2014年4月24日(木)
イギリスにて、新会社コーラス・ワールドワイド リミテッドが設立された。同社は東京都にもオフィスを設置し、海外産タイトルの日本国内パブリッシングおよび、日本産タイトルの海外パブリッシングを展開していく。
同社代表取締役の金親晋太郎氏は、エレクトロニック・アーツやマイクロソフト、ソニーなどにて、ゲーム業界で20年以上にわたって活動してきた人物。そのノウハウと経歴を生かして有望な個人クリエイターや独立系スタジオの作品を発掘し、各種プラットフォームへタイトルを提供していくとのことだ。
その第1歩として、iOS/Androidを中心とする4~5本の海外産タイトルが、5月より順次配信される。その中から、現在『スカイ・パトロール』と『グリフクエスト』が公開されている。
『グリフクエスト』は、かつてイギリスの開発スタジオ・Bullfrog Productionsにて活躍していたAlex&Leanne夫妻が手掛けた、インディタイトルのパズルRPG。海外ではすでに30万ダウンロードを記録した他、各種ゲームメディアより高評価を得ている。
プレイヤーはウィザード(男の子)かウィッチ(女の子)となり、村の安全を守るためにビースト退治の冒険へと出発する。ビーストとの戦闘時、フィールド上のグリフ(古代の象形文字)をタッチ操作でなぞると魔法が発動し、敵にダメージを与える。魔法とビーストが持つ属性の相性や、グリフの連鎖などについての考慮が重要だ。
海外版におけるプレイヤーレベル5以降のプレイは、サブスクリプション(プレイ権利の購入)が必要となるが、日本版では広告モデルを導入して基本プレイ無料へと変更(ゲーム内課金あり)。キャラクターやアイコンなども、アジア圏向けにリニューアルが施されている。
『スカイ・パトロール』は、イギリスの独立系スタジオ・Beartrap Gamesが開発しているSTG。プレイヤーは同盟国航空団の司令官となり、部隊を率いて敵領土の中央突破に挑む。配信時期は今秋を予定している。
部隊には敵機や対空兵器が攻撃を仕掛けてくるので、プレイヤーは迎撃ミサイルや投下爆弾など、さまざまな武器を操り迎撃していく。武器はゲーム内マネーの使用によってアップグレードが可能だ。また、オンラインリーダーボードを実装しているので、全世界のプレイヤーとハイスコアを争える。
日本国内の開発スタジオに関しても、海外のスタジオや代理店などと協力し、海外市場におけるビジネス開拓やプロモーションの支援、協業スタジオのマッチング、現地の市場調査などを提供していくとのこと。一例としては、国産タイトルのローカライズ移植や、Steamにおける配信などに対応するという。
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