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2014年5月13日(火)

『Z/X』コラボが話題のTCG『回転むてん丸TCG』のプレリリースイベントをレポート。会場にて『Z/X』キャラクターの参戦も発表!

文:ファイ

 こんにちは! ライターのファイです。今回は4月29日に東京都江戸川区で開催された『回転むてん丸TCG』の『第六章 おとぎの王国 キングエディション』プレリリースシールド戦へ行ってきました。この記事ではイベントの模様をお伝えしつつ、『回転むてん丸TCG』を開発している株式会社くらコーポレーションの担当の方へのインタビューもお届けします。

『回転むてん丸TCG』

■非常に高い戦略性と駆け引きのTCG

 『回転むてん丸TCG』を展開している株式会社くらコーポレーションは、回転寿司チェーンの“無添くら寿司”でおなじみの会社です。そして“無添くら寿司”のオリジナルキャラクターである“回転むてん丸”はさまざまなグッズになっていますが、その1つが『回転むてん丸TCG』です。

 対戦のルールは一般的なTCGと比べると特徴的で、最大15枚で組んだデッキを用意し、最初に場に出す5枚以外は全て手札にある状態で開始するというものになっています。つまり、対戦のためにデッキは組むのですがいわゆる“ドロー運”というものに結果が左右されません。詳しくは公式サイトにルール解説マンガがあるのでそちらを参考にしてください。

『回転むてん丸TCG』 『回転むてん丸TCG』
▲非常にシンプルなプレイマット。デッキ置き場すらないという従来のTCGの常識を覆すものです。▲会場には拡大したルールブックが掲示。パックには折りたたまれた状態で1パックごとに1枚入っています。

 さて、イベントは発売前の新ブースター『第六章 おとぎの王国 キングエディション』を含む20パックをつかってのシールド戦(そのパックから出たカードだけでデッキを作る対戦)です。一パック4枚入りなので全部で80枚のカードから3つのデッキを作ることになりました。

『回転むてん丸TCG』 『回転むてん丸TCG』
▲どーんと20パックです。ちなみにこれだけパックを開けても1,020円というお財布に優しいTCGでもあります。しかも今回はくら寿司さんが人数分用意してくれました!▲パックを開けると4枚のカードとルールブックが封入されています。写真左のカードはレアでキラキラ加工もされています。

 『回転むてん丸TCG』は1デッキあたり5~15枚のカードを使用するのですが、これがなかなか難しかったです。他の参加者も苦戦していたようで、当初の構築時間を延長してもらうことになりました。僕も参加させてもらいましたが結果は……。しかしルールはすぐ覚えられたのですごく楽しむことができました。

『回転むてん丸TCG』 『回転むてん丸TCG』
▲対戦中の模様です。なお、プレイヤーの方がかぶっている帽子は雰囲気を出すためのもので実際の店舗で使用しているものではありません。▲開発スタッフの方々との対戦も。自慢のデッキを持ち込むプレイヤーも見られました。

 2皿目(『回転むてん丸TCG』での2回戦目の呼び方)の開始前にくらコーポレーションの宮田さんから重大発表が!

 「『回転むてん丸TCG』のブースターがブロッコリーの『Z/X -Zillions of enemy X-』で発売されますが、『Z/X』のキャラも『回転むてん丸TCG』に登場します」とのこと。『回転むてん丸TCG』のパックから『Z/X』のキャラのカードが出てくるそうなので、楽しみですね。

『回転むてん丸TCG』 『回転むてん丸TCG』 『回転むてん丸TCG』
▲こちらが優勝賞品のイラストレーターさん描き下ろしの直筆色紙。▲こちらは大会終了後のじゃんけん大会でプレゼントされた色紙。▲しかも2枚です。これ以外にも多数のプレゼントが用意されていました。

■回転寿司チェーンがTCGを作っている意図を聞く

 大会の後に『回転むてん丸TCG』の担当をされている、くらコーポレーションの宮田さんに『回転むてん丸TCG』ができたきっかけや、『Z/X』とのコラボレーションについてお話を伺いました。

――回転寿司のくら寿司がTCGを作ることになったきっかけを教えてください。

 くら寿司には古き良き日本の食文化を再構築する“食の戦前回帰”という企業理念がございます。その理念を、わかりやすく伝えるにはどうしたらいいだろうかという中で生まれたのが“回転むてん丸”のシリーズです。

 多くの人に“回転むてん丸”を知ってもらいたいと考え、当時からお子様に人気があり親しみを持ってもらえるTCGを作ろうということになりました。

――1パック48円(税抜)と非常に安価に設定されているのはなぜでしょうか?

 “回転むてん丸”シリーズは直接的な利益を得るために展開しているわけではありません。これらを通じてくら寿司の企業理念を知ってもらい、お店で食事をして欲しいとの思いで買いやすい値段に設定しました。

――先日まで『第一章 はじまりの海』が再版されていましたが、現在では手に入りにくい過去の作品や、それらをまとめた様な作品が出る予定はありますか?

 再販の要望が多いことは店舗やツイッターでのアンケートを通じて知っていますので、検討はしています。ただ、本来は先ほどもお話ししました『回転むてん丸TCG』の意義にも通じるところがありますが、お食事の際に手にとっていただきたいものと考えています。

――Webサイトで公開されているマンガが冒険ものになっている意図はなんでしょうか?

 “回転むてん丸”をリニューアルした際に、これまでは未就学児を対象にしていたのですが、それを小学生くらいまでに引き上げました。小学生の子供たちが楽しめる内容を検討した結果です。

――『Z/X』とコラボレーションすることになりましたが、最初に話を聞いた時のご感想をお願いします。

 社内にブロッコリーさんと接点のある人間がいて、それがきっかけで『Z/X』とコラボレーションのご提案をいただきました。初めてお話を聞いた時は「これはすごいことになった!」と。実は先日の『Z/X』の発表会を見学させてもらったのですが、発表の瞬間のどよめきはすごかったですね。

――『回転むてん丸TCG』にも『Z/X』のキャラクターが入ってくるそうですが、詳しい情報はいつ頃から発表されるのでしょうか?

 今日ようやく発表することができました。続報をいつ発表するかなどはブロッコリーさんと調整しているところですが、なるべく早い段階で随時発表したいと思います。

――“回転むてん丸”の世界観に他の作品が入ってくるということについての感想をお願いします。

 繰り返しになってしまうのですが“回転むてん丸”は、最終的にはくら寿司を知って頂くきっかけになればいいなと考えています。様々なことがきっかけで作品がどんどん広がっていくのではないかと思っていますので、我々としては大歓迎ですね。

――では最後に『回転むてん丸TCG』をプレイしたことがない人へのメッセージをお願いします。

 『回転むてん丸TCG』はカードを3パックくらい買えば対戦を楽しむことができるようになっています。手軽な値段ですので、家族でくら寿司にお越しいただいた際に手にとってもらえると嬉しいです。ルールも難しくないのでTCGをやったことがないという人でもすぐにプレイできます。一方でプレイをやりこんでいくと戦略性の広いゲームだと感じていただけると思います。近隣に店舗がない方は通販も行っておりますので、そちらもどうぞご利用ください。

――ありがとうございました。

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