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2014年6月21日(土)

『ウォッチドッグス』のリアリティに満ちた世界観をレビュー! 近い将来“現実に起こり得る”と思わせる説得力が、そこには存在した

文:Rusty

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『ウォッチドッグス』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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 6月26日に、ユービーアイソフトより発売される期待のオープンワールドアクション『ウォッチドッグス』 。街を管理するネットワークシステムを携帯端末からハッキングして都市機能を利用するという斬新な設定に興味津々だった電撃オンラインの副編集長・Rustyが、実際にプレイして感じた本作の魅力を語ります。

『ウォッチドッグス』

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■近い将来に起こり得そうな世界観のリアリティに脱帽

 『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』という海外ドラマがありまして、これがとてもよくできたドラマだったので、深夜のTV放送やビデオなどでご覧になっていた方も多いかもしれません。ある天才が構築したコンピュータのシステムが、犯罪を予測し、その当事者(加害者なのか被害者なのかはわからない)の社会保障番号をはじき出します。元CIAの主人公とその天才は、システムが示す番号の人物を捜し出し、犯罪を未然に防ぐべく奔走するという内容のクライムサスペンスです。

 このドラマに登場するシステムでキーとなっているのが、防犯カメラと個人情報です。システムは、街中に設置された無数の防犯カメラの映像を監視し、そこから個人の行動を予測して、犯罪にかかわる確率の高まった人物を特定するのです。もちろんフィクションですから、こんなシステムは存在していない(と思いたい)のですが、“防犯カメラによって個人の行動が監視される”という設定が、近い将来に起こり得そうな説得力を持っていて、妙に引き込まれました。

 本作『ウォッチドッグス』は、上記のドラマよりもさらに一歩も二歩も、個人情報のデータ化が進んだネットワーク管理社会が舞台ですが、“近い将来に起こり得そう”という点で共通するリアリティを持っているのが魅力だと思います。発表された当時から個人的に、そのリアリティの高い世界観にひかれていたのですが、実際にゲームをプレイしてみると、そうした設定が見事にゲームシステムに落とし込まれていることに感服させられました。今回は、そうした本作ならではの要素を紹介していきたいと思います。

『ウォッチドッグス』

■個人情報から犯罪を予測して未然に防ぐクエストが熱い

 本作では、街を管理するネットワークシステムに、手元の携帯端末からハッキングすることができます。常時ハッキングしているようなものなので、通行人など第三者にカーソルを合わせるだけで、その人物の個人情報を瞬時に入手することができます。これが本当にどんな人物の情報でも入手できるところが、このゲームのすごいところ。実際にこんな時代が来たら恐ろしいことこの上ないのですが、自分が情報を入手できる立場でいる分には、超能力者にでもなったような感覚を楽しめます。

 ちなみに、カーソルを合わせて入手できる情報は、“爆発物を検知”“逮捕歴あり”といった有用そうなものから、“スペインで雄牛と走った”といった誰トク情報までさまざまです。一見まともそうな人物に裏の顔があったり、無駄とも思えるくらい一人一人に細かな設定が用意されていて、序盤は意味もなく街を徘徊してしまいました。

 また、見えている携帯端末は□ボタンを長押しするだけでハッキングできるので、近くの通行人の通話やチャットのやり取りも傍受できます。さらに本作のすごいところは、携帯端末をハッキングすることで他人の銀行口座から資金を調達できたり、入手した情報からサブクエストが発生したりするところです。

『ウォッチドッグス』 『ウォッチドッグス』

 個人的にストライクだったのは、入手した情報から犯罪を起こしそうな人物を特定し、それを未然に防ぐというサブクエスト。無数に発生するクエストのバリエーションの1つなのですが、冒頭で紹介したドラマを地で行くような感覚で、街の治安に貢献するヒーローの気分を味わうことができます。

 しかも、こうしたサブクエストで犯人を取り押さえることができれば、市民からの評判が高まっていきます。被害者が無傷であればさらに高い評価を獲得でき、そうした積み重ねによって主人公が自警団的な人物として評価されるようになると、街でなんらかの問題を起こしたとしても、警察に通報されにくくなるというメリットも発生するんです。

『ウォッチドッグス』 『ウォッチドッグス』

 このゲームは□ボタンを長押しするだけでさまざまなものをハッキングできるので、移動しながら無駄にハッキングをしてしまうわけですが、そうしているだけで次々とサブクエストが発生することになります。もちろんサブクエストに挑戦するかどうかはプレイヤーしだいですが、本当にたくさんの寄り道が用意されているうえに、クエストの難易度は比較的高め。ヘタに手を出すと本編がまったく進まなくなるので注意が必要です(笑)。

■防犯カメラを駆使したギミックが便利すぎてヤバイ

 個人的に注目したもう1つのポイントは、防犯カメラを使ったギミック。シカゴの街中にはたくさんの防犯カメラが設置されていて、おそらく冒頭で紹介したドラマ同様に、設定的には人々の行動がネットワークによって監視されているのだと思います。

 主人公は、これらの防犯カメラをハッキングして操作することが可能で、この能力はゲーム冒頭からさまざまな局面で活用することになります。防犯カメラのハッキングで便利なところは、カメラに映った先のものもハッキングできるという点。最初は便利すぎて笑ってしまったのですが、要するにカメラに映った別のカメラをハッキングして、さらにそのカメラに映ったカメラもハッキングして……と、どんどん数珠つなぎに遠くの様子を把握することができるのです。

『ウォッチドッグス』 『ウォッチドッグス』

 自分は安全な場所に身を潜めながら、次々とカメラを経由して、見えないところにある装置を解除するといったことも可能です。ある程度、距離の限度はありますが、これが超便利。パズル的な楽しさもあります。カメラに映る警備員が所持する爆薬を起動させて、相手が慌てる姿を安全な場所から見ているとか、悪趣味ですがわりと楽しいです(笑)。

『ウォッチドッグス』

 ちなみに防犯カメラで自分の姿を映してみると、映像にモザイクが入り、個人情報の記録もなしと表示されます。ハッキングで自分の情報を改ざんしているんですね。こうした細かい部分まで丁寧に作り込まれているところが、本作の世界観に厚みが出ている要因なんだと思います。

■オープンワールドで展開するカーアクションにも注目

 最後に、編集部を代表するレースゲーム好きとして、本作のもう1つの魅力をご紹介します。オープンワールドで描かれるシカゴの街は非常に広いので、移動はもっぱらクルマを利用することになると思います。鉄道も利用可能ですが、利便性の面ではクルマやバイクに軍配が上がります。

『ウォッチドッグス』

 クルマはメニューから呼び出すこともできるのですが、車種によっては料金が発生しますし、あるスキルを獲得すればカーセキュリティを難なく解除できるようになるので、誰もが近くに駐車してある(もしくは停車中の)クルマを手軽に利用するようになると思います(笑)。

 一度、人のクルマを拝借することに抵抗がなくなれば、そこから先はさまざまなクルマに乗り放題ですので、ぜひいろいろな車種を乗り比べてみてください。ちなみにカーセキュリティ解除のスキルなしだと窓ガラスを割ることになるので、警察に通報される可能性が高まりますのでオススメはしません。

 さて、本作に登場するクルマの車種は相当な数にのぼるのですが、実は車種によって乗り味や操作感がまったく異なります。たとえばマッスルカーはボディが頑丈なので、追ってくるクルマをテイクダウンするようなクエストでは大活躍します。コーナリングでタイヤが空転して多少もたつくこともありますが、エンジンもパワフルなクルマが多いので、全般的にはオススメの車種です。

 個人的にヒットしたのは、トラックなど大型車の排気ブレーキ音の再現度。あの“プシュッ”という音がものすごくリアルで、思わず声を上げてしまいました。必聴です。性能面では取り回しが困難だし、視点によっては前方が見にくいので、乗用車としてはオススメしませんが。

 『ウォッチドッグス』は、警察の追跡からクルマで逃れるクエストも多数発生するので、その手のゲームがお好きな方にもオススメできるゲームですね。

『ウォッチドッグス』 『ウォッチドッグス』

(C)2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Watch Dogs, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.

データ

▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:8,400円+税

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▼『ウォッチドッグス(ダウンロード版)』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■配信日:2014年6月26日
■価格:7,500円+税
▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS3
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:7,400円+税

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▼『ウォッチドッグス(ダウンロード版)』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS3
■ジャンル:アクション
■配信日:2014年6月26日
■価格:6,600円+税
▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:Wii U
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年12月4日
■希望小売価格:7,400円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:Xbox One
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年9月4日
■希望小売価格:8,400円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:7,400円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『ウォッチドッグス デラックス版』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PS4/PS3(ダウンロード専用)
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:9,000円+税
▼『ウォッチドッグス』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PC(ダウンロード専用)
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:6,600円+税
 
■『ウォッチドッグス』の購入はこちら
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▼『ウォッチドッグス デラックス版』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PC(ダウンロード専用)
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年6月26日
■希望小売価格:9,000円+税
 
■『ウォッチドッグス デラックス版』の購入はこちら
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