2014年5月30日(金)
ヒューネックスのゲームブランド・dramatic createは、PS Vita用ソフト『ものべの -pure smile-』の発売日を9月25日に決定した。価格は6,900円+税。また、同日にオリジナルドラマCDと特製原画集を同梱した限定版を8,900円+税にて発売する。
▲限定版のパッケージビジュアルは、『ものべの』の女性キャラをメインにした描き下ろしイラスト。全部で11キャラクターいるとのことだが……? |
本作は、2013年10月に美少女ゲームブランド・LoseからリリースされたPC用ノベルゲーム『ものべの -happy end-』を移植したもの。大ボリュームのシナリオ量を誇る原作へ、ヒロインの3人からその他の人気キャラクターまで、大量の新規エピソードおよびビジュアルが追加されている。
今回はその他に、アフターストーリーに関する情報が複数公開された。各シナリオのあらすじ&イベントCGや登場キャラクター&声優、シナリオ中にありすが変貌する姿などをお届けしよう。
本編から続くストーリーは、唐傘の妖怪・飛車角の過去ストーリー、そしてヒロイン(ありす、すみ、夏葉)それぞれのアフターストーリーが用意されている。アフターストーリーならではのキャラクターも多く、ボリュームは本編と同等かそれ以上という本格的なシナリオ構成に。なお、アフターストーリーはヒロイン3人の本編ストーリーをひと通りクリアすることでプレイ可能になる。
時はさかのぼって幕末の世。出雲山中を旅する飛車角は、いたいけな少女が神と思しき存在に詰め寄られているところへ遭遇する。少女をなんとか守ろうとする飛車角だが、その神“いづものみこ”はある提案を持ちかけてくる……。
茂伸村を抜け出した透とありすは、大学近くのアパートで暮らしていた。まだ眠ったままの夏葉を看護しながら、つつましくも幸せな生活を送るふたり。だがある日、ありすの元へ謎の人物が訪れ、ありすの身体に異変が……?
透とすみは結婚をし、それから7年の月日が流れる。第1子・えみの成長と競うように、透はずっと博師修行に努め続けていた。そして新しい家族と共に旅立つ。今度こそ、夏葉の時を取り戻すために……。
夏葉を元の小さな身体に戻すことができた。しかしまだ夏葉の病・IAGSは完治していない。治療のために、夏葉は茂伸村を離れて犀玉の大病院に入院することになる。新しい生活の中で、夏葉と透はまた新しい経験を重ねていく……。
【飛車角ルート】
呪術者の邪法によって、“罪、咎、穢れ”の呪いを辺りに振りまく身体にされてしまった少女。つみ自身は心優しく、周囲への害意はまったくない。いづものみこに追われていたところを飛車角に助けられ、ともに行動するうちに好意を寄せるようになる。
神代の頃から生きる出雲の古き神。つみを巡って飛車角と対立する。出雲の民を守るためならば手段を選ぼうとしない。だが、神でありながらどこか人間臭いところがあり、情け深く心優しい一面も持つ。
【ありすルート】
茂伸村に伝わる祈祷“ひめみや流”の開祖。はるか昔にこの世を去ってしまっていたが、茂伸の危機を察知し、現世に復活して透たちと生活することになる。持ち前の才と適応力で、現代の生活スタイルにも難なくなじむ。透たちからは“ご開祖ちゃん”と呼ばれて親しまれる。
【すみルート】
透とすみの娘。半人半妖。性格は活発で好奇心旺盛、人並み外れた行動力の持ち主だが、その子どもらしい無鉄砲さは、時に両親の心配のタネになることも。人にも妖にも動物にも懐っこく近寄り、誰とでもすぐに仲良くなる。
人間世界とは異なる“境の向こう”の世界に住む雌の豆狸妖怪。八百八狸の1匹。かわいい見た目に似合わず、とても高い戦闘能力を持つ。えみの親友となり、透たちにも協力する。
▲左女郎(画像左)と右女郎(画像右) |
“境の向こう”探索の連絡係を務めるため、滝女郎が生み出した2体の分身。2人はどんなに遠く離れていてもお互いに意思の疎通ができる。右女郎は、はきはきしていて活動的、プライドが高くちょっと意地っ張り。左女郎は、ひかえめで物静か、物わかりが良く素直。
茂伸の妖怪たちを束ねる主として、人からも妖からも崇められる存在。正体は7つの頭を持つ巨大な蛭の大妖。神になる修行のため出雲へ赴いたと言われているが、長らくその姿を見たものはいない。
アフターストーリー(ありすルート)では物語の年月経過にともない、ありすも大人へと成長する。また、星辰ひめみやの来訪により、子どもに戻ってしまったありすも登場とのことだ。
▲ありす(本編) | ▲ありす(成人後) | ▲ありす(子ども化) |
(C)Lose/dramatic create
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