2014年4月17日(木)
バンダイナムコゲームスは、3DS用ソフト『テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア』の発売を決定した。発売日・価格はともに未定。
本作は、歴代『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターたちが多数登場するシミュレーションRPG。すべての『テイルズ オブ』世界から人々の見る夢が集まって作り出された、“レーヴァリア”と呼ばれる世界が舞台となる。iOS/Android用アプリ『テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン』をベースに、大幅なストーリーの追加やメインシナリオのフルボイス化、新規アニメーションの収録などを施したタイトルだ。
▲夢の世界であるレーヴァリア。 |
システムは最大8人パーティによるシミュレーションRPGとなっていて、仲間同士による庇い合いや援護など、『テイルズ オブ』らしい“協力”が重要となるバトルを楽しめる。ジャンルとしては、“新たな絆のシミュレーションRPG”となる。
▲OPや幕間のムービーが追加された他、イベントイラストや秘奥義カットは新規描き下ろしとなっている。 |
本作の物語は、レーヴァリアの住人であるルフレス族の若仔(わこ)たちが、『テイルズ オブ』キャラクターを召喚したことから動き始める。また、物語は2本立てとなっていて、2つの視点から1つの物語が描かれる。
~プロローグ~
始まりは定かでないが、夢見るものがいる限り存続し、夢見るものがいなくなれば消滅する、数多の世界の住民の夢が集まって形作る世界“レーヴァリア”。そこに住む“ルフレス族”は、人々のみる悪夢や心の暗い澱みの化身である“ヴール”を浄化することによって、世界のバランスを保っていた。
しかし最近になって、それまで形のなかったヴールが魔物の姿として実体化するようになってしまった。実体化したヴールに対抗できるのは、“夢守(ゆめもり)”と呼ばれる力あるルフレスたちのみ。だがある日、その夢守たちも一斉に姿を消してしまう。
残されたまだ力を持たない幼いルフレスたちは、“目覚めの世界”と呼ばれる場所から、ヴールに対抗できる力ある者たちを召喚しようと試みる。そして“レーヴァリア”に召喚された『テイルズ オブ』キャラクターたちは、それぞれの世界での記憶を失いながらも、決して忘れえぬそれぞれの信念を胸に、すべての世界に迫る危機へと立ち向かっていく。
ヴールの力が増し、それに対抗するために大人である夢守(ゆめもり)たちが出払ってしまったルフレスの街で、残された幼い若仔(わこ)たちは迫りくるヴールの脅威に怯えていた。
困りあぐねた若仔たちは、拙い力を合わせて、ヴールと戦える“夢見る目覚めのひと”を召喚する儀式を行うが、儀式は失敗し、街に召喚されるはずだった“目覚めのひと”はレーヴァリア中に散り散りとなってしまう。
若仔の1人・テルンは、街の外の実体化ヴールを恐れながらも“目覚めのひと”を探すため街を出る。危うくヴールに襲われかけたテルンを助けたのは“目覚めのひと”のアスベルとロイドであった。そして、アスベルとロイドはテルンとともに他の“目覚めのひと”を集めながら、レーヴァリアに迫る危機に立ち向かっていくのだった。
テルンとレーヴァリアに召喚された『テイルズ オブ』キャラクターたちが出会ったそのころ、ナハトもまた同じように召喚されたユーリやジェイドたち『テイルズ オブ』キャラクターとの出会いを果たしていた。
そしてテルンたちと同じようにレーヴァリアとすべての『テイルズ オブ』世界を憂い、ナハトたちもまた戦いを繰り広げていくのだった。それは、テルンたちと同じ時に同じ目的を持ちながら、しかし別の視点で描かれていく物語――。
歴代『テイルズ オブ』キャラクターの他、本作オリジナルキャラクターとしてテルンとナハトが登場する。この2キャラクターをデザインしたのは、『テイルズ オブ エターニア』以降、数多くの『テイルズ オブ』シリーズに携わる奥村大悟さんだ。
「お願いするです!
守られるだけじゃなく、ボクもみなさんと一緒に……!」
ルフレスでもっとも幼い若仔。気が弱く力もないが、優しい気持ちを持っている。“目覚めのひと”との関わりを通じて、強い意思に目覚めていく。
「僕も同じだ。守りたいものがある。それだけだ」
ルフレスでもっとも強い力を持つ夢守。テルンの育み手であり、親や兄のような存在。夢紬の力でヴールに立ち向かう。
「俺たちは自分たちの世界のためにも、放っておく訳にはいかないんだ」
森の中でテルンを助けた青年剣士。まじめで礼儀正しく、面倒見がよい。
「そうだ。馬鹿なこと考えるなよ。友だちだろ、俺たち!」
アスベルとともにテルンを助けた二刀流の剣士。熱血漢で、お人好しなところがある。
「傷付いている方を助けるのは当然のことですわ」
物腰が上品な弓使い。正義のためには勇猛果敢に戦う一面を持つ。
「体張ってる奴をぼさっと見てる趣味はないんでな。助太刀するぜ」
皮肉屋だが、己の信念にもとづいて行動する青年剣士。素早い身のこなしでプレイヤーを翻弄する。
「やれやれ、若い方は熱血ですねえ。仕方ない、付き合いますか」
強力な術と槍を使いこなす謎の男。つねに笑顔を浮かべているが、その真意は読み取れない。
「メルディもやるよ! みんながこと、助ける!」
天真爛漫で人懐こいが、内に強い意思を秘めている少女。主に強力な攻撃術を操る他、回復術も使いこなす。
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
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