『ジーククローネ』は本当に生まれ変わったのか!? 電撃オンラインが店舗スタッフにその本音を徹底調査!!【TCGウワサの真相・前編】

文：ファイ

　こんにちは！ TCG担当のファイです。先日お届けした最強店舗スタッフ決定戦の模様はご覧頂けましたでしょうか？ 今回の記事は、その続編となりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひそちらを先にお読みください。

　5月28日に開催された『ジーククローネ』の最強店舗スタッフ決定戦では、入賞すると店舗の優先プロモーション権を獲得できるということもあって、全国から店舗スタッフの方が集結しました。

　全国の店舗スタッフが集まる機会はめったにないので、僕としては彼らにどうしても聞きたいことがありました。それは、「『ジーククローネ』が本当に楽しめるトレーディングカードゲームになったのか？」という質問。というのも、電撃オンラインでは、3月末に掲載しました原田プロデューサーへのインタビューを皮切りに、1周年を迎える『ジーククローネ』が、発売当初からどのように変わってきたのかを取材してきました。

　しかし、それはあくまで『ジーククローネ』開発側から取材で得た情報が中心となっていました。そこで、カードゲームプレイヤーとの関係が深いTCGショップの店舗スタッフの方、プレイヤーの方に生の意見を聞いてみたくなりました。そしてその意見を開発にぶつけてみたい！　どのように本作の変化を感じ取っているか!?　せっかくの機会にたっぷりとお話を伺いましたので、前編・後編の2回に分けてお届けします！

■“ゴールドサポーターショップ”スタッフの方に、本当に変わったのかを聞く！

　ご協力いただいたのは全部で24名の店舗スタッフの方々。いくつかの質問をアンケート形式で回答してもらいました。最初の質問からかなり直球ストレートで聞いてみました。

▼第1弾発売当初と現在で変わったと思いますか？
・はい……20名
・いいえ……4名

▼特にどの部分が変わったと思いますか？（複数回答可）
・商品……8名
・ゲーム性……6名
・イベント＆運営……12名
・サポート……12名

　最初の質問はこのような結果となりました。最強店舗スタッフ決定戦に参加する店舗ということで、「もともと、ある程度はポジティブな印象を持っているのではないか」と考えられる点もありますが、それでも8割以上の方が変わったと回答しています。

　具体的には“イベント＆運営”と“サポート”でそれぞれ半数の方が変わったと回答しています。“イベント＆運営”の部分では、月間60～100回程度開催されているコネクトパーティ（店舗で開催される小規模な公式イベント）や“大交流祭”の積極的な開催が好評だったようです。また、Twitterを積極的に活用して、「どういった人が開発しているのか」をユーザーに紹介し、親近感をえられたことも評価を高くしています。

　実際にTwitterで『ジーククローネ』のハッシュタグ“#SiegKrone”を付けて呟くと、高い確率でスタッフからのレスポンスがあります。疑問点であれば答えや解決の方法を、イベントの感想や告知であればリツイートによる拡散。ユーザーひとりひとりをきちんと見ているという印象を店舗スタッフの方も持っているようです。

■現在、積極的に展開している店舗スタッフに直撃インタビュー！

　『ジーククローネ』に期待するアツい意見が多く、アンケートだけでは物足りない！ というわけで、目の前にいる店舗スタッフに事情を説明して、いろいろと聞いてみました。運営スタッフが近くにいるのも気にせずに、ジーククローネの展開について忌憚のないご意見をいただいたので、そのままお届けします！

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■トレカスタジアム 多摩センター駅前店、荒木店長のご意見

●最初は全く売れなかった

　『ジーククローネ』は最初から取り扱っていましたが、正直言って全く売れませんでした。しかし、新規参入のメーカーが最初から売れるとは思っていませんので、こんなものかなと。ただ、当初からスタッフの方の対応は良かったと思っています。

●お客様のリクエストから面白さに気付き、全面的に押し出す決意をした

　その後、3ヶ月くらいしてお客さんが大会に来てくれたので「なんで『ジーククローネ』やっているの？」って聞いたんですよ。お店としては、売れないから、おもしろくないって決めつけていたんですね。

　そこでいろいろ聞いてみて実際にプレイしてみました。そしたらすごくおもしろいんですよ。ゲーム性は新しいですし、なによりうちはお客さんが推す商品を信頼することにしているんです。だから「よし、1年間はしっかりと取り扱ってみよう」と思い力を入れてみました。そうしたら、3ヶ月はかかりましたが、しっかりと完売することができました。

　そうやって取り扱っているうちに他のお客さんも「このタイトルから始めるよ！」って言ってくれました。この時に、他社の商品の方が売り上げはありますけど、うちの店は『ジーククローネ』を全面に出していこうと決意しました。

　商品の面では、まだまだ改善してほしいところはもちろんありますが、1年でここまで商品をブラッシュアップできるってすごいと思います。何年も迷走している商品があることを小売りはよく知っています。この改善は開発の努力あってのものだと思いますね。新商品が出るたびに、うちに来るお客さんが『ジーククローネ』を買ってくれるんですよ。そしたら信頼しないわけにはいかないじゃないですか。

●ゴールドサポーターショップに期待したいことがある

　うちのお店は家族や女性でも入れるお店を目指しています。遠くからわざわざ交通費をかけて来てくれる人もいます。小さい子供たちも毎日のように来てくれますが、親御さんからも「トレスタなら」と信頼してもらっているのも嬉しいですね。うちのお客さんの3割くらいは女性か家族連れだと思います。

　様々な理由があると思いますが、女性のお客さんが多いという点でも、うちで『ジーククローネ』が流行っている理由じゃないかなと思います。がっちりとしたコアなTCGユーザーの男性向けのお店にしてしまうと、うちのお店は勝ち目がないので女性や家族連れで入れるお店を作ることにしました。

　“ゴールドサポーターショップ”はいいと思いますが、もう少し区分をした方がいいと思っています。どういう方向性で特化しているお店なのかがわからないので、ユーザーの方の目的に沿っていないんじゃないかと感じています。女性でも入りやすい“ゴールドサポーターショップ”、シングルを多数展開している“ゴールドサポーターショップ”、そんな感じでお店がそれぞれ得意な方向で尖っていくとよいと思います。

　他にも、コネクトパーティは非常にいいですね。何がいいってスタッフの方の対応がすごくいいんですよ。コネクトパーティはお客さんとスタッフの人の顔が両方見られるんですよ。そしたら二重に信用できるのです。お客さんもスタッフの人もここまでしてくれるなら、もっとお店もしっかりしないとって思うわけですよ。

●今後について思うこと

　『ジーククローネ』ってゲーム性も新しいし、今の『ジーククローネ』を実際にプレイした人は辞めないと思います。最初の失敗で辞めちゃった人でも、きっとまた手に取ってくれるはずです。もう一度手にとってください！　って開発が発信してもちょっと遠いかなと思ってもいます。だから、お店がそれを発信していければいいなと。『ジーククローネ』は発売即完売というわけではないですが、ジワジワ売れていくので売れ残るって心配がないっていうのが、商材という面でも本当にいいと思いますね。

【店舗データ】
住所／東京都多摩市落合1-6-2 サンライズ増田ビル6A
営業時間／12：00～21：00
ホームページ
Twitter（@toresta_tama）

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　いかがだったでしょうか？ お店の方からの本音、聞けたんじゃないかなと思います。そして実は、他にもカードキングダム練馬春日店のとり店長と、ねばらん☆の斉藤店長にも同じようにお話を伺っています。次回はこちらのお話を紹介しつつ、他のアンケート結果もご紹介しようと思いますのでお楽しみに。

■『聖戦ケルベロス』エクストラブースターのデッキを体験しよう！

　最後にお知らせです。全国で開催されているコネクトパーティでは6月7日から、全国のゴールドサポーターショップでは6月9日頃から、『聖戦ケルベロス』のエクストラブースターのカードを使ったデッキが体験できるようになります！

　商品の発売前に、誰よりも早く体験できるチャンス。公式サイトではこのブースターを特集した冊子も公開しています。こちらも確認して発売に備えておきましょう。

(C) GREE, Inc. (C) GREE Entertainment Products, Inc.

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関連サイト

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