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2014年6月25日(水)

佐原菜月先生の新作『アナザー・ビート』は歴史に埋もれた旋律の謎を追う本格ファンタジー【電撃文庫新作紹介】

文:電撃オンライン

 佐原菜月先生が執筆する電撃文庫『アナザー・ビート 戦場の音語り』の紹介記事をお届けしていきます。

『アナザー・ビート 戦場の音語り』
▲こちらは尾谷おさむ先生が描く『アナザー・ビート 戦場の音語り』の表紙イラスト。

 本作は、生まれながらにして音楽を奏でる存在“旋律士”の少女と、自由気ままな青年作曲家を軸に展開する“音と歴史のファンタジー”です。物語の舞台は、大規模な戦乱の終結から15年が経過したとある王国。不平等な条約により騎士団を解散させられたその王国にあって、貴族たちが血眼になって欲する権力の象徴は“楽団”を抱えること。

 旋律士として類まれなる才能を秘めながらも上手に音を操れない落第音学生の少女コハクと、貴族ご用達の有名作曲家・ヂェス。音楽祭で出会った2人は、やがて大国が争う新たな戦乱へと巻き込まれていくことになり……。

『アナザー・ビート 戦場の音語り』

【物語のここに注目!】

“音楽”を奏でるために生まれた少女の痛みと希望――旋律士という不思議な職業に惹きこまれる!!

 中世風の騎士や石の城、旅人を乗せて空を飛ぶ巨大な鳥、貴族が所有する巨大飛行船――。本作では、そんな胸躍る本格ファンタジー世界を舞台に、自由奔放な作曲家・ヂェスと落ちこぼれ旋律士・コハクの冒険譚が描かれていきます。

 コハクが身体に刻まれた特殊な文様を楽器のように響かせ、“音楽”を生み出すという、この作品ならではの設定が実に新鮮!! その才能ゆえに、やがて彼女は天使と呼ばれ、国家間の戦争に利用されていくのですが……。

 そうした物語だけでなく、登場人物たちが音楽を楽しむシーンにも注目したいところ。読んでいるだけで文章から音色が伝わってくるかのような、生き生きとした筆致で描写されています。町の酒場でヂェスが刻むビートに乗ってコハクが歌い、みんなが身体を動かして音楽を楽しむシーンは、その情景が脳裏に浮かぶほどの躍動感です。


【登場人物のここに注目!】

ヂェスの親友は女装の達人だった!? 予想外のキャラクターメイクにドキドキ♪

 “男の娘”の存在が定着した今日このごろ。まさか、本格ファンタジーには無縁かと思っていたのですが……。さすがは電撃文庫! 熱いファンの要望(?)に答え、ちゃんと美しい男性が登場します。それはヂェスの数少ないであろう親友・ジルバ!! 

 ジルバの容姿を簡単にまとめると「赤いドレスに高いヒールをはいた踊り子で、ストレートヘアが自慢。長すぎるまつ毛、切れ長の瞳」……う~ん、これは男子にしておくのがもったいない! もっとも、彼の女装は趣味ではなく、酒場の客集めにもってこいの方法なんだとか。

 ヤンチャでケンカっぱやいロリッ娘(コハク)&女装男(ジルバ)&イケメン自由人(ヂェス)。このトリオ、読者が女性でも男性でも楽しめる組み合わせだと思いませんか?

(C)佐原菜月春/KADOKAWA CORPORATION 2014
イラスト:尾谷おさむ

データ

▼『アナザー・ビート 戦場の音語り』
■著:佐原菜月、イラスト:尾谷おさむ
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2014年5月10日
■定価:本体670円+税
 
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Amazon.co.jp

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