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2014年5月8日(木)

3DS『ペルソナQ』をシステム中心にレビュー。攻略しがいがある骨太さと、さくさく遊べる親切さが両立した良質なRPG

文:まさん

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『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲6月5日の発売まで、あと1カ月を切りました!

 アトラスが6月5日に発売する3DS用RPG『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』の発売カウントダウン企画として、レビュー記事2本目をお届けします。

→レビュー記事1本目はこちら

 『ペルソナQ』は『ペルソナ』シリーズの最新作RPGで、同じアトラスの人気RPG『世界樹の迷宮』シリーズの遊びも導入されていることがポイントです。『ペルソナ3』と『ペルソナ4』のメインキャラクターが一堂に集結して夢の競演が展開しますが、物語やシステムは本作独自のものになっているので、シリーズを知らない人でもまったく問題ありません!

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』 『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』

 むしろ、いきなり結論から言ってしまえば、本作は『ペルソナ』ファンにもそれ以外のRPGファンにもオススメできる良質なRPGと言えるでしょう。と言っても、これだけだと「何を欲ばったことを言ってるんだ、この人」と思われてしまうので、今回はどのような点がオススメなのか、システム面から解説していきたいと思います。

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▲とにかくキャラが素敵なので、ストーリー重視派はご安心を。もちろん、自分みたいなRPG好きにもオススメです!

■地図を描きつつ迷宮探索! 仲間とワイワイ歩いている感覚がたまらなく愛おしい!

 RPGといえば探索とバトルということで、『ペルソナQ』は物語も魅力的ですが、いろいろな仕掛けが詰まったラビリンスを仲間と探索していくのも楽しみの1つです。特に本作は『世界樹の迷宮』シリーズでおなじみのマッピングシステムが採用されており、タッチペンを使って下画面に自分で地図を描くことができるので、探索がスッゴク楽しいのです。

 指定した場所まで移動するオートパイロットシステムや、歩いた部分の床を自動で描いてくれるオートマッピング。プレイヤーの進行方向にある壁を薄く表示してくれるシステムもあるので、地図を描くのが初めての人も安心。さらに本作では、設置したアイコンがマップの状況によって変化するというゲームならではの要素も!

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲3DSの下画面を方眼紙に見立てて、地図を描いて探索するマッピングシステム。手書きで方眼紙に描くレトロなRPGの魅力を最新技術でストレスなく楽しめます。地図なんてめんどくさい……と思っている人も、実際に描いてみるとハマりますよ!

 たとえば、遠くに宝箱が見えた時にその位置にアイコンを設置し、あとで実際に宝箱を開けてみると、地図の宝箱もちゃんと空っぽのアイコンに変わるんですよ。抜け道のアイコンも、どちらか一方からしか通過していない場合はちゃんとアイコンでわかるようになっている親切設計。このおかげで、地図を描き直すといった面倒もなく、マッピングが楽しくて仕方ありません!

 移動中は、仲間がワイワイとしゃべってくれるのも楽しいポイント。扉を開けたり、行き止まりで何かを発見したり……マップや自分たちの状況(バトルでHPが減っている、毒を受けた、など)にちょっと変化があるだけで、仲間がいろいろしゃべるので、3DSのRPGの中でも、かなりにぎやかなのではないでしょうか? バトル中もボイス付きで細かく掛け合いが入り、状況に応じて会話しているので“みんなで冒険している感覚”はかなり強いと思います。

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▲メインストーリー中にしゃべるのはもちろん、探索やバトル中にもしゃべりまくるのでにぎやかです。

 ……これは『世界樹の迷宮』ファン向けのネタですが、素材を採集できるパワースポットで採集している時に敵が出現すると、おなじみの「ああっと!」のセリフが入ります。しかも、ちゃんとキャラのボイス付きで(笑)。自分がプレイした時はアイギスの声でしゃべることが多かったのですが、全キャラの「ああっと!」を聞くために頑張りたいですね。

■弱点を突くと有利になる、爽快感と戦術性を両立した“BOOST状態”に注目

 RPGの花はなんといってもバトル! 本作の戦闘はオーソドックスなターン性のコマンドバトルになっており、誰でもわかりやすいものになっています。そういった親しみやすいシステムを土台に、『ペルソナ3』や『ペルソナ4』ならではの弱点となる属性(物理攻撃に関する斬、壊、突属性や、魔法攻撃に関する火炎、氷結、電撃、疾風属性など)を突いて攻撃チャンスを増やすシステムと、『世界樹の迷宮』シリーズの属性やスキルの組み合わせを考える戦闘がうまく融合しており、独自の緊張感を生み出しています。

 中でも特に注目したいのが、本作で初登場となる敵の弱点を突くと“BOOST状態”が発生するシステムです。BOOST状態になると、次のターンでSPやHPを使わずにスキルが使えて、しかも最速で行動できます。最初にSP消費が少ないスキルや通常攻撃で弱点を突き、BOOST状態になったら消費が激しい大技を使ったり、最速で行動できる利点を生かして回復に回ったりと、戦術の幅がグッと広がるのです。

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』 『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲難しく考える必要はありません。敵の弱点を突くと、仲間が有利に動ける他、敵の行動をキャンセルできる場合もあるので、とにかくメリットだらけです!

 ただし、BOOST状態の時に敵に攻撃されるとBOOSTが解除されてしまいます。とはいえ、弱点を突けば敵をダウンさせてターンを奪うこともできるので、攻撃は最大の防御なりといったところ。弱点を突けば突くほど有利になるので、ガンガン弱点を突いていくことがカギになります。

 ……まあ、逆に敵から弱点を突かれると一気に不利になるわけで、だからこそ仲間の弱点属性を減らすように考えることも重要となります。このあたりは、サブペルソナを付けかえてキャラクターをカスタマイズするシステムと相まって、本作を遊ぶ際の大きなポイントとなるので、のちほど詳しく紹介していきます。

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』 『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲敵の弱点を突いてブーストしていくと、キャラ単体の追撃や、パーティ全員での総攻撃も出やすくなります。弱点を突くほど有利に、逆に突かれるほど不利になる緊張感と爽快感をあわせ持った戦闘が快感です!

 もちろん、ただ戦うだけではなく、状況に応じて毎ターン仲間がしゃべり、攻撃のたびに仲間やペルソナがモーションするので、バトル中はとてもにぎやか。モーションを見なくていいからサクサク遊びたい人は、戦闘速度を上げることで演出カットも可能です。

 さらに、今回はリーダー(選んだ主人公)だけが使える“リーダースキル”も存在。敵を攻撃してゲージをためることで、風花やりせなどのナビキャラクターが持っている特殊能力や、サブペルソナの特殊スキルを使うことができます。どれも便利な技がそろっていますし、ゲージはかなりたまりやすいので、ザコ戦でも積極的に使っていくといいでしょう。

 ここまでいろいろと説明してきましたが、ゲーム中にチュートリアルも用意されていますし、習うより慣れるほうが早いです。とにかく、1回でも遊べば「なにこれ、キモチイイ!」と理解できるわかりやすいシステムになっているので、プレイすればすんなり受け入られるでしょう。

■“最強”を考えるのが楽しすぎ! サブペルソナの育成やカスタマイズも魅力!

 『ペルソナQ』において、サブペルソナは本当に重要な要素となっています。プレイした実感としても、サブペルソナについて意識をすると、ゲームの楽しさが一気に上がり、攻略的にも有利になることだらけです。

 このサブペルソナは、ラビリンスで敵を倒すと入手できます。入手確率はそんなに低いわけではなく、普通にゲームを進めるだけでもパーティメンバーにセットさせるのに困らないくらい入手できますし、適度に合体をさせても数が足りなくなることはありませんでした。もちろん、がんがん合体に使い始めると話は別ですが。

 そしてサブペルソナは、パーティメンバーと同様にバトルで経験値を得ることで成長していきます。バトル用のメンバーだけでなく、ナビゲート役の風花やりせにもサブペルソナをセットできるので、つねにサブペルソナを付けておくのがオススメです。

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』 『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲本作に登場するペルソナ使いは、自分の中に眠る“別人格”、“もう一人の自分”が“伝来の神や悪魔”の姿となって出現した“ペルソナ”を召喚して戦います。

 こうしてサブペルソナを成長させていくわけですが、基本的には初期に入手したサブペルソナを育てて使い続けるよりも、新たに入手した強いサブペルソナを使うほうが効率がよいと感じました。このあたりはスキルの問題もあるので一概には言えませんが、多数のサブペルソナを全部じっくり育てる必要がないのは、ゲームをテンポよく遊べるので、個人的にはありがたいバランスですね。

 ただし、例外はあります。特に覚えておくと便利なのが、サブペルソナ同士を合体させて新たなサブペルソナにする場合、一部のスキルを継承させらえることです。このスキルの継承を利用することで、本来は攻撃系のスキルに偏ったサブペルソナに回復系のスキルを覚えさせてバランスをよくしたり、属性への耐性を覚えさせることで汎用性を高めたりと、より自由度が高いキャラのカスタマイズができるようになっています。

 そのため、継承させたいスキルを覚えるまでちゃんと育てることは大事です。ちなみに、キャラやサブペルソナを問わず、次に覚えるスキルは前もって表示されるので、ついつい「次のスキルを覚えるまで、もうちょっとだけ遊んじゃおう」と、誘惑に負けてしまうこともありました(苦笑)。

 こういった合体や継承の要素は、従来の『ペルソナ』シリーズにも用意されていましたが、『ペルソナQ』ではほぼ全メンバーについてサブペルソナの付け替えができることがポイントです。

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▲長所を伸ばすもよし、短所を補うもよし。サブペルソナの付け替えに制限はないので、いろいろと試行錯誤して自分なりの最強を探しましょう。もちろん、戦うボス敵の攻撃方法を見極めてから、それに特化したカスタマイズをするのも効率的です。

 サブペルソナを付けるメリットは大きく2つあります。1つは、HPやSPにボーナスが付くこと。このボーナスはバトル中のみ有効で、バトルのたびに回復するのがポイントです。例えば“HP+30”のサブペルソナを付けた場合、毎回のバトルで30ダメージ以内におさえれば、実質キャラクターにダメージが通っていないということで、HPが減らないわけです。そして“SP+30”のサブペルソナを付けた場合、毎回のバトルで30SPまでは使いたい放題という仕組みです。

 この仕組みによって、バトルでHPやSPを出し惜しみせずに、全力で戦いやすいというメリットが生まれています。何せ、ある程度のSPは毎回使いたい放題となるわけですから! この全力でガンガン戦える感じは、他のRPGと比べても新しい感じがしました。

 そしてもう1つのメリットは、サブペルソナが習得しているスキルを使えるようになること。これには属性に対する耐性も含まれるので、苦手な属性を減らすという大きなメリットがあります。

 前述したように、本作のバトルは属性と弱点を考えることが重要となります。そう考えた時、同じ属性や弱点のパーティメンバーがかぶるとバランスが悪いと感じてしまうかもしれません。でも、お気に入りのメンバーでパーティを組みたい人も多いですよね。

 そんな時に役立つのがサブペルソナです。誰でも好きな属性のサブペルソナを付けて戦えるので、どんなパーティの組み合わせでも冒険を楽しむことができるのです。キャラクターによって異なる弱点もサブペルソナで補えるので、好きなキャラだけを使って冒険ができる自由度の高さが魅力的ですね。

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▲基本的にキャラクターによる優劣はないので、ストーリー中に気になったキャラでパーティを組んでOK。ただ、アイギスには一時的に攻撃力をアップする“オルギアモード”が用意されているなど、一部のキャラには特殊なコマンドも用意されています。

 ……あ、例外となるキャラクターもいました。実は2人組で戦う“玲&善”だけは、ペルソナを使うことができず、サブペルソナも付けられません。その代わり、善がすべての属性の攻撃スキルを、玲が回復スキルを覚えます。弱点も存在せず、どんな敵とも戦える万能タイプの性能になっているので、迷ったら彼らをパーティに入れておくのもオススメですよ。

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▲ペルソナを使わない代わりに強力なスキルを多数使える玲&善。オールマイティで汎用性が高いです。

■忙しくて時間がない人には、SAFETYとNORMALのあわせ技もアリ!

 本作の難易度はSAFETY、EASY、NORMAL、HARD、RISKYと5段階あります。ひとまず難易度NORMALを中心にプレイしてみましたが、本格的なRPGが好きなユーザーにとっては、強敵を倒した時の達成感が味わえる絶妙なバランスになっていると思います。

 ここでいうバランスとは、敵の強さだけでなく、入手できる経験値などを含めて調整されています。NORMALで普通に遊ぶと、ボス敵と戦う時にはやや苦戦するぐらいのレベルで到達する感じです。逆にSAFETYの場合は、サクサクとレベルが上がるので、ボス敵と戦うまでにかなりレベルが高い状態で到達できるわけです。

 そういう意味では、単純に難易度=ゲームが難しいか簡単かというより、忙しくて時間がないからサクサク遊びたい時はSAFETYやEASY、じっくりと時間をかけてゲームを遊びたい時にはNORMALやHARDと、遊ぶ人の状況を踏まえた難易度設定になっていると思います。

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▲難易度にもよりますが、基本的には本格派RPGとしての歯ごたえはありつつ、初心者でも最後まで遊べる工夫がしっかりとなされている印象です。

 こういった意味合いでの技アリなバランス調整は、いたるところで見受けられます。例えば本作では、各フロアの地図を踏破率100%にすると開けられる特別な宝箱があるんですけど、この宝箱は3DS本体を持ち歩くことで貯まるゲームコインでも開けられます。かなりの枚数を要求されるので、ゲームコインに頼るのは最終手段といったところですが、忙しい時や複雑なフロアで完全踏破が難しすぎる時に、こういう抜け道があるとうれしいと思うんですよね。

 なお、この宝箱を調べると、まだ踏破していない場所をマップ上に表示してくれるので、そういう意味でも親切な設計になっています。

 サブペルソナを合体させる際の検索もとても便利で、コアなゲーム好きがじっくりと遊べる骨太な部分を用意しつつも、ゲーム初心者にとってもストレスなく遊べるようにチュートリアルやインターフェース部分がしっかりと作り込まれているのは好印象です。

 いつでもダンジョンから脱出できるアイテム“カエレール”が安くて気軽に買えることや、ラビリンスに挑む際は最終到達階から挑戦できる仕組みもグッドです。比較的、気軽に拠点(学校)へ戻りやすくなっているので、ストレスなく遊べるようになっています。

 “初心者から上級者まで楽しめる”と言葉にするのは簡単ですが、『ペルソナQ』はそれに対してしっかりと取り組んだ良質なRPGだと思います。

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▲キャラクターの成長や強敵の撃破といったRPGの醍醐味はしっかりと用意とされていながら、かといってRPG初心者でも楽しめるように不要なストレスは排除されています。

 ちなみに、難易度はいつでも変更できるので、たとえばNORMALで遊び始めたけど、ボスが強いからレベル上げするのにいったんSAFETYに変更。ボス戦は緊張感のある難易度で戦うためにNORMALに戻す、といった遊び方もできます。何かと忙しい社会人ゲーマーにとっては、こういう遊び方ができるのもうれしいですね。

 ストーリーを中心に楽しみたい人には最初からSAFETYを推奨しますが、個人的にはボス戦のギリギリなバランスが楽しい作品なので、ぜひNORMALでのボス戦にも挑戦してほしいですね。事前にセーブポイントもあって、リトライもしやすいですから。

■本格派RPGとしてはもちろん、キャラゲー的な魅力が詰まった“校内探索”も必見!

 本作では、前述したBOOST状態やサブペルソナの恩恵によってSPをガッツリ節約できるので、序盤からスキルをガンガン使って戦えるのも特徴。RPGでいえば、スキルをバリバリ使うのは戦力が充実する中盤くらいの楽しみですが、本作では最初から総力戦といった感じで1戦1戦が楽しいですよ!

 そうそう、あと、バトルについてこれだけは言わせてください。今回は、ボス戦が非常に熱いんですよ!

 最初のダンジョンのボスバトルからして、演出的にも滅茶苦茶熱いうえに、戦闘自体のバランスも絶妙な練られ方。初見は苦戦する可能性が高いですが、1回負ければ勝ち方が見えるはずです。工夫をこらしてボスをねじ伏せる快感は、間違いなく本格派RPGならではのおもしろさ。RPG好きの自分としては、この“強敵を倒した際の達成感”は、ぜひたくさんの人に味わってほしいですね。

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▲マップ上をうろうろしているシンボルエンカウントの強敵“F.O.E”も登場! 初見で出会ったら確実に勝てないので、絶対に逃げましょう。なお、今回はF.O.Eに追いつめられてもフロアの入口まで戻れるスキルがあるので、油断して戦闘に入っても全滅しなければ大丈夫! ……全滅しなければ、ね(ニヤリ)。

 すれちがい通信を利用してサブペルソナを受け渡すシステムや、ペルソナ同士を合体させて新しいペルソナを作る“ペルソナ合体”など、まだまだ語り足りない要素がいくらでもある本作。当然ながら、じっくりたっぷり遊べるやり込み要素も満載です。仲間と会話できる“校内探索”や、エリザベスが出すお題をこなしていく“依頼”などの要素が解禁されると、一気に世界が広がっていきますよ。

 特にミニドラマのような形で楽しめる“校内探索”は、キャラクター好きにとってたまらない内容ですし、ラビリンス探索の合間のアクセントとしてバッチリです。ゲームの進行状況にあわせてガンガン増えていくので、ついついこまめに拠点に戻りたくなっちゃいます。

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▲プレイが進むと新要素が続々と登場! さまざまな施設では、マーガレットやエリザベスといったキャラクターがお相手をしてくれます。

 もはや、楽しすぎてひと足お先に趣味同然で遊ばせていただいてますが、探索とバトルはもちろん、物語もいい感じです。キャラクターの見た目はディフォルメ調ですが、子ども向けやギャグ一辺倒なシナリオではありません(ギャグ自体は『ペルソナ4』程度に挟まってくると考えればOK)。ちゃんと、物語は従来の『ペルソナ』らしい深いお話になっているので、『ペルソナ』好きも学園系の物語が好きな人にも間違いなくオススメできます!

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▲ペルソナ合体でスキルを継承し、思い通りのペルソナを作る。依頼でより深く本作の世界を紐解いていく……。いろいろと遊べる要素があるので、1周目だけでもガッツリ楽しめます。ゲーム1本で満足できるほどボリュームのあるRPGをやりたい人も、ぜひ!

 最後に、本作は『ペルソナ』シリーズのファンにとっても、『世界樹の迷宮』といった本格派RPGのファンにとっても、どちらにも楽しめる仕上がりだと、改めて言わせてもらいます。もっと言えば、どちらのシリーズにも触れたことがない人でもしっかりと楽しめるRPGになっています。ぜひ3DSを地図代わりにラビリンス探索を楽しみつつ、玲&善がもたらす新しい『ペルソナ』の物語を堪能してください!


【次回予告:『ペルソナ』&RPGに不慣れなアニメ好き女子が『ペルソナQ』に挑戦!】

 ここまでは『ペルソナ』やRPGが得意なライターによるレビューを掲載してきましたが、次回はちょっと目線を変えた記事をお届け。アニメ好きの女性に『ペルソナQ』を遊んでもらい、その感想を聞いてみました!

 『ペルソナ』シリーズの基礎知識が少なくても『ペルソナQ』を楽しめるのか? 難しいゲームが苦手な人は、どんなところに注意して遊べばクリアできるのか? 初心者視点ということで、もしかしたらちょっと攻略に役立つ記事になるかもしれません!

 さてさて、次回の発売カウントダウン記事は、ソフト発売まで残り21日となる5月15日に掲載予定。謎の時計塔の針が示す11:55ごろ、またお会いしましょう!

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
▲12時を目前として針が止まったかのように見える、謎の時計塔。この針が動いた時、主人公たちは異世界から脱出できるのだろうか?

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データ

▼『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス ベルベット モデル』
■メーカー:アトラス
■対応機種:3DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年6月5日
■希望小売価格:25,380円+税
▼『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』
■メーカー:アトラス
■対応機種:3DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年6月5日
■希望小売価格:6,980円+税

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▼『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス(ダウンロード版)』
■メーカー:アトラス
■対応機種:3DS
■ジャンル:RPG
■配信日:2014年6月5日
■価格:6,463円+税

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