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2014年4月16日(水)

『ファイナルファンタジーVII』の物語を音楽で再現! ゲーム音楽コンサート“Game Symphony Japan”第1回が6月21日公演。植松伸夫氏も出演

文:電撃オンライン

 アイムビレッジは、ゲーム音楽コンサートシリーズ“Game Symphony Japan(ゲーム・シンフォニー・ジャパン/略称:GSJ)”を始動し、その第1回として“交響組曲『ファイナルファンタジーVII』”を6月21日に公演する。会場は東京都内のサントリーホール・大ホールで、チケットはローソンチケット(Lコード 33999)およびチケットぴあ(Pコード 229-051)で予約受付中だ。

※以下、メーカー様からの情報をもとに記事を掲載しております。

 株式会社アイムビレッジ(本社:神奈川県川崎市、以下アイムビレッジ)は、作曲家・植松伸夫氏を「特別音楽顧問(Executive Music Adviser)」として迎え、プロフェッショナルなゲーム音楽コンサートシリーズ「Game Symphony Japan(ゲーム・シンフォニー・ジャパン、略称:GSJ)」をスタートします!

“交響組曲『ファイナルファンタジーVII』”

■記念すべき第1回コンサートは、『ファイナルファンタジーVII』!

 ゲーム内の音楽だけでなく「物語」を重視するのが「GSJ」の最大のポイント! 第1回コンサートでは『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)を取り上げます。コンサートのプログラムはFF7の「ストーリー」に焦点をあて、オープニングからエンディングまでの物語を、3部構成の音楽で再現します。「片翼の天使」「エアリスのテーマ」などの名曲はもちろん、フィールド曲や戦闘曲などもプログラムに取り入れ、FF7をプレイしたときの感動をステージで表現します。

■サントリーホールでの『ファイナルファンタジー』の演奏は史上初!

 日本のクラシック音楽専用ホールの最高峰「サントリーホール」で、ファイナルファンタジーシリーズの楽曲のみのコンサートは、なんと史上初!(当社調べ。ゲーム音楽では『ドラゴンクエスト』シリーズの開催実績があり)。日本最高の音響と環境でFF7の音楽を体験いただけます。演奏は、1980年代からゲーム音楽演奏に取り組んできた「東京室内管弦楽団」、指揮はゲーム音楽のオーケストラ演奏における第一人者・志村健一氏。GSJ「特別音楽顧問」の作曲家・植松伸夫氏も登場します!

■コンサート概要
【日時】2014年6月21日(土)13:00開場、13:30開演、終演予定15:30
【会場】サントリーホール・大ホール(東京都港区)
【出演】植松伸夫(特別音楽顧問)、志村健一(指揮)、東京室内管弦楽団(管弦楽)、他
【演目】交響組曲「ファイナルファンタジーVII」
【主催】株式会社アイムビレッジ
【料金】S席 10,000円、A席 8,500円、B席 6,500円

■プログラム

FF7の音楽をストーリーに沿って再構成した特別プログラム!
交響組曲『ファイナルファンタジーVII』(全3部構成)

作曲・監修 植松伸夫

◆第1部(編曲 竹岡智行)
・オープニング~爆破ミッション~魔晄炉~爆破ミッション
・教会に咲く花~急げ!~闘う者達~ファンファーレ
・神羅カンパニー~血の跡~更に闘う者達~クレイジーモーターサイクル
・F.F.VIIメインテーマ

◆第2部(編曲 鹿野草平)
・5年前のあの日~星に選ばれし者
・ゴールドソーサー~花火に消された言葉
・不安な心~俺は...誰だ~エアリスのテーマ
・絶望の淵から~山の向こうに~空駆けるハイウインド
・星降る峡谷~想いを胸に~生命の流れ
・悪夢の始まり~J-E-N-O-V-A

◆第3部(編曲 木村裕)
・北の大空洞~最期の日~リユニオン~完全なるジェノバ
・神の誕生~片翼の天使
・星の危機~スタッフロール

■チケット

ローソンチケット【発売中!】
・お電話 0570-084-003(Lコード 33999)24時間自動音声予約
・オペレーター問い合わせ 0570-000-407/-777(10:00-20:00)

チケットぴあ【発売中!】
・お電話 0570-02-9999 Pコード 229-051


■出演者

 「FF音楽の生みの親」植松氏がステージに登場!

“交響組曲『ファイナルファンタジーVII』”

植松伸夫 (Nobuo Uematsu)

 作曲家。株式会社ドッグイヤー・レコーズ代表。これまでに全世界で1億本以上を売り上げた、ロールプレイングゲームの金字塔、「ファイナルファンタジー」シリーズをはじめ数多くのゲーム音楽を手掛ける。

 その功績はゲーム音楽に留まらず、フェイ・ウォンに楽曲提供をした「ファイナルファンタジー VIII」のテーマ曲「Eyes On Me」は1999年度 第14回日本ゴールドディスク大賞においてゲーム音楽としては初の快挙となる「ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」を受賞。今や女性シンガーとして絶大な人気を誇るアンジェラ・アキにもシングル曲「Kiss Me Goodbye」を提供している。

 海外での評判も高まりを見せており、2001年5月アメリカ「Time」誌の“Time 100: The Next Wave - Music”にて音楽における「革新者」の一人として紹介され、2007年7月には「Newsweek」誌にて“世界が尊敬する日本人100人”の一人に選出される。2013年には、イギリスのクラシック専門放送局“Classic FM”がリスナーの投票により行うランキング「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」において「ファイナルファンタジー」のサウンドトラックで第3位を獲得した。

 近年では日本国内をはじめ世界各国でオーケストラ・コンサートや自身のバンド“EARTHBOUND PAPAS”によるライブイベントを開催し好評を博す。


■編曲者

 ゲーム、アニメ、映画音楽の最前線で活躍する三人の作曲家が編曲として参加!

第1部担当/竹岡智行(Tomomichi Takeoka)

 東京芸術大学作曲科、同大学院作曲専攻卒業。第27回現音作曲新人賞入選西洋楽器、邦楽器、民族楽器等を用いた生音制作からDAW制作、録音まで柔軟に創作活動を展開中。モンスターハンターオーケストラコンサート「狩猟音楽祭」及び、FF11オーケストラコンサート「ヴァナ♪コン」にオーケストラアレンジャーとして参加。「大神 五重之音調」、「逆転裁判 ピアノアルバム」アレンジ。ドラマ、アニメ、CMなど様々な音楽制作に携わる。FF7のクリア回数3回(現在4周目)。

第2部担当/鹿野草平(Souhei Kano)

 東京音楽大学作曲科卒業、同大学院修了。2002年、『絃楽四重奏のための《ハード・テクノ》』でJFC作曲賞コンクール佳作。2009年、『吹奏楽のためのスケルツォ第2番 《夏》』で第2回全日本吹奏楽連盟作曲賞第1位を獲得。翌年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲Vに選定され、2009年末に公開された楽曲解説がインターネット上で話題となった。更に、この作品がアニメ監督・山本寛氏の目にとまり、2011年冬期アニメ『フラクタル』の音楽担当に大抜擢された。2010年春に新作オペラを自主公演。その後、『よみがえる大地への前奏曲』、『ファイヴ・コンビネーション』『チェッコリ』等の楽譜、CD、DVDが相次いで出版されている。伊福部昭氏の映画音楽(『ゴジラ』『地球防衛軍』等)の復刻上演の譜面制作を手がけ、フィルムミュージックのステージ化にも力を注いでいる。FF7のクリア回数は3回。

第3部担当/木村裕(Yutaka Kimura)

 桐朋学園大学音楽学部作曲科首席卒業、同研究科卒業。第23回、第26回名古屋文化振興賞共に優勝。交響詩「雅」が桐朋学園主催オーケストラ・コンテンポラリーI演奏会で初演される。現代音楽セミナー&フェスティバル「秋吉台の夏2010」にて湯浅譲二氏のマスタークラスを受講。現在、定期的に福島県田島教育委員会主催のコンサート事業や東京音楽大学、つの笛集団などに編曲作品を提供する他、現代音楽他ジャズ、タンゴ、ポップスといった様々なジャンルの音楽の作曲、興行制作を行っている。2007年リベルタッドオーケストラ結成。2010年、N響メンバーによる個展を制作。2012年ジャズトリオ結成。若桐会代表、OTOの会会員。現在、柏市、千葉市などを拠点に活動を展開。FF7のクリア回数は5回。


■管弦楽

 1980年代から『ドラゴンクエスト』を演奏していた老舗オーケストラ

“交響組曲『ファイナルファンタジーVII』”

東京室内管弦楽団(Tokyo Chamber Orchestra)

 1928年(昭和3年)創立。80年もの長い伝統を持つ管弦楽団である。しかし「伝統」に縛られることなく、ラジオやテレビへのいち早い出演や、タンゴ、ロック、ジャズ、アニメ・映画音楽など「クラシック以外」の音楽をオーケストラに取り入れるなど、オーケストラの既成概念を突き破る先駆者であり続けてきた。

 とりわけ、東京室内管弦楽団は『ドランゴンクエスト』の音楽をいち早く取り上げて演奏したオーケストラとして知られる。保守的だったかつてのオーケストラ業界で「ゲーム音楽をホールで聴く!」という前代未聞の常識破りの企画を成し遂げたことはまさに偉業。今日、当たり前のようにコンサートホールでゲーム音楽を聴けるのは、すぎやまこういち氏と東京室内管弦楽団による「ドラクエ・コンサート」シリーズ(1980年代後半)の貢献を無視しては語れない。これは前代表・故いわくぼささ氏の先見の明と「楽曲をその本質で理解する」柔軟で幅広い芸術観、そして同団の「求められる演奏活動」を理念の賜物だと言える。

 『ファイナルファンタジー』シリーズのオーケストラ演奏を10年以上に渡って取り組んできた指揮者・志村健一と東京室内管弦楽団の出会いは運命の必然だ。記念すべきGame Symphony Japan 1st Concertに出演する“オーケストラ・オブ・オナー<名誉管弦楽団>”として東京室内管弦楽団が登場することは「日本のゲーム音楽演奏の歴史」に忠実であるだけでなく、その「原点」と「正統性」に立ち返っての再出発をも意味する。今回の起用はゲーム音楽が文化として定着することを熱望する、すべてのゲーム音楽ファンへの誓いでもある。

 2013年には『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』オーケストラ・コンサート(主催 株式会社アイムビレッジ、協力 株式会社アニプレックス)東京公演に出演。物語のドラマ性がステージから溢れ出すかのような情感溢れるダイナミックな弦楽器のサウンド、原作の映像が目に浮かぶような時に可憐、時に怒濤の管楽器のソロで、オーケストラを普段聴かない観客に「管弦楽団のライブ感」の恍惚と感動を与え、多くのファンがその演奏に涙したことは記憶に新しい。好演が評価され、ツアーの凱旋追加公演にも起用された。


■指揮

 10年以上に渡ってゲーム音楽のコンサートを指揮してきた第一人者!

“交響組曲『ファイナルファンタジーVII』”

志村健一(Kenichi Shimura)

 神奈川県出身。指揮法を秋山和慶、増井信貴、A.ポリャニチコ、V.シナイスキー、E. ニコトラ、J.ビアハンスの各氏に師事。客演、これまで客演・共演したオーケストラは、サンクトペテルブルグ交響楽団、チェコ国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団、エルミタージュ劇場オーケストラ、サンクトペテルブルグ・アカデミック交響楽団、サンクトペテルブルグ州立交響楽団、ネフスキー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、東京ニューシティ管弦楽団、他。客演した主な音楽祭・芸術祭は、ロシア「日露修好150年記念・日本の春フェスティヴァル」(2006、2007年度)、ブルガリア「ソフィア芸術祭」(2009年度)、ロシア「対ドイツ戦勝記念日祝賀行事記念演奏会」(2010年度)。


■「Game Symphony Japan」について

 Game Symphony Japan(ゲーム・シンフォニー・ジャパン、略称:GSJ)は、アイムビレッジが主催する、ゲーム音楽に特化した、プロフェッショナルなコンサートシリーズの名称です。

 Game Symphony Japanは、従来のゲーム音楽コンサートとは一線を画し、ゲームの作品性、芸術性、物語にフォーカスし、音楽を通じてゲーム文化およびゲーム音楽の文化的価値向上を目指しています。ゲーム音楽が、将来的にオーケストラで演奏される音楽の古典的レパートリーへ仲間入りするであろうことを構想し、その道筋を示すことを想い描いています。

 Game Symphony Japanでは、何よりもゲーム音楽を愛するファンの価値観を尊重しています。そのため、Game Symphony Japanを運営するアイムビレッジおよび運営関係者もゲーム音楽ファンであることを価値観共有のための共通点として重視しています。

 また、Game Symphony Japanは、ゲーム音楽作家(作曲家)をはじめ、ゲーム関連企業、ゲーム・クリエーターへ常に敬意を払い、ゲームおよびゲーム音楽の文化的発展に貢献します。商業的貢献を前提としつつ、文化的・芸術的価値の向上のためには商業的・非商業的場面を問わず、その協力を惜しみません。

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