『PSO2』エピソード3で新クラス・バウンサーが登場！ 新武器デュアルブレードやジェットブーツ、ダンボー特典や『バーチャロン』コラボ情報も

文：電撃オンライン

　セガは、本日6月15日に幕張メッセにて『ファンタシースターオンライン2』のファン感謝祭“ファンタシースター感謝祭2014”を開催。そのステージイベントを中継したニコニコ生放送『PSO2放送局』で発表された新情報を掲載する。

　ステージには、『PSO2』シリーズプロデューサー・酒井智史さん、『PSO2』シリーズディレクター・木村裕也さん、PS Vita版『PSO2』ディレクター・菅沼裕さんが登場。続いて、『PSO2放送局』から放送局長の桃井はるこさん、副局長の会一太郎さん、ゲストの榎本温子さんが姿を見せる。さらに“PSO2アークス候補生！”である高野麻里佳さん、小原莉子さん、高木友梨香さんも登壇した。

▲東京タワーのマスコットキャラである“ノッポン兄弟”の弟が駆けつけた。なお、兄は当日も東京タワーで営業中とのこと。

■エピソード3情報

　イベントの最後に、8月下旬よりスタートする“EPISODE（エピソード）3”の情報が開示された。なお、“エピソード3”では、PS Vita版を手掛けてきた菅沼ディレクターが、ディレクターとして担当することが発表された。

　“エピソード3”では、新クラス“バウンサー”が追加。新武器種として“デュアルブレード”と“ジェットブーツ”も加わる。新惑星・ハルコタンは和の雰囲気を持ち、城下町のような見た目であった。エネミーは妖怪のような姿で、中には雷神や輪入道を連想されるエネミーも確認できた。

　あわせてロビー“カジノエリア”が登場し、カジノコインを入手するというこれまでにない遊びが加わるようだ。その他の改善点として、全クラスに調整が入ると木村ディレクターは解説。スキルツリーやPAなど、さまざまな項目で上方下方の修正がされるとのこと。

　バウンサーはブレイバーと対になるような存在で、汎用性のあるクラスだと菅沼ディレクターは説明した。バウンサー追加に際してテクターなどの他クラスの立ち位置を考慮しているとのことだ。

　デュアルブレードは“フォトンブレード”で敵を斬り裂く二刀流の武器。フォトンブレードはエネミーに突き刺さり、そこを攻撃するとPPを吸収できるという。なお、PPを消費せずにブレードを飛ばせ、中距離での攻撃が得意とのこと。

　ジェットブーツは法撃武器。空中から敵を攻撃し、装備中は2段ジャンプ可能だ。チャージした法撃テクニックをまとわせて蹴撃を放つアクションも用意されている。武器アクションを行うことでコンボが派生する、テクニカルな武器になるとのこと。

　なお、戦闘中にアクションを派生させるとシフトなどの支援効果が発動し、周りのメンバーを補正する。テクターと組み合わせると、さらに有効に支援できるようになると菅原ディレクターは補足した。

　バウンサーは派生クラスではなく、基本クラスとして追加されるとのこと。初心者向けでもありつつ、極めるとテクニカルであるクラスを目指しているようだ。エピソード3の情報は、今後のファン感謝祭の会場で情報が公開されていくというので、各会場に足を運んでみては？

▲女性バウンサー		▲男性バウンサー

▲飛翔する刃！　すべてを断つ二刀流！　新打撃武器・デュアルブレード”。

▲法撃の力をまとい、放て魔装の蹴撃！　新法撃武器・ジェットブーツ。

▲新惑星“ハルコタン”。白と黒、2つの勢力がせめぎ合う巨人の惑星。和を感じる街並みとエネミーだ。

▲新ロビー・カジノエリア。カジノエリアで目指せフィーバー！　仲間と遊んでカジノコインをゲット。

■コラボ情報

　8月16日の“ファンタシースター感謝祭2014”決勝会場の特典アイテムは、ダンボーとのコラボレーション。全種族男女用の“ダンボースーツ”に加えて、進化デバイス/ダンボーが手に入る。さらに決勝大会会場には、ダンボーも登場予定だ。

　“セガ・アーケードセレクション”その1として『シャイニング・フォース クロスエクレシア』とのコラボが実施される。コラボボスの“魔導騎士ナイトギア”は、以前に登場した『ボーダーブレイク』のクーガ同様に強いボスになっているとのこと。また、特徴的な種族を再現した武器迷彩やマグ進化デバイスも用意されている。さらに、相互コラボもあるようだ。

　続いて“セガ・アーケードセレクション”その2として、『バーチャロン・フォース』とのコラボが実現。バーチャロンロビーが8月6日まで登場する他、テムジン747A（全種族男性用）とフェイ・イェン（全種族女性用）が登場。こちらはコスチュームになっているため、顔だけ自分のキャラにすることも可能だという。モデルは、本家のハイエンドモデルからデータ作成しているため、ほぼ完全移植となっているとのこと。武器迷彩やルームグッズも出るようだ。カラーバリエーションもあるようなので、期待しておこう。

　さらに8月には大人気作品『魔法科高校の劣等生』とのコラボが決定。スクラッチには、司波達也＆深雪のコスチュームや髪型、武器迷彩が登場するとのこと。

■アップデート“ファンタシースター感謝祭2014 ONLINE”情報＆新グッズ情報

　6月25日のアップデートで追加される新情報について、公開された。6月27日12：00～7月6日22：00まで他のシップと同盟を組み、グループごとに競い合うイベント“アークスシップ対抗戦”が行われる。目標をクリアしてためたスターを使い、新マスコットキャラ・アークマからアイテムを購入できる。組み合わせは以下の通り。

・赤ラッピー：ship05/ship09
・青ラッピー：ship04/ship06
・黄ラッピー：ship02/ship08
・緑ラッピー：ship01/ship07
・白ラッピー：ship03/ship10

　他にも、“極限訓練：森林と龍”にステージ61～70が追加される他、6月下旬からは新スクラッチ“シャイニングヒーローズ”がスタートする。また、“浸食マザーシップ”が舞台の緊急クエストが登場。さらに“ファルス・アンゲル”がマルチクエストに登場することだ。

　そして7月上旬に行われるアップデート情報が初公開された。イオとクロトをイメージした武器が登場し、この武器には、別のクラスでも使えるPAをセットできる。何もセットしていない状態だと、前者はマスターシュートが、後者はエルダーリベリオンを使用可能。

　また、テオドールのパートナーカードが登場する他、クラフトアップデートとして付け替え可能な潜在能力“時限能力”が実装される。また、“採掘基地防衛線：絶望”が配信される。ダーカー粒子砲台を使用されたり、壁によって分断されたりする。また、ロボット兵器“A.I.S”が登場。MAXで12人まで乗れるが、バランスが重要で何人かはプレイヤーでいた方がいいようだ。“A.I.S”はプレイヤーキャラとは違った操作感になるというので楽しみにしておこう。

　2013年4月に行われ好評だった、“初音ミクコラボ”の第2弾が実施決定。新スクラッチ“エレクトロニック・ディーヴァ”では、よりシャープになった初音ミクに加えて、巡音ルカ、鏡音リン＆レンのなりきりコスチュームや髪型が登場する。初音ミク・巡音ルカのコラボライブが開催され、『Living Universe』を楽しめる。ライブに参加したプレイヤーは経験値、メセタ、アイテムドロップ＋10％が2時間発動するというので、参加してみては？

　あわせて、エピソード2の最終章“わたしがうまれたそのりゆう”が配信される。舞台は10年前で、アークスとマトイについての謎が明らかになるようだ。かなり衝撃的で濃い展開であることを木村ディレクターは告白していた。また、イベントの時系列がわかるフローチャートも実装される。

　『ファンタシースターオンライン es』の7月のアップデートで“ラッピー特殊調査”クエストに一定確率で“キングラッピー”が登場。倒すとボーナス経験値がもらえ、さらに★10“歌うラッピー”チップが確定で入手できる。また、6月18日まで『PSO2』と『PSO2 es』の連動キャンペーンが開催されている。

　『PSO2』では“ウェルカムバックGO！GO！”キャンペーンを展開中。豪華アイテム11種、合計255個がプレゼントされる。こちらは、7月9日の定期メンテナンス開始まで。他にも、“ACを使ってアイテムゲット！キャンペーン第9弾”や“AC購入キャンペーン第11弾”、“PS Vita版公認ネットカフェサービス”が行われている。また、2周年記念として4つのコンテストを開催中だ。さらに本日からマルチコピー機で、『PSO2』の設定画やビジュアルブロマイドが販売中だ。全国のマルチコピー機で印刷できるので、活用してほしい。

　『電撃ファンタシースターオンライン2 for EPISODE 2』が7月17日に販売される。“チーム・電撃警備保障”が1年間に渡るエピソード2についてまとめたプレイガイドとなっている。さらに、会一太郎さんによる開発チームへのインタビューを収録。特典アイテムは“電撃太鼓（アクセサリー）”×1、“電撃ソックス（ボディペイント）”×1、“電撃サイハイ（ボディペイント）”×1、“進化デバイス/ポリタン”×1などが用意されている。

▲『リリーパ族ぬいぐるみ』は、東京ゲームショウ2014で先行販売される。なお、一般販売時期は未定。

■PS Vita『ファンタシースター ノヴァ』情報局

　ここでは、PS Vitaで発売される『ファンタシースター ノヴァ』の情報が公開され、都築靖之プロデューサーと山下浩平ディレクターが登場。サバイバルをテーマにした本作を紹介した。

　開発中だが、キャラクタークリエイトについて実機を使ってプレゼンを行った。『PSO2』のモデルを使っているが、開発を行っているトライエースのエンジンによって、生まれ変わっているという。画面では、ニューマンの女性が公開された。基本は『PSO2』と同じだが、若干違う要素があり、衣装の発光カラーを変更できるようになっている。他にも、髪や服などさまざまな部分が動いているのを確認できた。

　かなりできているように見えるが、現在の開発具合としてはまだ改善余地が多々あるとのこと。続いて、本作のPVが初公開された。現状では詳細は発表できないが、感謝祭中に情報を出していくようなので、期待しておこう。

■トークショー

　ここで酒井さんに加えて、楽曲を手がけるサウンドディレクターの小林秀聡さんと、キャラクターイラストを担当するアートディレクター・水野暁一さんが登壇。トークセッションを行うことに。

　現在小林さんは、ボーカル入りの新曲を作っているという。酒井さんからは「歌姫が来てもクーナがリストラされるわけではない！」と断言していたので、ファンは安心してほしい。

　また開発時のエピソードとして、ダークファルス・ルーサー戦の曲が15日も遅れていたことが発覚。時間を操る強敵ということで、曲調を変える作業が難しかったと当時を振り返った。

　アイデアはいつ出るのかという質問がユーザーから寄せられた。2人とも共通で、机に向かっている時ではなく、電車から降りた時とかふと息を抜いた時に出てくることを語っていた。

　ドリームキャストの『ファンタシースターオンライン』が来年で15周年を迎える。記念のコンサートをやってほしいというファンからの声が寄せられた。こちらについてはまったく決まっていないが、「なにかやりたいという構想だけはある」と、酒井さんがコメントしていた。

　15年前に初代『PSO』を開発している時、小林さんはおもしろいと思って、テストとかこつけてプレイしていたという。一方の水野さんは、最初に描いた『PSO』のイラストは今でも恥ずかしいが、喜んでもらっているのは誇りだという。

■アークスグランプリ2014 東京地区大会

　アークスグランプリ予選大会のクエスト“アークスGP2014予選”は採掘場跡が舞台。機甲種とダーカーが多数出現した後、最終エリアにはブリュー・リンガーダが待ち受けている。

　PS Vita部門は“コロッケ丸焦げアークス”vs“俺ら去年4位だけどお前ら誰？”で、ブレイバーとテクターという同じ組み合わせだ。“俺ら去年4位だけどお前ら誰？”は、バルバリリーパを遠距離から撃破するというテクニックで準決勝を勝ち抜いたが、決勝では少しミスをしてしまい、打ち損じてしまった。最後のブリュー・リンガーダではお互いにミスがあったが、2分51秒9で“俺ら去年4位だけどお前ら誰？”が東京会場での優勝を手にした。

　PC部門は“今夜は時間無いノラー”vs“chaser”で、前者はファイター×3とテクターという構成で、後者はガンナー、テクター、ファイター×2という組み合わせ。両チームとも、エネミーをまとめて撃破や素早く各個撃破するというテクニックの高さを披露した。先にブリュー・リンガーダに入った“今夜は時間無いノラー”がそのまま素早く撃破して、2分32秒59で東京会場優勝をかざった。

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データ

関連サイト

• “電撃PSO2”（電撃オンライン）
• PC版『ファンタシースターオンライン2』公式サイト
• PS Vita版『ファンタシースターオンライン2』公式サイト