『カードファイト!! ヴァンガード』が新章突入！ 新たな2つのトライアルデッキで新要素“双闘（レギオン）”の力を体験しよう

文：ファイ

　こんにちは！　ライターのファイです。現在放送中のTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード』のレギオンメイト編はチェックしていますか？

　アニメの『ヴァンガード』はこれまでの3シリーズとも、先導アイチが主人公でした。しかしレギオンメイト編では、なんと世界からアイチが忘れられてしまいます。そこでライバルキャラクターである櫂トシキが主人公となり、アイチを探しに行くという物語になっています。まだまだ放送が始まったばかりなので謎も多いですが、この先の展開から目が離せません。

　さて、4月18日に発売となる新しいトライアルデッキには、アニメにも登場している新たな能力“双闘（レギオン）”を持つカードが収録されます！　いなくなったアイチを探すべく“探索者”となった《ブラスター・ブレード・探索者》と、《探索者 セイクリッド・ういんがる》を使う櫂くんの『希望の探索者』。《喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン》と《喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン》が活躍する石田ナオキの『友情の喧嘩屋』。本記事では、この2種類のトライアルデッキを大紹介します！

　それではまずは、新ギミック“双闘”から簡単に説明します。“双闘”は、なんとヴァンガードサークルに2枚のカードが並び立ち、文字通り一緒に戦うという驚きの要素。アタック時は2枚のカードパワーが合計される他、強力な効果を発揮する場合もあります。“双闘”の具体的なやり方は次の通りです。

　このような具合です。これまでの『ヴァンガード』では、最初の手札にトリガーユニットがあった場合、引き直しを行うことが一般的でした。しかし“双闘”が加わることで、その常識が変わるのではないかと個人的には思っています。

　というのも、トリガーユニットのシールド値はドロートリガーを除いて10000です。なのでまずは一度シールドとして使用して、“双闘”のコストで山札に戻す。このような戦術もアリなのではないでしょうか。発売から時間が経てば研究が進むはずなので、どうなっていくのか楽しみですね。

■アイチの探索がここから始まる！

　まずは『希望の探索者』のデッキからご紹介します。このデッキのクランは“ロイヤルパラディン”。アニメ第1期のアイチやコーリンが使用しているクランです。今回、この“ロイヤルパラディン”を使うのは、かつて《ブラスター・ブレード》をアイチに渡し、彼をヴァンガードファイターにしたライバルキャラクター・櫂くんです。実はこの櫂くん、かつて“ロイヤルパラディン”を使っていたこと、ご存知ですか？

　『希望の探索者』には、アイチの象徴とも言えるカード《ブラスター・ブレード》が、《ブラスター・ブレード・探索者》へと姿を変えて収録されています。能力は、ヴァンガードが“探索者”を含むなら、カウンターブラスト1で相手のグレード2以上のカードを退却させることができるというもの。

　これまで似た能力を持ったカードのコストが2だったことを考えると、かなり使いやすくなったと言えるでしょう。『希望の探索者』に収録されているカードはすべて“探索者”なので、発動条件は問題なくクリアできるはずです。

　そしてこの《ブラスター・ブレード・探索者》と“双闘”するのが《探索者 セイクリッド・ういんがる》。“双闘”した時に山札からグレード2以上の“探索者”をコールします。“双闘”する際にドロップゾーンのカードを山札に戻しているので、事実上ドロップゾーンからコールすることも可能なところがポイントです。

　『希望の探索者』にもう一組収録されている“双闘”のユニットが、《天賦の探索者 ヴァルロッド》と《秘剣の探索者 ヴォルディガーン》です。

　能力を持っていない代わりにパワーが高い《天賦の探索者 ヴァルロッド》は、グレード2のヴァンガードとしても活躍してくれることでしょう。《秘剣の探索者 ヴォルディガーン》は“双闘”していれば、相手のヴァンガードにアタックした際、パワーが25000にまで上がる強力な効果を持っています。

　個人的に注目しているカードは《爛漫の探索者 セルディック》です。カードの左下に“双闘”のマークがあるのですが、トライアルデッキでは相方となるカードが収録されていません。ということは……？　ブースターパックの発売が楽しみですね！

　もう1枚の注目カードは《探索者 ルーンイーグル》。“双闘”しているヴァンガードをブーストした時に、パワーを＋4000するという能力を持っています。例えば《秘剣の探索者 ヴォルディガーン》が“双闘”している状態のアタックをブーストした場合、ヴァンガードの攻撃力は35000まで上昇します。リミットブレイクやブレイクライドなしでこのパワーは驚異的です！

■雷鳴が轟き、新たなユニット“喧嘩屋”が登場！

　続いて『友情の喧嘩屋』をご紹介します。こちらのクランは“なるかみ”。アニメではアジアサーキット編の櫂くんや、リンクジョーカー編のナオキが使っていたクランです。レギオンメイト編でも引き続きナオキのクランとなっています。

　このデッキのエースカードは、パッケージのビジュアルにもなっている2体のサンダードラゴン《喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン》と《喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン》です。《喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン》はリアガードに登場した時に、《喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン》は“双闘”した時にいずれも相手の前列のリアガードを退却させる効果を持っています。

　“ロイヤルパラディン”では仲間を呼ぶことでアドバンテージを取れる“双闘”ですが、“なるかみ”では敵を減らすことでアドバンテージを取るというアグレッシブな能力になっています。

　《獄鎖の喧嘩屋 コウテンカ》と《喧嘩屋 ライトニングロード・ドラゴン》は、『希望の探索者』の《天賦の探索者 ヴァルロッド》と《秘剣の探索者 ヴォルディガーン》の組み合わせと同じ効果を持っています。どちらのトライアルデッキでも、強力なパワーでアタックできるようになっているのがうれしいですね。

　そして『友情の喧嘩屋』にも、相方がいないカードが収録されています。《喧嘩屋 ワイルドフィスト・ドラゴン》と“双闘”するユニットは一体どんなユニットなのか、今からいろいろと想像してみたくなりますね。

　《喧嘩屋 スタリング・ドラコキッド》は、『希望の探索者』の《探索者 ルーンイーグル》と同じく、“双闘”しているヴァンガードをブーストした時に、パワーを＋4000するカード。うまく使って“双闘”をフル活用していきましょう！

■シンプルながらも“双闘”をバッチリ体験できるトライアルデッキに！

　今回紹介した2つのトライアルデッキは、“双闘”が初登場する商品となります。内容も非常にシンプルにまとまっていますが、“双闘”のおもしろさを体験できるデッキに仕上がっていると思いますので、すでに『ヴァンガード』を遊んでいる人も要チェックのアイテムです。

　どちらのデッキも強さに差はないので、気に入ったデッキを選んで手にしてみてはいかがでしょうか。両方とも購入してみるというのももちろんアリですよ。アニメを見てこれから『ヴァンガード』を始めてみようと思っている人には、スリーブやデッキケースなどがセットになった『はじめようセット』もオススメです。

　電撃カードゲームでは、“双闘”が強化されるであろう次のブースター『竜剣双闘』もガッチリ紹介予定なのでお楽しみに！　それではまた！

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