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2014年5月8日(木)

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』が配信開始! 超美麗に進化した大人気作の操作性を最速レビュー

文:石田賀津男

 本日5月8日にカプコンより配信されたiOS用アプリ『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』のレビューを、職業ランサーの石田賀津男がお届けします。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』

 累計出荷400万本超えという金字塔を打ち立てたPSP用ハンティングアクション『モンスターハンターポータブル 2nd G』の発売は2008年ですから、もう6年が経ったわけです。「当時は相当遊んだなあ」と感慨深くなるのはさておき、この新しい『MHP 2nd G』をいち早く体験する機会を得られましたので、その感触をお伝えしたいと思います。合わせて、本作のプロデューサー・塩沢夏希さん、エグゼクティブディレクター・伊津野英昭さんにもお話しを伺いました。


『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲プロデューサーの塩沢夏希さん(左)とエグゼクティブディレクターの伊津野英昭さん(右)。

■フルHD超えで美麗に進化した『MHP 2nd G』

 本作について真っ先に思い浮かぶことは、「なぜ今『MHP 2nd G』を移植するのか?」ということでしょう。塩沢さんによると「プレイヤーが一気に広がったのが『MHP 2nd G』だったこと」と、「当時のプレイヤーが、今iOS端末を一番多く持っていること」が理由だそうです。

 6年も経つとプレイヤーの生活サイクルも変わり、最新のゲーム機を持っていなかったり、ゲームを遊ばなくなっていたりする人もいるはず。iOSなら手持ちのiPhoneやiPadで遊べて、ゲームも買いに行く必要がなく、低いハードルで遊んでもらえそうだ……というのが狙いにあるようです。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲左がオリジナル版、右がiOS版の画面。一目で見て圧倒的な違いがわかります。

 ゲーム内容については、基本的には忠実な移植となっています。武器や防具などの数値やアクションなどは一切いじらずにそのまま。一部のコラボクエストを除いてダウンロードクエストが初めから遊べる仕様になっている以外はほぼそのまま移植されています。追加課金要素も一切なく、一度購入すればすべての要素をプレイできます。

 変わっていない本作の中で変化しているのが、グラフィックスと操作方法です。グラフィックスについては、iPad版では2048×1536ドットという、フルHDを超える解像度に対応。オリジナル版とは段違いの精細な描写を楽しめます。それでいて、プレイ時にはコマ落ちなど不快感を感じる場面はありませんでした。対応機種がiPhone 4S、第5世代iPod touch、第3世代iPad、第1世代iPad mini以上と、iOSアプリとしてはかなり高性能な機種に絞られているのは、このグラフィックスを表現するためです。

 “スーパーHDバージョン”とでも言うべきiOS版ですが、テクスチャなどのグラフィックス素材は新たに作り起こしたのではないとか。「『モンスターハンター』シリーズは開発する時には、発売するゲームハードには不必要なほど精細な素材を作ってあり、今回はそれに挿し替えている」と、2人から説明がありました。おかげで忠実な移植でありながら、純粋にグラフィックスの品質を上げることに成功しているわけです。さすがはカプコンさん、こんなこともあろうかと備えは万全(?)なんですね。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲ゲーム内容やバランスはオリジナル版そのまま。忠実な移植になっています。

■バーチャルパッドの操作は驚くほど快適!

 気になるゲームプレイの感触をお伝えしたいと思います。まずはバーチャルパッドでのプレイ。オリジナル版をプレイしたことがある人にはおなじみの画面に、左下に移動用のパッド、右下に各種アクションボタン、中央下部にアイテムが表示されています。視点の操作は画面を上下左右にフリック。画面中央辺りをタッチすれば、キャラクターの正面を向きます。

 アクションはボタンをタッチする他、フリックで別の行動になります。例えばランスを使っていると、タッチで正面突き、上スライドで斜め上突き、下スライドで突進といった具合。他の操作も、ガードはガードボタンをタッチ、緊急回避やステップも足のマークをタッチするだけ。剥ぎ取りや採集が可能な時には、専用の採集アイコンが現れます。シンプルにまとまっていて、オリジナル版のプレイ経験があれば初プレイでもすぐ操作になじめます。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲バーチャルパッドはわかりやすいアイコンになっているので、簡単に理解できるかと。

 アイテムは左右のカーソルをタッチして選べる以外に、フリックしても変更できます。アイテムの使用はタッチすればOK。このアイテム選択がとても直感的で、筆者は初プレイで罠を仕掛けての捕獲に成功しました。

 経験者ならタッチするアイコンの絵柄で操作のイメージが沸くので、ほとんど説明してもらうこともなく、素直にプレイできるという感触でした。タッチとフリックの操作も、ゲームパッドでの操作とは確かに違うものの、想像していたよりずっとすんなり入っていけます。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲武器によってアクションが異なるので、アイコンも変化します。

 タッチ操作でオリジナル版よりも快適になった部分があります。装備品やアイテムボックスでは、タッチで選択できます。アイテムが多いと、カーソルを上下左右に何度も動かすのが地味に手間ですよね? iOS版の操作性は実に快適でした。

 さらにiOS版の追加機能として、ターゲットカメラが搭載されました。『モンスターハンター3(トライ)G』に搭載されたものと同じく、画面をタップするだけでモンスターを正面にとらえられます。これに加えて、独自の自動追尾機能も搭載。モンスターを自動的に画面中央にとらえ続けるというものです。これなら何度も画面をタップする必要もなく、モンスターとの駆け引きに集中できます。

 自動追尾はつねにモンスターの中心部を向くので、部位破壊を狙いたい時には向いていません。しかしこれも心配無用。画面左にあるモンスターのアイコンをタッチすることで、自動追尾はいつでもオンオフが可能です。カジュアルに狩りたい時は自動追尾で、厳密に部位破壊を狙う時は手動で、と状況や好みに合わせて選べます。

 テストプレイの際、まずはバーチャルパッドで遊んで、その後コントローラを使うという流れだったのですが、「コントローラはなくてもいいんじゃない?」と本気で感じてしまうほど快適なプレイでした。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲『モンスターハンター3G』で実装されたターゲットカメラ機能が導入されました。▲ターゲットカメラを発展させた自動追尾で、自分が動いてもつねにモンスターを真正面にとらえられます。

■コントローラで“いつも通りのモンスターハンター”

 引き続き、コントローラを使用してのプレイレポートをお届けします。iOSではMFiゲームコントローラという仕組みがあり、対応したゲームコントローラを接続できます。今回はHORIが開発中のMFiゲームコントローラを使用しました。事前にiOS端末とペアリング設定をしておけば、プレイ中はいつでもタッチ操作とコントローラ操作の切り替えが可能です。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲テストプレイで使わせていただいたのは、HORI製の開発中MFiゲームコントローラ。まさにいつも通りの感覚でした。

 MFiゲームコントローラには、Standard版とExtended版があります。Standard版はボタンの数が少ないため、タッチ操作と併用して遊ぶことになります。一般的なゲームハードと同等のボタンがあるExtended版では、ほとんどの操作をコントローラだけで行えます。なおMFiゲームコントローラを使用する場合、iOS7以上で、Lightningコネクタを搭載した機種が必要になります。(iPhone 4Sおよび第3世代iPadは従来のDockコネクタなので非対応)

 操作はオリジナル版に近い形に合わせられています。個人的には、『モンスターハンターポータブル3rd HD Ver.』の操作とほぼ同様だと思いました。端末を何かに立て掛けるようにして見やすくすると、画面を見ながらコントローラでプレイするというおなじみのプレイスタイルになります。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』

 コントローラ操作の手ごたえですが、あまりに普通でいつも通り……それ以外の感想を求められると困るくらい、iOS端末で遊んでいるという感覚がまったくありません。携帯ゲーム機でプレイしたことがある人なら、何の違和感もなくプレイに没頭できます。ゲームの操作を覚えるのではなく、ただ当時のゲーム内容を思い出せばいいだけです。

 MFiゲームコントローラを使えば、昔よりも快適で美しい『MHP 2nd G』をプレイできます。コントローラがなくても、タッチ操作で想像以上に快適な『MHP 2nd G』を楽しめます。操作の切り替えは一瞬なので、プレイ環境に合わせてお好みで選べます。以上、綺麗にまとめてみました!

■Wi-Fiで遠くの友だちともプレイ可能!

 通信プレイは、Wi-Fiでのオンライン通信で4人同時プレイに対応しています。3G回線や、PSPでのアドホックモードのようなローカルでの通信プレイには対応していません。ただし、近場にいても全員がWi-Fiでインターネット接続していればプレイ可能。なお通信プレイの際には、事前にiOSのGame Centerのアカウント登録が必要です。

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』 『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲Wi-Fi接続でオンラインプレイが可能。数字を入れて特定のハンターと遊ぶことも可能です。

 通信プレイのためのオンライン集会所に向かうと、“他のハンターとすぐ遊ぶ”と“特定のハンターと遊ぶ”の2つの項目を選べます。“他のハンターとすぐ遊ぶ”では、いくつかの条件を設定するだけで自動的にマッチングしてくれます。

 “特定のハンターと遊ぶ”では、最大9ケタの数字を設定して入室することで、同じ数字を入力した人と一緒にプレイできます。事前に設定する数字を伝えておけば、遠くの友だちともインターネット経由で一緒にプレイできるわけです。狩りに行く前ならば、同じ部屋に入ったプレイヤー同士でロビーチャットできるので、どのモンスターを狩りに行くかなどの相談もできます。

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 iOS版のいいところは他にもあります。データの読み書きが早いことです。マップ移動時のロード時間や、データセーブの時間がぐっと短縮されています。オリジナル版もメモリースティックにデータをインストールすることで早くなりましたが、それよりも明らかに快適です。

 これだけ全部が入って、お値段は1,600円。とはいえ、基本無料や追加課金も可能なiOSで、売り切りのモデルにしたのはちょっと不思議です。これについて塩沢さんは「iOSのハードをゲーム機にしようという意気込みでやっています。ゲームをしない方も、『モンスターハンター』がiPhoneで出るならやってみようかな、とハードルを下げられれば」と答えてくれました。金額的には「ぎりぎり勢いで買える額だと思います(笑)」と伊津野さんはコメントしていました。

 最後にお2人からのメッセージをいただいたので紹介します。

伊津野さん「少しでも気になった方はプレイしてみてください。動いているものを見てもらえれば、超綺麗だと感じてもらえるはずです。このゲームは、もっともお手軽に遊べる『モンスターハンター』だと思います」

塩沢さん「『MHP 2nd G』が出るということだけ聞くと、「ふーん」で終わってしまう人も多いと思いますが、実際に触ってもらえると「これアリじゃん!」と思ってもらえるはずです。iOSの新作ゲームとして出してもそん色ない出来で、自信を持って仕上げました。あなたのiPhoneやiPadがゲーム機になります、ということをお伝えしたいです」

『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
▲「iOS端末もゲーム機にする!」というお2人の気持ちが、お話しからもゲームからも伝わってきました。

 これまでにもスマートフォンの操作にチューニングされた『モンスターハンター』シリーズはいくつも配信されてきましたが、言わば本編となるシリーズ作品が登場するのは初めてのこと。実際に触ってみて、シリーズ本編を名乗るにふさわしい出来栄えだと感じられました。『MHP 2nd G』を知っている人も知らない人も、『モンスターハンター』に興味がある方はぜひ一度触れてみてください。

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データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』
■メーカー:カプコン
■対応端末:iOS
■ジャンル:アクション
■配信日:2014年5月8日
■価格:1,600円(税込)
 
iOS『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』のダウンロードはこちら

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