのルールで対戦をしてきました!

『ぷよぷよテトリス』

 『ぷよぷよテトリス』は、国民的アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』と『テトリス』が激突する夢のコラボゲーム。僕は『テトリス』をよくプレイしていて、このソフトの発売を機に『ぷよぷよ』も練習し始めたといった程度の腕前です。調子のいい時は7連鎖ほど組めるようにはなったのですが、はたして『ぷよぷよ』の総合プロデューサーでもある細山田さんに太刀打ちできるのでしょうか!?

 対戦しつつ、各ルールのコツやゲームの開発秘話などを聞いてきましたので、その模様をお伝えします。

『ぷよぷよテトリス』
▲笑顔が素敵な細山田プロデューサーと対決! 『ぷよぷよ』は初心者ですがガンバリマス!

●まずはシンプルに“VS”で対決!

 “VS”は、文字通り『ぷよぷよ』か『テトリス』のいずれかを選んで対戦するルール。『ぷよぷよ』対『テトリス』はもちろん、『ぷよぷよ』同士、『テトリス』同士の対戦もできます。

『ぷよぷよテトリス』

 当日は『テトリス』と『ぷよぷよ』をそれぞれ使って対戦したのですが、お互い『テトリス』のほうで勝つという結果になりました(笑)。『テトリス』側はお邪魔を利用してテトリス(4ライン消し)やREN(連続消し)を狙っていけるのですが、『ぷよぷよ』は細かくお邪魔を落とされるだけで、初心者の僕には相当キツいです。具体的には、GTRという組み方をしている時に、端のL字の部分にお邪魔が1個落ちてくるだけで、対応できません……(笑)。

『ぷよぷよテトリス』

――対戦ありがとうございました。細山田さんは『テトリス』のほうが得意と以前聞きましたけど、『ぷよぷよ』もやっぱり強いですね……。『ぷよぷよ』同士でやったら絶対に負けると思います。細山田さんはよくイベントでユーザーさんと対戦していると思いますが、勝率はどのくらいなんですか?

 上級者の方にはまったく歯が立ちませんね。無理です(笑)。でも、中級者の方には多分5割以上で勝てていると思います。ただ、僕が勝ちすぎるのもどうかと思うので、多少空気は読んでプレイしているつもりです。

――『ぷよぷよ』と『テトリス』、それぞれのコツなどはありますか?

 どちらも形を覚えることですね。『ぷよぷよ』は連鎖の形、『テトリス』はTスピンや4ライン消しを一気に狙える形です。まずは『ぷよぷよ』なら5連鎖、『テトリス』ならBack to Back(※テトリスやTスピンを連続で行った時に入るボーナスのこと)を狙うことから始めてみてください。特に『テトリス』のTスピンは非常に強いので、狙えるように練習したほうがいいですよ。『テトリス』は落ちてくるテトリミノにパターンがあるので、手順を覚えれば誰でもできます。

――『ぷよぷよ』と『テトリス』は、結局どちらが有利なのでしょうか。

 初心者~中級者同士ぐらいの戦いになるとバランスは取れていると思います。上級者同士になると、『テトリス』がやや強いかもしれません。『テトリス』はコツコツ消していくゲームなんですが、対戦の場合、TスピンやRENなどで一気におじゃまを送れてしまうので……。

――デフォルトのルールだと、『ぷよぷよ』側がクイックドロップ(※『テトリス』のハードドロップのように、上ボタンを押すことでぷよを一瞬で落下させられるシステム)を使えないようになっていますが、これはあえて外しているのでしょうか。

 そうです。もちろんデフォルトの設定で使えるようにすることも検討したんですが、ここで『ぷよぷよ』本来のルールを変えてしまうのは、『ぷよぷよ』のガイドラインに反するので避けました。なので、極力お互いのルールはいじらずに、おじゃまのレートなどを変更する形で調整する方向にしました。ネクスト表示なども、『ぷよぷよ』は2個先、『テトリス』は5つ先までという、そのままのルールになっています。賛否両論あるだろうということわかっていますが、今回はこの“極力もとのままで対決させる”というコンセプトでいこうと決めました。

――あくまでゲームの形は変えずに対決させるというスタンスですね。

 我々も頑張って調整は重ねたんですが、初心者同士で遊んでも上級者同士で遊んでも五分になるようにすると、もとの形を崩してしまうかもしれないと感じました。でも、カスタマイズしたルールで対戦させちゃうと『ぷよぷよ』と『テトリス』が対決するという本来の目的からズレてしまうような気がしたんです。なのでもし次があるなら、これとは別に対戦バランスをもう少し大胆に調整したルールやバージョンを用意するといいのかもしれません。オフライン対戦をする時は、“ゲーム設定”で『ぷよぷよ』のクイックドロップをを使用できるように切り替えられるので、ぜひ試してみてください。


●“パーティー”でハチャメチャ対戦!

 “パーティー”は、“VS”にアイテムを追加したようなルールです。フィールドに降ってくるアイテムを巻き込むようにぷよを消す、あるいはラインクリアーをすると、自動的に効果が発動。アイテムには、落下速度をアップさせたり、画面を一部見えなくしたりなど、普通ならあり得ないような掟破りの効果があるので、ワイワイ言いながらプレイできる、文字通りパーティー向けのルールになっています。

 こちらは僕が『テトリス』、細山田さんが『ぷよぷよ』を使って1戦遊んだのですが、アイテムを消しまくって僕が無事に勝利できました!

『ぷよぷよテトリス』

――このルール、アイテムが結構邪魔なところに落ちてきたりして、そこもおもしろいですよね(笑)。

 おじゃまぷよもそうですが、ちょうど痛いところに落ちてきますよね。完全にランダムのはずなんですが(笑)。

――アイテムがかなり強烈なので、カジュアルに遊ぶならこのルールで決まりだと思いました。

 このルールのオススメは、なんといっても4人対戦です。2人でも楽しいんですが、やはり実力差が出てしまうと思うんですよね。4人だとアイテムが飛び交うので、ハチャメチャ度が増して盛り上がれるかと思います。ただオフラインでは人数ぶんのコントローラがないと4人対戦ができないので、その場合はオンラインで遊んでもらえるとうれしいです。オフラインでやる時は、ゲーム内でハンデをつける他に、片手操作だけでやってもらったり、最初の10秒間はコントローラに触れないでおいてもらったりなど、おもしろいハンデをつけるのも楽しいと思いますね。

――“パーティ”のコツなどはありますか?

 このルールでは、『ぷよぷよ』が通常設定でクイックドロップを使えるので、それを有効に活用してほしいですね。あとはやはりアイテムを使うことです(笑)。最終的なスコアで決着をつけるので、スコアを奪う“スコアバキューム”などが出れば、逆転できるかもしれません。


●“ビッグバン”はひたすら消していく爽快なルール!

 『ぷよぷよ』側は、あらかじめ用意された連鎖のタネをうまく消していき、『テトリス』側もあと一歩で消えるようにミノが配置されたフィールドに、テトリミノを差し込んで次々と消していくのがこの“ビッグバン”。『ぷよぷよ』は、いわゆる『ぷよぷよフィーバー』のフィーバーモードをひたすらやっていくようなイメージです。最終的なスコアで決着をつけるので、早く正確にテクニカルな連鎖やラインクリアーを決めていくことが目的となります。

 こちらも僕は『テトリス』、細山田さんは『ぷよぷよ』を使用。お互いミスを重ねるものの、なんとか僕が勝利できました!

『ぷよぷよテトリス』

――このルール、フィーバーモードだけを遊ぶのではなく、『ぷよぷよフィーバー』と“テトリスラッキーアタック”のルールで対戦したいと思ったのですが、それは難しかったのでしょうか。

 それはもちろん僕たちも考えました。ただ、1つ大きな問題があったんですよ。これ、『ぷよぷよ』は連鎖を伸ばせるんですが、『テトリス』は伸ばせないんです。

――あー! それは確かに!

 そうなると、バランスを考えた時に、自分で連鎖を伸ばせる『ぷよぷよ』が圧倒的に有利になってしまったんです……。『テトリス』側はRENを伸ばすようにするか? とも考えたんですが、なかなかうまく行かず……。

 あと、これも先ほどの話につながるんですが、『ぷよぷよフィーバー』のように、“ゲージがたまるとモードが切り替わって大連鎖を狙える”というルールが、現状『テトリス』に存在していなかったことも一因としてありますね。

 “テトリスラッキーアタック”は、バンダイナムコゲームスさんが出されていた3DSの『テトリス』にあったモードなんですが、『ぷよぷよテトリス』では名前の使用許可をいただき、こちらでイチから作って収録しているんです。いくつか可能性を感じる部分があるので、ここから新しいルールに発展するかもしれません。

――『テトリス』の公式ルールとして、『ぷよぷよフィーバー』にあたるルールがあったら実現可能かもしれなかったということですね。

 もともとこの“ビッグバン”は、『ぷよぷよ!』(15周年記念作)の時に、同じようなシステムのものがルールの1つとして挙がっていたんです。『ぷよぷよ』同士だと少し味気なかったのですが、『テトリス』と対決するならアリかなと思い、今回入れてみました。


●お互い同じ条件で『ぷよぷよ』と『テトリス』の腕前を競える“スワップ”

 “スワップ”は、一定時間ごとに切り替わる『ぷよぷよ』と『テトリス』のフィールドを交互にプレイしながら対戦するルール。僕はこのルールのために『ぷよぷよ』を練習し始めたと言っても過言ではありません!

 フィールドが切り替わった時に連鎖を起こし、切り替わった後でラインクリアーなどをすると、より強力な攻撃を叩き込めるのがポイントです。

『ぷよぷよテトリス』

 このルールは本当におもしろくて、ついつい細山田プロデューサーと何戦も遊んでしまいました。結果は、『ぷよぷよ』力で圧倒的に不利な僕の負け越しに……。『テトリス』で挽回するにも限度がありましたね。

――参りました! 総合力で勝てませんね。もっと『ぷよぷよ』を練習します!

 “スワップ”は、どちらも中級者レベルの僕にとってはご褒美のようなルールです(笑)。

――このモードのテクニックなどをぜひ教えてもらえますでしょうか!

 まず2つのフィールドを行き来するので、どちらでおじゃまを受けるか考えることもポイントだと思います。片方が詰まり掛けていても、片方で勝ってしまえば勝ちなので、苦しい時は片方に望みを託すんです。

――途中で細山田さんがやっていた、時間稼ぎのテクニックですね。

 そうです。ぷよとテトリミノが完全に接地しないとおじゃまは降って来ませんので、空回転させたりして時間を稼ぎます。その間にフィールドが切り替われば、切り替わった先のフィールドでおじゃまを受けられるんです。

――これはウラワザみたいな感じで、知っているのといないのとでちょっと差が出ますよね。

 まぁ緊急回避のような技ですが、際どい戦いの時には役に立つので、覚えておいて損はないかと。

――この交互にフィールドが切り替わるルールは、他に試行錯誤などはあったのでしょうか?

 一案として、フィールドを自由に切り替えられるようにしてはどうかというアイデアもありました。ただ、それをやると切り替え用のボタンが1つ増えてしまい、初心者がとっつきにくくなってしまったんですよ。もちろん次があれば自由に切り替えられるようなシステムを搭載してもいいと思うんですが、今作では初心者や久しぶりにプレイしていただく方のことを第一に考えてこういう仕様にしました。

『ぷよぷよテトリス』

――話は少し変わりますが、“スワップ”やこの次に遊ぶ“ミックス”など、まったく新しいルールについて、全体的なプレイヤーの習熟度はいかがですか?

 予想以上に早いですね。僕はもうちょっと、ユーザーさんが両方を極めるのに時間が掛かると思っていました。

――リプレイを見ていると、すでに両方達人級の人がいますよね。もうどっちがメインなのかわからないです。両方のゲームの腕前が問われるのはいいですよね。

 そうですね。なので、公式で大会をやるとしたらこのルールが一番に挙がる可能性が高いと思います。他にも、たとえばですが『ぷよぷよ』の達人と『テトリス』の達人に参加してもらって、画面が切り替わると同時にコントローラを持ち替えて、中の人にも入れ替わってもらって対戦したりするとおもしろいかもしれませんね(笑)。このルールだと、4人対戦のモードでプレイすれば、最大8人で対戦できます。

――2人の達人が入れ替わるのと、1人の“スワップ”ルールの達人が対戦したらどっちが強いのかなど、夢が広がります。


●ぷよぷよとテトリスが融合した“ぷよテトミックス”のコツを聞く!

 “ぷよテトミックス”は、ぷよとテトリミノが同じフィールドに落ちてくる斬新なルール。ぷよは同じ色を4個以上つなげれば消え、テトリミノは横一列そろえればラインクリアーとなり、それぞれの消し方は変わっていません。

『ぷよぷよテトリス』

 独自のルールは、ぷよの上にテトリミノを置くとぷよが押しつぶされた後、上から降ってくるというもの。下で『テトリス』、その上で『ぷよぷよ』をプレイするような感覚です。また、押しつぶされたぷよが上から降ってくるまでの時間差を利用して連鎖を組んだりすることも可能。非常に自由度の高いルールとなっています。

 僕は“ぷよテトミックス”をあまりプレイしていないため、細山田プロデューサーにボコボコにされました(笑)。あと、テトリミノよりぷよがたくさん降ってくるので、個人的には『ぷよぷよ』が得意な人のほうが有利かなと思いました。『テトリス』は隙き間がぷよで埋まってしまうと、Tスピンなどのテクニックも使えませんし。というわけで、細山田プロデューサーに、このルールのコツなどをたっぷりうかがいました!

『ぷよぷよテトリス』

――このルールは独創的と言いますか、挑戦的なモードだなと思いますが、どうやって生まれたのでしょうか。

 企画を考えた時に、ぷよとテトリミノが1つのフィールドに存在するルールは絶対に必要だと思っていたんです。ただ、それを考えた時に、僕ら(『ぷよぷよ』)はいいけど、『テトリス』はどうなんだろうとドキドキでしたね。1人で黙々やるモードにしてはどうかなど、いろいろな試行錯誤を経て、今の形になりました。

――このモード、どうやって積んでいけばいいのか見当もつかないので、積み方の方針を教えてもらえますか……?

 ぷよは階段積みがいいと思います。テトリミノは左右のどちらかを開けて、ラインをきっちり消すことを意識するといいかと。うまく地形をつくらないとTスピンが使えないので、そこは注意してほしいですね。あとはミックス連鎖を狙えればもっといいと思います。ぷよの上にテトリミノをソフトドロップさせるとゆっくりと沈んでいくので、この時間差を利用するのも手ですね。

――他にコツはありますか?

 どちらかというと、『テトリス』に軸足を置いてプレイしたほうがいいですね。ぷよはミスをしても消しやすいんですが、テトリミノは失敗すると消し直すのが難しいんです。なので、テトリミノを意識して、一列一列ラインをそろえられるように注意したほうがミスが減ると思います。

――フィールドが広いので、何をホールドすればいいのかわからないんですが、これはどうすればいいでしょう。

 ホールドするのは、“でかぷよ(4個ぷよ。4つ同じ色が組み合わさったもの)”がいいと思います。このルールは、ぷよやテトリミノが消えている時にまた消すことで、連鎖が継続する仕組みになっているんです。ですので、連鎖が途切れそうになったらホールドしておいた“でかぷよ”を落として消すことで、連鎖を継続できるかもしれません。

――なるほど! “でかぷよ”には、そういう使い方があったんですね。

 フィールドも広いので、慣れれば8連鎖ぐらいなら簡単に行くと思います。4連鎖を2つ組めれば達成できるので。中央が詰まったら負けなので、左右に寄せて積んでいくのも大事ですね。どうしても勝てない人は、同じ色のぷよを3つ組み合わせて適当に積んでいって運まかせに消す、いわゆる“カエル積み”でもいいと思います。

――キャラクターによって、落ちてくる組ぷよに差が出るようですが、それについてはいかがですか?

 組ぷよのパターンはキャラクターごとに決まっているんです。自分に合う合わないもあるので、使いやすいキャラクターを研究してほしいですね。


■『ぷよぷよテトリス』は『ぷよぷよ7』の次に出るはずだった

 対戦を終えて、細山田プロデューサーにミニインタビューをさせていただきました! 半分は雑談のようになっていますが、『ぷよぷよテトリス』が生まれた経緯や、いろいろな裏話をたっぷり聞いてきましたので、よろしければご覧ください!

――『ぷよぷよテトリス』を出すにあたり、『テトリス』側との交渉などはスムーズにいったのでしょうか?

 『ぷよぷよ』もレギュレーションがしっかりしているタイトルなので、相手の立場がわかるというか、通るものと通らないものの線引きが感覚としてあったので、思ったよりスムーズにいきましたね。

――企画自体は、どのくらい前から考えていたんですか?

 『ぷよぷよテトリス』は、僕が『ぷよぷよ』にかかわっていないころに書いた企画原案や、『ぷよぷよ』チームの当時の担当者アイデアがもとになっています。記憶しているのは、2005年ぐらいでしょうか。その時、僕は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズに携わっていたんです。

――えっ、そんなに前の企画だったんですか!?

 当時3つほど考えた企画原案のうちの1つですね。残り2つも、かなり無茶なものになっています(笑)。大分時間が経ちましたが、今の時代でもまだできないかもしれませんね。

――どんなゲームなのか気になります(笑)。

 そのゲームは、主に技術的な問題があるんです。なので、あと20年か30年ぐらいしたらできると思っています。夢のゲームではなく、将来的には実現可能な企画なんですが、今やるとうまくいかないんじゃないかなと。

――20~30年早いゲームということですね。

 セガはよく言われますが、そういうことですね(笑)。『ぷよぷよテトリス』も2005年に出していたら、時期的にちょっと早かったと思います。

――確かに、2005年だと早すぎる気がしますね。

 『ぷよぷよ』と『テトリス』に限らず、こういったコラボ企画って、誰もが考えるものだと思うんです。でも、いざ出すとなるとその時の両シリーズの展開状況や版権の確認、対戦させた時にゲームとして成立するのかという問題もあるので。

『ぷよぷよテトリス』

――版権は、時期の問題もありそうですね。

 恋人同士、付き合うか付き合わないか、結婚するかしないかみたいなものですよね(笑)。タイミングがかなり重要なんです。セガもいわゆる猿が登場するsystem16の『テトリス』を始め、『デカリス』や『テトリスコレクション』などを作ってきた経歴もあり、お互いに信頼関係があることも大きいですね。

――いろいろな積み重ねがあって実現したコラボレーションだったということですね。

 そうですね。もう1回やれと言われてもできないかもしれません。本当は、『ぷよぷよテトリス』は存在しないゲームだったかもしれないんです。『ぷよぷよ!!』(20周年記念作)の次は、少なくとも数年間は新作は作らないことになっていて、『ぷよぷよ!!』を買って遊んでいただくことを想定していました。そして、かなり、かなり時間を置いたうえで『ぷよぷよ』の新作を検討するかどうかという状況でした。でも、今しかやれるタイミングがないのなら、やるしかないと。

――最初に『ぷよぷよテトリス』の発表を聞いた時は、『ぷよぷよ』は今後『テトリス』と一緒にやっていくのかなと思いましたが、そうではなく、単発の企画だったんですね。

 実は、もともと『ぷよぷよテトリス』は、『ぷよぷよ7』の次に出そうとしていたんですよ。でも、いろいろな事情があり出せず、『ぷよぷよ!!』を出すことになりました。そこに、再びチャンスがめぐってきたんです。

――いろいろな事情があるんですね。お話を聞いていると、出たこと自体が奇跡のソフトだなと思いました(笑)。両方ともビッグタイトルですもんね。

 完全に個人的なコメントですが、7年に1度ぐらいのスパンで遊べるといいなと思います(笑)。

――『ぷよぷよ!!』はRed Bullさん主催のゲーム大会“Red Bull 5G 2013”に使用されていましたが、こういったゲーム大会への使用については問題ないのでしょうか。

 『ぷよぷよ』シリーズと『ぷよぷよテトリス』に関して言えば、『ぷよぷよ』シリーズ監修者としては、まったく問題ありません。むしろどんどん使っていただきたいですね。恐らくテトリスさんも同じだと思います。この先、直接対面して対戦したり、ネットワークなどを使ってリアルタイムで対戦したりするゲームがどんどん少なくなっていくのではないかと思うんです。過去2回の“Red Bull 5G”をきっかけに『ぷよぷよ』の対戦のおもしろさに興味を持っていただいた方もいらっしゃるようですし、『ぷよぷよテトリス』でもぜひ対戦を楽しんでほしいですね。

――動画の配信などについてはいかがですか?

 漫才デモなど“アドベンチャー”モードのストーリーにかかわる部分のネタバレは禁止ですが、対戦動画などは配信していただいて全然問題ありません。ぜひ盛り上げてもらいたいですね。

■『ぷよぷよテトリス』の続編の可能性は?

――今作には新旧含めてさまざまなキャラクターが登場していますが、まず『ぷよぷよ』のキャラクターの選出基準について教えてもらえますか?

 ユーザーアンケートはかなり参考にしていますね。あとはキャラクターグッズの人気などもチェックしています。本当はすべてのキャラクターを出したいのですが、やはり出すことができる数に限りがあり、多くの人が望む人気のあるキャラクターが優先的にリストアップされることが多くなってしまいますね。また、残念ながらプレイアブルキャラクターとして今回登場させられなかったリデルやどんぐりガエルなどは、漫才デモに登場しています。それぞれ、個性あふれるキャラクターが多いのですが、各キャラクターは今回はこういう登場のさせ方になっています。

――僕はスケルトンTでTスピンを決めたかったです(笑)。

 それは申しわけないとしか言えないです!(笑) あとは、キャラクターが好きな方にはアプリの『ぷよぷよ!!クエスト』やアーケードの『ぷよぷよ!!クエスト アーケード』なども一緒に遊んでもらえればと考えています。『ぷよぷよ』の登場キャラクターも増えてきましたし、アプリやアーケードゲームは、そういったキャラクターを楽しんでいる人に訴求している側面もあるんです。

――今後の展開について、『ぷよぷよテトリス』の続編を考えていたりはするのでしょうか。

 チャンスがあれば僕はやりたいんですが、正直なところ次は考えていません。ユーザーの中には次回作を『ぷよぷよ』だけで出してほしいという人もいると思いますし、どういった形になるかはまだまったくわからないんです。とにかく今はこの『ぷよぷよテトリス』を盛り上げることに注力しています。

――『テトリス』側の新キャラクターのティやエスは、『ぷよぷよテトリス』の続編が出ない限り二度と出られないのでしょうか。

 その通りです。このテトリス世界のキャラクターたち(ティ、アイ、エス、オー、ジェイ&エル、ゼット)は、『テトリス』のキャラクターとしてデザインしています。なので極端な話をすると、『テトリス』の続編がどこかで出た時に、そのソフトの中に登場する可能性はあるだろうと思います。

『ぷよぷよテトリス』 『ぷよぷよテトリス』

――それはセガから出すゲームではなくてもですか?

 そういうことですね。なので『ぷよぷよテトリス』は、それくらいの覚悟を持って開発したタイトルなんです。

――すごい覚悟ですね……。そこまでしても出したかったソフトだったと。個人的には、りんごとティの掛け合いをもう一度見たいですが……。

 この先どうなるかは、本当にわからないです。

――『ぷよぷよ』としての今後の展開はいかがですか?

 まずは、この『ぷよぷよテトリス』、モバイルサイトの“★ぷよぷよ!セガ”、そしてアプリの『ぷよぷよ!!クエスト』、アーケードの『ぷよぷよ!!クエスト アーケード』。これらを盛り上げていくのが大前提です。

 そのうえで、『ぷよぷよ』は来年24周年を迎えますので、何かしらの展開はもちろんやらないといけないと思っています。それが『ぷよぷよテトリス』を使ったものになるのか、イベントや何かしらの企画という形になるのか。まったく決まっていませんが、楽しみにしていただけたら幸いです。

 ゲームソフトの続編については、アンケートなどで感想を送ってほしいですね。やはり軸足はアクションパズルのほうにあると思いますので、大切にしていきたいと考えています。

――それでは最後に、読者に向けてメッセージをお願いできますか?

 このゲームで『ぷよぷよ』と『テトリス』に触れてもらって、おもしろいと感じたらそれぞれに興味をもってほしいですね。『ぷよぷよ』は今後も続いていきますし、アプリやアーケードゲームにも触れていただいて、『ぷよぷよ』を好きになってもらえたら我々もハッピーです。ダメだったら次はないという覚悟でつねに展開しているので、一緒に盛り上げていただけたらうれしいです。

(C) SEGA
Tetris (R) & (C) 1985~2014 Tetris Holding. Tetris logos, Tetris theme song and Tetriminos are trademarks of Tetris Holding. The Tetris trade dress is owned by Tetris Holding. Licensed to The Tetris Company. Game Design by Alexey Pajitnov. Original Logo Design by Roger Dean. All Rights Reserved. Sub-licensed to Sega Corporation.

データ

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■メーカー:セガ
■対応機種:PS3
■ジャンル:パズル
■発売日:2014年2月6日
■希望小売価格:4,980円+税

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▼『ぷよぷよテトリス』
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:パズル
■発売日:2014年2月6日
■希望小売価格:4,980円+税

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▼『ぷよぷよテトリス』
■メーカー:セガ
■対応機種:Wii U
■ジャンル:パズル
■発売日:2014年2月6日
■希望小売価格:4,980円+税

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▼『ぷよぷよテトリス』
■メーカー:セガ
■対応機種:3DS
■ジャンル:パズル
■発売日:2014年2月6日
■希望小売価格:4,980円+税

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▼『ぷよぷよテトリス』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita/Wii U/3DS
■ジャンル:PZG
■発売日:2014年2月6日
■価格:5,229円(税込)

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