2014年7月8日(火)
スクウェア・エニックスから発売される3DS用ソフト『FINAL FANTASY EXPLORERS(ファイナルファンタジー エクスプローラーズ)』。本作について、電撃オンラインの編集者とライターによる座談会をお届けします。
『FF』シリーズといえばRPGというイメージがありますが、本作は最大4人でのマルチプレイが可能なアクションRPG。とはいえ、クリスタルとそれを守る召喚獣や、多数のジョブによるパーティプレイなど“『FF』らしさ”が随所に散りばめられているとのこと。
まだ情報が少ないのですが、それでこそ妄想は膨らむというもの! 4人の『FF』好きが、本作への展望や要望などを勝手気ままに語りまくります!
・そみん:ファミコン版『FF2』以来、ほぼすべてのシリーズ作品をリアルタイムでプレイしてきたおっさんゲーマー。特に『FF3』から『FF6』は学校で友だちと情報交換しながら遊んでいた世代。
・ごえモン:初めてプレイした『FF』は『1』。その後、『FF2』のドラマチックな展開に心打たれて『FF』ファンに。初めてクリアしたRPG が『FF3』であり、マイフェイバリット『FF』でもある。が、“ムンバが仲間になる”、というネットのデマに踊らされて10周以上した 『FF8』も好き。というかスコールが大好き。
・えまぬえる:MMORPGの『FF11』にハマりすぎて、「このゲームをプレイしてご飯が食べたい!」という理由から仕事を辞めてゲームライターになったというダメな人。『FF』シリーズはほぼ全部プレイしてきたが、なかでもフェイバリットは『5』で、1年に1度プレイしなおしているほど。リアルでもハーレムパーティ組みたい!
・YU:座談会唯一の女性ライター。プレイしたことがあるタイトルは『1』『3』『6』『7』『11』『13』『14』。『ディシディアFF』や『シアトリズムFF』をプレイしているため、各作品に登場するキャラやあらすじは知っています。一番プレイしたのは『11』で、ライターとなるキッカケとなった作品でもあります!
そみん:まずは本作のジャンルについて話しましょう。『FF』で4人同時プレイが可能なアクションRPGと聞いて、どう思われましたか?
えまぬえる:やっぱり、まっさきに思いつくのが『FFクリスタルクロニクル』シリーズですかね。
ごえモン:あったあった! タイミングを合わせて合体魔法(マジックパイル)ができましたよね。最近で言ったら『FF零式』もアクション要素が強い作品でしたが。
そみん:自分が真っ先に思い浮かんだのは『ディシディアFF』シリーズです。どちらかというとRPGより対戦アクション寄りですけどね。
ごえモン:余談ですが、DS『ブラッド オブ バハムート』では『FF』シリーズの召喚獣と戦えましたね。まあ、『FFEX』とは明らかにゲーム性が違いますが。
えまぬえる:4人同時プレイとなると、最近の流行でいったらハンティングアクション、いわゆる“狩りゲー”的なものが想像できますよね。
そみん:ただ、メーカーさんとの打ち合わせで聞いた感じだと、『FF11』や『FF14』とかに近い印象を受けました。ガチのアクションとはちょっと違うかも。
YU:写真がまだ少ないこともあって、バトルシステムの想像がつかないです……。
えまぬえる:開発者のコメントでは、最大8つのアビリティを各ボタンに割り振って、それを使用して戦うみたいですね。
ごえモン:そういう意味で考えると、本作はありそうでなかった『FF』作品になるのかも。
YU:スクウェア・エニックスさんのアクション性が高いRPGだと、『聖剣伝説』シリーズや『キングダム ハーツ』シリーズ、『すばらしきこのせかい』なんかも思い浮かびますね。たぶん、ガチのアクションというよりも、アクション性も加えられたバトルシステムという感じになるんじゃないかと。
そみん:どうでもいいけど、“エクスプローラーズ”でマルチプレイと聞いてPCエンジンの『ダンジョンエクスプローラー』を思い出しちゃいました。って、年齢がばれますな……。
そみん:続いてシステム周りについての話題を。今のところ“『FF』シリーズらしさ”、“マルチプレイ”、“アクションRPG”というキーワードがあるけど、これにどんなシステムがあったらおもしそうだと思います?
えまぬえる:それこそ、『FFクリスタルクロニクル』でもあった合体魔法ですかね。他のプレイヤーと息を合わせる意味も出てきますから。開発者のコメントではアビリティを使った連携である“共鳴システム”というのがあるみたいですが……。
YU:連携っていうと、『FF11』にあった特定のWS(ウェポンスキル)を順番に決めていく“技連携”や、その連携のエフェクトに合わせて魔法を唱えることで威力が高くなる“マジックバースト”なんてシステムがありましたけど、ああいう感じになるのかな?
ごえモン:MMORPG的な要素はたしかにありそうだよね。公式の資料にも“敵の注意をこちらに向けさせることがナイトの基本的な役割”と書かれているし、『FF14』のようにTank(盾役)、DPS(アタッカー役)、Healer(回復役)みたいに役割(ロール)が分かれるんだろうね。
そみん:そういった、ロールを分担して挑まないと倒せないような強力なボスがいて、それが本作の召喚獣になるのでしょう。でも、召喚獣以外にもボスキャラクターはいるのかな?
ごえモン:召喚獣たちを裏で操る強大な敵が……。なんていう存在がいてもおもしろそうだけど(笑)。召喚獣=倒すべき敵、とはあまり思えないし。あとは、ボスとして登場する召喚獣を、自分たちで使えるのかも気になるね。
えまぬえる:開発者のコメントによると、召喚ではなく別の形で力が借りられるらしいですね。となると、『FF6』の魔石みたいにプレイヤーの成長に組み込まれるのかも……。
YU:オンライン対応のマルチプレイのアクションとなると、やっぱりドロップアイテムも重要になりますよね。召喚獣を倒した素材を使う装備品があるとおもしろそうです。
ごえモン:先日の記事ではイフリートしか発表されていないけど、例えば他に氷属性のシヴァがいて、イフリートの素材を使った装備があると楽に倒せたり、『ロックマン』みたいに攻略順が自由だったり……とか!
えまぬえる:他にも、『FF3』のオニオン装備をはじめ、シリーズでは敵がまれにしかドロップしないレアアイテム集めもやり込み要素としてあげられますね。そういったレア装備を自慢しあうのが、ある意味オンラインプレイの醍醐味だったりします。
そみん:公式Twitterによると、装備品を変えると外見も変わるとのことなので、召喚獣の装備は高確率でありそうな気がします。
ごえモン:オンラインマルチプレイ対応といっても、ある程度はソロでもプレイしたいところだなぁ。でも、白魔道士がソロでイフリートを討伐! ……っていうビジョンは想像しにくいし、やっぱり仲間はいないとね(笑)。
そみん:開発者のコメントによると、どうやらモンスターを仲間にして戦えるらしいので、1人でじっくり遊ぶこともできるみたいですね。モンスターは2体まで連れていけるようで、自分+友だち+モンスター2体なんてパーティ編成もできるそうです。
YU:他には、ジョブチェンジシステムが気になりますね。開発者のコメントによると、約20種類のジョブを自由に変えられるとのことですが、アビリティの組み合わせによって、“武器で戦う白魔道士”や“回復魔法も使えるナイト”とかもできるみたいですね。
えまぬえる:かなり自由度が高そうなので、1人で遊んだからと言って“詰む”ことがなさそうですね。ちょっと安心。
YU:あと、『FF1』みたいに黒魔術士が黒魔道士になるといった上位ジョブへのクラスチェンジはあるのかなぁ。『FF11』や『FF14』みたいにMMORPGでは常識的な概念だけど、意外と『FF』シリーズでは少ない気が。
えまぬえる:そういった上位職があるなら、『FF14』のようにある程度さまざまなクラスのレベルを上げる必要があるんじゃないでしょうか。そういう条件をクリアしていくのも楽しそうですね。
ごえモン:街にある大きなクリスタルが怪しいよね。『FF』のジョブチェンジ=クリスタルっていうイメージがあるし、あそこでジョブチェンジするのかも。……ヤバイ、これって正解なんじゃね(笑)。
えまぬえる:いや、そう思わせておいてミスリードかも。『FF14』では他の街に瞬時に移動できる手段としてクリスタルが登場しましたから、実はイロイロな利用方法があるのかもしれませんよ?
ごえモン:うーん、飛空艇という移動手段もあるからどうなんでしょうねぇ。逆に飛空艇でしか移動できない場所とかがあるのかな?
そみん:そういえば、本作の舞台となるリベルタスは“地殻変動でできた島”という設定だけど、飛空艇で他の島とか大陸には行かないのかな。
えまぬえる:……実は『FF3』みたいにリベルタスは浮遊大陸で、その下にはもっと広い世界が存在するとか!
YU:妄想のストーリーがどんどん膨らんでるなぁ(笑)。でも、『FF』シリーズといえば重厚なストーリーも魅力ですよね。今回はどうなんでしょう?
えまぬえる:メインクエストの概念があるみたいだから、主軸となる物語が1つあって、そこからサブクエストが発生していく形になるのかもね。
YU:あとはプレイヤーキャラクター以外のNPCの存在ですよね。それがどれだけお話に絡み合ってくるかが気になるところ。
そみん:そういったNPCが仲間にできて、1人プレイでもパーティが組めるのであればうれしいんですが。
ごえモン:なにしろ『FF』シリーズですから、なんらかのストーリーがあると期待しておきましょう。
そみん:さて、他に何か気になるシステムはありますか?
えまぬえる:先ほど連携の話がチラっと出ましたが、他のプレイヤーとのコミュニケーション手段があるのかってところですよね。
YU:チャット機能やアイコンを使ったシンボルチャットみたいなものがあると便利なんだけど。たぶん、ありますよね?
えまぬえる:作戦を立てなくても勝てるくらいだとヌルイし、かといって他のプレイヤーと親密に連携をとらないと勝てないような難易度だとキツイし。コミュニケーション部分を含めたゲーム全体の難易度が気になります。
YU:3DSは下画面のタッチ操作でいろいろできるから、そこでのチャットや便利機能に期待したいですね。
そみん:これは個人的な妄想だけど、コマンド入力で歴代の必殺技を再現できると楽しいかも。
ごえモン:“超究武神覇斬”をコマンドで再現ってことか。……あれ、それってなんて『エアガイツ』?(笑)
YU:あとは、人とプレイするゲームなら装備の見た目にもこだわれるとうれしいですね。導師の特徴的な猫耳フードもそうですけど、例えばクラウドが持っていたザックスの大剣(バスターソード)とか、セフィロスが持っていためちゃくちゃ刀身が長い正宗みたいな、パッと見のインパクトがある装備なんかが欲しいなぁ。
えまぬえる:エクスカリバーとかラグナロク、アルテマウェポンみたいな、わかりやすい最強装備があるとうれしいですね。
そみん:続いては武器の話題へ。参考用として、過去作に登場した主な武器を表にしてみました。あくまで“主な武器”なので、抜けてたらごめんなさい!
※★=登場決定、◎=本命、○=対抗、△=大穴
武器 |
そ |
ご |
え |
Y |
備考 |
素手・クロー |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】モンクなどが装備する武器。イラストを見る限り、『FFEX』でも登場する模様。●炎の爪、カイザーナックル、タイガーファング |
ヌンチャク |
― |
― |
― |
― |
主にモンクが装備する武器で、『FF8』のセルフィも使っていた。●テツヌンチャク、ゆめかまぼろしか |
短剣・ナイフ |
― |
○ |
△ |
○ |
主にシーフなどが装備する武器。●チキンナイフ、アサシンダガー、バリアントナイフ |
剣 |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】幅広い職業が装備する武器。ナイトのイラストを見る限り、『FFEX』でも登場する模様。ただ、剣といっても片手剣や両手剣、大剣など、カテゴリが分かれている可能性がある。●ブラッドソード、エクスカリバー、ラグナロク |
暗黒剣 |
― |
― |
― |
― |
魔剣士などが装備する武器。『FF3』では、暗黒剣以外で攻撃すると分裂するやっかいな敵が存在した。●菊一文字、虎鉄 |
ガンブレード |
△ |
△ |
― |
― |
『FF8』のスコールやサイファーが使う武器。剣の束の部分に銃が備わっている特殊な武器。 |
盾 |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】ナイトのイラストを見る限り、『FFEX』でも登場する模様。●イージスの盾、源氏の盾、クリスタルの盾 |
槍 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
竜騎士などが装備する武器。●ホーリーランス、グングニル、飛竜の槍 |
刀 |
― |
△ |
◎ |
○ |
侍などが装備する武器。『FF6』のカイエンの武器という印象も強い。●佐助の刀、正宗、天叢雲、陸奥守 |
斧 |
○ |
○ |
○ |
○ |
バイキングなどが装備する武器。『FF2』のガイの武器という印象も強い。●オーガキラー、ポイズンアクス、ルーンアクス |
ハンマー |
― |
― |
― |
― |
『FF4』のシドの武器という印象が強いが、実は『FF1』では白魔道士が装備できたことも知られている。●トールハンマー、大地のハンマー |
弓矢 |
◎ |
○ |
○ |
◎ |
後列からも攻撃できる遠距離用の武器として知られる。●与一の弓、アルテミスの弓 |
投擲武器 |
○ |
― |
― |
― |
主に忍者が装備する武器で、投げて使うもの。●円月輪、ライジングサン |
杖・ロッド |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】黒魔道士や白魔道士などが装備する武器。黒魔道士や白魔道士のイラストを見る限り、『FFEX』でも登場する模様。●癒しの杖、賢者の杖、星屑のロッド、ウィザードロッド |
ムチ |
○ |
― |
― |
― |
隊列を無視して攻撃できる武器として登場することが多い。●竜の髭、ミスティビュート、ファイアビュート |
本 |
― |
△ |
△ |
△ |
主に学者が装備する武器。魔法書のように読み上げるわけではなく、本を振り上げて物理で殴るイメージ。●炎の本、氷の辞典 |
鐘 |
△ |
― |
― |
― |
主に風水士が装備する武器。●ギヤマンの鐘、大地のベル、ティンカーベル |
竪琴 |
― |
― |
△ |
― |
主に吟遊詩人が装備する武器。『FF4』のギルバードが装備している印象も強い。●ラミアの竪琴、アポロンのハープ |
銃 |
― |
◎ |
○ |
△ |
『FF7』以降のシリーズ作品で登場機会が増えた、近代的な武器。『FF7』のヴィンセントや『FF8』のアーヴァイン、『FF10-2』のユウナ(ガンナー)の印象が強い。 |
カード |
― |
― |
― |
― |
敵に投げつけて攻撃する武器。『FF6』のセッツァーの他、『FF零式』のエースも使用している。●死神のカード、マスターカード、花札、最後の切り札 |
動物・犬 |
△ |
― |
― |
― |
厳密には武器ではないが、『FF5』の狩人が習得するアビリティ“どうぶつ”や、『FF6』のシャドウにつき従う犬のインターセプターなど、動物を使って戦うシーンも存在した。 |
ごえモン:剣や槍のような見慣れた武器の他に、ガンブレードやカード、動物みたいに明らかにネタに走っているものもありますね(笑)。
えまぬえる:『FF3』で学者が装備できた本もあります。物理攻撃に本を使うというのはかなり強烈なんで個人的には欲しいですけど。
ごえモン:そういえば、『FF2』では本が装備できるウラワザがありましたね。しかも反則級のダメージをたたき出すという。
そみん:まぁ、自分が出て欲しいなって思うものをリストアップしましたが、さすがに全部登場するとは思ってませんよ。
ごえモン:自分は、『FF5』に登場した封印城クーガーの“封印されし12の装備”はあるのかなと思って、そのへんに登場したものを基本に票を入れました。
・エクスカリバー(騎士剣) ・アサシンダガー(短剣)
・さすけのかたな(忍者刀) ・ホーリーランス(槍)
・まさむね(刀) ・ルーンアクス(斧)
・よいちのゆみ(弓矢) ・ウィザードロッド(ロッド)
・けんじゃのつえ(杖) ・ファイアビュート(ムチ)
・だいちのベル(鐘) ・アポロンのハープ(竪琴)
そみん:うーん。仮に本作がハンティングアクション的なものになるとすると、12種類も武器があると使い分けが大変になりそうな予感がしますが。
えまぬえる:例えば、モンクだったらクローとヌンチャクだけだったり、ある程度はジョブごとに使える武器種が制限されるでしょうね。
YU:システム的に溜め攻撃があれば、ハンマーが登場しそうな気がします(笑)。
そみん:しかし、気持ちのいいくらい槍は全員一致してますね(笑)。
えまぬえる:そりゃそうですよ! 開発者のコメントによると竜騎士も登場するとのことですから。
ごえモン:そもそも槍って、RPGではオーソドックスな武器種ですからね。ないとおかしいくらい。
YU:私は、魔法による遠隔攻撃があるなら物理にもあってほしいというところで、弓矢は登場するかなって思いました。銃もあるのですが、本作がシリーズ初期のファンタジー色が強い作品に見えたこともあって、近代兵器である銃はでないのかなーと……。
そみん:たしかにビジュアルから見ると『FF6』より前、『FF3』に近い印象を受けますからね。
ごえモン:自分はアーヴァインが好きっていう理由で、どちらかといったら銃のほうが使いたいです(笑)。
えまぬえる:『FF11』や『FF12』では銃も弓矢も使えたので、ひょっとするとどっちもあるかもしれませんね。
そみん:他にもリストを見ていると、刀に票を入れている人も多いです。
YU:『FF』ってファンタジーですけど“和”ジョブがいるのも1つの特徴ですし。
えまぬえる:自分も同じ理由です。忍者か侍が登場するかなって思ったら、どっちかは欲しいなって思いました(笑)。
そみん:吟遊詩人も登場するということなので、竪琴もリストにいれましたけど、実際これらの装備をアクションRPGのシステムとして落とし込めるかは考えていません(笑)。
YU:音波攻撃的なものか、物理攻撃なのかもわかりませんからね……(笑)。
えまぬえる:『FF11』の吟遊詩人みたいに、パーティの能力を底上げする能力があるとおもしろそうですけど。そういう場合、ソロプレイは辛いですからね。
ごえモン:そういえば打楽器ってないよね。そろそろ太鼓みたいな武器があってもおもしろいかも……?(笑)
そみん:某ヒーローみたいに、バチで大型のモンスターを叩いて音波攻撃をするってのも新しいですね!
えまぬえる:アイテムとして“大地のドラム”はメジャーですし、もしかしたら……!?
YU:……話がそれてきてますよ(笑)。あとは、アクションと考えた時に、剣より身軽に動ける短剣が欲しいなって思いました。
ごえモン:RPGでは差が出にくいけど、アクションであれば他の武器より振る速度が早くて、敵を翻弄する動きができそうだね。
そみん:歴代シリーズの便利品の中には“盗賊のナイフ”(主に通常攻撃時に敵からアイテムを盗む“ぶんどる”が発動する武器。『FF11』では、アイテムドロップ率を上げる“トレジャーハンター”の効果を上げる性能を持つ)もあったし、短剣系は可能性が高そうですな。
YU:『FF11』ではアイテムドロップに密接に関係していましたからね。あると便利なんじゃないかなーと。
えまぬえる:ただ、あまり重要なファクターになりすぎると“盗賊のナイフ”を装備していないとパーティを組めないってことにもなりかねないし、難しいところだよね。
ごえモン:暗黒剣やガンブレードは、武器のカテゴリというよりは剣という武器種のうちの1つとして登場してほしいなぁ。
えまぬえる:『FF3』の暗黒剣は、分裂する敵に対して有効でしたよね。そういう風にアビリティ封じとかで使い分けられたら楽しそうですね。
そみん:次の表は、シリーズを代表する主な要素をまとめたものになります。
※★=登場決定、◎=本命、○=対抗、△=大穴
シリーズおなじみの要素 |
そ |
ご |
え |
Y |
備考 |
クリスタル(FF1など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】シリーズ初期は地水火風のクリスタルを主軸とする物語が展開した。『FFEX』では特殊なエネルギーとしての登場が決定している。 |
ジョブ(FF1など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】職業のこと。『FFEX』でもナイト、モンク、白魔道士、黒魔道士のジョブが登場することが決定している。 |
クラスチェンジ(FF1など) |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
戦士からナイトなど、上位職へパワーアップすること。 |
飛空艇(FF1など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】空を飛ぶ乗り物。詳細は不明だが、『FFEX』でも登場することが決定している。 |
カオス(FF1など) |
○ |
△ |
― |
― |
クリスタルを守る強敵のこと。土のリッチ、火のマリリス、水のクラーケン、風のティアマットなどが有名。 |
プレリュード(FF1など) |
― |
◎ |
◎ |
○ |
主にオープニングで使われる、おなじみの曲。言葉で示すと“タラララララララララ、ラララララララララ”みたいな感じ(諸説あり)。 |
ファンファーレ(FF1など) |
○ |
△ |
○ |
○ |
バトル勝利後に流れる、おなじみの曲。言葉で示すと“パパパパー、パーパー、パッパパー”みたいな感じ(諸説あり)。 |
シド(FF2など) |
― |
― |
― |
○ |
飛空艇とセットで登場することが多かった人物。基本的には主人公サイドだが、時には敵として登場することもあった。 |
パーティアタック(FF2など) |
― |
― |
― |
― |
『FF2』ではダメージを受けると最大HPが上がるという成長システムだったため、パーティアタックをすることが流行っていた。 |
ワードメモリーシステム(FF2など) |
― |
― |
△ |
― |
キーワードを記憶して、その話題について相手に尋ねることができるアドベンチャーゲームのようなシステム。“のばら”や“エクメトテロエス”が有名。 |
仲間が死ぬ(FF2など) |
― |
― |
― |
― |
ヨーゼフやリチャードなど、仲間になったキャラクターが死ぬという劇的な展開は、当時のゲーム好きに大きな衝撃を与えた。 |
チョコボ(FF2など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】足が速い黄色い鳥。のちには空を飛べる黒チョコボ、陸海空のあらゆるところを移動できる海チョコボなど、さまざまなチョコボが登場した。『FFEX』では乗り物としてではなく、敵として登場するが、モンスターを仲間にする要素が存在するらしい。 |
ジョブチェンジ(FF3など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】ジョブを変えられるシステム。初出となるファミコン版『FF3』ではCP(キャパシティポイント)が必要だったが、多くの作品では特に制限なく、プレイヤーが自由にジョブを変更できる。 |
アビリティ(FF3など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】ジョブ特有の特殊な能力のこと。ジョブチェンジに加えて、アビリティをセットできることで、『FF』シリーズならではの自由度が高いキャラクターカスタマイズが実現された。『FFEX』においても、ナイトが“ランパート”や“ディフレクト”などのアビリティを使えるとのことで、なんらかの形でジョブ固有のアビリティが存在するのは間違いない。 |
召喚獣(FF3など) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定】召喚魔法で召喚できる強大な存在。『FF6』では幻獣と呼ばれていた。『FFEX』ではプレイヤーの前に立ちはだかる、強大なボス敵のポジションになる。 |
モーグリ(FF3など) |
― |
― |
○ |
◎ |
背中に翼が生えた白い生き物で、鳴き声は“クポー”。初出は『FF3』のドーガとウネの館。 |
ATB(FF4など) |
― |
― |
― |
― |
アクティブタイムバトルのこと。従来のターン制ではなく、リアルタイムでたまっていくATBゲージがたまったキャラから行動できるという、半リアルタイムのバトルシステム。 |
トンベリ(FF4など) |
― |
― |
△ |
△ |
フードをかぶった緑色の生き物。ほうちょうを持って近づいてくることで知られる。 |
開発室(FF4など) |
△ |
― |
― |
― |
『FF4』のドワーフの城の隠し通路の先にある不思議な場所。“ときた たかし”といった開発スタッフと遭遇できる。 |
ギルガメッシュ(FF5など) |
○ |
○ |
△ |
△ |
『FF5』が初出の人気キャラ。敵として登場したが最後は主人公たちと和解する、テーマ曲ともいえる“ビッグブリッヂの死闘”が大人気、エクスカリバーの偽物であるエクスカリパ(ぱ)ーを使うドジな一面を持つなど、とにかくエピソードが多い。 |
トランス(FF6など) |
― |
○ |
― |
○ |
体が発光してパワーアップする特殊能力。初出は『FF6』のティナで、のちに『FF9』や『FF零式』でも登場した。 |
ビッグス&ウェッジ(FF6など) |
△ |
○ |
△ |
△ |
『FF6』の冒頭で登場し、ティナとともにユミール(かたつむりのようなボス)と戦ったのち、ティナと幻獣の共鳴によって消えてしまった2人の兵士のこと。のちにさまざまな『FF』シリーズでちょい役として登場した。 |
魔石(FF6) |
○ |
○ |
○ |
△ |
幻獣が死ぬ際に残す力の結晶のようなもの。ゲームシステム的には、魔石を装備して戦うことで魔法やアビリティを習得できる、レベルアップ時のステータス成長にボーナスが付くといったメリットがあった。 |
サボテンダー(FF6など) |
― |
― |
― |
△ |
サボテンの姿をした敵。“はりせんぼん”(固定で1,000ダメージを与える)という攻撃を使うことが多い。 |
マテリア(FF7など) |
◎ |
△ |
― |
○ |
魔晄の結晶で、ゲームシステム的には魔石のようにアビリティ習得などにかかわるもの。装備品に開いたスロットにマテリアを装着することで、さまざまなメリットを得ることができる。 |
ジャンクション(FF8) |
― |
△ |
― |
― |
魔法や召喚獣(ガーディアンフォース)を装備品のようにジャンクション(接続)するシステム。なお、『FF8』における魔法はMPではなく、アイテムのように個数で管理される形で、敵からドローすることができた。 |
リミット技(FF7) |
― |
― |
△ |
△ |
バトルで溜めたリミットゲージを消費して放つ必殺技。クラウドの“超究武神覇斬”やティファの“ファイナルヘヴン”はあまりにも有名。 |
CTB(FF10) |
― |
― |
― |
― |
カウントタイムバトルのこと。素早さなどに応じて行動順が決まるシステムで、特定の攻撃で敵の行動順番を遅らせることが重要となる戦術性が高いバトルシステムだった。 |
オーバードライブ(FF10など) |
― |
△ |
― |
― |
大ダメージを受けた時や瀕死の時など、特定の状況下でのみ使える強力な特殊技。いわゆる、格闘ゲームの超必殺技のようなもの。 |
スフィア盤(FF10) |
― |
― |
― |
― |
キャラクターを成長させるシステム。ボードの配置されたスフィアを発動させていくことで、アビリティを習得したり、ステータスが強化されたりしていく。 |
リンクシェル(FF11) |
○ |
― |
○ |
○ |
チャット用のシステムで、リンクシェルの開封者のみがチャット用アイテム(リンクパール)の複製や権限の管理ができるため、チームのリーダーなどが開封者となることが多い。 |
技連携(FF11) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】ウェポンスキルを順番に繰り出すことで、溶解・硬化・切断・振動・貫通・衝撃・炸裂・収縮など、さまざまな追加効果を得られるシステム。詳細は不明だが、『FFEX』には“共鳴システム”と呼ばれる連携の要素があるとのこと。 |
ADB(FF12) |
― |
○ |
― |
― |
アクティブディメンションバトルのこと。移動もバトルも同じフィールドで行い、リアルタイムでバトルが進行する形となっており、MMORPGのシステムに近い。 |
ガンビット(FF12) |
△ |
― |
○ |
― |
対象となる条件や動作を組み合わせることで、仲間のバトル時の行動パターンを設定するシステム。プログラムでいうスクリプト作業に近く、AIよりもプレイヤーの意思を反映した設定を作りやすい特殊なシステム。 |
ミストナック(FF12) |
◎ |
― |
― |
― |
ミストカートリッジを使って発動する必殺技。別のミストナックに連携する際にルーレットが周り、使用回数が増えることもあるので、運がよいと何度もミストナックを発動して優位に立ち回れる。 |
ドライビングモード(FF13) |
△ |
― |
― |
― |
召喚獣が馬や車に変形し、召喚者を乗せて戦うモード。去り際にフィニッシュ技を発動する。 |
ロール(FF13) |
― |
― |
― |
― |
ジョブのようなもの。アタッカー、ブラスター、ディフェンダー、ヒーラー、エンハンサー、ジャマーの6種類が存在。 |
オプティマ(FF13) |
― |
― |
― |
― |
パーティメンバーのロールを設定しておき、一括で変更するシステム。いわゆる“作戦変更”に近いイメージ。 |
クリスタリウム(FF13) |
― |
― |
― |
― |
バトルで獲得できるCP(クリスタルポイント)を消費してライン上を進んでいく成長システム。『FF10』のスフィア盤に近いが、よりキャラクターごとの特徴が際立つ形となっている。 |
召喚レイド(FF13-2) |
★ |
★ |
★ |
★ |
【登場決定?】モンスターを倒してクリスタルを手に入れると、そのモンスターを仲間にできるシステム。詳細は不明だが、『FFEX』にもモンスターを仲間にして育成できるシステムが用意されている模様。 |
アーマリー(FF14) |
△ |
― |
― |
― |
武器を変えるだけでクラスを変更できるシステム。クラスごとに習得できる技能は、制限付きで他のクラスでも利用できる形となっている。 |
合体魔法(FFCC) |
― |
― |
― |
○ |
マジックパイルと呼ばれるシステムで、複数のプレイヤーがタイミングを合わせて魔法を使うことで、より強力な魔法を使用できる。 |
そみん:一番票が集まったのはクラスチェンジシステムですね。みんな、予想がガチすぎる(笑)。
ごえモン:上級職って憧れじゃないですか。例えば、クリスタルを集めてジョブチェンジできるようになって、そのレベルをある程度上げていくと上級職になれるような仕組みがあることを望んでます。
えまぬえる:自分たちの成長の指針になるという意味でも、あったらおもしろそうですよね。
そみん:ふむふむ、プレリュードやファンファーレにも多く票が集まってますね。
YU:やっぱり『FF』シリーズを思い浮かべると、まっさきにプレリュードのメロディが再生されますよね。
えまぬえる:代表曲としてはファンファーレも外せないですよね。自分も着メロに使っているほど大好きですから(笑)。
YU:ただ、ゲーム画面を見ると、広大なフィールドの各所に敵がいるようなので、戦闘終了時にかかるものではなくてクエスト成功時とかレベルアップみたいに重要な局面でかかる曲になるんじゃないでしょうか。
ごえモン:魔石、マテリアシステムもそこそこ票が入っていますね。
そみん:やっぱり、育成・強化のシステムと相性がいい魔石とマテリアは登場する確率が高いんじゃないかと。
YU:武器に魔石やマテリアを装着したら属性が付加される、とかあったら楽しそうですよね。
ごえモン:なんとなく、人と召喚獣の対立というテーマを考えると『FF6』を思い出すので、個人的には魔石システムがあるとうれしいなと……。単純に『FF6』が好きだからっていうのもありますけど(笑)。
あとは個人的に『FF8』が好きなので、キャラクター強化システムにジャンクションがあってほしいなって思います。
そみん:鉱石の発掘みたいな感じで、ドローポイントから魔法や素材をドローするシステムがあったら、なつかしいかも。天国に一番近い島とかでひたすらドローしまくったし(笑)。
えまぬえる:魔石にしろ、マテリアにしろ、ジャンクションにしろ、プレイヤーそれぞれで違う成長曲線になってくれるようなシステムだと、個人差が出て楽しいと思います。
そみん:まぁ、成長が経験値によるものかアビリティによるものなのかも、まだわかっていませんからね。
YU:戦闘面でいうと、トランスみたいにプレイヤーの能力を一時的に高めるシステムがあると、バトルにメリハリが出そうな気がします。
えまぬえる:そういう意味では、『FF7』のリミット技も捨てがたいですよね。こちらはわりと必殺技というイメージなので、トランスとは毛色が多少違いますが。
そみん:どっちにしても不利な戦況をひっくりかえせるくらいの大技があると爽快感が出て楽しそう。
ごえモン:ギルガメッシュとビッグス&ウェッジにも、票が集まっていますね。
えまぬえる:最新作の『FF14』ではどちらも登場してますからね。ギルガメッシュさんにおかれましては、ぜひ名曲『ビッグブリッヂの死闘』とともに登場していただきたく思っております!
そみん:そういう意味では、彼らはいなくてはならないマスコット的なキャラクターなのかもしれませんね(笑)。
YU:マスコットキャラクターだったらモーグリもいますよ! 作品によってプレイヤーの手助けをしてくれたり、パーティメンバーだったりもしましたね。カリカリクポー(笑)。
えまぬえる:前回の記事のゲーム画面でも、モーグリを模したテントのような建物が見受けられました。本作では、補助的な役割でいるんじゃないかなって予想しています。
ごえモン:『FF9』では手紙交換をしてくれましたよね。本作では通信機能関係で登場するかも!?
そみん:モグネットとかもありましたねぇ。すれちがい通信を使った何かしらの仕掛けがあってもおもしろそうですな。
えまぬえる:マスコットキャラクターでいうとチョコボもいますね。ただ開発者のコメントによると、今回はモンスターとして登場するらしく、乗ったりすることはできないようですが。とはいえ、仲間にはできるみたいですけどね。
YU:“島のさまざまなエリアが地続きで歩き回れる”というコメントもあって、フィールドもかなり広大そうですね……。そんなに広いなら乗り物に乗って駆け巡ってみたいけどなぁ。
そみん:乗り物といったら、大穴で『FF13』のドライビングモードがひょっとしたら……。
えまぬえる:倒したイフリートをドライビングモードで乗り物にするってことですか? ……なんか想像しにくいですな(笑)。
YU:マスコットキャラクターとはちょっと違いますけど、“『FF』らしさ”でいうとシリーズ常連のシドさんはいてほしいですね。飛空艇があるなら、たぶん出るんじゃないかなって。
そみん:シドもイロイロなパターンがあるからなぁ。NPCだったり、パーティメンバーだったり、ボスキャラとしても登場したし。本作で出演するとしたらどんな形なのかが気になりますね。
ごえモン:シドもそうだけど、クラウドとかスコールみたいに歴代のキャラクターが登場! しかも仲間にできる! とかあったらファンは喜びそうですね。それこそ武器やリミット技を伝授してくれるっていうのがあっても楽しそう。
そみん:あとは、リンクシェルによるプレイヤー同士のコミュニケーション手段があるとおもしろいかもしれませんね。
YU:リンクシェルがあれば、よくプレイする仲間同士でチームみたいなものを作って情報交換とかできそうですからね。
えまぬえる:他にも、仲間にしたモンスターの育成要素があるみたいなので、『FF12』のガンビットみたいに、細かな制御ができると楽しそうですが。
ごえモン:『FF12』はガンビットをうまく設定すれば手放しプレイも可能だったしね。……まさかプレイヤーが何も操作しなくてもクリアできるアクションRPGになるのか?(笑)
えまぬえる:そこまでは難しいとおもいますが(笑)。ただ、何かしらの指示・指令を送って擬似マルチプレイができるなら、きっとおもしろいはず!
そみん:では、今回はここまで! ジョブについては、また別の機会に語りましょう!
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