News

2014年6月13日(金)

『ディアブロIII RoS UEE』は『The Last of Us』や『ワンダと巨像』とのコラボを実施! 新要素をblizzardスタッフが紹介【E3 2014】

文:電撃オンライン

 E3会場にて、8月21日に発売されるPS4/PS3用ソフト『Diablo III Reaper of Souls Ultimate Evil Edition(ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション)』のメディア向けクローズドセッションが行われた。その模様をお届けする。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』

Julia Humphreysシニアプロデューサー(以下、ジュリア):今回の『アルティメット イービル エディション』は、前作『ディアブロIII』と『リーパー オブ ソウルズ』の拡張パックの2つをあわせたゲームとなっています。前作の「ディアブロⅢ」はPS3でお楽しみ頂けましたが、今回はじめてPS4でも楽しめる『ディアブロIII』となります。また、『リーパー オブ ソウルズ』では、“クルセイダー”というクラスが追加されています。

 オンラインでは最大4人のプレイヤーによるマルチプレイが可能です。さらにPS3/PS4版は、ローカルの一画面でもCo-opができるようになっています。

 今回の『リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』コンソール版では、マルチプレイの仕様がいろいろ変わっています。2人のレベルが離れていた場合、レベルが上のプレイヤーにあわせてステータスなどがブーストされます、例えば、1人のプレイヤーがレベル60で、もう1人のプレイヤーがレベル35だった場合、前者のレベルが後者にあわせられて簡単に死なないようにされます。

Matthew Bergerシニアレベルデザイナー(以下、マシュー):今回新しく追加された要素として、周りの環境……タルや棚などを壊し続けるとボーナスが付与され、移動速度がブーストされます。これは装備品に関係なく、周りの物を壊すだけで自動的に付与されます。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
▲オブジェクトの破壊でボーナスが付与される。

マシュー:また、前作にも罠がありましたが、例えば吊るしている鎖を切ってシャンデリアを落とすことでモンスターを倒すと、リソースの増加にブーストが付与され、スキルをより早く使えるようになります。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
▲トラップによる攻撃に新フィーチャーが追加された。

マシュー:“マサカー”という新システムがありまして、10連続キル以上で発動します。10連続キル以上から画面上にカウンターと導火線が表示され、導火線が消える前に敵を倒せばカウンターの数値が上昇していきます。それを続けると“ネファレムグローリー”というキャラクター強化のボーナスが付与されます。なお連続キルが途切れてしまった場合は、カウンターの値にあわせた大量の経験値ボーナスを得られます。“マサカー”は敵を倒せば倒すほど有利になるため、道にそったプレイだけでなく、「マサカーを持続させるために脇道にそれてモンスターがいるところへ寄り道しよう」というような、いろいろなプレイをユーザーができるようにしています。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
▲キルを重ねるほど強くなれるマサカー。

マシュー:今回は、同時にプレイできなくても“皆と一緒にプレイしているような感覚”を体験していただきたいと思っています。新たに追加された“メールボックス”では、ドロップされたアイテムや宝石、ゴールドなどをフレンドへ送れるようになります。レジェンダリーアイテムがドロップされた場合、一定の確立でその横にプレゼントのようなものがドロップされる“プレイヤーギフト”という要素もあります。受け取った側は、任意のクラスでギフトを開くことが可能です。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
▲メールボックスを通じてアイテムなどを送り合える。

ジュリア:“ネメシス”という新たなモンスターのシステムもあります。例えば1人でプレイしていてモンスターに倒されてしまった場合、自分を倒したモンスターがネメシスと呼ばれる強力なユニークモンスターに変化します。そしてネメシスはプレイヤーのマップから消え、フレンドのマップに登場します。フレンドがゲームをスタートした時、マップ上に突然現れるのです。そこでフレンドが仇討ちに成功すると、かなり豪華なアイテムがドロップされます。その時にプレイヤーギフトもドロップされるので、仇を取ってくれたフレンドから自分へギフトが届くことがあります。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
▲フレンドが復讐を果たしてくれれば、アイテムをもらえる。

ジュリア:逆にフレンドもネメシスに倒されてしまった場合は、そのネメシスがさらに1段階強化されて、別のフレンドのゲームへ移動します。この上限は6回までとなっていて、それ以上になると消滅してしまいます。

マシュー:マルチプレイの際は、誰がドロップアイテムを拾っても当該プレイヤーのメールボックスへ送られるようになっています。いちいち「何だろうこれ」と覗いて、「バーバリアン用だからそっちね」というようなやり取りが必要なくなるのです。ドロップアイテムが適切なプレイヤーに送られるこのシステムは、コンソール版で新しく追加された要素です。

 セーブデータの引き継ぎに関してお話すると、PS3版『ディアブロIII』をお持ちの方は、PS3版『アルティメット イービル エディション』のプレイを開始する際、自動的にセーブデータが引き継がれます。そしてPS4版へ引き継ぎをする場合は、セーブデータのエクスポート・インポートを行う必要があります。PS3にはまだセーブデータのエクスポートが実装されていませんが、今後配信予定のパッチで実装されます。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』

マシュー:最後に、SCEとの限定コラボレーションを紹介します。1つは先日発表されましたが、『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』とのコラボレーションです。『リーパー オブ ソウルズ』で追加されたアドベンチャーモードの中には“ネファレム・リフト”というランダムダンジョンがありますが、このコラボレーションによって、そこに『The Last of Us』の怪物が登場します。

 もう1つは、『ワンダと巨像』とのコラボレーションです。本作では“トランスモグリフィケーション”というシステムでキャラクターの外見を任意に変更できます。こちらのコラボレーションでは、それを利用して自分のキャラクターを巨像のような姿に変えられます。

 これらは日本版での実装は現在未定となっておりますが、日本のファンの皆さまにも喜んでもらえるよう調整を進めていきたいと思っていますので、楽しみにお待ち下さい。

『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』
『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』 『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション』

(C) 2014 Blizzard Entertainment, Inc. All rights reserved. Diablo, Reaper of Souls, Ultimate Evil Edition, Blizzard, and Blizzard Entertainment are trademarks or registered trademarks of Blizzard Entertainment, Inc., in the U.S. and/or other countries. All other trademarks referenced herein are the properties of their respective owners.

データ

関連サイト