2014年4月30日(水)
SCEは、4月29日にPS Vita用アクションゲーム『ソウル・サクリファイス デルタ』のプレコミュイベント“『ソルサク デルタ』春の超魔法バトルパーティ”を開催した。この記事では、そのイベントの各コーナーの模様をお伝えする。
本イベントは、5月1日に大型アップデートで追加される“アリスの無限魔宮”の先行試遊や開発陣によるステージイベントを中心に実施されたもの。会場では、その他にも本作に関連する作品の展示や、限定グッズがもらえるスタンプラリー、マルチプレイの体験会など、多彩な催しが行われていた。なお、ステージイベントの模様はこちらの記事でチェックしよう。
アリスの無限魔宮の先行体験コーナーでは、参加者が4人1組となり、魔物・アリスの待ち受ける第6階層までがチャレンジできた。プレイヤーデータは会場指定のもので、本イベントでの体験時間は1回につき30分と限られていたため、階層を降りるごとにランダムで出現する魔物を参加者同士でいかに連携を取ってスムーズに倒すかが要となる。詳しいレビューについては、こちらの記事を参照してほしい。
無限魔宮の体験の他、自分のPS Vitaと『ソルサク デルタ』のデータを使用して会場の参加者とマルチプレイを楽しめる“共闘ギルド”コーナーも実施。多くのプレイヤーが参加し、にぎわいをみせていた。また、ソファが設置されて落ち着いた雰囲気の展示コーナー“プレミアムラウンジ”や、ステージイベントの間の客席など、いたるところで思い思いに共闘を楽しむ参加者たちの姿が見受けられた。
▲4人×8席で同時に32人がプレイできたアリスの無限魔宮の体験コーナー。プレイを希望する参加者が列を作る場面も。 | ▲共闘ギルドコーナーも大盛況! お馴染みとなった共闘先生が見守る中、参加者同士が共闘を楽しんでいた。 |
▲プレミアムラウンジ(左)やステージの客席(右)でゲームを楽しむ参加者の姿。 |
“アリスの無限迷宮”の体験会や共闘コーナーだけでなく、関連商品からニコニコ生放送で使用した衣装まで多彩なアイテムが展示されていた本イベント。会場の入り口には、多数のビジュアルパネルによってアートギャラリーが作られ、来場者の眼を楽しませていた。
▲この他にも、数多くのビジュアルパネルがところ狭しと掲示されていた。 |
会場で盛り上がりを見せていたのが、イベントやニコ生で関係者が実際に着用していた各勢力のマントを羽織り、“伝説の魔法使い”になりきって記念撮影ができるコーナー。中には自作の右腕と赤闇のリンゴ、リブロムを持参する熱心なファンも!
▲リブロムには一体何が書かれているのか……。中を開くと、まさかの『ソウル・サクリニャイス』!? |
▲「『ソルサク』の世界を体現せねばならぬ!」と必死にポーズを決める電撃オンラインの編集・皐月誠(アヴァロン)&筆者・ミゲル(サンクチュアリ)。ちなみに、他の参加者は手でデルタマークを作りながら、笑顔で撮影を行っていた。 |
ゲートをくぐると、テーマごとに分けられた小部屋が用意されており、今まで公開された30本を超えるPVを観閲できる“ソルサクライブラリー”や、魔物の“人間であったころ”のフルカラーイラストをタブレットで楽しめる“魔物の森”のコーナーが存在。
他にも、“奴隷の法衣”とエレインの衣装、各勢力の3ヒロインのほぼ等身大パネル、ほぼ実寸大リブロムの模型の展示、入手困難・入手不可なレア関連アイテムなど、ファンにはうれしい数々が各所にディスプレイされ、参加者を注目を集めてた。
▲ソルサクライブラリーでは、ゆっくりと腰を据えてPVを鑑賞できる。 | ▲魔物の森は、さながら魔物のツリー博物館! |
▲魔物の森では、3人のヒロインが参加者たちを見守る。 |
▲“奴隷の法衣”は、『ソルサク デルタ』公式MCを務める結さんがニコ生番組内で着用していたもの。 | ▲イベント“ソウル・サクリFES 2014”用に制作されたエレインの衣装。こちらもニコ生内で結さんが着用している。 | ▲リブロムが意外と大きく、少し驚き。主人公につついて倒されたら、怒るのがわかる自重かも? |
▲レアグッズのディスプレイ。右は、『ソルサク』ともうやんカレーとのコラボレーションで生まれたカレー皿! |
特に参加者の関心が高かった“プレミアムラウンジ”は、『ソルサク』の海外版のパッケージや『ソルサク デルタ』の初回版同梱アイテム、そして本作の音声収録用台本などをチェックできるコーナー。分厚い台本には、下川輝宏ディレクター直筆の修正が書き込まれており、本作の舞台裏を垣間見ることができる。
▲台詞にこだわる下川ディレクターは、音声収録直前まで台本の修正を加えるとのこと。そのため、『ソルサク デルタ』の台本は製本せず、簡易コピーで制作されている。 |
▲修正が入っている箇所は、モルドレッドの……!? |
また本イベントでは、豪華『ソルサク』クッズがもらえるスタンプラリーが実施されていた。3ポイントごとに、本イベントのために制作されたPS Vitaパッケージ用着せ替えジャケット(全3種)を1枚貰える他、豪華グッズが当たる抽選会に参加することができる。
撮影コーナーに参加したら1ポイント、ステージで行われる開発陣との共闘大会にエントリーしたら2ポイント、Twitterでハッシュタグ“#ソルサク超パーティ”を付けてツイートを行ったら1ポイントなど、本イベントを楽しむだけでポイントが加算され、気軽に抽選に参加できる配慮がされていた。
さらに、来場者全員へレッドフードのICカードステッカーのお土産も配付!
▲Twitterでハッシュタグを付けてつぶやくと、ポイントだけでなく、3勢力をイメージしたドリンクもプレゼント。他に代償は必要ないのでご安心を!? |
▲黄色賞の賞品は、写真左上のニミュエがセクシーなイラストを特大ポスターにしたもの。下段の写真は、ポイント引換でもらえた着せ替えジャケット(左)と、来場者全員プレゼントのICカードステッカー(右下)。「電車に乗るには、運賃という代償が必要よ」。 |
物販コーナーでは、『ソルサク デルタ』ゆるイラストトートバッグや、レッドフードTシャツが販売されていた。どちらも、購入ごとに店頭告知用ポスターが各1種類もらえる。
▲左から、『ソルサク デルタ』ゆるイラストトートバッグ(2,000円+税)と『ソルサク デルタ』レッドフードTシャツ S/M/L/XL(各2,500円+税)。 |
本作はその尖ったテーマやデザインからか、根強いファンを多く持つタイトルだ。また、作品のテーマとしても語られているためか、本イベントを通してファンの間に付かず離れずの絶妙な仲間意識を強く感じられた。それをより1つにまとめあげているのが、団結力の強い開発陣や関係スタッフによる、イベントやニコ生などを通しての生の声ではないだろうか。
終始穏やかでアットホームな雰囲気の中、参加者それぞれが思い思いの共闘を楽しんでいる姿はとても驚きだったし、個人的に作品のファンとしてもうれしい光景だった。今回、初めて見ず知らずの人とアドホックによるマルチプレイに参加してみたが、声を掛け合いながらのプレイは純粋に心から楽しめたし、知り合いのみで行う共闘とはまた一味違うおもしろさを味わえた。
これから“アリスの無限魔宮”の実装によって、マルチプレイにおける大きな転換を迎える本作。連携と結束を必要とするこのコンテンツが、本作のマルチプレイにどのような影響を与えるのか。開発サイドから提示されるであろう新たな『ソルサク』の形はもちろん、ユーザー間の本作のプレイスタイルの変化にも注目していきたい。
▲お手洗いの案内図もかわいい! でも、描かれているのが“シンデレラ”と“裸の王様”……。背景の物語が変態2トップでいいの!? |
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